6 / 56
第一章 神台邑(じんだいむら)
六話 与えられた役割は自己実現の本質足り得るのか
しおりを挟む
邑(むら)の大人たちに私はとり囲まれた。
なにやら不穏な空気になりつつある、そんな状況である。
「え、倉の台帳を失くしたのは私じゃないです。石数(せきすう)くんです」
「ちょっ」
私は躊躇なく年下の男の子に矛先が向くように弁明する。
ごめんね、泥を全部被ってあげるほど、私は聖人じゃないんだ。
「あぁ? それなら便所の脇に落ちてたよ。おめえさんが出した数量も、だいたい台帳の記録と合ってたわ」
「それはよかった。大人たちにガン詰めされる石数くんはいなかったんだ」
「助かったー」
こういうときはハイタッチだよ、と石数くんに教え込んで、喜びを分かち合う。
「ええい、ちょこまかと、じゃれてるんじゃねえ。麗央那(れおな)、おめえさんはあんな学を身に着けてるってことは、ひょっとして『泰学(たいがく)』の書生さんなんかよぉ!?」
「なにそれ。ぜんぜん知らない」
泰学とは一体なんぞや。
書生さんが云々と言っていたので、勉学に関わることであるのは想像できる。
私が受験して合格し入学するはずだったのは、東京の私立高校だ。
泰学というものに関しての単元やカリキュラムはなかったはずと、入学案内の範囲からは記憶している。
呆けている私の説明に納得せず、オジサンは更に私に詰め寄る。
「俺もなあ、昔は街の学府への及第を志して、おめえさんくらいの年頃にゃあ、夜の夜中まで勉強してたもんよ。鼻血が出るほどになぁ」
「ご苦労なさいましたね」
筋肉ムキムキで熊みたいなオジサンだけど、インテリ青年だった過去があるんだ。
少しばかり、私はオジサンに対する心の距離が近くなる共感を覚えた。
私も受験本番前に、寝言とか夢遊病とかあったなー。
試験が終わったら一気になくなったから不思議。
「大して身になりゃあしなかったがよ。それでも、おめえさんが数えた穀物、ありゃあ実に巧みな、算の技あってのことだ。耄碌(もうろく)した落第生の俺でもわかるってもんよ」
オジサンに続き、やっぱり名前も知らないオバサンも私に向かってクレームを投げる。
「なんで今まで、隠してたのよ~。もっと早く教えてくれれば~」
彼らはそう言うけど、私にも言い分はあった。
「私、邑に来たとき、最初に『埼玉の中学校を卒業しました』って言いましたけど」
「そんな、どこにあるかわからねえ田舎町の学童が、こんなややこしい算術をモノにしてるわけはねえだろう」
埼玉は、田舎じゃねえ!
と反駁したくなったけど、面倒臭いので流して、話を進める。
「いいですけどね。それで、なにが大変なんですか?」
「そうとわかりゃあ、おめえさんにやって欲しい仕事が溜まってんのよな。邑にある物資の数え直しと、それに税がどれだけかかるかも一から洗い直してえんだ」
「はあ」
気のない返事しかできない私であった。
ひたすら物の数を数えて、その後にひたすら、消費率だの損耗率だの税率を計算しろという話だろうか。
やってやれないことはないと思うけど、激しく面倒ではある。
オジサンだけでなくオバサンも立て続けに、注文を付けて来る。
「邑の周りに植えてる栗の木とか柿の木とかも、高さを測り直したいのよね~。どの木を伐ればどれだけ材木が採れるか、伐る前にわかるならその方がいいじゃな~い?」
「この私めに、測量までもをやれとおっしゃいますか」
うーん、確かに地上から木の頂上までの角度を出せば、木の高さもだいたいわかるけどさ。
おっきな分度器と三角定規セット、それとコンパスでも作るかな。
「どうだい、できそうかねえ?」
「やってくれると、助かるのよ~」
「麗央那なら、できるよ!」
オジサンオバサンからキラキラした眼差しを浴び、話を理解しているのか怪しい石数くんの励ましも受けて。
「わかった、わかりました。お世話になってる以上、けちな小娘でございやすが、力を尽くさせていただきます」
答えるべき言葉は、それしかないのだ。
小心者なので、面倒なことでもついつい、請け合ってしまうのです。
この邑に対する恩とかも、甚だしく大きいからね。
嘘、私の社畜適性、高すぎ?
「ん、話はまとまった感じ? よかったよかった」
今までどこに行っていたのか、軽螢(けいけい)がおやつの草団子をかじりながら顔を出す。
「あんたがみんなに余計なこと言い触らすから、仕事が増えたんだけど」
憎まれ口の一つも叩きたくなる。
「大丈夫大丈夫、麗央那なら上手くやるって」
相も変わらず、無根拠に楽観的な軽螢であった。
でも、実に不思議なことで。
軽螢に「大丈夫大丈夫」と言われると、本当に、そんな気になってくる。
そして、これは恥ずかしいから誰にも言わない、私の胸にだけしまっておく感情だけど。
誰かから期待されて、必要とされるというのは、気分のいいことなのだった。
今まで、助けられてばっかりだったもんね。
翔霏が帰って来る前に、部屋でちょっとだけ泣いたのは秘密だ。
「はあ疲れた」
私は結局、その日のうちに米の倉と麦の倉の在庫も調べて、帳簿の記録と大きなズレがないことを確認した。
食料関係は全体的に、記録上よりも実際の分量が少なく存在しているのも想定通りだ。
穀物は時間が経つと水分が蒸発して、重さは軽く、体積は小さくなるからね。
神台(じんだい)邑では稲作は小規模でしか行われておらず、倉にある米の大部分はよそから買ったものだ。
邑の人口に対して、すべての品目を合わせた総収穫量はどれくらいなのか。
消費する分、売り買いして増減する分、最終的に余る分は、どれくらいなのか。
そういったことを細かく記録し、計算し、来年度以降の予測を立てることも、邑を管理する長老さんがたにとっては、重要な案件なのだな。
「お疲れさん。麗央那、俺、将来は街で豆腐屋を開きたいんだよな。豆腐が好きなんだ」
助手として横で応援だけしてくれていた石数くんが、そんな未来予想図を語る。
計量した物資の中に大豆があったから、その流れだろう。
「私も好きだよ、豆腐。栄養あるし。繁盛するといいね」
疲れているので、対応がおざなりになる私。
照れくさそうに鼻をススンと指でこすって、石数くんは続ける。
「で、でも勘定とか俺は苦手だからさ、麗央那を雇ってあげるよ。一緒に店をでっかくしような」
「それはありがたい申し出ですな。せいぜいいい暮らしができる給料をお願いしますよ」
年上の人間が小さな子どもの純真な夢を、否定してはいけない。
豆腐屋の主人だって、立派な仕事であるのは間違いないからね。
人懐っこい石数くんなら、いい商売人になるのではないか。
「約束だかんな! じゃーね!」
「ばいばーい」
勢いよく、石数くんは家に走って帰った。
若者はええのう、と思う十五歳の北原麗央那でありました。
「おじいちゃんたち、まだなんか話してるな」
もうじき夕食だというのに準備もうっちゃって、邑の会堂では何人かが集まって白熱した議論が行われている。
外にもその声は漏れて聞こえてきた。
「勝手にそんな取引すると、州の取り決めがなあ……」
「うちもそんなに余裕があるわけじゃないからのう」
「あの連中、そもそも信用できるのかしら~」
「北辺の人さらい、まだ増えてるって話じゃねえか……」
なにか難しい、あまり愉快ではない議題について話し合っているようだ。
半ば部外者であり、事情を深く知らない小娘の私が、余計な首を突っ込むことではないか。
そう思っていると、うんざりした顔で軽螢が、会堂から出てきた。
話し合いに参加していたらしい。
「大変みたいだね」
「ン? いやあ、そんなでもないよ。大丈夫、大丈夫……」
いつもより歯切れが悪くそう言った。
そのうち、外の用事を済ませて翔霏も戻って来た。
大人たちの会議が長引きそうだったので、私たち若年組は先に夕食を済ませることに。
「コイツはいったい全体、なぜこうもしみったれた顔をしてるんだ。拾い食いでもして腹を壊したのか」
軽螢の様子がいつもと違うので、翔霏も違和感を持ったようだった。
心ここにあらずといった風で、ご飯も半分しか手を付けていない。
「軽螢、これ食べないの? 貰っちゃうよ?」
ひょい、と石数くんが横から軽螢のおかずを盗む。
「……ん? ああ、いいよいいよ」
大好物であるはずの、カエル脚ピリ辛焼きを奪われても、軽螢の反応は薄い。
「そうか、なら私も」
便乗して、翔霏も軽螢の貴重なおかずを箸に取った。
今度は気付いてすらいないようだった。
みんなが食事を終えるころ。
「あれ、今日の俺のメシ、なんか少なくない?」
そんな軽螢の嘆きが聞こえたのだった。
私も煮豆を少し貰った。
なにやら不穏な空気になりつつある、そんな状況である。
「え、倉の台帳を失くしたのは私じゃないです。石数(せきすう)くんです」
「ちょっ」
私は躊躇なく年下の男の子に矛先が向くように弁明する。
ごめんね、泥を全部被ってあげるほど、私は聖人じゃないんだ。
「あぁ? それなら便所の脇に落ちてたよ。おめえさんが出した数量も、だいたい台帳の記録と合ってたわ」
「それはよかった。大人たちにガン詰めされる石数くんはいなかったんだ」
「助かったー」
こういうときはハイタッチだよ、と石数くんに教え込んで、喜びを分かち合う。
「ええい、ちょこまかと、じゃれてるんじゃねえ。麗央那(れおな)、おめえさんはあんな学を身に着けてるってことは、ひょっとして『泰学(たいがく)』の書生さんなんかよぉ!?」
「なにそれ。ぜんぜん知らない」
泰学とは一体なんぞや。
書生さんが云々と言っていたので、勉学に関わることであるのは想像できる。
私が受験して合格し入学するはずだったのは、東京の私立高校だ。
泰学というものに関しての単元やカリキュラムはなかったはずと、入学案内の範囲からは記憶している。
呆けている私の説明に納得せず、オジサンは更に私に詰め寄る。
「俺もなあ、昔は街の学府への及第を志して、おめえさんくらいの年頃にゃあ、夜の夜中まで勉強してたもんよ。鼻血が出るほどになぁ」
「ご苦労なさいましたね」
筋肉ムキムキで熊みたいなオジサンだけど、インテリ青年だった過去があるんだ。
少しばかり、私はオジサンに対する心の距離が近くなる共感を覚えた。
私も受験本番前に、寝言とか夢遊病とかあったなー。
試験が終わったら一気になくなったから不思議。
「大して身になりゃあしなかったがよ。それでも、おめえさんが数えた穀物、ありゃあ実に巧みな、算の技あってのことだ。耄碌(もうろく)した落第生の俺でもわかるってもんよ」
オジサンに続き、やっぱり名前も知らないオバサンも私に向かってクレームを投げる。
「なんで今まで、隠してたのよ~。もっと早く教えてくれれば~」
彼らはそう言うけど、私にも言い分はあった。
「私、邑に来たとき、最初に『埼玉の中学校を卒業しました』って言いましたけど」
「そんな、どこにあるかわからねえ田舎町の学童が、こんなややこしい算術をモノにしてるわけはねえだろう」
埼玉は、田舎じゃねえ!
と反駁したくなったけど、面倒臭いので流して、話を進める。
「いいですけどね。それで、なにが大変なんですか?」
「そうとわかりゃあ、おめえさんにやって欲しい仕事が溜まってんのよな。邑にある物資の数え直しと、それに税がどれだけかかるかも一から洗い直してえんだ」
「はあ」
気のない返事しかできない私であった。
ひたすら物の数を数えて、その後にひたすら、消費率だの損耗率だの税率を計算しろという話だろうか。
やってやれないことはないと思うけど、激しく面倒ではある。
オジサンだけでなくオバサンも立て続けに、注文を付けて来る。
「邑の周りに植えてる栗の木とか柿の木とかも、高さを測り直したいのよね~。どの木を伐ればどれだけ材木が採れるか、伐る前にわかるならその方がいいじゃな~い?」
「この私めに、測量までもをやれとおっしゃいますか」
うーん、確かに地上から木の頂上までの角度を出せば、木の高さもだいたいわかるけどさ。
おっきな分度器と三角定規セット、それとコンパスでも作るかな。
「どうだい、できそうかねえ?」
「やってくれると、助かるのよ~」
「麗央那なら、できるよ!」
オジサンオバサンからキラキラした眼差しを浴び、話を理解しているのか怪しい石数くんの励ましも受けて。
「わかった、わかりました。お世話になってる以上、けちな小娘でございやすが、力を尽くさせていただきます」
答えるべき言葉は、それしかないのだ。
小心者なので、面倒なことでもついつい、請け合ってしまうのです。
この邑に対する恩とかも、甚だしく大きいからね。
嘘、私の社畜適性、高すぎ?
「ん、話はまとまった感じ? よかったよかった」
今までどこに行っていたのか、軽螢(けいけい)がおやつの草団子をかじりながら顔を出す。
「あんたがみんなに余計なこと言い触らすから、仕事が増えたんだけど」
憎まれ口の一つも叩きたくなる。
「大丈夫大丈夫、麗央那なら上手くやるって」
相も変わらず、無根拠に楽観的な軽螢であった。
でも、実に不思議なことで。
軽螢に「大丈夫大丈夫」と言われると、本当に、そんな気になってくる。
そして、これは恥ずかしいから誰にも言わない、私の胸にだけしまっておく感情だけど。
誰かから期待されて、必要とされるというのは、気分のいいことなのだった。
今まで、助けられてばっかりだったもんね。
翔霏が帰って来る前に、部屋でちょっとだけ泣いたのは秘密だ。
「はあ疲れた」
私は結局、その日のうちに米の倉と麦の倉の在庫も調べて、帳簿の記録と大きなズレがないことを確認した。
食料関係は全体的に、記録上よりも実際の分量が少なく存在しているのも想定通りだ。
穀物は時間が経つと水分が蒸発して、重さは軽く、体積は小さくなるからね。
神台(じんだい)邑では稲作は小規模でしか行われておらず、倉にある米の大部分はよそから買ったものだ。
邑の人口に対して、すべての品目を合わせた総収穫量はどれくらいなのか。
消費する分、売り買いして増減する分、最終的に余る分は、どれくらいなのか。
そういったことを細かく記録し、計算し、来年度以降の予測を立てることも、邑を管理する長老さんがたにとっては、重要な案件なのだな。
「お疲れさん。麗央那、俺、将来は街で豆腐屋を開きたいんだよな。豆腐が好きなんだ」
助手として横で応援だけしてくれていた石数くんが、そんな未来予想図を語る。
計量した物資の中に大豆があったから、その流れだろう。
「私も好きだよ、豆腐。栄養あるし。繁盛するといいね」
疲れているので、対応がおざなりになる私。
照れくさそうに鼻をススンと指でこすって、石数くんは続ける。
「で、でも勘定とか俺は苦手だからさ、麗央那を雇ってあげるよ。一緒に店をでっかくしような」
「それはありがたい申し出ですな。せいぜいいい暮らしができる給料をお願いしますよ」
年上の人間が小さな子どもの純真な夢を、否定してはいけない。
豆腐屋の主人だって、立派な仕事であるのは間違いないからね。
人懐っこい石数くんなら、いい商売人になるのではないか。
「約束だかんな! じゃーね!」
「ばいばーい」
勢いよく、石数くんは家に走って帰った。
若者はええのう、と思う十五歳の北原麗央那でありました。
「おじいちゃんたち、まだなんか話してるな」
もうじき夕食だというのに準備もうっちゃって、邑の会堂では何人かが集まって白熱した議論が行われている。
外にもその声は漏れて聞こえてきた。
「勝手にそんな取引すると、州の取り決めがなあ……」
「うちもそんなに余裕があるわけじゃないからのう」
「あの連中、そもそも信用できるのかしら~」
「北辺の人さらい、まだ増えてるって話じゃねえか……」
なにか難しい、あまり愉快ではない議題について話し合っているようだ。
半ば部外者であり、事情を深く知らない小娘の私が、余計な首を突っ込むことではないか。
そう思っていると、うんざりした顔で軽螢が、会堂から出てきた。
話し合いに参加していたらしい。
「大変みたいだね」
「ン? いやあ、そんなでもないよ。大丈夫、大丈夫……」
いつもより歯切れが悪くそう言った。
そのうち、外の用事を済ませて翔霏も戻って来た。
大人たちの会議が長引きそうだったので、私たち若年組は先に夕食を済ませることに。
「コイツはいったい全体、なぜこうもしみったれた顔をしてるんだ。拾い食いでもして腹を壊したのか」
軽螢の様子がいつもと違うので、翔霏も違和感を持ったようだった。
心ここにあらずといった風で、ご飯も半分しか手を付けていない。
「軽螢、これ食べないの? 貰っちゃうよ?」
ひょい、と石数くんが横から軽螢のおかずを盗む。
「……ん? ああ、いいよいいよ」
大好物であるはずの、カエル脚ピリ辛焼きを奪われても、軽螢の反応は薄い。
「そうか、なら私も」
便乗して、翔霏も軽螢の貴重なおかずを箸に取った。
今度は気付いてすらいないようだった。
みんなが食事を終えるころ。
「あれ、今日の俺のメシ、なんか少なくない?」
そんな軽螢の嘆きが聞こえたのだった。
私も煮豆を少し貰った。
0
あなたにおすすめの小説
無能と追放された俺、死にかけて覚醒した古代秘術を極めて最強になる
仲山悠仁
ファンタジー
魔力がすべての世界で、“無能”と烙印を押された少年アレックスは、
成人儀式の日に家族と村から追放されてしまう。
守る者も帰る場所もなく、魔物が徘徊する森へ一人放り出された彼は、
そこで――同じように孤独を抱えた少女と出会う。
フレア。
彼女もまた、居場所を失い、ひとりで生きてきた者だった。
二人の出会いは偶然か、それとも運命か。
無能と呼ばれた少年が秘めていた“本当の力”、
そして世界を蝕む“黒い霧”の謎が、静かに動き始める。
孤独だった二人が、共に歩き出す始まりの物語。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
【完結】無能と婚約破棄された令嬢、辺境で最強魔導士として覚醒しました
東野あさひ
ファンタジー
無能の烙印、婚約破棄、そして辺境追放――。でもそれ、全部“勘違い”でした。
王国随一の名門貴族令嬢ノクティア・エルヴァーンは、魔力がないと断定され、婚約を破棄されて辺境へと追放された。
だが、誰も知らなかった――彼女が「古代魔術」の適性を持つ唯一の魔導士であることを。
行き着いた先は魔物の脅威に晒されるグランツ砦。
冷徹な司令官カイラスとの出会いをきっかけに、彼女の眠っていた力が次第に目を覚まし始める。
無能令嬢と嘲笑された少女が、辺境で覚醒し、最強へと駆け上がる――!
王都の者たちよ、見ていなさい。今度は私が、あなたたちを見下ろす番です。
これは、“追放令嬢”が辺境から世界を変える、痛快ざまぁ×覚醒ファンタジー。
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
エレンディア王国記
火燈スズ
ファンタジー
不慮の事故で命を落とした小学校教師・大河は、
「選ばれた魂」として、奇妙な小部屋で目を覚ます。
導かれるように辿り着いたのは、
魔法と貴族が支配する、どこか現実とは異なる世界。
王家の十八男として生まれ、誰からも期待されず辺境送り――
だが、彼は諦めない。かつての教え子たちに向けて語った言葉を胸に。
「なんとかなるさ。生きてればな」
手にしたのは、心を視る目と、なかなか花開かぬ“器”。
教師として、王子として、そして何者かとして。
これは、“教える者”が世界を変えていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる