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第五章 そして繭になる
三十二話 建設的なパラノイア
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秋も深まったある日。
「央那(おうな)、最近元気がないように見えるけど、大丈夫?」
中庭の落ち葉をいつものように掃除していたら、先輩侍女の毛蘭(もうらん)さんに心配された。
「全然そんなことないですよ。いつも絶好調です」
実際、体調も気分も悪くはない。
読書も相変わらずはかどっているし、仕事もある程度忙しいおかげで、気持ちに張りが出ていると思う。
後宮の雑務で体を動かしているからか、受験勉強していた頃に悩みの種だった肩こりと頭痛が、すっかり良くなったくらいだ。
「そう? ときおり塀の方を見て、なにか物思いにふけってるときがあるわよ。後宮の外に、気がかりがあるのかしら」
あー、それは、まあ。
確かにあると言えばある。
「翼州の、北辺の秋は、こっちより涼しいのかな、とか、そういうことを考えてただけです」
神台邑(じんだいむら)の柿は実っただろうか。
誰にも収穫されずに、サルに食べられちゃってるかな。
「そう……」
毛蘭さんは私の翼州での過去を、ざっくりとしか知らないはずだけど。
なにか気を使ったのか、それ以上は聞かないでくれた。
北辺に行った軍師、姜(きょう)さんと、同じく国境を守る翠さまの兄、玄霧(げんむ)さん。
私が気にしていることの中心は、せいぜい彼らが怪我をせず風邪などひかず、無事でありますように、ということだ。
知らず知らず東北の方角を向いて、祈りに似た感情を持っている自分がいるのは否めない。
しかし、毛蘭さんに指摘されて、ふと別のことに思い至る。
塀の外、か。
「この朱蜂宮(しゅほうきゅう)って、出入り口が完全に一つしかありませんよね。南側の正門しか。他に勝手口もないし」
「そりゃあ、後宮だもの。入り口も出口も、一つだけよ。そういうものでしょう?」
フフ、と苦笑いして毛蘭さんは言う。
そういうもの、と言われても。
なんだ、まるで意味が分からんぞ。
この場で聞いてもいいけど、一通り心当たりを調べてみるか。
それでもわからなかったら改めて質問しよう。
「一つだけだと、なにかあったときに困らないんですかね。避難経路とか」
「なにか、って大げさね。この堅く守られた河旭(かきょく)の皇城に、なにがあるって言うの」
「うーん、賊とか、反乱軍とか、頭のおかしいやつの放火とか?」
私はざっと思いつくことを言ってみた。
毛蘭さんは軽く笑ってその想定をいなす。
「考え過ぎよ。河旭には禁軍もいるし、おかしなやつは都督(ととく)検使(けんし)が捕まえてくれるわ」
「だといいですけど」
軍隊と警察組織の力を、私も信用してないわけじゃない。
よく訓練され、優秀な指揮官に統率された組織は、なによりも強い。
集団の力の前では、いかに傑出した個人であっても無力に近いのだ。
戌族(じゅつぞく)の暴虐や、玄霧さん率いる左軍のみなさんの働きぶりを見ていて、そのことを深く実感した、けど。
「安心して、翠さまに尽くすことだけを考えなさい。お掃除一つにしても、心を込めてね。ここは天下の内で、一番安全な場所なんだから」
優しいお説教を残し、毛蘭さんは部屋へ戻って行く。
私はその背中に、歪んだ笑顔で、こう言った。
「あるんですよ。突然、悪いことは」
掃除をパパっと切り上げて、自由に動き回っていい範囲の西苑を、私はぐるりと歩いて確認する。
中庭は中庭というだけあって、直接に外周の塀へは繋がっていない。
塀があり、妃たちのお部屋が並び、さらに内側に中庭があるのだ。
「後宮の周りで問題が起きて身動きできなくても、中庭にいれば時間は稼げる、のかな?」
それなりの広さがある中庭は、安全地帯であるかもしれない。
火事が起きて煙が出ても、中庭だったら上空へ抜けて行くだろう。
「むぅ、燃料庫があるのは不安材料か」
私は優雅な庭園としてしつらえてある中庭に、不似合いに無骨な石の倉を見た。
あの中には石炭や木炭、ランプ用の油やロウソクと言った、日常で使う燃料が、びっしり保管されている。
倉の近くに人工の池があるのは、いざというときのための防火、消火用だろう。
「下手をするとあれは爆発するよね。近寄れない限り消火もできんぞな」
中庭は決して、有事における完璧な安全地帯ではない。
