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第6章 初任務編
第6章ー㊲
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「ん? 俺か? そうだなー…」
「…」
男は自分の質問にどう答えようか考えているが、いかにも怪しすぎる。こいつ、さっきの連中と繋がりがあると見てもようさそうか?
「俺はホープ。この集落の生き残りだ」
ホープと名乗る男は自身を生き残りと言うが、胡散臭すぎる。名前はともかく、こんな血生臭い状況でヘラヘラしてる時点でおかしい。
「あんた、あいつ等の仲間か?」
「あいつ等?」
「とぼけんな。俺達の馬車を襲った連中だ。何が目的だ?」
「…はは、流石に気づかれてっか」
「…」
自分がハッキリ問い詰めると、ホープは笑い飛ばすように白状した。随分と余裕そうな態度だな。舐め切っているのか、それとも腕に自信があるのかわからないが相手は油断している。どうする。こいつも迅雷で気絶させるか。先生からなるべく戦闘はするなと言われたが、騎士団の人も見当たらない以上やむを得まい。
「その制服、魔法学園の生徒か。なるほどなるほど。そういえばこの時期は任務に派遣されてる頃だったか」
「ッ!?」
バレないように迅雷を後ろに構えていると、ホープは自分が魔法学園の生徒であることを見抜いた。制服を見れば分かるのかもしれないが、何故任務の事を知っている。見た目は十代後半か二十代前半。若いうちから悪行働いてる奴が学園の事情を知っているのはちょっと疑問に感じる。もしかして、あの時の金髪男が色々チクったのか? ここは下手に隠しても意味ないか。
「ああ。任務でこの集落にあるタリスターの花を処分しにきた。あんた等みたいな連中に渡る前にな」
「ほお?」
自分も正直に答える。向こうもかなり油断しているようだし、隙を見て迅雷を当てる。そう考えた自分は、少しでも話に興味を持たせれるように偽りなく話すことにしたのだ。
「それで、ここに居た集落の人達はどうした? 騎士団の人も二人居ただろ?」
「ああ、居たよ。呑気に暮らしてる集落の連中も、屈強な騎士団の奴等も」
「だから、その人達をどうしたって聞いてんだ!? どこにやった?!」
「急にうるせーな。大声で言わなくても聞こえてるって」
焦りと緊張からか、彼と会話をしていると段々声量と口調が荒くなってきていた。落ち着け自分。感情的になりすぎるとタイミングを見計らうどころじゃなくなってしまう。
「あー、あれだ。俺の魔法で全員消したんだよ。跡形もなく」
「ッ!? 跡形もなく消した?!」
しかし、ホープの返答に怒りの沸点が上がっていく。消したというのは殺したという意味か。だが、跡形もなく消したというのは妙に引っかかる。人だけじゃなくて建物も消したというのか。どんな魔法を使ったらそんな事が出来るんだ。
「あっ、でも、これだけなら残ってたぜ」
「ッ?!」
などと思っていると、ホープが足元にある『なにか』を拾い上げる。その『なにか』を見た自分は瞬間、寒気が走った。
その『なにか』とは、騎士団の人のものであろう籠手を身に着けた腕の一部だった。
「…」
男は自分の質問にどう答えようか考えているが、いかにも怪しすぎる。こいつ、さっきの連中と繋がりがあると見てもようさそうか?
「俺はホープ。この集落の生き残りだ」
ホープと名乗る男は自身を生き残りと言うが、胡散臭すぎる。名前はともかく、こんな血生臭い状況でヘラヘラしてる時点でおかしい。
「あんた、あいつ等の仲間か?」
「あいつ等?」
「とぼけんな。俺達の馬車を襲った連中だ。何が目的だ?」
「…はは、流石に気づかれてっか」
「…」
自分がハッキリ問い詰めると、ホープは笑い飛ばすように白状した。随分と余裕そうな態度だな。舐め切っているのか、それとも腕に自信があるのかわからないが相手は油断している。どうする。こいつも迅雷で気絶させるか。先生からなるべく戦闘はするなと言われたが、騎士団の人も見当たらない以上やむを得まい。
「その制服、魔法学園の生徒か。なるほどなるほど。そういえばこの時期は任務に派遣されてる頃だったか」
「ッ!?」
バレないように迅雷を後ろに構えていると、ホープは自分が魔法学園の生徒であることを見抜いた。制服を見れば分かるのかもしれないが、何故任務の事を知っている。見た目は十代後半か二十代前半。若いうちから悪行働いてる奴が学園の事情を知っているのはちょっと疑問に感じる。もしかして、あの時の金髪男が色々チクったのか? ここは下手に隠しても意味ないか。
「ああ。任務でこの集落にあるタリスターの花を処分しにきた。あんた等みたいな連中に渡る前にな」
「ほお?」
自分も正直に答える。向こうもかなり油断しているようだし、隙を見て迅雷を当てる。そう考えた自分は、少しでも話に興味を持たせれるように偽りなく話すことにしたのだ。
「それで、ここに居た集落の人達はどうした? 騎士団の人も二人居ただろ?」
「ああ、居たよ。呑気に暮らしてる集落の連中も、屈強な騎士団の奴等も」
「だから、その人達をどうしたって聞いてんだ!? どこにやった?!」
「急にうるせーな。大声で言わなくても聞こえてるって」
焦りと緊張からか、彼と会話をしていると段々声量と口調が荒くなってきていた。落ち着け自分。感情的になりすぎるとタイミングを見計らうどころじゃなくなってしまう。
「あー、あれだ。俺の魔法で全員消したんだよ。跡形もなく」
「ッ!? 跡形もなく消した?!」
しかし、ホープの返答に怒りの沸点が上がっていく。消したというのは殺したという意味か。だが、跡形もなく消したというのは妙に引っかかる。人だけじゃなくて建物も消したというのか。どんな魔法を使ったらそんな事が出来るんだ。
「あっ、でも、これだけなら残ってたぜ」
「ッ?!」
などと思っていると、ホープが足元にある『なにか』を拾い上げる。その『なにか』を見た自分は瞬間、寒気が走った。
その『なにか』とは、騎士団の人のものであろう籠手を身に着けた腕の一部だった。
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