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第6章 初任務編
第6章ー㉝
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「それで、作戦とはどうようなものでござるか?」
「ああ。それを今から説明するよ」
マヒロに急かされるように自分は作戦を説明し始める。
「まず、フィーの結界を一度解除してもらう。そのあとすぐに俺の光魔法で目くらましさせる」
『多分後ろにも数人居ると思うけど、大丈夫なの?』
「なるべく上に向かって強力なやつ撃つつもりだから、皆はその間下を向いて思いっきり目を瞑っててくれ」
「して、拙者はどうすればいいでござるか?」
「魔法を撃った後に合図を送る。その隙に前方の敵を無力化してくれ。後ろは俺がなんとかしよう」
「承知した!」
「俺は後ろの敵を無力化した後、レルトの方へ向かう。向こうの状況も知りたいし、騎士団の人とも一度合流したい。その間、連中の相手はマヒロに任せる。出来れば馬車から遠ざけて欲しい」
「出来る事なれば構わぬが、何故?」
「フィーに結界をもう一度張ってもらう際、もう一回り大きくして貰いたんだ。今、御者の人と魔導馬が負傷して動けないんだ。だからミオが治療出来るぐらいのスペースが欲しい。出来るか? マヒロ、それにフィー」
「そういうことなら任されよ」
『うん。なんとかやってみる』
「なら、フィーが結界を張った後、ミオはすぐに御者の人と魔導馬の治療に当たってくれ」
「分かった!」
作戦を伝えると、女子三人は首を縦に振る。この作戦は皆にかなり負担を強いるかもしれない作戦ではあるが、ここに居る面子でこの状況を打破するには皆の力がどうしても必要だ。
『そういえば、ギリスケ君はどうするの?』
「…んっ、んん…」
「…後で適当に起こしてコキ使ってくれ」
『あいよー』
約一名を除いていはだが。こいつ、今にも殺されそうな状況なのに呑気に眠りやがって。叩き起こして状況説明する時間も惜しいし、こいつはフィー達に任せよう。
「とりあえず、俺が合図出すから皆下向いて…」
「おっと、そういえばサダメにこれを渡さねば」
「? 俺に?」
ギリスケの事は置いといて、作戦を開始しようとした矢先、マヒロが自分に渡す物があると言ってきた。こんな状況で一体何を渡すつもりなのだろうか。
「これでござる!」
「ッ!? これは?」
彼女の懐から渡された物は、小型の雷電。彼女の持っている物より明らかに小さく、交通整理とかで見る誘導棒ぐらいのサイズにまで縮小されていた。
「雷電程射程は長くはない上、雷の威力も落ちているでござるが、相手の懐に入ればそれでも充分無力化出来るとソンジ殿が仰っておった。単独で動くのなら持っていた方が良かろう」
「あ、ああ。ありがとう」
「因みにその刀の名は【小刀《しょうとう》・迅雷】。格好いい名でござろう?!」
「…あ、ああ…」
マヒロは自分に渡しながら軽く説明をしてくれた。名前は少々安易だと思わんでもないが、名づけ親本人がキラキラした眼差しで見てくる辺り、相当気に入っているようだから何も言わないでおこう。
「よ、よし。そんんじゃあ、作戦に移るぞ!」
「うん!」 「うむ!」 『おー!』
そんなことを思いながらも迅雷を手にした自分は、いよいよ作戦を決行させるのだった。
「ああ。それを今から説明するよ」
マヒロに急かされるように自分は作戦を説明し始める。
「まず、フィーの結界を一度解除してもらう。そのあとすぐに俺の光魔法で目くらましさせる」
『多分後ろにも数人居ると思うけど、大丈夫なの?』
「なるべく上に向かって強力なやつ撃つつもりだから、皆はその間下を向いて思いっきり目を瞑っててくれ」
「して、拙者はどうすればいいでござるか?」
「魔法を撃った後に合図を送る。その隙に前方の敵を無力化してくれ。後ろは俺がなんとかしよう」
「承知した!」
「俺は後ろの敵を無力化した後、レルトの方へ向かう。向こうの状況も知りたいし、騎士団の人とも一度合流したい。その間、連中の相手はマヒロに任せる。出来れば馬車から遠ざけて欲しい」
「出来る事なれば構わぬが、何故?」
「フィーに結界をもう一度張ってもらう際、もう一回り大きくして貰いたんだ。今、御者の人と魔導馬が負傷して動けないんだ。だからミオが治療出来るぐらいのスペースが欲しい。出来るか? マヒロ、それにフィー」
「そういうことなら任されよ」
『うん。なんとかやってみる』
「なら、フィーが結界を張った後、ミオはすぐに御者の人と魔導馬の治療に当たってくれ」
「分かった!」
作戦を伝えると、女子三人は首を縦に振る。この作戦は皆にかなり負担を強いるかもしれない作戦ではあるが、ここに居る面子でこの状況を打破するには皆の力がどうしても必要だ。
『そういえば、ギリスケ君はどうするの?』
「…んっ、んん…」
「…後で適当に起こしてコキ使ってくれ」
『あいよー』
約一名を除いていはだが。こいつ、今にも殺されそうな状況なのに呑気に眠りやがって。叩き起こして状況説明する時間も惜しいし、こいつはフィー達に任せよう。
「とりあえず、俺が合図出すから皆下向いて…」
「おっと、そういえばサダメにこれを渡さねば」
「? 俺に?」
ギリスケの事は置いといて、作戦を開始しようとした矢先、マヒロが自分に渡す物があると言ってきた。こんな状況で一体何を渡すつもりなのだろうか。
「これでござる!」
「ッ!? これは?」
彼女の懐から渡された物は、小型の雷電。彼女の持っている物より明らかに小さく、交通整理とかで見る誘導棒ぐらいのサイズにまで縮小されていた。
「雷電程射程は長くはない上、雷の威力も落ちているでござるが、相手の懐に入ればそれでも充分無力化出来るとソンジ殿が仰っておった。単独で動くのなら持っていた方が良かろう」
「あ、ああ。ありがとう」
「因みにその刀の名は【小刀《しょうとう》・迅雷】。格好いい名でござろう?!」
「…あ、ああ…」
マヒロは自分に渡しながら軽く説明をしてくれた。名前は少々安易だと思わんでもないが、名づけ親本人がキラキラした眼差しで見てくる辺り、相当気に入っているようだから何も言わないでおこう。
「よ、よし。そんんじゃあ、作戦に移るぞ!」
「うん!」 「うむ!」 『おー!』
そんなことを思いながらも迅雷を手にした自分は、いよいよ作戦を決行させるのだった。
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