「あの塔は一体なんなんだろう。人が出入りしているのを見たことがないぞ」
私は西苑と北苑の境にある、かなりの高さの尖塔を仰ぎ見る。
全くなんの役に立つのかわからない、おそらく飾りのためだけの石塔がそびえ立っている。
検討を要する課題だな、と頭にとどめて、私は西の塀に移動した。
「塀の高さは私の身長三つ分か、それよりやや低いかってとこかな」
後宮をぐるりと囲む外塀は、高さ4メートル50センチ前後だろう。
確か南の塀は若干高くなっているはずなので、そっちは5メートルくらいか。
その気になれば、縄や梯子を使って、あるいは荷物を階段状に積むなどして、いつでも誰でも乗り越えられる。
賊徒の物理的な侵入は、決して不可能ではないのだ。
もちろん、そんなバカが出ないように、検使さんたちはちゃんと見回りをして、目を光らせてくれている。
「状況にもよるけど、大勢がチンタラ正門に向かうよりは、塀を越えた方が避難としては確実かも」
後宮は妃と部屋付き侍女を合わせた全体で、千人以上が暮らしている。
昼間は様々な用事で宦官や女官が出入りしているので、ピーク時で千五百人程、この中に人がいる計算になる。
訓練されていない千五百人が、一度に南の門から脱出しようとすれば、将棋倒しは避けられまい。
「避難訓練を定期的に開催したいところだのゥ」
けれど、もちろん、私にそんな権限は、ないのである。
「混乱が起きたときの統率は、翠さまのカリスマと、宦官のみなさんの努力に期待するか」
侍女や女官たちが無能で無責任とは決して思わないし、私の先輩の毛蘭さんもとてもしっかりした人だ。
けれども各部屋の妃と侍女は、ほぼ横の連携が取れておらず、常に勝手に振る舞っているのが現状である。
翠さまは西苑の治安と秩序に目を光らせているけど、それでも言うことを聞かない妃がいる。
身代わり作戦のときに、痛いくらいに思い知った。
後宮全体に詳しく、個別のワガママを通り越して責任感を発揮し、なにかあったときに効果的に動ける人材。
それはまずなにより、宦官の皆さんだろう。
「もしも外にたくさん悪いやつがいて、脱出できない状況で放火されたら、どうしよう」
可能性としてあり得る中で、最も悪い場面を私は想定する。
後宮を取り囲む塀は、土壁に煉瓦を貼りつけた不燃構造だ。
しかし木造建築である妃たちの部屋は、おそらくあっと言う間に炎が広がる。
中庭は、確実に安全ではないけど、時間稼ぎにはなる。
打って出る兵力なんか、女と宦官だらけの後宮にあるわけもなし。
「どっちにしろ、そんな連中が大挙して押し寄せてきて包囲されたら、詰みか」
その状況はもう、後宮どころか、都(みやこ)が落とされて終わるときなのだろう。
私はたっぷりと被害妄想じみたシミュレーションに浸り、翠さまのお部屋に戻ることにした。
しかし、妄想ではないのだ。
水害に備えて一生懸命に、治水の管理や家屋の補強を行っていた神台邑も。
結局は予想外の戌族の襲撃に遭い、滅ぼされてしまったのだから。
「後宮だって燃える日は、いつか、必ず訪れる」
確信が口から出た。
それが明日なのか、十年後なのか、百年後なのか。
誰にもわからない、というだけで。
「ヤマトタケルみたいな皇子が女装して、後宮に入り込んでいればなあ。包囲も放火もいっぺんに解決なのに」
西の塀から中庭を突っ切って、翠さまの部屋に戻る。
小学校の頃に読んだ学習百科事典、日本の神話と歴史の項目を思い出しながら。
実は私の初恋の人は、ヤマトタケルだったりする。
故人だということにすぐ気付いて、その恋は儚く散ったけど。
「あら、あなた」
帰りの道すがら。
考え事と独り言で視界が狭くなっていた私に、声をかける女の人が。
ついでにその隣に、すごい筋骨隆々の巨人が。
「え」
致命的な、邂逅だった。
目を閉じたまま片方の手を、巨人の背中に当てている、その方は。
「ごきげんよう、麗女史。こちら、東苑の環(かん)玉楊(ぎょくよう)貴人にあらせられます」
怪力巨漢の、物理的な意味で大宦官。
巌力(がんりき)さんに紹介されるまでもなく、もちろん私も、知っている。
盲目の宮妃にして、東苑の統括。
私と翠さまの入れ替わりを、一発で見破る恐れのある、後宮の中での最大の天敵。
「は、はじめましてェ。わたくし、翠蝶(すいちょう)貴妃のお部屋に仕えております、れれ、麗、央那と申しますゥ」
自分の素の声色を悟られないように、変な声と喋り方で、自己紹介する。
さっき、独り言をバッチリ聞かれた気がするけど、これで押し通すしかない!
「央那(おうな)、最近元気がないように見えるけど、大丈夫?」
中庭の落ち葉をいつものように掃除していたら、先輩侍女の毛蘭(もうらん)さんに心配された。
「全然そんなことないですよ。いつも絶好調です」
実際、体調も気分も悪くはない。
読書も相変わらずはかどっているし、仕事もある程度忙しいおかげで、気持ちに張りが出ていると思う。
後宮の雑務で体を動かしているからか、受験勉強していた頃に悩みの種だった肩こりと頭痛が、すっかり良くなったくらいだ。
「そう? ときおり塀の方を見て、なにか物思いにふけってるときがあるわよ。後宮の外に、気がかりがあるのかしら」
あー、それは、まあ。
確かにあると言えばある。
「翼州の、北辺の秋は、こっちより涼しいのかな、とか、そういうことを考えてただけです」
神台邑(じんだいむら)の柿は実っただろうか。
誰にも収穫されずに、サルに食べられちゃってるかな。
「そう……」
毛蘭さんは私の翼州での過去を、ざっくりとしか知らないはずだけど。
なにか気を使ったのか、それ以上は聞かないでくれた。
北辺に行った軍師、姜(きょう)さんと、同じく国境を守る翠さまの兄、玄霧(げんむ)さん。
私が気にしていることの中心は、せいぜい彼らが怪我をせず風邪などひかず、無事でありますように、ということだ。
知らず知らず東北の方角を向いて、祈りに似た感情を持っている自分がいるのは否めない。
しかし、毛蘭さんに指摘されて、ふと別のことに思い至る。
塀の外、か。
「この朱蜂宮(しゅほうきゅう)って、出入り口が完全に一つしかありませんよね。南側の正門しか。他に勝手口もないし」
「そりゃあ、後宮だもの。入り口も出口も、一つだけよ。そういうものでしょう?」
フフ、と苦笑いして毛蘭さんは言う。
そういうもの、と言われても。
なんだ、まるで意味が分からんぞ。
この場で聞いてもいいけど、一通り心当たりを調べてみるか。
それでもわからなかったら改めて質問しよう。
「一つだけだと、なにかあったときに困らないんですかね。避難経路とか」
「なにか、って大げさね。この堅く守られた河旭(かきょく)の皇城に、なにがあるって言うの」
「うーん、賊とか、反乱軍とか、頭のおかしいやつの放火とか?」
私はざっと思いつくことを言ってみた。
毛蘭さんは軽く笑ってその想定をいなす。
「考え過ぎよ。河旭には禁軍もいるし、おかしなやつは都督(ととく)検使(けんし)が捕まえてくれるわ」
「だといいですけど」
軍隊と警察組織の力を、私も信用してないわけじゃない。
よく訓練され、優秀な指揮官に統率された組織は、なによりも強い。
集団の力の前では、いかに傑出した個人であっても無力に近いのだ。
戌族(じゅつぞく)の暴虐や、玄霧さん率いる左軍のみなさんの働きぶりを見ていて、そのことを深く実感した、けど。
「安心して、翠さまに尽くすことだけを考えなさい。お掃除一つにしても、心を込めてね。ここは天下の内で、一番安全な場所なんだから」
優しいお説教を残し、毛蘭さんは部屋へ戻って行く。
私はその背中に、歪んだ笑顔で、こう言った。
「あるんですよ。突然、悪いことは」
掃除をパパっと切り上げて、自由に動き回っていい範囲の西苑を、私はぐるりと歩いて確認する。
中庭は中庭というだけあって、直接に外周の塀へは繋がっていない。
塀があり、妃たちのお部屋が並び、さらに内側に中庭があるのだ。
「後宮の周りで問題が起きて身動きできなくても、中庭にいれば時間は稼げる、のかな?」
それなりの広さがある中庭は、安全地帯であるかもしれない。
火事が起きて煙が出ても、中庭だったら上空へ抜けて行くだろう。
「むぅ、燃料庫があるのは不安材料か」
私は優雅な庭園としてしつらえてある中庭に、不似合いに無骨な石の倉を見た。
あの中には石炭や木炭、ランプ用の油やロウソクと言った、日常で使う燃料が、びっしり保管されている。
倉の近くに人工の池があるのは、いざというときのための防火、消火用だろう。
「下手をするとあれは爆発するよね。近寄れない限り消火もできんぞな」
中庭は決して、有事における完璧な安全地帯ではない。
「あの塔は一体なんなんだろう。人が出入りしているのを見たことがないぞ」
私は西苑と北苑の境にある、かなりの高さの尖塔を仰ぎ見る。
全くなんの役に立つのかわからない、おそらく飾りのためだけの石塔がそびえ立っている。
検討を要する課題だな、と頭にとどめて、私は西の塀に移動した。
「塀の高さは私の身長三つ分か、それよりやや低いかってとこかな」
後宮をぐるりと囲む外塀は、高さ4メートル50センチ前後だろう。
確か南の塀は若干高くなっているはずなので、そっちは5メートルくらいか。
その気になれば、縄や梯子を使って、あるいは荷物を階段状に積むなどして、いつでも誰でも乗り越えられる。
賊徒の物理的な侵入は、決して不可能ではないのだ。
もちろん、そんなバカが出ないように、検使さんたちはちゃんと見回りをして、目を光らせてくれている。
「状況にもよるけど、大勢がチンタラ正門に向かうよりは、塀を越えた方が避難としては確実かも」
後宮は妃と部屋付き侍女を合わせた全体で、千人以上が暮らしている。
昼間は様々な用事で宦官や女官が出入りしているので、ピーク時で千五百人程、この中に人がいる計算になる。
訓練されていない千五百人が、一度に南の門から脱出しようとすれば、将棋倒しは避けられまい。
「避難訓練を定期的に開催したいところだのゥ」
けれど、もちろん、私にそんな権限は、ないのである。
「混乱が起きたときの統率は、翠さまのカリスマと、宦官のみなさんの努力に期待するか」
侍女や女官たちが無能で無責任とは決して思わないし、私の先輩の毛蘭さんもとてもしっかりした人だ。
けれども各部屋の妃と侍女は、ほぼ横の連携が取れておらず、常に勝手に振る舞っているのが現状である。
翠さまは西苑の治安と秩序に目を光らせているけど、それでも言うことを聞かない妃がいる。
身代わり作戦のときに、痛いくらいに思い知った。
後宮全体に詳しく、個別のワガママを通り越して責任感を発揮し、なにかあったときに効果的に動ける人材。
それはまずなにより、宦官の皆さんだろう。
「もしも外にたくさん悪いやつがいて、脱出できない状況で放火されたら、どうしよう」
可能性としてあり得る中で、最も悪い場面を私は想定する。
後宮を取り囲む塀は、土壁に煉瓦を貼りつけた不燃構造だ。
しかし木造建築である妃たちの部屋は、おそらくあっと言う間に炎が広がる。
中庭は、確実に安全ではないけど、時間稼ぎにはなる。
打って出る兵力なんか、女と宦官だらけの後宮にあるわけもなし。
「どっちにしろ、そんな連中が大挙して押し寄せてきて包囲されたら、詰みか」
その状況はもう、後宮どころか、都(みやこ)が落とされて終わるときなのだろう。
私はたっぷりと被害妄想じみたシミュレーションに浸り、翠さまのお部屋に戻ることにした。
しかし、妄想ではないのだ。
水害に備えて一生懸命に、治水の管理や家屋の補強を行っていた神台邑も。
結局は予想外の戌族の襲撃に遭い、滅ぼされてしまったのだから。
「後宮だって燃える日は、いつか、必ず訪れる」
確信が口から出た。
それが明日なのか、十年後なのか、百年後なのか。
誰にもわからない、というだけで。
「ヤマトタケルみたいな皇子が女装して、後宮に入り込んでいればなあ。包囲も放火もいっぺんに解決なのに」
西の塀から中庭を突っ切って、翠さまの部屋に戻る。
小学校の頃に読んだ学習百科事典、日本の神話と歴史の項目を思い出しながら。
実は私の初恋の人は、ヤマトタケルだったりする。
故人だということにすぐ気付いて、その恋は儚く散ったけど。
「あら、あなた」
帰りの道すがら。
考え事と独り言で視界が狭くなっていた私に、声をかける女の人が。
ついでにその隣に、すごい筋骨隆々の巨人が。
「え」
致命的な、邂逅だった。
目を閉じたまま片方の手を、巨人の背中に当てている、その方は。
「ごきげんよう、麗女史。こちら、東苑の環(かん)玉楊(ぎょくよう)貴人にあらせられます」
怪力巨漢の、物理的な意味で大宦官。
巌力(がんりき)さんに紹介されるまでもなく、もちろん私も、知っている。
盲目の宮妃にして、東苑の統括。
私と翠さまの入れ替わりを、一発で見破る恐れのある、後宮の中での最大の天敵。
「は、はじめましてェ。わたくし、翠蝶(すいちょう)貴妃のお部屋に仕えております、れれ、麗、央那と申しますゥ」
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