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第6章 初任務編
第6章ー④
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「この子、フィーちゃんって言うの。寮で仲良くなって、折角だから皆に紹介したくて」
『フィー・ミッドブルーだよ。よろしくー』
「おお。この華がある面子にもう一輪の華が! 俺、ギリスケ・アンドリューズ。よろしくー!」
「拙者、マヒロ・トーエンでござる」
「サダメ・レールステンだ。宜しく、フィー」
ミオが呼んで来たのは金髪の三つ編み少女だった。体型はソンジさんと似て幼児体型だが、垂れ目がより幼さを感じさせた。それと、黒いフェイスマスクで何故か口元を隠しており、普通に話すわけでなく、彼女の口元の所に字幕のような文字が現れ、それから機械音声が発せられる。これは魔道具の類なのだろうか?
「フィーちゃんは喋れなくて、魔道具経由でしか会話が出来ないみたいなの」
『慣れるのに時間掛かるかもしれないけど、ごめんね』
「そうなのでござるか?」
『家《ウチ》はちょっと特殊な家系でね、家族皆生まれつき喋れないんだよ』
「…そう、なんだ」
どうやらかなり暗い家庭事情があって喋れないようだ。家族全員喋れないって、中々ツラそうな家系だ。
『気にしなくていいよ。三つの頃にはもう慣れたからあんまり不便に思ってないよ』
自分が眉を顰めていると、彼女はそれに気づいたのか気を遣った言葉を掛けてくれた。本人がそう言うなら自分があまり考えても仕方ないか。
『この魔道具【代弁者マスク】は、私が喋りたい言葉を文字にして発してくれる私の家が独自に作った魔道具なんだ』
「ほー、これほど凄い物をフィー殿のお家で作られるとは」
『正確には家で働いてる技術者が、だけどね』
どうやら凄腕の技術者を雇っているらしく、それによって彼女の一族は不便なく過ごせているようだ。ソンジさんが聞いたら興味湧きそうだな。
「まあ、これから一緒に頑張ろう。改めて宜しく」
『こちらこそ。私、戦闘はでんて駄目だけど、サポートは得意だから後衛は任しといてー! 死んだら骨は拾ってやるからな!』
「は、はははは…」
そんな彼女と友好の握手を交わした。なんか最後に笑いにくい冗談が入って愛想笑いしか出なかったが、悪い子ではなさそうだ。流石に初任務で死ぬ可能性があるような依頼を持ってくるわけないだろうが、リーフさんとかがアクシデントは付き物みたいな事言ってた気がするから、内容次第ではあり得るかもしれない。だとしたら余計笑えないな、今のジョーク。
「よし。全員決まったか?」
自分達がわちゃわちゃしていると、コールスタッシュ先生が再び生徒達に話しかけていた。気が付くと皆集団になって固まっていた。アラガも少し距離は離れているが、他の班に加わったようだ。自分達の班に入るのあまりいい気はしなかったが、ちゃんと他の班に入ってくれたことに一安心してる自分が居た。彼の事だから「一人でもやる」と意地を張りそうだからな。駄々こねてなくてよかったよ。
「さて、それじゃあ次はこの四枚のうちの一枚を代表を決めて引いて貰おうか」
自分の勝手な不安を余所に、先生は四枚の紙を出して来た。
『フィー・ミッドブルーだよ。よろしくー』
「おお。この華がある面子にもう一輪の華が! 俺、ギリスケ・アンドリューズ。よろしくー!」
「拙者、マヒロ・トーエンでござる」
「サダメ・レールステンだ。宜しく、フィー」
ミオが呼んで来たのは金髪の三つ編み少女だった。体型はソンジさんと似て幼児体型だが、垂れ目がより幼さを感じさせた。それと、黒いフェイスマスクで何故か口元を隠しており、普通に話すわけでなく、彼女の口元の所に字幕のような文字が現れ、それから機械音声が発せられる。これは魔道具の類なのだろうか?
「フィーちゃんは喋れなくて、魔道具経由でしか会話が出来ないみたいなの」
『慣れるのに時間掛かるかもしれないけど、ごめんね』
「そうなのでござるか?」
『家《ウチ》はちょっと特殊な家系でね、家族皆生まれつき喋れないんだよ』
「…そう、なんだ」
どうやらかなり暗い家庭事情があって喋れないようだ。家族全員喋れないって、中々ツラそうな家系だ。
『気にしなくていいよ。三つの頃にはもう慣れたからあんまり不便に思ってないよ』
自分が眉を顰めていると、彼女はそれに気づいたのか気を遣った言葉を掛けてくれた。本人がそう言うなら自分があまり考えても仕方ないか。
『この魔道具【代弁者マスク】は、私が喋りたい言葉を文字にして発してくれる私の家が独自に作った魔道具なんだ』
「ほー、これほど凄い物をフィー殿のお家で作られるとは」
『正確には家で働いてる技術者が、だけどね』
どうやら凄腕の技術者を雇っているらしく、それによって彼女の一族は不便なく過ごせているようだ。ソンジさんが聞いたら興味湧きそうだな。
「まあ、これから一緒に頑張ろう。改めて宜しく」
『こちらこそ。私、戦闘はでんて駄目だけど、サポートは得意だから後衛は任しといてー! 死んだら骨は拾ってやるからな!』
「は、はははは…」
そんな彼女と友好の握手を交わした。なんか最後に笑いにくい冗談が入って愛想笑いしか出なかったが、悪い子ではなさそうだ。流石に初任務で死ぬ可能性があるような依頼を持ってくるわけないだろうが、リーフさんとかがアクシデントは付き物みたいな事言ってた気がするから、内容次第ではあり得るかもしれない。だとしたら余計笑えないな、今のジョーク。
「よし。全員決まったか?」
自分達がわちゃわちゃしていると、コールスタッシュ先生が再び生徒達に話しかけていた。気が付くと皆集団になって固まっていた。アラガも少し距離は離れているが、他の班に加わったようだ。自分達の班に入るのあまりいい気はしなかったが、ちゃんと他の班に入ってくれたことに一安心してる自分が居た。彼の事だから「一人でもやる」と意地を張りそうだからな。駄々こねてなくてよかったよ。
「さて、それじゃあ次はこの四枚のうちの一枚を代表を決めて引いて貰おうか」
自分の勝手な不安を余所に、先生は四枚の紙を出して来た。
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