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第六章 蚕でも蜂でもなく
四十九話 止揚
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翠さまは自分が覇聖鳳たちを逃がす道具になることを拒み、舌を噛んでしまおうと試みた。
「大人しくしろっつうの。とんだじゃじゃ馬だぜこいつは」
「ンガッガッ! ムグムグギィ!!」
しかし、覇聖鳳が翠さまの口に強引に指を突っ込んで、翠さまが舌を噛み切ろうとするのを防いだ。
「舌なんか噛んでも簡単には死ねねえってのを知らねえのか。お前さんは大事な人質なんだから、傷物になられちゃ困るんだよ」
覇聖鳳はそう言って翠さまを部下に渡し、猿轡(さるぐつわ)を噛ませて大人しくさせた。
「んー! んんんんーーッ!!」
両手を縛られ口も塞がれて、それでもなお暴れようとする翠さま。
兄の玄霧さんは苦渋の顔をしたのち。
「翠、許せとは言わぬぞ」
そう呟いて、部下の騎兵に指示の意味で手を掲げた。
「ん」
兄と妹は、ほんのわずか、お互い見つめ合って、小さく頷いた。
あの玄霧さんの顔は、まさか、まさか。
戌族もろとも、愛する妹を、司午家から輩出された初めての貴妃殿下を、巻き添えで殺す覚悟。
戦いが終わったら、責任を取って玄霧さんは、死ぬつもりだ!
「全員、突……」
翠さまもろとも戌族(じゅつぞく)の残党を攻撃させるため、その手を振り下ろして号令をかけようとした。
そんなのダメだ!
翠さまも、玄霧さんも、死んでいいわけない!
「や、やだ、やだよぅこんなの! 二人ともなに納得してるんだよー! やめろ、やめろォ! 玄霧ーーーッ!」
なりふり構わず叫ぶ。
間に走って割って入りたいけど、翔霏ががっちりと私の体をホールドしていて、出られない。
「こんな終わりは嫌だ! 私、こんな結末のために、頑張ってたんじゃない! 覇聖鳳を倒しても翠さまや玄霧さんがいないと、嫌だーーーーーーッ!!」
駄々っ子のように私が叫んだ、まさにそのとき。
参謀の除葛(じょかつ)姜(きょう)軍師が、玄霧さんの手を押しとどめた。
「ちょーっちょっ、ちょっと待ってみよか、なんか塀の上に、別のお偉い奥さまが出てきたで?」
後宮の北塀の上、破壊や火炎と離れた東側に、人が二人、立っていた。
あれは、北苑(ほくえん)と東苑(とうえん)の境目あたりだな。
一人は遠目でも一発で分かる、巌(いわお)の如き巨体の持ち主、巌力(がんりき)宦官だった。
衣服がところどころ破れ、全身いたるところに返り血がこびりついている。
煙の害を乗り越えて後宮に侵入したわずかな戌族の兵たちを、巌力さんが素手でぶちのめしてくれたんだろう。
彼に守られるように儚げ、危なげに、琵琶を胸に抱えて塀の上に立つもう一人の方は。
「環(かん)貴人だ。無事だったんだ。良かった」
私は安堵の声を出した。
でも、なんでわざわざこんな危ないところに来るんだ。
大人しく東苑のみなさんと一緒に、息をひそめて難を逃れていてくださいよ。
「……しが、代わりに……します。どうか……」
環貴人は、塀の上でなにかぼそぼそ言ってるけど、声が小さいので聞き取りにくい。
横にいる巌力さんが、すごく、辛そうな、哀しそうな顔で。
あの強く大きな巌力さんが、泣き入りそうな表情で、環貴人の言葉を、みんなに伝えた。
「戌族(じゅつぞく)の頭領よ! 人質が必要であれば、こちらの環貴人がぜひ自分を、とおっしゃっている!」
「はぁ?」
意味が分からない、という気持ちを隠さずに覇聖鳳が聞き返した。
こそこそ、ぼそぼそ、と環貴人が説明を加え、巌力さんが大きな声で伝え直す。
「環貴人のご生家は、昂国(こうこく)随一の豪商にあらせられる。環貴人を戌族に迎え入れたならば、誼(よしみ)を通じて大いに利得を生じるであろう」
