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72. 信頼
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会議を開いてことのあらましを伝えると、案の定、仲間たちは皆渋い顔をした。
ルゥのことがあったからこそ、彼らは余計に貴族を信用できないようであった。
「……テイトはどうするつもりなんだ?」
「実は、悩んでいて」
テイトの発言に、何人かが驚いたような表情を浮かべた。
「正気か?」
「甘いと言われることを承知で言うんですけど……行くことにリスクがあるのを理解した上で、それでも、どこかで信じたい気持ちもあって」
理解できないというような顔をされてしまい、テイトは苦笑を返した。
「解り合うためには、お互い腹を割って話すしかないと思うんです。今までは僕たちがどんなに協力を求めても門前払いされるだけで、しっかりと話し合うことはできませんでした。でも、今回は違う。拒否していた向こうが、僕たちと話すことを望んでいる」
「そうやって油断させておいて、奇襲されるかもしれない」
「そうかもしれません。でも、そうじゃないかもしれません。ただ、どっちにしても言えることは、この機会を逃したら僕たちは一生解り合えない」
行くことにリスクがある。
テイトもそれは十分に理解している。
けれど、行かないことにもリスクがあるように思えた。
どちらを選んでもリスクがあるのならば、テイトは後悔しない選択をしたかった。
たとえそれが罠であったとしても、自分で選んだ道であるならば、きっと後悔しないでいられると思った。
「……まぁ、行かなかったら行かなかったで難癖をつけられそうだしな」
ルゴーが難しい顔をしながら一つ頷いた。
その言葉には皆もそれなりの理解を示していた。
「僕もこれが罠じゃないと自信を持っては言えないので、皆さんに同行を強制するつもりはないです。ただ、騙されても構わないって覚悟があるなら、僕とカストルに行ってみませんか?」
気まずい沈黙が流れ、テイトは慌てて言葉を付け足した。
「すみません。リーダーの僕が言うと強制のように聞こえちゃいますよね。はっきり言います。皆さんがここに残ってくれる方が僕としては安心です。もし、僕に何かあって戻って来られなかった時に、後のことを任せられるから」
戦いは終わったが、やらなければいけないことはそれこそ山のように残っている。
まだまだ街の復興には時間がかかるし、心や体に傷を負った者の回復には更に時間を要するだろう。
それら全てが解決しないことには、本当の意味で戦いの終結を宣言することはできない。
テイトの自己犠牲とも取れるような発言に、大半が目を瞠った。
言い方を間違えてしまっただろうか、とテイトは困り顔で頭を掻いた。
「あー、皆さんの考えているような意味はなくて、僕は単純に一人でも大丈夫だってことを言いたくて、」
「――逆だろ」
意志を持った強い声に遮られ、テイトは思わずシンの方へと目を向けた。
「逆?」
「あっちに、精神干渉魔法の使い手がいることを忘れたのか?」
言いたいことが分からず首を傾けると、シンはすっと目を細めた。
「単独で行くのはどう考えても危険だろ。あんたの精神が乗っ取られて、ここで二の舞を演じて終わりだ。あんたを傀儡にしてしまえば、色々やりやすいだろうしな」
それを聞いて、テイトは息を呑んだ。
同時に自分の考えの浅はかさに恥ずかしくなって目を伏せた。
シンに言われると、確かにその通りな気がした。
あれだけ簡単に人を操ることができるのだ、その魔法をどうにかする手段もないテイト一人が出向いたところで、結局は仲間に迷惑をかけてしまうことになる。
テイトが黙り込むと、シンが息を吐く音が聞こえた。
「行くなら、強い仲間も連れて行くべきだ」
「……え?」
まさか行くことに賛同してくれるとは思わず、テイトは目を丸くしてシンを見つめた。
「とはいえ、魔導師団が相手じゃあんた達なんて手も足も出ないかも知れないが」
上げてから落とされて、テイトは口を引き結んだ。
やはり行くのは諦めた方がいいのだろうかと考えが揺らいだ時に、シンがニヤリと笑うのが見えた。
「まぁ、その問題はレンリがいれば半分は解決できるだろうけど」
テイトは一瞬唖然としたが、その意味を理解して眉を下げた。
「また、レンリさんを巻き込むんですか?」
「レンリだって覚悟してここにいるんだ。巻き込むという言い方はどうかと思うがな」
涼しい顔でそう続けられ、テイトは何も言い返せずに口を噤んだ。
テイトもそのことは頭で理解している。
それでも、攫われて怖い思いをしたばかりだというのに、敵地になるかも知れない場所へと再度彼女を連れて行くことは良心が認めなかった。
「別にレンリだけを連れてけって訳じゃない。あんたの我儘を聞くのもこれが最後だし、俺のことだって利用してくれて構わない」
シンは真っ直ぐにテイトを見つめた。
最後、と口の中で呟きながら、シンが自分たちに協力してくれている理由を思い出した。
元々、彼はヨンに会うことが目的だと語っていた。
彼を捕らえて、僅かながらに話をして、シンの目的は既に果たされたのだろう。
そう思うと、それは良いことに違いないのに、ほんの少しの寂しさが胸を焦がした。
「っレンリさんが行くなら、俺が行かないわけにはいかない!」
ルゴーが声を張り上げた。
彼の声にはどこか人を後押しするような力があり、続けて幾つか同行を願う声が挙がった。
シンがレンリの名を出したのはこの為だったのだろうか、とテイトは思わず勘ぐるようにシンを窺ったが、彼は素知らぬ顔でその様子を眺めているだけであった。
ある程度同行者が集まったため、くれぐれも隊の人には強制しないようにと再度念を押して、明朝発つことに合意を得て解散となった。
人がまばらになった会議室で、テイトは立ち去ろうとするシンを呼び止めた。
「っ待ってください」
「なんだ?」
「あ、えーと」
言いたいことが上手くまとまらず、テイトは言い淀んだ。
「最後って……」
「ああ。もう十分協力しただろ」
「それは、勿論」
シンには感謝してもしきれない。
彼がいなければ《アノニマス》に勝つことも、戦いを終わらすこともできなかっただろう。
「……少し、寂しいです」
それは本音だった。
シンはきっと自分よりもうんと年上なのだろうが、見た目が若い所為か大人と話す時に感じる気後れをしないで済んだように思う。
決して気軽さがあったわけではないけれど、立場的には対等を貫いてくれていた。
それに、シンが思ったことをズバズバと言ってくれるおかげで、自分も言いたいことを言えるようになった。
素直な気持ちを口にすることは勇気のいることであったが、それでも、本音を告げて尚味方になってくれる人がいることを知った時には言い知れぬ嬉しさがあった。
シンは僅かに目を見開いた後に、意地の悪い笑みを浮かべた。
「寂しい、ねぇ」
揶揄いを含んだ声に、テイトは顔を赤くした。
「ダ、ダメですか? っ寂しいって思っちゃ」
「いや。それは、あんたの長所だな」
シンは笑みを隠さないまま首を横に振った。
「分かった。森の魔法はあんたも入れるようにかけ直しておこう」
「え?」
「でも、もう面倒ごとは持ち込むなよ」
その言葉の意味を咀嚼しながら、テイトは自然と口角が上がるのが分かった。
それはつまり、自分が訪ねることを許容してくれるということだ。
嬉しさを堪え切れずにニマニマしていると、何かを思い出したのかシンが不意に、あ、と声を漏らした。
「暫くは不在にしてると思うから、訪ねた時にいなくても恨むなよ」
「どこかに行く予定でもあるんですか?」
「レンリのことがあるからな。一緒に記憶の手掛かりを探す約束だ」
「え、ずるいです」
無意識に呟くと、シンから試すような視線が送られた。
「あんたも来るか?」
「分かってるくせに……」
テイトはジト目でシンを見遣った。
リーダーである自分には、今残っているすべきことを放り出してここを去るなど、到底不可能なことであった。
シンもそれを分かっていたのだろう、テイトの返答に口の端を吊り上げた。
「リーダーなんてそんな面倒臭いもの、とっとと他の奴に押しつければいいのに」
「押しつけるって」
「まぁ、でも、上手くやれてたんじゃないか」
突然の誉め言葉に、テイトは思わず目を丸くしてまじまじとシンを見つめた。
「俺は行かない方がいいとは思ったが、あんたが対話を望むなら止めはしない。あんたの言葉には、魔法に近いものがあるからな」
だから、賛同したんだ。上手くやってくれよリーダーと言いながら、シンは片手だけをひらひらと振って、部屋を出て行ってしまった。
テイトはこみ上げてくる熱いものが鼻の奥をツンとさせるのを感じ、シンの背中に向かって深く頭を下げた。
ルゥのことがあったからこそ、彼らは余計に貴族を信用できないようであった。
「……テイトはどうするつもりなんだ?」
「実は、悩んでいて」
テイトの発言に、何人かが驚いたような表情を浮かべた。
「正気か?」
「甘いと言われることを承知で言うんですけど……行くことにリスクがあるのを理解した上で、それでも、どこかで信じたい気持ちもあって」
理解できないというような顔をされてしまい、テイトは苦笑を返した。
「解り合うためには、お互い腹を割って話すしかないと思うんです。今までは僕たちがどんなに協力を求めても門前払いされるだけで、しっかりと話し合うことはできませんでした。でも、今回は違う。拒否していた向こうが、僕たちと話すことを望んでいる」
「そうやって油断させておいて、奇襲されるかもしれない」
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テイトもそれは十分に理解している。
けれど、行かないことにもリスクがあるように思えた。
どちらを選んでもリスクがあるのならば、テイトは後悔しない選択をしたかった。
たとえそれが罠であったとしても、自分で選んだ道であるならば、きっと後悔しないでいられると思った。
「……まぁ、行かなかったら行かなかったで難癖をつけられそうだしな」
ルゴーが難しい顔をしながら一つ頷いた。
その言葉には皆もそれなりの理解を示していた。
「僕もこれが罠じゃないと自信を持っては言えないので、皆さんに同行を強制するつもりはないです。ただ、騙されても構わないって覚悟があるなら、僕とカストルに行ってみませんか?」
気まずい沈黙が流れ、テイトは慌てて言葉を付け足した。
「すみません。リーダーの僕が言うと強制のように聞こえちゃいますよね。はっきり言います。皆さんがここに残ってくれる方が僕としては安心です。もし、僕に何かあって戻って来られなかった時に、後のことを任せられるから」
戦いは終わったが、やらなければいけないことはそれこそ山のように残っている。
まだまだ街の復興には時間がかかるし、心や体に傷を負った者の回復には更に時間を要するだろう。
それら全てが解決しないことには、本当の意味で戦いの終結を宣言することはできない。
テイトの自己犠牲とも取れるような発言に、大半が目を瞠った。
言い方を間違えてしまっただろうか、とテイトは困り顔で頭を掻いた。
「あー、皆さんの考えているような意味はなくて、僕は単純に一人でも大丈夫だってことを言いたくて、」
「――逆だろ」
意志を持った強い声に遮られ、テイトは思わずシンの方へと目を向けた。
「逆?」
「あっちに、精神干渉魔法の使い手がいることを忘れたのか?」
言いたいことが分からず首を傾けると、シンはすっと目を細めた。
「単独で行くのはどう考えても危険だろ。あんたの精神が乗っ取られて、ここで二の舞を演じて終わりだ。あんたを傀儡にしてしまえば、色々やりやすいだろうしな」
それを聞いて、テイトは息を呑んだ。
同時に自分の考えの浅はかさに恥ずかしくなって目を伏せた。
シンに言われると、確かにその通りな気がした。
あれだけ簡単に人を操ることができるのだ、その魔法をどうにかする手段もないテイト一人が出向いたところで、結局は仲間に迷惑をかけてしまうことになる。
テイトが黙り込むと、シンが息を吐く音が聞こえた。
「行くなら、強い仲間も連れて行くべきだ」
「……え?」
まさか行くことに賛同してくれるとは思わず、テイトは目を丸くしてシンを見つめた。
「とはいえ、魔導師団が相手じゃあんた達なんて手も足も出ないかも知れないが」
上げてから落とされて、テイトは口を引き結んだ。
やはり行くのは諦めた方がいいのだろうかと考えが揺らいだ時に、シンがニヤリと笑うのが見えた。
「まぁ、その問題はレンリがいれば半分は解決できるだろうけど」
テイトは一瞬唖然としたが、その意味を理解して眉を下げた。
「また、レンリさんを巻き込むんですか?」
「レンリだって覚悟してここにいるんだ。巻き込むという言い方はどうかと思うがな」
涼しい顔でそう続けられ、テイトは何も言い返せずに口を噤んだ。
テイトもそのことは頭で理解している。
それでも、攫われて怖い思いをしたばかりだというのに、敵地になるかも知れない場所へと再度彼女を連れて行くことは良心が認めなかった。
「別にレンリだけを連れてけって訳じゃない。あんたの我儘を聞くのもこれが最後だし、俺のことだって利用してくれて構わない」
シンは真っ直ぐにテイトを見つめた。
最後、と口の中で呟きながら、シンが自分たちに協力してくれている理由を思い出した。
元々、彼はヨンに会うことが目的だと語っていた。
彼を捕らえて、僅かながらに話をして、シンの目的は既に果たされたのだろう。
そう思うと、それは良いことに違いないのに、ほんの少しの寂しさが胸を焦がした。
「っレンリさんが行くなら、俺が行かないわけにはいかない!」
ルゴーが声を張り上げた。
彼の声にはどこか人を後押しするような力があり、続けて幾つか同行を願う声が挙がった。
シンがレンリの名を出したのはこの為だったのだろうか、とテイトは思わず勘ぐるようにシンを窺ったが、彼は素知らぬ顔でその様子を眺めているだけであった。
ある程度同行者が集まったため、くれぐれも隊の人には強制しないようにと再度念を押して、明朝発つことに合意を得て解散となった。
人がまばらになった会議室で、テイトは立ち去ろうとするシンを呼び止めた。
「っ待ってください」
「なんだ?」
「あ、えーと」
言いたいことが上手くまとまらず、テイトは言い淀んだ。
「最後って……」
「ああ。もう十分協力しただろ」
「それは、勿論」
シンには感謝してもしきれない。
彼がいなければ《アノニマス》に勝つことも、戦いを終わらすこともできなかっただろう。
「……少し、寂しいです」
それは本音だった。
シンはきっと自分よりもうんと年上なのだろうが、見た目が若い所為か大人と話す時に感じる気後れをしないで済んだように思う。
決して気軽さがあったわけではないけれど、立場的には対等を貫いてくれていた。
それに、シンが思ったことをズバズバと言ってくれるおかげで、自分も言いたいことを言えるようになった。
素直な気持ちを口にすることは勇気のいることであったが、それでも、本音を告げて尚味方になってくれる人がいることを知った時には言い知れぬ嬉しさがあった。
シンは僅かに目を見開いた後に、意地の悪い笑みを浮かべた。
「寂しい、ねぇ」
揶揄いを含んだ声に、テイトは顔を赤くした。
「ダ、ダメですか? っ寂しいって思っちゃ」
「いや。それは、あんたの長所だな」
シンは笑みを隠さないまま首を横に振った。
「分かった。森の魔法はあんたも入れるようにかけ直しておこう」
「え?」
「でも、もう面倒ごとは持ち込むなよ」
その言葉の意味を咀嚼しながら、テイトは自然と口角が上がるのが分かった。
それはつまり、自分が訪ねることを許容してくれるということだ。
嬉しさを堪え切れずにニマニマしていると、何かを思い出したのかシンが不意に、あ、と声を漏らした。
「暫くは不在にしてると思うから、訪ねた時にいなくても恨むなよ」
「どこかに行く予定でもあるんですか?」
「レンリのことがあるからな。一緒に記憶の手掛かりを探す約束だ」
「え、ずるいです」
無意識に呟くと、シンから試すような視線が送られた。
「あんたも来るか?」
「分かってるくせに……」
テイトはジト目でシンを見遣った。
リーダーである自分には、今残っているすべきことを放り出してここを去るなど、到底不可能なことであった。
シンもそれを分かっていたのだろう、テイトの返答に口の端を吊り上げた。
「リーダーなんてそんな面倒臭いもの、とっとと他の奴に押しつければいいのに」
「押しつけるって」
「まぁ、でも、上手くやれてたんじゃないか」
突然の誉め言葉に、テイトは思わず目を丸くしてまじまじとシンを見つめた。
「俺は行かない方がいいとは思ったが、あんたが対話を望むなら止めはしない。あんたの言葉には、魔法に近いものがあるからな」
だから、賛同したんだ。上手くやってくれよリーダーと言いながら、シンは片手だけをひらひらと振って、部屋を出て行ってしまった。
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