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12.『無』の行き止まり。
とある休みの朝、基臣はいつもの流れで自宅の窓を開け放つ。
すると薬師側のスペースの畑でクレイヴァルが育てている薬草の手入れをしているのが見えた為無意識に声を掛けた。
「おーい!」
別に何か用があるわけではなかったがなんだかんだ関わることが増え、クレイヴァルという人間に慣れた今では改まって構える必要も無い。
同業者兼ご近所さんにしては近く、友人と呼ぶのはなんだかしっくりこない関係性だが無駄に気を使う必要が無いのはお互いとっくに理解し合っていた為「一緒にいても疲れない奴」というグループに属していると基臣は思っている。
「……なんだ?」
さっと立ち上がりこちらに近寄って来たクレイヴァルに軽く挨拶をして基臣は窓越しに会話を続ける。
「今日『通り市』だけどお前行くか?」
「いや、今日は別の予定がある」
さらりと応えられて基臣は「そっか」と軽く受け止めた。
互いの休みが重なる日はこんな風に顔を合わせる機会があればどちらともなく何かの用事に誘って、片方の都合が悪ければさらっと「また今度な」と気を使い合うことなく言える関係性が基臣は楽で気に入っていた。
この年齢まで自分一人の自由気ままなペースで生きて来た今となっては事前に予定を組んで約束をして……といったことがハッキリ言って億劫なのだ。
仕事なら何のストレスも感じない定まったスケジュールもプライベートになれば自分でも不思議なほど腰が重くなるのは何故なのだろう。
これも歳かな……と心の中だけで思っていた基臣を軽く見てクレイヴァルが口を開く。
「雨季に入っている地方もあるからこれから人の流れが変わる。もし街に行くならお前なら大丈夫だとは思うが、気を付けて行けよ」
「おう、ありがと。お前も気を付けろよ」
「ああ」
クレイヴァルは予定があると言っていたので基臣はそこで会話を切り上げて窓辺から離れた。
そしていつもの休みと同じように朝食を取り、軽く家事を済ませて日用品を含めた買い物リストを脳内で整理しながら基臣は街に足を向ける。
「忘れていたけど、西(コッチ)には雨季があるんだもんな」
基臣が初めてこの街に来たのはまさに雨季がちょうど終わったあたりだったから「もう一年近く経ったのか……」と時間の経過の早さを噛み締めつつ足を進めた。
交易都市としても有名なこの街には沢山の行商が訪れる。
それぞれが大陸の色々な場所を巡ってこの地を訪れる為季節によっても立つ市が変わるのも飽きが来なくて良い。
本当にいい場所に来られて幸せだな、と基臣は心の中でこの地を紹介してくれたアリアに礼を言った。
***
「ありがとうございました!」
元気よく笑顔で見送ってくれた店員に軽く会釈をして基臣はホクホクしながら人波に上手く合流する。
――いい買い物が出来た。
クレイヴァルが言っていた通り雨季に入っている地方を避けることを選んだ行商たちが流れて来たらしく初めて見る顔ぶれが増えていた。
その中で初めて見る本を扱っている店で基臣は結構な冊数を大人買いしたのだ。
これだけあれば当分楽しめるし面白かった物は読み終えた後クレイヴァルに貸してやっても良い。
そんなことを考えつつ露店で冷たい飲み物を買って一休みしていると喧噪の中から聞き慣れた単語を耳が拾った。
「おい……見たか? 『あのクソ野郎』、どのツラ下げてクレイヴァルに会いに来てんだよ」
「見た見た。信じらんねぇ」
――クレイヴァル?
はて? と思わず基臣が止まる。
確かに今日クレイヴァルは用事があると言っていたので誰かと会っているのだろう。
それは別に不思議でもなんでもないのだが……男性二人の声があまりにも刺々しかったせいで基臣はその場を離れることが出来なかった。
基臣は自分の座っているベンチの少し離れた位置で会話をしている男性獣人二人の方にちらりと視線を投げる。
彼らからは基臣は視界に入っていない位置関係なのでこのまま聞いている分には気付かれることはないと思う。
普段なら他人のプライバシーに立ち入ることは意識してしないようにしているのだが、今に限って基臣は何故か会話を聞き続けることを選んでしまった。
「『ジルナーク』の野郎がクレイヴァルを裏切ったせいでどれだけアイツが苦しんだと思ってんだ」
「本当だよ。あんな誰が見ても気があります! みたいな態度でストーカーみたいに付き纏って、病を患った自分の親まで使ってクレイヴァルに取り入ってよ!」
「ああ思い出すだけでも腹が立つな。無理矢理押し掛け女房みたいに薬師の診療所に住み着いて、散々世話になった後――ああ、クソッ!」
……成程なあ。
基臣は冷たい飲み物をグイっと呷って心の中だけで呟く。
クレイヴァル『も』裏切られたのか。
ジルナーク、と言ったか?
どんな相手かは知らないがあのクレイヴァルが本当に大切にしている薬師の診療所に住み着くことを許したんだ。
きっと最初はそうでもなかったとしても二人は『恋人同士』だったのだろう。
これが日本でのことなら「何アイツ、同性(オトコ)もイけんの?」と思う所だがこちらの世界では肉体的な性別なんてあってないようなものだ。
なんてったって男でも時間を掛ければ妊娠できるようになるなんていうトンデモ世界だからな。
そんなことを考えている基臣の存在に気付いていない二人の会話は続く。
「『番』認定した相手から裏切られたのによく立ち直ったよな」
「本当だよ。オミ先生が来てから明るくなって少し昔みたいな顔をすることが増えて本当に安心した」
――『番』。
その言葉を聞いた瞬間、何故か基臣は自らの心臓がドクンとひと際強く鼓動したのを感じた。
そして一拍置いて脳みその冷静な部分が「ああ、今俺は驚いたんだな」と他人事のような客観的な情報を送って来る。
――あれ? どうして驚くんだ? いや、驚くことは別に不思議じゃないか?
でも……今のは、驚くというより……もっと別の。
思考に集中し過ぎて結構な喧噪の中にいるのに周囲から音が消えたように錯覚して、それなのに混乱していても無駄に回る頭が別に要らない答えを探して――連れて来る。
求めてもいないのに他ならぬ自らの脳みそがはじき出した結論を脳内でオウム返しして基臣は静かに息を飲んだ。
――ああ、行き止まりだ。……しかも『無』の行き止まりだ。
ほんの一瞬の間に脳裏にそんな言葉が過る。
今まで生きて来て障害なんて山ほどあった。
平坦な道なんてほとんどなかった。
壁があるなら壊せばいい。
障害物があるなら乗り越えたり、必要に応じて迂回したらいい。
崖があるなら決死の覚悟で飛び降りてみてもいい。
上記の行動はあくまでも比喩だが基臣は今までその心意気で生きて来たし、困難を乗り越えて目標を叶える為にそれに見合った努力をしてきた。
でも――今回は違う。
気付いた所で『どうしようもない』のだ。
だってヒトである基臣と獣人であるクレイヴァルは決定的にそれぞれを構成する遺伝子レベルで根幹から異なっている。
同じ言葉を話して、同じ物を食べて同じ物を見て同じテーマについて議論して笑い合っても――価値観の土台から違う。
強いて言葉を探すなら『手遅れ』が一番近いかもしれない。
――『番』認定した相手から裏切られたのによく立ち直ったよな。
――本当だよ。オミ先生が来てから明るくなって少し昔みたいな顔をすることが増えて本当に安心した。
明るい声で少しだけ嬉しそうに語り合う声が薄い膜を一枚隔てたように脳内で再生される。
二人の会話はまだ続いていた。
「オミ先生が伴侶候補鑑定を『希望しない』って選んだ異世界人って言う話は有名だろ? 同じ医療職種同士知識と技術を磨き合って友情を深めて欲しいよな」
「――だな! オミ先生『だからこそ』きっとあのクレイヴァルも心を開いたんだよな!」
つい数分前の自分がこの部分だけを聞いたなら「絵に描いたような友情! って感じじゃないけどまあ悪い気はしないな」位で受け止めたと思う。
しかし、こっちの世界での獣人が持つ『番』という存在を知識としてだがそれ相応に理解している身としてはその単語が持つ威力は計り知れない。
目の前には行き止まり。
何もない、行き止まり。
壊すべき壁も、乗り越える障害物も迂回を選ぶほどの険しい道も――飛び込む為に立つ断崖絶壁すらない……そもそも何もない行き止まり。
「……」
学生時代は勉強、大人になってからは仕事を優先して生きていたから長続きしたことはなかったが基臣だってそれなりに恋人はいた。
でも今自分の脳内――いや、胸中を占有する感情を思うと自分が今までしてきたことはどうやら『恋愛ごっこ』だったようだ。
「…………ハハ。あぁー、マジか」
生まれて初めて芽生えてしまったその感情を綺麗さっぱりなかったことにする方法を基臣は知らない。
知らないけれど『大人』だからこそ自分の感情に蓋をする方法なら、嫌というほど知っていた。
――終わってるな。
ああ、違うわ。そもそも始まってもねぇんだ。
すると薬師側のスペースの畑でクレイヴァルが育てている薬草の手入れをしているのが見えた為無意識に声を掛けた。
「おーい!」
別に何か用があるわけではなかったがなんだかんだ関わることが増え、クレイヴァルという人間に慣れた今では改まって構える必要も無い。
同業者兼ご近所さんにしては近く、友人と呼ぶのはなんだかしっくりこない関係性だが無駄に気を使う必要が無いのはお互いとっくに理解し合っていた為「一緒にいても疲れない奴」というグループに属していると基臣は思っている。
「……なんだ?」
さっと立ち上がりこちらに近寄って来たクレイヴァルに軽く挨拶をして基臣は窓越しに会話を続ける。
「今日『通り市』だけどお前行くか?」
「いや、今日は別の予定がある」
さらりと応えられて基臣は「そっか」と軽く受け止めた。
互いの休みが重なる日はこんな風に顔を合わせる機会があればどちらともなく何かの用事に誘って、片方の都合が悪ければさらっと「また今度な」と気を使い合うことなく言える関係性が基臣は楽で気に入っていた。
この年齢まで自分一人の自由気ままなペースで生きて来た今となっては事前に予定を組んで約束をして……といったことがハッキリ言って億劫なのだ。
仕事なら何のストレスも感じない定まったスケジュールもプライベートになれば自分でも不思議なほど腰が重くなるのは何故なのだろう。
これも歳かな……と心の中だけで思っていた基臣を軽く見てクレイヴァルが口を開く。
「雨季に入っている地方もあるからこれから人の流れが変わる。もし街に行くならお前なら大丈夫だとは思うが、気を付けて行けよ」
「おう、ありがと。お前も気を付けろよ」
「ああ」
クレイヴァルは予定があると言っていたので基臣はそこで会話を切り上げて窓辺から離れた。
そしていつもの休みと同じように朝食を取り、軽く家事を済ませて日用品を含めた買い物リストを脳内で整理しながら基臣は街に足を向ける。
「忘れていたけど、西(コッチ)には雨季があるんだもんな」
基臣が初めてこの街に来たのはまさに雨季がちょうど終わったあたりだったから「もう一年近く経ったのか……」と時間の経過の早さを噛み締めつつ足を進めた。
交易都市としても有名なこの街には沢山の行商が訪れる。
それぞれが大陸の色々な場所を巡ってこの地を訪れる為季節によっても立つ市が変わるのも飽きが来なくて良い。
本当にいい場所に来られて幸せだな、と基臣は心の中でこの地を紹介してくれたアリアに礼を言った。
***
「ありがとうございました!」
元気よく笑顔で見送ってくれた店員に軽く会釈をして基臣はホクホクしながら人波に上手く合流する。
――いい買い物が出来た。
クレイヴァルが言っていた通り雨季に入っている地方を避けることを選んだ行商たちが流れて来たらしく初めて見る顔ぶれが増えていた。
その中で初めて見る本を扱っている店で基臣は結構な冊数を大人買いしたのだ。
これだけあれば当分楽しめるし面白かった物は読み終えた後クレイヴァルに貸してやっても良い。
そんなことを考えつつ露店で冷たい飲み物を買って一休みしていると喧噪の中から聞き慣れた単語を耳が拾った。
「おい……見たか? 『あのクソ野郎』、どのツラ下げてクレイヴァルに会いに来てんだよ」
「見た見た。信じらんねぇ」
――クレイヴァル?
はて? と思わず基臣が止まる。
確かに今日クレイヴァルは用事があると言っていたので誰かと会っているのだろう。
それは別に不思議でもなんでもないのだが……男性二人の声があまりにも刺々しかったせいで基臣はその場を離れることが出来なかった。
基臣は自分の座っているベンチの少し離れた位置で会話をしている男性獣人二人の方にちらりと視線を投げる。
彼らからは基臣は視界に入っていない位置関係なのでこのまま聞いている分には気付かれることはないと思う。
普段なら他人のプライバシーに立ち入ることは意識してしないようにしているのだが、今に限って基臣は何故か会話を聞き続けることを選んでしまった。
「『ジルナーク』の野郎がクレイヴァルを裏切ったせいでどれだけアイツが苦しんだと思ってんだ」
「本当だよ。あんな誰が見ても気があります! みたいな態度でストーカーみたいに付き纏って、病を患った自分の親まで使ってクレイヴァルに取り入ってよ!」
「ああ思い出すだけでも腹が立つな。無理矢理押し掛け女房みたいに薬師の診療所に住み着いて、散々世話になった後――ああ、クソッ!」
……成程なあ。
基臣は冷たい飲み物をグイっと呷って心の中だけで呟く。
クレイヴァル『も』裏切られたのか。
ジルナーク、と言ったか?
どんな相手かは知らないがあのクレイヴァルが本当に大切にしている薬師の診療所に住み着くことを許したんだ。
きっと最初はそうでもなかったとしても二人は『恋人同士』だったのだろう。
これが日本でのことなら「何アイツ、同性(オトコ)もイけんの?」と思う所だがこちらの世界では肉体的な性別なんてあってないようなものだ。
なんてったって男でも時間を掛ければ妊娠できるようになるなんていうトンデモ世界だからな。
そんなことを考えている基臣の存在に気付いていない二人の会話は続く。
「『番』認定した相手から裏切られたのによく立ち直ったよな」
「本当だよ。オミ先生が来てから明るくなって少し昔みたいな顔をすることが増えて本当に安心した」
――『番』。
その言葉を聞いた瞬間、何故か基臣は自らの心臓がドクンとひと際強く鼓動したのを感じた。
そして一拍置いて脳みその冷静な部分が「ああ、今俺は驚いたんだな」と他人事のような客観的な情報を送って来る。
――あれ? どうして驚くんだ? いや、驚くことは別に不思議じゃないか?
でも……今のは、驚くというより……もっと別の。
思考に集中し過ぎて結構な喧噪の中にいるのに周囲から音が消えたように錯覚して、それなのに混乱していても無駄に回る頭が別に要らない答えを探して――連れて来る。
求めてもいないのに他ならぬ自らの脳みそがはじき出した結論を脳内でオウム返しして基臣は静かに息を飲んだ。
――ああ、行き止まりだ。……しかも『無』の行き止まりだ。
ほんの一瞬の間に脳裏にそんな言葉が過る。
今まで生きて来て障害なんて山ほどあった。
平坦な道なんてほとんどなかった。
壁があるなら壊せばいい。
障害物があるなら乗り越えたり、必要に応じて迂回したらいい。
崖があるなら決死の覚悟で飛び降りてみてもいい。
上記の行動はあくまでも比喩だが基臣は今までその心意気で生きて来たし、困難を乗り越えて目標を叶える為にそれに見合った努力をしてきた。
でも――今回は違う。
気付いた所で『どうしようもない』のだ。
だってヒトである基臣と獣人であるクレイヴァルは決定的にそれぞれを構成する遺伝子レベルで根幹から異なっている。
同じ言葉を話して、同じ物を食べて同じ物を見て同じテーマについて議論して笑い合っても――価値観の土台から違う。
強いて言葉を探すなら『手遅れ』が一番近いかもしれない。
――『番』認定した相手から裏切られたのによく立ち直ったよな。
――本当だよ。オミ先生が来てから明るくなって少し昔みたいな顔をすることが増えて本当に安心した。
明るい声で少しだけ嬉しそうに語り合う声が薄い膜を一枚隔てたように脳内で再生される。
二人の会話はまだ続いていた。
「オミ先生が伴侶候補鑑定を『希望しない』って選んだ異世界人って言う話は有名だろ? 同じ医療職種同士知識と技術を磨き合って友情を深めて欲しいよな」
「――だな! オミ先生『だからこそ』きっとあのクレイヴァルも心を開いたんだよな!」
つい数分前の自分がこの部分だけを聞いたなら「絵に描いたような友情! って感じじゃないけどまあ悪い気はしないな」位で受け止めたと思う。
しかし、こっちの世界での獣人が持つ『番』という存在を知識としてだがそれ相応に理解している身としてはその単語が持つ威力は計り知れない。
目の前には行き止まり。
何もない、行き止まり。
壊すべき壁も、乗り越える障害物も迂回を選ぶほどの険しい道も――飛び込む為に立つ断崖絶壁すらない……そもそも何もない行き止まり。
「……」
学生時代は勉強、大人になってからは仕事を優先して生きていたから長続きしたことはなかったが基臣だってそれなりに恋人はいた。
でも今自分の脳内――いや、胸中を占有する感情を思うと自分が今までしてきたことはどうやら『恋愛ごっこ』だったようだ。
「…………ハハ。あぁー、マジか」
生まれて初めて芽生えてしまったその感情を綺麗さっぱりなかったことにする方法を基臣は知らない。
知らないけれど『大人』だからこそ自分の感情に蓋をする方法なら、嫌というほど知っていた。
――終わってるな。
ああ、違うわ。そもそも始まってもねぇんだ。
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