覇聖鳳の興味が動いたのが、表情で分かった。
「環なにがしって商家は知ってるぜ。そこの大店(おおだな)のお嬢さんだったかい」
遊牧と通商、たまに強奪が生活経済の基盤である以上、戌族たちは昂国の商人と、常に交流を得ているはずだ。
豪商と縁を結ぶのは、メリットがとても大きい。
覇聖鳳にとって人質として連れて帰った際に得られるリターンは、環貴人の方が圧倒的に多い。
長く傍に置いておく場合はもちろんだし、身代金を要求しても、環家の方が多額の金品を用意してくれる。
巌力さんの口上は続く。
「司午(しご)翠蝶(すいちょう)貴妃殿下は、これからの後宮にも必要なお方。環貴人は、自分はどうなっても構わないから、司午貴妃をどうか、後宮に返して頂きたいと、切実に、願って、おられる……!」
そこまで言って、巌力さんは大きな体を震わせて、男泣きに泣いた。
誠心誠意尽くしてきた環貴人が、北の果てを越えた、戌族の地に、攫われて行ってしまう。
偉丈夫たる巌力さんの涙と心根に、男としてなにか打たれるものがあったのか。
それはわからないけど、覇聖鳳がこの人質交換に納得したのは、確かだった。
「わかった。こっちのわんぱくねえちゃんよりは、連れて帰るのにも手間がなさそうだ。目が開いてねえんだろう?」
巌力さんが、環貴人をお姫さま抱っこした状態で、塀を飛び下りる。
ドスン、と豪快に着地して、全く怪我もなにもないようだ。
4メートル以上あるんだけどな、高さ。
巌力さんに抱えられた環貴人が通りかかるときに、私に優しく言った。
「麗侍女、色々と手を尽くしてくれたようですね。東苑の統括として、最後にお礼申し上げます」
「そ、そんな。どうしても、こうしなきゃいけないんですか? これでお別れなんですか?」
あくまでも、合理性の面から言えば。
環貴人を人質として事態を収め、戌族にお帰り願うのは、あながち馬鹿げた話ではない。
昂国(こうこく)としてはこれ以上の被害を出さなくて済むし、覇聖鳳も手ぶらで帰るよりは、収まりがいいだろう。
「わたくし、この先ずっと後宮に居続けても、主上のお呼びはかからないでしょうし。これでいいんです」
「え」
突然の告白に、私は唖然とするしかない。
位の高い貴妃なのに、皇帝陛下から、相手にされない。
ありていに言えば、寝所の伴に呼ばれない、子供を、お世継ぎを作ることができない、ということだ。
目も眩むほど美しくて、物腰や雰囲気の柔らかい、全男子の理想みたいな、環貴人が!?
なにか事情があるのか。
それとも皇帝陛下は、特殊な好みをしてらっしゃるのか。
聞くのをためらっていると、環貴人はその閉じた目から、一筋の涙を流して、言った。
「麗侍女と、司午貴妃と、もっと仲良くしたかったのですけれど。お二人とも、後宮の中でとても楽しく遊んでらしたでしょう? わたくし、それが羨ましくって。お仲間に、入れて欲しくって……」
「やっぱり、バレてたんですね」
身代わり計画の支障になるからということで、私は意図的に環貴人との接触を避けてきた。
私たちの浅はかな思惑と計略は、環貴人にはきっとお見通しだったのだろう。
その陰で、環貴人にそんなことを、思わせていたなんて。
仲良くしたいのだという純粋な気持ちを、私たちは自分勝手な都合で、拒否してしまっていたなんて。
「むむむー! むむんむむむーー!! もんむむもんむむももーーー!!」
自分の意志が関与しない所で勝手に人質の交換が決まり、翠さま、いたくご立腹。
しかし人質の交換はつつがなく行われ、翠さまはこっちに、環貴人は向こうに、それぞれ入れ替わった。
「みなさま、朱蜂宮(しゅほうきゅう)を、主上を、よろしくお頼み申し上げます」
深く一礼して、環貴人は愛用の琵琶と共に、覇聖鳳の白馬の背に乗せられた。
まったくどうでもいい話だけど、邸瑠魅も怪我の手当てをされて、回収されたようだった。
さて多くの賊が倒れ、わずかな残りは去って行く。
事態はこれでひとまずの結末を見るのか。
と思うけれど、話はそう簡単ではないのだった。
「大人しくしろっつうの。とんだじゃじゃ馬だぜこいつは」
「ンガッガッ! ムグムグギィ!!」
しかし、覇聖鳳が翠さまの口に強引に指を突っ込んで、翠さまが舌を噛み切ろうとするのを防いだ。
「舌なんか噛んでも簡単には死ねねえってのを知らねえのか。お前さんは大事な人質なんだから、傷物になられちゃ困るんだよ」
覇聖鳳はそう言って翠さまを部下に渡し、猿轡(さるぐつわ)を噛ませて大人しくさせた。
「んー! んんんんーーッ!!」
両手を縛られ口も塞がれて、それでもなお暴れようとする翠さま。
兄の玄霧さんは苦渋の顔をしたのち。
「翠、許せとは言わぬぞ」
そう呟いて、部下の騎兵に指示の意味で手を掲げた。
「ん」
兄と妹は、ほんのわずか、お互い見つめ合って、小さく頷いた。
あの玄霧さんの顔は、まさか、まさか。
戌族もろとも、愛する妹を、司午家から輩出された初めての貴妃殿下を、巻き添えで殺す覚悟。
戦いが終わったら、責任を取って玄霧さんは、死ぬつもりだ!
「全員、突……」
翠さまもろとも戌族(じゅつぞく)の残党を攻撃させるため、その手を振り下ろして号令をかけようとした。
そんなのダメだ!
翠さまも、玄霧さんも、死んでいいわけない!
「や、やだ、やだよぅこんなの! 二人ともなに納得してるんだよー! やめろ、やめろォ! 玄霧ーーーッ!」
なりふり構わず叫ぶ。
間に走って割って入りたいけど、翔霏ががっちりと私の体をホールドしていて、出られない。
「こんな終わりは嫌だ! 私、こんな結末のために、頑張ってたんじゃない! 覇聖鳳を倒しても翠さまや玄霧さんがいないと、嫌だーーーーーーッ!!」
駄々っ子のように私が叫んだ、まさにそのとき。
参謀の除葛(じょかつ)姜(きょう)軍師が、玄霧さんの手を押しとどめた。
「ちょーっちょっ、ちょっと待ってみよか、なんか塀の上に、別のお偉い奥さまが出てきたで?」
後宮の北塀の上、破壊や火炎と離れた東側に、人が二人、立っていた。
あれは、北苑(ほくえん)と東苑(とうえん)の境目あたりだな。
一人は遠目でも一発で分かる、巌(いわお)の如き巨体の持ち主、巌力(がんりき)宦官だった。
衣服がところどころ破れ、全身いたるところに返り血がこびりついている。
煙の害を乗り越えて後宮に侵入したわずかな戌族の兵たちを、巌力さんが素手でぶちのめしてくれたんだろう。
彼に守られるように儚げ、危なげに、琵琶を胸に抱えて塀の上に立つもう一人の方は。
「環(かん)貴人だ。無事だったんだ。良かった」
私は安堵の声を出した。
でも、なんでわざわざこんな危ないところに来るんだ。
大人しく東苑のみなさんと一緒に、息をひそめて難を逃れていてくださいよ。
「……しが、代わりに……します。どうか……」
環貴人は、塀の上でなにかぼそぼそ言ってるけど、声が小さいので聞き取りにくい。
横にいる巌力さんが、すごく、辛そうな、哀しそうな顔で。
あの強く大きな巌力さんが、泣き入りそうな表情で、環貴人の言葉を、みんなに伝えた。
「戌族(じゅつぞく)の頭領よ! 人質が必要であれば、こちらの環貴人がぜひ自分を、とおっしゃっている!」
「はぁ?」
意味が分からない、という気持ちを隠さずに覇聖鳳が聞き返した。
こそこそ、ぼそぼそ、と環貴人が説明を加え、巌力さんが大きな声で伝え直す。
「環貴人のご生家は、昂国(こうこく)随一の豪商にあらせられる。環貴人を戌族に迎え入れたならば、誼(よしみ)を通じて大いに利得を生じるであろう」
覇聖鳳の興味が動いたのが、表情で分かった。
「環なにがしって商家は知ってるぜ。そこの大店(おおだな)のお嬢さんだったかい」
遊牧と通商、たまに強奪が生活経済の基盤である以上、戌族たちは昂国の商人と、常に交流を得ているはずだ。
豪商と縁を結ぶのは、メリットがとても大きい。
覇聖鳳にとって人質として連れて帰った際に得られるリターンは、環貴人の方が圧倒的に多い。
長く傍に置いておく場合はもちろんだし、身代金を要求しても、環家の方が多額の金品を用意してくれる。
巌力さんの口上は続く。
「司午(しご)翠蝶(すいちょう)貴妃殿下は、これからの後宮にも必要なお方。環貴人は、自分はどうなっても構わないから、司午貴妃をどうか、後宮に返して頂きたいと、切実に、願って、おられる……!」
そこまで言って、巌力さんは大きな体を震わせて、男泣きに泣いた。
誠心誠意尽くしてきた環貴人が、北の果てを越えた、戌族の地に、攫われて行ってしまう。
偉丈夫たる巌力さんの涙と心根に、男としてなにか打たれるものがあったのか。
それはわからないけど、覇聖鳳がこの人質交換に納得したのは、確かだった。
「わかった。こっちのわんぱくねえちゃんよりは、連れて帰るのにも手間がなさそうだ。目が開いてねえんだろう?」
巌力さんが、環貴人をお姫さま抱っこした状態で、塀を飛び下りる。
ドスン、と豪快に着地して、全く怪我もなにもないようだ。
4メートル以上あるんだけどな、高さ。
巌力さんに抱えられた環貴人が通りかかるときに、私に優しく言った。
「麗侍女、色々と手を尽くしてくれたようですね。東苑の統括として、最後にお礼申し上げます」
「そ、そんな。どうしても、こうしなきゃいけないんですか? これでお別れなんですか?」
あくまでも、合理性の面から言えば。
環貴人を人質として事態を収め、戌族にお帰り願うのは、あながち馬鹿げた話ではない。
昂国(こうこく)としてはこれ以上の被害を出さなくて済むし、覇聖鳳も手ぶらで帰るよりは、収まりがいいだろう。
「わたくし、この先ずっと後宮に居続けても、主上のお呼びはかからないでしょうし。これでいいんです」
「え」
突然の告白に、私は唖然とするしかない。
位の高い貴妃なのに、皇帝陛下から、相手にされない。
ありていに言えば、寝所の伴に呼ばれない、子供を、お世継ぎを作ることができない、ということだ。
目も眩むほど美しくて、物腰や雰囲気の柔らかい、全男子の理想みたいな、環貴人が!?
なにか事情があるのか。
それとも皇帝陛下は、特殊な好みをしてらっしゃるのか。
聞くのをためらっていると、環貴人はその閉じた目から、一筋の涙を流して、言った。
「麗侍女と、司午貴妃と、もっと仲良くしたかったのですけれど。お二人とも、後宮の中でとても楽しく遊んでらしたでしょう? わたくし、それが羨ましくって。お仲間に、入れて欲しくって……」
「やっぱり、バレてたんですね」
身代わり計画の支障になるからということで、私は意図的に環貴人との接触を避けてきた。
私たちの浅はかな思惑と計略は、環貴人にはきっとお見通しだったのだろう。
その陰で、環貴人にそんなことを、思わせていたなんて。
仲良くしたいのだという純粋な気持ちを、私たちは自分勝手な都合で、拒否してしまっていたなんて。
「むむむー! むむんむむむーー!! もんむむもんむむももーーー!!」
自分の意志が関与しない所で勝手に人質の交換が決まり、翠さま、いたくご立腹。
しかし人質の交換はつつがなく行われ、翠さまはこっちに、環貴人は向こうに、それぞれ入れ替わった。
「みなさま、朱蜂宮(しゅほうきゅう)を、主上を、よろしくお頼み申し上げます」
深く一礼して、環貴人は愛用の琵琶と共に、覇聖鳳の白馬の背に乗せられた。
まったくどうでもいい話だけど、邸瑠魅も怪我の手当てをされて、回収されたようだった。
さて多くの賊が倒れ、わずかな残りは去って行く。
事態はこれでひとまずの結末を見るのか。
と思うけれど、話はそう簡単ではないのだった。
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