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episode2 「銃機の悪魔」
episode2 #7「結果!」
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「おおおぉぉぉ……」
するとさっきまで纏っていた炎が消え、右腕の剣もスッと消えていった。
「えっ?」
そして炎美は振り上げていた両腕を降ろし柑菜の胸にダイブしていった。
「なっ、なっ、ななななな…」
流石の状況に顔を赤らめる柑菜。まさかの事態でパニクっていた。
「……」
しかし炎美は全く動かなかった。よくみると炎美は気を失っていた。
「ちょっ、ちょっと炎美?」
腕が動かせない柑菜は顔を赤らめて呼びかけることしかできなかった。
「いやー、2人ともお疲れさま!」
すると外野にいた志村と細谷が2人のところへ歩いてきた。
「局長!」
柑菜は炎美から志村に視線を変えた。
「うんうん、中々良い闘いぶりだったよー! まあ最後はグダッとした終わり方だったけどまっ、細かいことは気にしないでおくか!!」
(私は物凄く気になるんですけど…)
最後のところを心の中でツッコむ柑菜。続けて志村は話始めた。
「取り敢えず結果の方は後で話すとして柑菜は医務室にすぐ行っておいで。細谷君!」
すると細谷は柑菜の所へ近づくと炎美を担いでその場を後にした。
---シャアアアーーー
「ふぅ」
柑菜はシャワーを浴びながらひと息ついていた。あの後、医務室に行き治療して貰い腕はほぼ完全に完治していた。
あの時、柑菜は負けていた。炎美は記憶を失っている事もあり本来の力を発揮出来ていない。そんな彼にあそこまで追い詰められたのだ。悔しさのあまり涙が出てくる柑菜。しばらくの間シャワーの音が響いていた。
---気がつくと炎美はまたベッドに運ばれていた。
「おはよう! 調子はどうかな?」
すると座っていた志村と隣に立っていた細谷がいた。
「まだ体がダルいですね」
正直に自分の調子を言うと「そうかい」とだけ志村は言った。
「あの後、君は気を失って細谷君がここまで運んできてくれたんだ!」
「そうだったんですか。ありがとうございます、細谷さん」
炎美は細谷に礼を言うがそれに対して細谷はふんっとした顔で目を逸らした。
「その話はここまでとして本題に入るけど今回のテストの結果を発表させて貰うよ!」
炎美はゴクリと唾を飲み込み真剣な眼差しで志村を見つめた。
「今回の結果、問題は無いということで君は合格だよ!」
「合格…」
やはり炎美はあまり嬉しそうな顔はできなかった。
(でもコレって監察署送りか…)
ヘコんだ顔をしていると志村は続け様に話続けた。
「実はねえ、監察署送りっていうのは…嘘何だ☆」
「…へ?」
するとさっきまで纏っていた炎が消え、右腕の剣もスッと消えていった。
「えっ?」
そして炎美は振り上げていた両腕を降ろし柑菜の胸にダイブしていった。
「なっ、なっ、ななななな…」
流石の状況に顔を赤らめる柑菜。まさかの事態でパニクっていた。
「……」
しかし炎美は全く動かなかった。よくみると炎美は気を失っていた。
「ちょっ、ちょっと炎美?」
腕が動かせない柑菜は顔を赤らめて呼びかけることしかできなかった。
「いやー、2人ともお疲れさま!」
すると外野にいた志村と細谷が2人のところへ歩いてきた。
「局長!」
柑菜は炎美から志村に視線を変えた。
「うんうん、中々良い闘いぶりだったよー! まあ最後はグダッとした終わり方だったけどまっ、細かいことは気にしないでおくか!!」
(私は物凄く気になるんですけど…)
最後のところを心の中でツッコむ柑菜。続けて志村は話始めた。
「取り敢えず結果の方は後で話すとして柑菜は医務室にすぐ行っておいで。細谷君!」
すると細谷は柑菜の所へ近づくと炎美を担いでその場を後にした。
---シャアアアーーー
「ふぅ」
柑菜はシャワーを浴びながらひと息ついていた。あの後、医務室に行き治療して貰い腕はほぼ完全に完治していた。
あの時、柑菜は負けていた。炎美は記憶を失っている事もあり本来の力を発揮出来ていない。そんな彼にあそこまで追い詰められたのだ。悔しさのあまり涙が出てくる柑菜。しばらくの間シャワーの音が響いていた。
---気がつくと炎美はまたベッドに運ばれていた。
「おはよう! 調子はどうかな?」
すると座っていた志村と隣に立っていた細谷がいた。
「まだ体がダルいですね」
正直に自分の調子を言うと「そうかい」とだけ志村は言った。
「あの後、君は気を失って細谷君がここまで運んできてくれたんだ!」
「そうだったんですか。ありがとうございます、細谷さん」
炎美は細谷に礼を言うがそれに対して細谷はふんっとした顔で目を逸らした。
「その話はここまでとして本題に入るけど今回のテストの結果を発表させて貰うよ!」
炎美はゴクリと唾を飲み込み真剣な眼差しで志村を見つめた。
「今回の結果、問題は無いということで君は合格だよ!」
「合格…」
やはり炎美はあまり嬉しそうな顔はできなかった。
(でもコレって監察署送りか…)
ヘコんだ顔をしていると志村は続け様に話続けた。
「実はねえ、監察署送りっていうのは…嘘何だ☆」
「…へ?」
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