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第4章 入学試験編
第4章ー㊺
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『報告。只今、一人の脱出を確認。脱出者三十名を確認。これにて試験は終了となります。皆様、お疲れ様でした』
「うおっ?!」
脱出した自分はなぜか空中から落下。慌てて下半身を部分魔力強化してなんとか着地に成功する。危ない危ない。体勢崩してたら頭から落っこちる所だった。しかし、なんで上から出てくるような設定にしたのだろうか。
「…アレ?」
それはともかく、着地してすぐに変な違和感に気づく。試験会場はたしか緑一色の野原の地下で行われていた筈だが、今居る場所は地面が赤い床になっている。周りを見ると、どこかの建物の中に居るようだ。もしかすると合格者だけはここに集められているのかもしれない。受験者の数も明らかに少ないし。皆自分より先に脱出した合格者達なのだろう。
「サダメー!!」
「ッ?! ミオ!?」
そんなことを考えていた矢先、聞き覚えのある声で自分の名を呼ぶ人物がいた。呼ばれた方向に向かうと、ミオが急ぎ足で自分の元に向かって来ていた。
「はあ…はあ…、さっきから、ずっと探してたんだけど、全然見つからなかったから、ひょっとして落ちたのかもしれないって、不安になっちゃって…」
「お、おお。というか、大丈夫か?」
自分の元へ辿り着いた時には彼女は既に息切れしており、乱れた呼吸で話しかけてきたので一旦彼女を落ち着かせる。ひょっとして、自分がここに居ない間も探してくれていたのだろうか。だとしたら申し訳ないことをしたな。
「け、けど、サダメが受かってて本当によかった。えへへへへ」
「…ミオ」
そんな自分の気持ちとは裏腹に、彼女は自分が受かった事を知って自分事のように嬉しそうな笑顔を浮かべていた。なんというか、恥ずかしいというかちょっと照れくさいな。ここまで純粋な笑顔を見せられると、少しだけドキッとする。
「その様子だと、ミオも受かったみたいだな」
「うん。よくわかんないけど、私が一番早かったらしいよ?」
「…えっ?」
ドキッとせられたのも束の間、彼女からの衝撃の事実に別の意味でドキッとさせられた。話によると、開始早々脱出口の争奪戦になったそうだが、彼女の風魔法で他の受験者達を一掃。あっさりと彼女は脱出する事に成功したそうだ。よく考えてみれば、広範囲で風を起こせる彼女の魔法は今回の争奪戦では無類の強さを発揮できる。自分の炎魔法なんかよりも優秀に見えてきた。彼女の魔法の才能に改めて感心させられた。
「んで、ここってどこなんだ?」
「んー、私もよくわかんないんだよね。学園の関係者の人は『ここで待機しておくように』としか言われてなかったから」
「ひょっとして、全員揃ったらまたリーフさんとかから説明されるのかもしれないな」
「えっ? サダメが最後じゃないの?」
「ん? いや、俺じゃない…」
「おわわわわわわわわわわわわわわわわわ…」
「けと゛ぅっ!?」
「ッ?!」
ミオと会話しているなか、どこからか変な絶叫の仕方をする声が聞こえてきたかと思いきや、自分の頭頂部に弾力のあるものが落下。それがなにかも分からぬまま、自分はその弾力のあるなにかに押し潰されるように顔面を地面に叩きつけられた。
「うおっ?!」
脱出した自分はなぜか空中から落下。慌てて下半身を部分魔力強化してなんとか着地に成功する。危ない危ない。体勢崩してたら頭から落っこちる所だった。しかし、なんで上から出てくるような設定にしたのだろうか。
「…アレ?」
それはともかく、着地してすぐに変な違和感に気づく。試験会場はたしか緑一色の野原の地下で行われていた筈だが、今居る場所は地面が赤い床になっている。周りを見ると、どこかの建物の中に居るようだ。もしかすると合格者だけはここに集められているのかもしれない。受験者の数も明らかに少ないし。皆自分より先に脱出した合格者達なのだろう。
「サダメー!!」
「ッ?! ミオ!?」
そんなことを考えていた矢先、聞き覚えのある声で自分の名を呼ぶ人物がいた。呼ばれた方向に向かうと、ミオが急ぎ足で自分の元に向かって来ていた。
「はあ…はあ…、さっきから、ずっと探してたんだけど、全然見つからなかったから、ひょっとして落ちたのかもしれないって、不安になっちゃって…」
「お、おお。というか、大丈夫か?」
自分の元へ辿り着いた時には彼女は既に息切れしており、乱れた呼吸で話しかけてきたので一旦彼女を落ち着かせる。ひょっとして、自分がここに居ない間も探してくれていたのだろうか。だとしたら申し訳ないことをしたな。
「け、けど、サダメが受かってて本当によかった。えへへへへ」
「…ミオ」
そんな自分の気持ちとは裏腹に、彼女は自分が受かった事を知って自分事のように嬉しそうな笑顔を浮かべていた。なんというか、恥ずかしいというかちょっと照れくさいな。ここまで純粋な笑顔を見せられると、少しだけドキッとする。
「その様子だと、ミオも受かったみたいだな」
「うん。よくわかんないけど、私が一番早かったらしいよ?」
「…えっ?」
ドキッとせられたのも束の間、彼女からの衝撃の事実に別の意味でドキッとさせられた。話によると、開始早々脱出口の争奪戦になったそうだが、彼女の風魔法で他の受験者達を一掃。あっさりと彼女は脱出する事に成功したそうだ。よく考えてみれば、広範囲で風を起こせる彼女の魔法は今回の争奪戦では無類の強さを発揮できる。自分の炎魔法なんかよりも優秀に見えてきた。彼女の魔法の才能に改めて感心させられた。
「んで、ここってどこなんだ?」
「んー、私もよくわかんないんだよね。学園の関係者の人は『ここで待機しておくように』としか言われてなかったから」
「ひょっとして、全員揃ったらまたリーフさんとかから説明されるのかもしれないな」
「えっ? サダメが最後じゃないの?」
「ん? いや、俺じゃない…」
「おわわわわわわわわわわわわわわわわわ…」
「けと゛ぅっ!?」
「ッ?!」
ミオと会話しているなか、どこからか変な絶叫の仕方をする声が聞こえてきたかと思いきや、自分の頭頂部に弾力のあるものが落下。それがなにかも分からぬまま、自分はその弾力のあるなにかに押し潰されるように顔面を地面に叩きつけられた。
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