22 / 52
22 間一髪
しおりを挟む
ダン ドダン ドゴッ バタン
「お、お前」
バキッ ドコッ ドガン ガタガタ
「ゼロ、ゼロ、俺がもっと早く… 今、ほどくから」
「痛くないか?あっ、頬。叩かれたのか?くそ、もう一発」
「大丈夫。ありがとう。うっうっ怖かった。うっうっ気持ち悪かった。ぐずぐうっうっ、うぇーん うっうっ、うっうっ、ぐずぐず」
ドアをブチ破るとゼロがベッドの上で裸で手足を縛られて、あいつが馬乗りになっいた。気が付いた時には、もう殴ってボコボコにしていた。
ゼロを縛っている布を破り、口に突っ込まれて布を取り出すとらゼロは、ポロポロと涙を流し俺にしがらみつしながら泣き始めた。
ゼロを抱きしめたいが、裸ため触ってもいいか躊躇いがあり、そっと触れるか触れないか程度で抱きしめた。
ゼロが泣いている姿を見てあいつを殺したくなるが、俺にしがみつく姿は、ほんとに愛おしい。何分そうしていただろうか、ゼロが落ち着き話し出した。
「ごめん、ありがとう。あいつどうする?」
「警備隊に知らせてくる」
「うん。迷惑かけて悪かった」
「大丈夫だ。とりあえず、こいつを縛って、俺は知らせに行くが大丈夫か?」
「うん、ありがとう」
「うわ、すまん、すまんが服を着てくれ」
「あっ、ごめん」
顔が赤い、耳も首も赤い。こういうとこが可愛い。そんなのこと考えながら服を着る。
はぁーあ。それにしてもなんでこんなことになるんだ。俺って普通に暮らすのもダメなんだろうか。また涙が出そうだ。
うっ、ゼロの裸を見てしまった。色白いな、乳首が赤くてベリーみたいだったな。可愛い。ヤバイ、勃ってしまった。こんな時に気付かれたら、非常にまずい。
あっ、ゼロが涙目になっている。そうだよな、まだこわいよな、こんな目にあったばっかりだしな。俺が守らなければ。それにこんなところに置いていくなんて出来ない。
「あのー大丈夫ですか?隣の者なんですが?ドア壊れてますけど」
「すみません、お騒がせしました。申し訳ないのですが、警備隊に連絡してもらえますか?」
「あっはい。了解です」
「隣の人にも迷惑かけちゃったな」
警備隊が到着し事情を説明した。詳しいことはまた明日、警備隊で話すことになった。
「ディランさん、今日は色々ありがとう。迷惑かけてごめん。もう大丈夫だから」
「迷惑なんてかかってないし気にするな」
「ごめんね、じゃあ、またね」
「ゼロ、ここには残して帰れない」
「大丈夫だから」
「ドア壊れてるし、嫌なことあった場所だから残せない。抱えてでも連れて帰る」
「ドアなんか立て掛けとけば大丈夫だ」
「そんな危ない、連れてかえる」
「うわっ、ちょっと抱えるの止めろ」
「家に来ないなら止めない」
「もう、わかった、わかったから」
「ほんとだな」
「わかったから」
「貴重品持ったか?」
「持ったよ」
「じゃあ、行くか」
「俺が行くとまた迷惑かかるぞ」
「そんなことぐらい大丈夫だ。みんな心配している」
「ディランさん・・・」
「さぁ行こう」
「お、お前」
バキッ ドコッ ドガン ガタガタ
「ゼロ、ゼロ、俺がもっと早く… 今、ほどくから」
「痛くないか?あっ、頬。叩かれたのか?くそ、もう一発」
「大丈夫。ありがとう。うっうっ怖かった。うっうっ気持ち悪かった。ぐずぐうっうっ、うぇーん うっうっ、うっうっ、ぐずぐず」
ドアをブチ破るとゼロがベッドの上で裸で手足を縛られて、あいつが馬乗りになっいた。気が付いた時には、もう殴ってボコボコにしていた。
ゼロを縛っている布を破り、口に突っ込まれて布を取り出すとらゼロは、ポロポロと涙を流し俺にしがらみつしながら泣き始めた。
ゼロを抱きしめたいが、裸ため触ってもいいか躊躇いがあり、そっと触れるか触れないか程度で抱きしめた。
ゼロが泣いている姿を見てあいつを殺したくなるが、俺にしがみつく姿は、ほんとに愛おしい。何分そうしていただろうか、ゼロが落ち着き話し出した。
「ごめん、ありがとう。あいつどうする?」
「警備隊に知らせてくる」
「うん。迷惑かけて悪かった」
「大丈夫だ。とりあえず、こいつを縛って、俺は知らせに行くが大丈夫か?」
「うん、ありがとう」
「うわ、すまん、すまんが服を着てくれ」
「あっ、ごめん」
顔が赤い、耳も首も赤い。こういうとこが可愛い。そんなのこと考えながら服を着る。
はぁーあ。それにしてもなんでこんなことになるんだ。俺って普通に暮らすのもダメなんだろうか。また涙が出そうだ。
うっ、ゼロの裸を見てしまった。色白いな、乳首が赤くてベリーみたいだったな。可愛い。ヤバイ、勃ってしまった。こんな時に気付かれたら、非常にまずい。
あっ、ゼロが涙目になっている。そうだよな、まだこわいよな、こんな目にあったばっかりだしな。俺が守らなければ。それにこんなところに置いていくなんて出来ない。
「あのー大丈夫ですか?隣の者なんですが?ドア壊れてますけど」
「すみません、お騒がせしました。申し訳ないのですが、警備隊に連絡してもらえますか?」
「あっはい。了解です」
「隣の人にも迷惑かけちゃったな」
警備隊が到着し事情を説明した。詳しいことはまた明日、警備隊で話すことになった。
「ディランさん、今日は色々ありがとう。迷惑かけてごめん。もう大丈夫だから」
「迷惑なんてかかってないし気にするな」
「ごめんね、じゃあ、またね」
「ゼロ、ここには残して帰れない」
「大丈夫だから」
「ドア壊れてるし、嫌なことあった場所だから残せない。抱えてでも連れて帰る」
「ドアなんか立て掛けとけば大丈夫だ」
「そんな危ない、連れてかえる」
「うわっ、ちょっと抱えるの止めろ」
「家に来ないなら止めない」
「もう、わかった、わかったから」
「ほんとだな」
「わかったから」
「貴重品持ったか?」
「持ったよ」
「じゃあ、行くか」
「俺が行くとまた迷惑かかるぞ」
「そんなことぐらい大丈夫だ。みんな心配している」
「ディランさん・・・」
「さぁ行こう」
10
あなたにおすすめの小説
2度目の異世界移転。あの時の少年がいい歳になっていて殺気立って睨んでくるんだけど。
ありま氷炎
BL
高校一年の時、道路陥没の事故に巻き込まれ、三日間記憶がない。
異世界転移した記憶はあるんだけど、夢だと思っていた。
二年後、どうやら異世界転移してしまったらしい。
しかもこれは二度目で、あれは夢ではなかったようだった。
再会した少年はすっかりいい歳になっていて、殺気立って睨んでくるんだけど。
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…
こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』
ある日、教室中に響いた声だ。
……この言い方には語弊があった。
正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。
テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。
問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。
*当作品はカクヨム様でも掲載しております。
ざこてん〜初期雑魚モンスターに転生した俺は、勇者にテイムしてもらう〜
キノア9g
BL
「俺の血を啜るとは……それほど俺を愛しているのか?」
(いえ、ただの生存戦略です!!)
【元社畜の雑魚モンスター(うさぎ)】×【勘違い独占欲勇者】
生き残るために媚びを売ったら、最強の勇者に溺愛されました。
ブラック企業で過労死した俺が転生したのは、RPGの最弱モンスター『ダーク・ラビット(黒うさぎ)』だった。
のんびり草を食んでいたある日、目の前に現れたのはゲーム最強の勇者・アレクセイ。
「経験値」として狩られる!と焦った俺は、生き残るために咄嗟の機転で彼と『従魔契約』を結ぶことに成功する。
「殺さないでくれ!」という一心で、傷口を舐めて契約しただけなのに……。
「魔物の分際で、俺にこれほど情熱的な求愛をするとは」
なぜか勇者様、俺のことを「自分に惚れ込んでいる健気な相棒」だと盛大に勘違い!?
勘違いされたまま、勇者の膝の上で可愛がられる日々。
捨てられないために必死で「有能なペット」を演じていたら、勇者の魔力を受けすぎて、なんと人間の姿に進化してしまい――!?
「もう使い魔の枠には収まらない。俺のすべてはお前のものだ」
ま、待ってください勇者様、愛が重すぎます!
元社畜の生存本能が生んだ、すれ違いと溺愛の異世界BLファンタジー!
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
【完結】テルの異世界転換紀?!転がり落ちたら世界が変わっていた。
カヨワイさつき
BL
小学生の頃両親が蒸発、その後親戚中をたらいまわしにされ住むところも失った田辺輝(たなべ てる)は毎日切り詰めた生活をしていた。複数のバイトしていたある日、コスプレ?した男と出会った。
異世界ファンタジー、そしてちょっぴりすれ違いの恋愛。
ドワーフ族に助けられ家族として過ごす"テル"。本当の両親は……。
そして、コスプレと思っていた男性は……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる