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第二章 現界の超能力者
第31話 動きだす運命
しおりを挟む後ろ歩きする焦げ茶髪の少女に視線をとどめ、お互いの距離を開けていく。
「うーん、これくらいでいい?」
「もうちょっと、離れて」
「……これくらいっ?」
「もう少し」
「……これでいいでしょー?」
「うーん、あと、もうちょっと離れてくれるとーー」
「いい加減にしなさいよー! 遠すぎるわよーッ!」
「ヒィぃ!」
声量増し増しのサティさん。
怒鳴らなくても良いのに……恐いなぁ。
「うーん、これ遠いー?」
俺は正面数十メートル先で両手を振り上げるサティに叫ぶ。
「遠いわよー! アークは剣士なんだからそんな遠くから戦い始めてどうすんのよぉー!」
「あぁ言われてみれば確かに」
俺が剣士であるという前提を忘れていた。
避ける事を考えすぎたかな。
「そうだな。剣を持ってるとして……」
腰の2本の剣のうち長いほうを選び抜く。
剣の長さは100センチくらい。
カルイ刀と比べてこちらの方がずっとリーチがある。
「ゲンゼはそっちに座ってた方がいいわよ」
「わかった! 頑張ってね2人とも!」
「そうだな……『縮地』で詰めて……となると……」
剣を使って距離を測りおえる。
うむ、今の俺の能力と杖を抜いてる魔術師の攻撃を考慮すればここが理想の間合いと言える。
「俺の方はこんなもんかな? おやおや……これは思ったよりかなり……近いけど、サティは平気?」
「大丈夫よ! 全然問題ないわ!」
近いからもっと離れてって言って欲しかった。
「そうっすか」
静かに剣を正眼に構え己が心に再度問いかける。
え? 近くね? こんなん絶対避けれないだろ?
てか人が銃弾を避けれんのかよ?
元からムリゲーが過ぎない?
「恐がらなくていいわアーク! 殺傷能力の低い魔法にするから」
「そういうもんだいじゃないんだよなぁ……」
自分の弱い部分が盛大にうずきだしこの場から逃げるよう呼びかけてくる。
大丈夫だ、落ち着けよアーカム。
5年も必死に頑張って修行してきたじゃないか。
それに以前は不意打ちだった。
魔法を撃たれるなんて初めてだったから仕方なかったんだ。
「それじゃ、いくわよ?」
「……」
だが、今回は違うのだ。
魔法の強さを知ってるし、正面からの攻撃だ。
不意打ちじゃない。
それに師匠だって出来るって言ってたんだ。
それなら出来ないわけがないだろう。
「≪風打≫!」
繰り返した自問自答の果てに時は満ちた。
白い杖は手首を返すように振られ、滑らかな発声で発動トリガーと魔術式が完全に満たされるーー。
杖の先端に魔力による「現象」が現れ始めた。
正面から極限の集中力を用いてギリギリ「なんか起こってる……?」と認識できるレベルの高速魔法だ。
おそらく風の玉と思われる現象が高速でこちらに飛んできている……気がする。
既に魔法がどこにあるのか認識できない。
あまりにも速すぎる。
やべ見失った、これはーー。
「ッ!」
終わったーー。
ーーブウゥゥゥンッ
「ぶほぇッ!」
腹部に走る強烈な衝撃。
ずっしり構えていた体が後方へと大きく吹き飛ばされる。
「ゥがぁッ! はぁっ!」
「あっ! アーク!」
そうして10メートル程ふかふかの土の上を転がったところでようやく体が止まってくれた。
ここは廃鉱なので、本来ふかふかの土などあるわけも無いが、これらはサティが気遣って先ほど用意してくれたやつだ。
「ぅぁ、ぅぅ、あ……」
どれだけ「鎧圧」が厚くとも内部にダメージは入る。
白兵戦の歴史の中で鎧を着こむ相手にダメージを入れるように作られたのがハンマーなどの鈍器だ。
魔法だってどんな神秘的なエフェクトを凝らそうと当たれば全てが投石に早変わりする。
どれだけ高級な鎧を着ても打撃というのは内側に届くのである。
「ゲホッゲホッ!」
逆流する胃酸にえづき土の上に内容物をばら撒く。
「アーク! 大丈夫ッ!?」
「だから、言ったじゃない! 絶対無理だって!」
あぁ、本当に悔しい……涙が出てくる。
俺の5年間の持ってしても反応できなかった。
きっと師匠がなんとかできるようになるとか言ってたのは10年、20年、あるいは30年、40年もの長きわたる修行の末に避けられる……あるいは受けられるという意味だったんだろう。
「はぁ……なんか疲れちゃったな……」
結局、生身が銃には勝てないように、剣じゃ魔法には勝てないんだ。
師匠の言ってたのはほんの一握りの超人たち、それこそ師匠の同僚だった狩人とかのことなんだろう。
俺みたいなガキが剣で魔法に対抗しようなんて土台無理な話だったんだ。
「どう? 立てる?」
サティが手を伸ばしてくる。
黙し、差し出された手を取り立たせてもらう。
「ま、まぁ、仕方ないよアーク。サテリィは凄い魔術師だから、距離があったら剣士はみんな勝てないよ」
「そんなもんか……」
「そんなもんよ。今のは結構本気で撃っちゃったから凌げなくても仕方ないわ」
子供に同情された。
なんだかなぁ。
納得できないなぁ。
「ま! へこんでないで、次よ、次! これは修行なんでしょ? だったら最初から出来ちゃったら意味ないじゃない!」
「……まぁ、たしかに」
サティが初期に位置へ戻っていく。
このチミっ子め。なかなか響く事を言うじゃないか。
おかげでちょっとだけ元気になれた。
「わかった、もう一回頼む」
「いいわよ! 何度でも付きあったげる!」
「あ、あれ、あれれ? アークとサテリィが良い雰囲気……」
横合いから何か聞こえたが、聞こえてないふりをして修行を再開だ。
「よしッ! こい!」
俺の戦いはここから始まるのさ!
ー
「もう、嫌だ、帰る、帰ります……」
天井の根っ子を眺めながら俺は本音を漏らした。
もう何回打ち倒されたかわからなくなるくらい、≪風打≫の魔法を撃ち込まれたのだ。
本当に勘弁してくれ、もう死んでしまうよ。
「もう終わり!? まだまだアークならいけるわよ!頑張って!」
「いやいやいやいや! 流石に、もう無理です、うぇぇ……」
「サテリィもうやめてよ! アークが死んじゃう!」
サティの熱意に押され何度も魔法で腹パンされたが……流石にもう限界だ。
自分がただ魔法をいっぱい撃ちたかっただけなんじゃないかと思えるくらい楽しそうに詠唱しやがって。
サディスティックな女だ。
サティを睨みつける。
「ッ! な、何よ! 修行手伝ってって言ったのはアークだからね! 私は悪くないもん!」
彼女はぷいっとそっぽを向き開き直りはじめた。
「まぁいいわ。もう疲れちゃったなら仕方ないわね。私はまだまだいけるけど」
「っ、サティは俺をぼこしてただけだろッ!」
チラッとサティの顔をうかがって見る。
すると顔が微妙に赤らんでいらのがわかった。
案外サティも消耗しているのかもしれない。
初めての魔法を使ったときの経験から、魔法を使うと体が熱くなるのは知っている。
きっと、サティも体がポカポカしてるに違いない。
強がってるだけってことにしておこう。
まだまだ子供だな。
精神勝利を確信して俺は遠慮なく地底湖に吐かせてもらう事にした。
ー
対魔法講座の後、廃坑を探検や秘密基地に入って遊んだりしながら、2人といろんなことを話した。
実はゲンゼは11歳でサティが10歳だったのを知ったり、俺は8歳で一番年下だと伝えるとめちゃくちゃ驚かれたり。
2人は来年、王都のレトレシア魔術大学に入学することになっていたりする事も知った。
実は俺は魔法が使えないということも話すとゲンゼは少し残念そうにしていたが、サティはとっくに気づいていたようでニヤニヤしてるだけだったりと、改めてゲンゼが純粋すぎることが判明したりもしていた。
失望されてしまったけど、これでよかったんだと思う。
なんとなくこの2人には隠し事をしたくない気分になっていたから。
そうして俺たちは長い時間をこの洞窟で過ごした。
既に天井の木の根っこの隙間からはオレンジ色の光が差し込み始めている。
そろそろ帰ってもいい頃合だ。
耳を澄ませば午後5時を伝える市内放送が聞こえてきそうなものだ。
ー
ソリでロールベルズ2番地へ帰還。
「それじゃな、今日は良いものいっぱい見せてくれてありがとう」
「えっ、もう帰っちゃうの!? 僕の家で一緒に遊ぼうよ!」
「仕方ないわよ、アークの家は遠いんだから」
愚図りかけるゲンゼをサティがたしなめる。
彼女の方がゲンゼよりもかなり物分りがいい。
ゲンゼの方が年上なのに、サティがいつもサポートしているのは今日までの彼らとの関係でハッキリしたことの一つだ。
ゲンゼがサティに依存してると言ってもいいだろう。
少し過剰なくらいの依存だ。
彼らは、来年からは大学に通うため王都に引っ越して住むんだそうだが……レトレシア魔術大学は10歳から入学を認めるということになってるらしいので、ゲンゼの方はもっと前から入学出来たことになる。
となると、だ。
これは推測だが、恐らくゲンゼはサティが入学できるようになるまで魔術大学に入ることを保留していたんじゃないだろうか。
そうだとすると、やはりゲンゼはサティに依存し過ぎてるといえるかもしれない。
この歳まで友達がサティしかいなかったことを考えると、その可能性はなおのこと高いように思える。
もしかしたら、カローラさんもそのことを危惧していたから、俺が友達になったことにあれほど喜んでいたのかもしれないな。
全ては推測の域を出ない。
「それじゃな、明日も来るよ、暇だから」
「うーん……わかった! バイバイ、アーク!」
「またね! アーク!」
ゲンゼとサテリィに大きく手を振って分けれを告げた。
ー
町の中央区、アルドレア邸への帰り道をシヴァの引くソリで軽快に滑っていく。
「疲れたぁ~」
普段の修行とは趣旨の違ったもので、ただサンドバックをしていたので流石にくたくただ。
何時間も魔法を食らい続けるだけなんて、まともなやつはしないだろう。
いたとしたらそいつはただの変態だ。
さて、では家に帰ったら何をしようか?
「えーと、まず、ソリを裏に持っていって、靴の雪を落として、それからーー」
ーーキュイイィィィィィンッ
「ッ、うわぁ! なんだ!?」
「わふわふっ」
突如、謎の奇怪音が辺り一帯に響く。
あまりの大きさに全身に鳥肌が立つのを感じた。
とても無視できるような代物じゃない。
何事かと辺りを急いで見渡す。
「え、え、な、なん、なん!?」
だが、周りには何も起こっていなかった。
普段通り生活を営むクルクマの町民がいるだけだ。
なんだなら良かった……とはならない。
これは逆に異常なことだ。
なんせ、何も起こっていなかったんだから。
誰も異常な超高音の奇怪音に対して何のリアクションも取っていない。
ソリを引くシヴァでさえも。
「どういうことだ……? 俺だけ?」
自分だけに音が聞こえたものだとでも言うのか?
シヴァ引くソリは何事なく変わらないスピードで走り続けている。
「ん? 幻聴? 耳鳴りかな……」
疲れているのかと思い、ソリに座りなおす。
いきなり立ち上がったりしたら変な奴だと思われてしまうからな。
「変なこともあるもんだな……っ、ァアッ!? ぐぼへぇあッ!?」
「わふんッ!」
鼻の奥に強烈な痛みを覚えた。
喉の奥が詰まったような窮屈も同時に襲いくる。
平衡感覚は狂い俺は前のめりにソリから転がり落ちた。
ーーガガガッ
「ぅぅううああああっっ!」
ソリがひっくり返り体が慣性に従って地面に投げ出される。
「わふわふッ! わふわふッ!」
「ぁああ……あぁ、ぁ、大丈夫だ……シヴァ、大丈夫、ドゥアッハァ!」
あぁ冷静に冷静にだ。
なんだ、何が起こった?
いきなり、これは出血して……か?
自身の鼻と口、そして耳から大量の紅い血が流れている事に気がつき、背筋を冷たいものが駆け抜ける。
「な、んだ、これは……なんで、こんな……っ、もしかして、さっきのあの音、か……?」
出血と同時、いや少し前に凄まじい頭痛を感じた。
脳みそがぶっ壊れそうになってからの出血だ。
まるで、圧倒的な情報量を脳みそに叩きつけられたかのような不快極まりない感覚だった。
「情報……」
突如の大量出血で慌ててしまってそれどころではなかったが、落ち着いてくると奇妙な感覚を得ていることに気がつく。
これは…………記憶?
誰の?
あのマークは国旗?
「大丈夫かっ!? 君! 凄い血だぞ!」
「キャァア!」
外が騒がしい。
今集中してるんだ。
これが何なのかはわからないけど、本能でわかる、これは俺にとって重要な何か。
邪魔しないでくれ。
どんどん、頭に湧き上がっくる乱雑に写真をばらまいたようなイメージ。
景色のようなものが、誰かの視点で紡がれていく。
それらはなんの形も作らないまま、あまりにも不完全なまま、ひとつの光景を作っては霧散を繰り返す。
あまりにも曖昧でこれらのイメージに、なにか意味があるのかはわからない。
なんの意味も無いのかもわからない。
だが、すぐに確かめたい衝動が湧き上がった。
いや衝動なんてものじゃない。
これほど行動に強制力を働かせてくるなんて。
俺は何かに引き寄せられている、のか?
「あ、ぁぁ」
一刻も早くだ。
「君! 大丈夫か! しっかりするんだ!」
「……確かめなきゃ」
「ん、なんだって? 少年、一体どうしたんだ!?」
頭に湧き上がったイメージが指し示したものの中にある模様があった。
なんだ、なんなんだ、この嫌な感じは。
俺は……今すぐにあの模様、ひいては今すぐにあの金属の塊とやらを調べなくてはならない。
だが、きっと危険が待っている。
予感……いいや、もはやこれは確信だ。
なんなんだこの感覚は?
人には本来無い「新しい感覚」の芽生えとでも言うかのように、そこに待ち受ける危険がわかる。
「だけど、行かないと……早くっ!」
とにかくこの不安を払拭しろと魂が呼びかけてくる。
「うぉっ! これ、急に動いたら危ないぞ!」
目の前で心配そうな顔をしていた男性を突き飛ばし、倒れたソリを急いで起こす。
「すみません! 僕のことは大丈夫なんで気にしないでください! シヴァ! 今すぐに師匠のところへ!」
「わふッ! わふーんッ!」
シヴァは軽快に吠え指示を快諾する。
そして、これでやっと本気が出せると言わんばかりの、凄まじい速度でクルクマの町を駆け出した。
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