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第4章 入学試験編
第4章ー①
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ドレーカ村から脱出し、リーヴ村へ来て十年の月日が経過。あの日の記憶もだいぶ朧気になっていた。
「エリカさん、洗濯物こっちに置いときますね」
「ありがとうサダメ。干すのは私がやっておくから」
あれから十年間、自分は孤児として教会に引き取られる形となり、シスターのエリカさんとこの教会の神父、それから一緒に孤児として引き取られたミオの四人で平和に暮らしていた。決して裕福と呼ばれる程贅沢な暮らしではないが、あの頃の奴隷同然のような暮らしに比べると一万倍マシだ。
裕福ではないとはいえ、美味しいご飯を食べれてあったかい布団で眠れる環境があるだけで幸せだ。前世ならゲームやら漫画やら欲していたと思うが、この世界に来てからは意外と娯楽というものをあまり欲しなくなっていた。この世界の生活に慣れてしまったからかもしれないが。
そんな自分は今、籠に山積みとなった洗濯物を風呂場の方から運び終えた所だった。信じられないかもしれないが、洗濯は全部手洗いでやっている。最初の頃教えて貰った時は滅茶苦茶苦労した。洗濯機のありがたみというものをこの時初めて知れた気がする。
残念ながらこの世界には家電というのがまだあまり普及しておらず、大抵は手動でやったりする。自分のように自然魔法を有効活用したりする場合もあるが、家電の代用品として魔道具を利用するケースもあるから思いの外炎魔法の出番はなかったりする。まあ、魔道具の寿命が無くなって、急遽必要になった時ぐらいだろうか。そんなの半年に一回ぐらいしかないけどな。
「その代わりと言ってはなんだけど、おつかい頼まれてくれる?」
「はい。いいですよ。今日の晩飯ですか?」
「うん。ここに書いてある奴をお願いね。はい、これ」
その話はさておき、洗濯籠を置いた後、エリカさんからおつかいを頼まれ、おつかい用のメモとお金の入った小さい巾着袋を渡された。
あれから十年。エリカさんも三十代後半になり、顔に少々シワが出来ているものの、美しさは未だに健在。昔は天女といった感じだったが、今は聖母といったところか。
十年前の自分は彼女に好意を寄せていた。教会に入り立ての頃は夜な夜な襲いに来てくれるんじゃないかと淡い期待を抱いていたり、お風呂に一緒に入ってくれたり等、邪な事ばかり考えていた時期もあった。風呂に関しては結局神父としか入った事がない。クソ、千載一遇のチャンスを逃してしまった。ミオの奴め。
しかし、月日が経つにつれ、女性というより母親に近い親しみを感じていた。母親というより叔母の方が正しいのかもしれないな。つまり、性的な目ではあまり見なくなったという事だ。
「それじゃあ、行ってきます!」
そんなエリカさんのおつかいを遂行するべく、自分は教会を後にするのだった。
「エリカさん、洗濯物こっちに置いときますね」
「ありがとうサダメ。干すのは私がやっておくから」
あれから十年間、自分は孤児として教会に引き取られる形となり、シスターのエリカさんとこの教会の神父、それから一緒に孤児として引き取られたミオの四人で平和に暮らしていた。決して裕福と呼ばれる程贅沢な暮らしではないが、あの頃の奴隷同然のような暮らしに比べると一万倍マシだ。
裕福ではないとはいえ、美味しいご飯を食べれてあったかい布団で眠れる環境があるだけで幸せだ。前世ならゲームやら漫画やら欲していたと思うが、この世界に来てからは意外と娯楽というものをあまり欲しなくなっていた。この世界の生活に慣れてしまったからかもしれないが。
そんな自分は今、籠に山積みとなった洗濯物を風呂場の方から運び終えた所だった。信じられないかもしれないが、洗濯は全部手洗いでやっている。最初の頃教えて貰った時は滅茶苦茶苦労した。洗濯機のありがたみというものをこの時初めて知れた気がする。
残念ながらこの世界には家電というのがまだあまり普及しておらず、大抵は手動でやったりする。自分のように自然魔法を有効活用したりする場合もあるが、家電の代用品として魔道具を利用するケースもあるから思いの外炎魔法の出番はなかったりする。まあ、魔道具の寿命が無くなって、急遽必要になった時ぐらいだろうか。そんなの半年に一回ぐらいしかないけどな。
「その代わりと言ってはなんだけど、おつかい頼まれてくれる?」
「はい。いいですよ。今日の晩飯ですか?」
「うん。ここに書いてある奴をお願いね。はい、これ」
その話はさておき、洗濯籠を置いた後、エリカさんからおつかいを頼まれ、おつかい用のメモとお金の入った小さい巾着袋を渡された。
あれから十年。エリカさんも三十代後半になり、顔に少々シワが出来ているものの、美しさは未だに健在。昔は天女といった感じだったが、今は聖母といったところか。
十年前の自分は彼女に好意を寄せていた。教会に入り立ての頃は夜な夜な襲いに来てくれるんじゃないかと淡い期待を抱いていたり、お風呂に一緒に入ってくれたり等、邪な事ばかり考えていた時期もあった。風呂に関しては結局神父としか入った事がない。クソ、千載一遇のチャンスを逃してしまった。ミオの奴め。
しかし、月日が経つにつれ、女性というより母親に近い親しみを感じていた。母親というより叔母の方が正しいのかもしれないな。つまり、性的な目ではあまり見なくなったという事だ。
「それじゃあ、行ってきます!」
そんなエリカさんのおつかいを遂行するべく、自分は教会を後にするのだった。
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