9 / 9
第9話 異世界ヤンキーオーク、コンビニを溜まり場にするの巻 ⑥
しおりを挟む
「お兄ちゃーん! なんか外、変な生き物いなかったー?」
バックヤードから、三女のユナ(結奈)が能天気な声を上げて飛び出してきた。
「ハロウィンって7月だっけ~」
ランドセルの肩ベルトを片方にだけ掛け、手にはスマホが握られている。画面には「圏外」の文字。 小学校への登校準備中のようだ。
「ほえぇっぇぇえ!?」
ガラスの境界の向こうを側を視認し、つぶらな目をパチクリさせる。
「ナニこれぇぇぇぇぇ!!ジャングル!? サファリパーク!? ジャン○グリア!? 伝説のマーケターに依頼したのぉ!?」
サイドポニーの茶髪と小麦色の肌、少しギャルが入った、ませガキ小学生だが、さすがに異世界を目の前にして、愕然としている。
当たり前だ、高校生の俺でも腰が砕けた。
「ふわぁっぁ最っ高じゃん~~♪ 映え確定なんですけど!」
――そうでもなかった。
「ユナ(結奈)、状況説明は後だ。とりあえず、リオ(理央)姉さんとサキ(紗季)も呼んできてくれ」
「えー? リオ姉、まだ爆睡してるよ~? サキ(紗季)ちゃんは倉庫で品出し中に寝てるし」
「『コンビニエンスストア・アイザワ』非常事態警報発令っ!! 直ちに総員(かぞく)集合せよ」
オレが緊急事態警報(アイアラート)を発令させる。
「了解っ!!」
ユナがビシッと敬礼し、タタタッと家の中に消える。
シュババババッ!! と一秒もかからずに、うちの義姉妹が忍者の如くオレの後ろに立つ。
オーバーサイズのパジャマを上だけ羽織り、それ以外はパンティ一枚の義姉――愛沢リオ(21歳)。
上は学校指定のジャージ下は今時珍しいブルマを穿いた義妹――愛沢サキ(14歳)
二人とも眠たそうに半目で「強盗か!?」とモップとさすまたで武装している。
「お前ら寝てたから言ってなかったけど――」
すぅーっと息を吸い。
「深夜に店が……店がぁぁぁあ異世界にぃぃぃいい飛んじまったんだよぉっっぉぉおおおおおお!!」
俺の絶叫が店内に響く。
義姉妹たちは一斉に窓の外を見る。
異世界の森はどこまでも続き、遠くにはドラゴンと見たこともない色彩の鳥、そして遠くに見える巨大な城。。
「ここはもう、日本じゃない、驚くのは分かるが、受け入れてくれ……」
ショックでパ二ックを起こさないよう、俺は姉妹を抱きしめようと両手を広げる。
「ふ~んすごいわねぇ、私あと1時間寝るわ」とリオ姉。
「ふむふむ、異世界転移の確率はゼロではないし、そういうこともあるよね」とサキ。
姉妹達は、はしゃぐ小学生以外、シュッと忍者のように消える。
「えっそんなもんなの? 異世界だぞ……ドラゴンとかオークとかいるんだぞ!?」
緊急警報を出したのに、そんな貧素なリアクション……。
俺が恥ずかしいじゃん……。
こうして、愛沢家の、そしてコンビニ「アイザワ」の、異世界に来たというのに、いつも通りの一日が幕を開けた。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
aiがオークがコンビニに来るネタを出したけど、微妙だったので、コンビニにたむろするヤンキーに変えたけど長くなった……(=´ェ`=)
バックヤードから、三女のユナ(結奈)が能天気な声を上げて飛び出してきた。
「ハロウィンって7月だっけ~」
ランドセルの肩ベルトを片方にだけ掛け、手にはスマホが握られている。画面には「圏外」の文字。 小学校への登校準備中のようだ。
「ほえぇっぇぇえ!?」
ガラスの境界の向こうを側を視認し、つぶらな目をパチクリさせる。
「ナニこれぇぇぇぇぇ!!ジャングル!? サファリパーク!? ジャン○グリア!? 伝説のマーケターに依頼したのぉ!?」
サイドポニーの茶髪と小麦色の肌、少しギャルが入った、ませガキ小学生だが、さすがに異世界を目の前にして、愕然としている。
当たり前だ、高校生の俺でも腰が砕けた。
「ふわぁっぁ最っ高じゃん~~♪ 映え確定なんですけど!」
――そうでもなかった。
「ユナ(結奈)、状況説明は後だ。とりあえず、リオ(理央)姉さんとサキ(紗季)も呼んできてくれ」
「えー? リオ姉、まだ爆睡してるよ~? サキ(紗季)ちゃんは倉庫で品出し中に寝てるし」
「『コンビニエンスストア・アイザワ』非常事態警報発令っ!! 直ちに総員(かぞく)集合せよ」
オレが緊急事態警報(アイアラート)を発令させる。
「了解っ!!」
ユナがビシッと敬礼し、タタタッと家の中に消える。
シュババババッ!! と一秒もかからずに、うちの義姉妹が忍者の如くオレの後ろに立つ。
オーバーサイズのパジャマを上だけ羽織り、それ以外はパンティ一枚の義姉――愛沢リオ(21歳)。
上は学校指定のジャージ下は今時珍しいブルマを穿いた義妹――愛沢サキ(14歳)
二人とも眠たそうに半目で「強盗か!?」とモップとさすまたで武装している。
「お前ら寝てたから言ってなかったけど――」
すぅーっと息を吸い。
「深夜に店が……店がぁぁぁあ異世界にぃぃぃいい飛んじまったんだよぉっっぉぉおおおおおお!!」
俺の絶叫が店内に響く。
義姉妹たちは一斉に窓の外を見る。
異世界の森はどこまでも続き、遠くにはドラゴンと見たこともない色彩の鳥、そして遠くに見える巨大な城。。
「ここはもう、日本じゃない、驚くのは分かるが、受け入れてくれ……」
ショックでパ二ックを起こさないよう、俺は姉妹を抱きしめようと両手を広げる。
「ふ~んすごいわねぇ、私あと1時間寝るわ」とリオ姉。
「ふむふむ、異世界転移の確率はゼロではないし、そういうこともあるよね」とサキ。
姉妹達は、はしゃぐ小学生以外、シュッと忍者のように消える。
「えっそんなもんなの? 異世界だぞ……ドラゴンとかオークとかいるんだぞ!?」
緊急警報を出したのに、そんな貧素なリアクション……。
俺が恥ずかしいじゃん……。
こうして、愛沢家の、そしてコンビニ「アイザワ」の、異世界に来たというのに、いつも通りの一日が幕を開けた。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
aiがオークがコンビニに来るネタを出したけど、微妙だったので、コンビニにたむろするヤンキーに変えたけど長くなった……(=´ェ`=)
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる