隣の芝生は青い

これ丸

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第1話 第1話高校生に・・・

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僕は高校受験で第一志望に落ちた。今、ネットで合否の結果を見て落胆している。僕の番号がないのだ。あるはずの番号が。僕は第一志望に合格するだけの能力は十分にあった。なのに何故落ちたのだろうか。もうこの合否が出るときにはすべての入学試験は受け終わっていた。だからこの合否が確定したときにはもう行くことを考えていなかった、第一志望のお試しで受けた高校に進学することが決まってしまった。両親は「仕方がない大学受検で頑張れ」と励ましてくれたし、先生も「これで人生が決まるわけじゃない」と言ってくれた。別にどうしても第一志望じゃないと嫌だという固執はない。何がここまで悔しくしているかというと友達だ。塾のクラスは学力で分けられる。だから仲良くなるメンバーも大体の学力は同じになる。だけど僕はうぬぼれではないが学力は頭一つ分抜けていた。学力が同じくらいということは目指す高校も似通ってくる。みんなで合格するという夢を、想像をしていた。みんなが落ちるより合格する確率の方が高い。

僕は自分だけが落ちるとは思っていなかった。この合否が分かった途端に僕は仲の良かった人に方端に連絡して合否を確認した。ほとんどが合格していった。合否を聞き返される前に電話を切った。必死だった。仲間がいないか探した。「落ちたのが自分だけなんてありえない」という気持ちでいっぱいで担任や塾の先生に報告できず、ベットに数日引き籠った。

そうして僕の中学を卒業することとなった。

春休みに卒業祝いに遊園地に遊ぶかと中学の同級生に誘われた。しかし、自分だけ落ちたという事実にひどく傷ついた僕は断り、ずっと家にいた。

そうこうしているうちに嫌だった高校の入学式が来てまった。「あぁ、憂鬱だなぁ」という気持ちで家をでた。親より生徒の方が集合が早かった。校門前で思いがけない出会いをした。共通の友達で知り合った地元の知人、勇作がいた。祭りとかで数回で会ったぐらいのそんなに仲良くない人だ。偶然にも同じクラスになった。

「よお、寛人ひさしぶりー」

フランクに挨拶してくれるのはありがったが会話がもつはずがなく、気まずかったが高校に入学して友達がいなかったからかとてつもなく仲良くなった。親友と言っていいぐらい急速に。中学の時から社交的であった僕はすぐにクラスの中心にいるようになった。みんなにいじられやすいキャラになっていた。

でも高校を楽しめないでいた。なぜなら受検で僕の第一志望の高校に受かったやつらのSNSを見てるとすごく楽しそうである。多分、僕の高校生活と変わらないのだろう。なぜか羨ましったかった。妬んだし、悔しかった。陸上部に入って楽しのだがなんか気がかりだ。帰宅部のやつとかクラスのあまりふざけないまじめなやつとかが楽しそうなのだ。なぜだ。

入学から3か月がたち夏休みまであと少しのところで転校生が2人やってきた。
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