33 / 52
ビジネス電話編
chapter11 間違い電話などへの応対
しおりを挟むある日の部活終了後のこと…
”♪~”
「お姉!スマフォが鳴ってるよ…」
「えっ?本当だ…これは、知らない番号だけど…」
”ポチッ”
『もしもし~西城さんの携帯電話ですか?』
『いえっ。私は西城ではありません。お掛けになった電話は 090-XXXX-YYZZ ですか?』
『すいません。どうやら間違えてしまったみたいです。失礼しました』
『いいえ。では、失礼します』
”ツーツーツー”
「間違え電話だったみたいだね。それにしても、「違います」だけじゃなくて、お姉はこっちの電話番号を言っていたけど…」
「この前の足達先生の授業でちょうどやったのよ。間違え電話の場合、こっちの電話番号を言えば、相手が番号を押し間違えたと分かり納得してもらえるって」
”♪~”
「お姉!また電話みたい」
「…これも私の知らない番号だけど…」
”ポチッ”
『…』
『もしもし?』
『…』
『もしもし。聞こえますか?』
『…』
『私は嶋尻真琴です。電話が遠くて、そちらの声が何も聞こえませんが、私の声は聞こえていますか?』
『…』
『すみませんが、そちらの声が届いていないので、改めてかけて頂けますか?電話は切らせて頂きます。失礼いたします』
”ツーツーツー”
「今度は何?いたずら電話?」
「そうかも知れないし、相手の電波の状況が悪くて私だけ聞こえていなかっただけかも知れないわ」
「それで、自分の名前を名乗って、相手の声が全然聞こえないと言った上で、必要ならばまた電話して欲しいって言った訳か!」
「さっきの対応だったら、いたずらだったとしても特に問題にならないし、相手の電波が悪かった場合にも失礼にならないしね!」
”♪~”
「お姉!またまた電話だよ…」
「……また違う番号だわ…」
”ポチッ”
『もしもし?』
『はい。嶋尻ですが?』
『おっ?この番号は当たりかぁ♪嬢ちゃん。これから俺と遊びに…』
『どうやら私には関係のない内容のようなので、切らせてもらいます。失礼します!!』
”ツーツーツー”
「…すごい剣幕だけど、いたずら電話?」
「その通りよ…ビジネス電話でも、明らかないたずら電話や嫌がらせ電話の場合「仕事に関係のない内容だから」って言って切って良いって足達先生が言ってたわ。だけど本当は、さっきの私みたいに感情的になってはダメなんだけどね…」
「確かに、ビジネス電話で感情的になったりしたら、切った後もしつこく電話をかけてきそうだもんね…さっきの電話番号、着拒した方がいいんじゃない?」
「そうね。忘れないうちにしておくわ…」
chapter12 に続く
~検定問題にチャレンジ!!~
土屋優作はY社に問い合わせたいことがあったので、Y社の電話番号を調べてメモし電話をかけたところ、違う会社にかかってしまった。
相手が「こちらは~番です」と教えてくれた番号は土屋のメモの番号と同じである。このような場合、土屋はどのように言うのがよいか。次の中から『適当』と思われるものを1つ選びなさい。
(第19回ビジネス電話実務検定知識B級より)
「1.「失礼ですが、そちらさまはY社とは関係ございませんか」」
「2.「電話番号を間違えてしまったようです。申し訳ございませんでした」」
「3.「恐れ入りますが、この番号がY社につながるということはございませんでしょうか」」
「4.「失礼いたしました。その番号におかけしておりましてメモの通りなのですが、何かご存じですか」」
『適当』な選択肢(間違い電話をしてしまい、相手が番号を言って教えてくれた場合)は…
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
「2.「電話番号を間違えてしまったようです。申し訳ございませんでした」」
~解説~
相手が電話番号を言い、土屋がメモした番号に違いがないことから、この場合、土屋が電話をかけ間違えたことは確実です。
恐らく、Y社の電話番号を調べメモした際に写し間違えたか、その情報そのものが古い情報だったのでしょう。
こういった場合には、間違えてしまったと言って謝るより他の正解はなく「その会社がY社と関係ないか」「絶対にこの番号はY社とつながらないか」「メモと番号が同じだが何か知らないか」と相手に尋ねるのは筋違いということになり、適切な選択肢とは言えない、ということです。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる