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63 マミ達 味わう (1)
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「…したい事……」思わず考えてしまい、ふと、ちょっと震えて、
マミが、一層頬を真紅に染めてしまう。
「…何したいの?、マミちゃん。」と、いたずらっぽく、ほんのり頬を染めて
たずねるフレナに、
マミが、「……ミーユの身体を洗ってみたいな、って……」と。
「……!!!!」ミーユが、限り無く頬を染めたまま、ぴくんと、震える。
6人の全裸の少女達の間に沈黙が流れて、
マリンが、頬を染めて、「…マミさん、なんか地味に変態っぽい事
言ってませんか…!!?」と、特別責めている様子も無く。
「……」フィリスが、別に嫌がっている感じではなく妙に頬を染めて、
フレナが、「…どうせならもっとすごい事してみたらいいのに……」と、
ちょっとつまらなそうに。
思わずあせって、「…その、嫌だったらしないから…!!!!」と、
気まずそうなマミに、
とろけてしまった様な真紅の頬で、
ミーユが、「…マミ様にわたしの身体洗って頂けたら…、幸せです……」と、
ほのかに、なまめかしく、裸身をよじる。
少し勢いの良いシャワーぐらいの感覚できれいな水が降ってくる
小さな滝の下で、マミが、「…いくらなんでも、野外で昼間から
快感に身をゆだねるっていうのは問題あり過ぎる気がするし…、
意識的に波動を抑えるようにしよっか。波動制御の訓練兼ねて。」と、
真紅の頬のままで、心持ち声音を震わせて、
背後から、ミーユの両肩に、両手で触れる。
(…感じさせてもらえない……)と、ちょっとだけ残念そうに、
真紅に頬を染めたままのミーユが、マミに触れられて、
「…!!!!」どうしようもなく、震える。
夜のスキンシップの時の無限を超えた快感に比べると
遥かにおとなしいのではあるけれど、この上なく心地良いマミの波動の
感触が、触れられた両肩から、ミーユの全身に伝わって、
「…ぁう……」思わずミーユが、優美な柔肌をあえかにうねらせてしまう。
マミの手指が、ミーユの、背中へ、乳房の豊満で形良い丸みへ、
大胆に華奢にくびれた優美なウェストの両脇へ、可愛らしいお腹へ、
悩ましい両太股へと、陽光と水滴を交錯させながら、伝っていく。
「……」まだ触れた事の無いミーユの秘めた所には触れずに、
手指で弾いた滝の水のみをあてがって、洗っていく。
「…ぁん……っ……」全身全てにとてつもない心地良さが満ちて、
ミーユが、どうしようもなく身をゆだねてしまって。
「…ぁ…ぁの……」恥ずかしくてどうしようもなくて
限り無く頬を染めているミーユが、マミに、おずおずと。
「…何……?」と、限り無く頬を染めて、なんだかたじろぐマミに、
ミーユが、「…わたしも…、その……、マミ様の身体を
洗ってみたいんです……。…だめですか……?」と、
瞳の端にわずかに涙をにじませて。
「…お願いしても…、いいかな……?」と、マミが。
マミがミーユの身体を洗う様に、ミーユが、
精一杯心を込めて、この上なく丁寧に、マミの身体を洗っていく。
この上ない心地良さがマミの全身に満ちあふれて、
「……ぁ……」マミも、ほのかに涙を瞳の端ににじませて、
優美な柔肌をあえがせる。
フレナも、マリンも、フィリスも、クレイアまでも、
真紅に頬を染めてしまって、
ミーユとマミの、この上なくエロティックでこの上なく美しくて
この上なく可愛らしい光景に、見入ってしまう。
「…マミちゃん、ミーユ、一生のお願い…!!!」と、真紅の頬のフレナが、
妙に必死な表情で。
「…何…?」と、戸惑うマミに、
「…撮影させて…!!!、絶対に映像流出させないから……!!!」と、
フレナが、勢い込んで。
「……!!!!」マミとミーユが、言葉を失う。
結果として、自然の波動と、滝の水の波動と、戯れ合う、
ミーユの、フレナの、マリンの、フィリスの、クレイアの、マミの、
一糸纏わぬ姿の結構長時間の映像記録が、残ってしまう事になる。
気が付くとお昼頃になっていて、
さすがに裸でい続けるのもどうかと思い6人ともビキニ姿に戻り、
「…お昼はワイルドでいきます…!」と、フィリスが、
ちょっとだけ威勢良く。
何しろ海があり山があり滝があり汽水湖があり、
様々な独特の植物と様々な独特の動物の宝庫である。
エルクヴェリアでは工場廃液もプラスチックごみも魔法科学で処理して
再利用しているので、自然が全く汚染されていない。
たまにゴミを不法投棄する不届き者もいない訳ではないが、
マクガイヤー・インダストリー御自慢のゴミ回収自動ロボットによって
ほぼ100%回収されており、
特にマミ達6人がいるこの孤島などでは、
自然魔法のおかげで雑菌や寄生虫の心配も無く、
とれたての自然の食材が安心して食べられる。
流木を集めて火を焚いて
6人みんなで魚やらエビやらカニやらヤシに似た果実やらフルーツやら
適当に獲ったり採ったりして
すぐに串に刺したり網に乗せたりして焼いてみて
もう食べられると思ったとたんにぱくぱくぱくぱく
6人とも威勢良く食べている。
浮遊岩は自然魔法による次元転移で海水を内部に取り込み、
適度にミネラルを含んだ淡水と自然塩に分離して、
自然塩は岩塩層としてため込み淡水は滝の水として降らせている。
その自然塩を調味に活用し、滝の水を極上の飲み物として活用して、
6人はとびきりの昼食に没頭している。
様々な独特の植物の新芽や実がスパイスとして活用出来るし、
採れたてのレモンに似た果実の果汁が魚やエビやカニに
とてつもなく合うので、さらにおいしく調味が出来たりもしている。
「…とびきりおいしいのは認める。
…けど、もう少し火通した方がいいと思うけど。」と、
カニの甲羅のミソをまぶした身をほんのわずかの欠片も残さず
ひたすら食べ続けながら、少しぼやき気味になっているクレイアに、
エビにかじりついているフレナが、「…こういうのは火を通せば通すほど
パサパサになっちゃうんだから…!」と。
「!!!!?っ、何だこのヤシの実…!!!!?、
肉みたいな味がする……!!!、
しかもむちゃくちゃ美味い……!!!!!」と、
ヤシの果肉のステーキを口にしたマミが、目を丸くして。
自然塩が絶妙に果肉に調和し、
そこに適度に加えた、熟れた実の落ち着いた味のスパイスと
新芽の適度に刺激のある風味のスパイスのハーモニーが、
極上の味わいを醸し出している。
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