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決戦前夜(続々)
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物心ついた頃から、この家に流れる歪な空気が苦手だった。
クロー伯爵家の嫡男として生まれたトマスは、一見母親に溺愛されて育っていた。だが、実際の子育ては乳母に丸投げされており、マチルダはトマスを可愛いと愛でるだけで、世話をしたことはなかった。
それでも、乳母が愛情を持って育ててくれたおかげで、トマスは優しい少年に育っていた。
だから、六つ下に妹が生まれた時は嬉しくて、たくさん可愛がろうとした。
だが、母であるマチルダは、トマスがメーダに近づくのを喜ばなかった。トマスとメーダの乳母やメイド達に、二人を接触させないようにと命じ、トマスがメーダの側にいるのを見つけた時は、乳母やメイドが折檻された。
ある時、母が自身の乳母をひどく打擲しているのを見たトマスは、乳母をかばい、母に声を上げた。
「やめてください、母上!どうしてこんなひどいことを!」
マチルダはその場では悔しそうな顔をし、引き下がった。だが、翌日、乳母は姿を消した。
それからも、母がメイドにきつく当たっている所に遭遇し、トマスが止めに入ると、母はその場では引くものの、後日、更にそのメイドにひどく当たるか、メイドが屋敷から姿を消すか、ということが続き、トマスは誰かを庇うことをやめた。
代わりに父に訴えたが、父も母には何故か頭が上がらないようで、状況が大きく改善することはなかった。
(メーダ、あいつも可哀想な奴だ。俺とは違い、乳母も何度も交替させられ、誰かと安定した関係を築くことができなかった)
マチルダはトマスに向ける愛情の百分の一も、メーダには与えなかった。
メーダが何か失敗すると、鬼の形相で怒り、泣いて謝ってもマチルダの気が済むまで許さなかった。
一度だけ、あまりの折檻のひどさに、トマスは耐えられず、メーダを庇った。それからだった。マチルダがメーダを地下室に閉じ込めるようになったのは。
(俺があの時、飛び出したりしなければ……あんな地下室に何度も閉じ込められることはなかったかもしれない……)
生徒会長名の書簡が届いた時、トマスも一緒にそれを読んだ。
(メーダ……なんてことだ…ここまで歪んでしまっていたなんて……)
地下室に引き摺られていくメーダの泣き声を何食わぬ顔で聞きながら、トマスは自分を責めた。
「もう十分だ。これで終わりにしよう」
両親と別れ、自室に戻ったトマスは独りごちた。
===========================
「おい、ドイル、お前に客だぞ。お偉い貴族様みたいだぞ。早く行ってこい」
炭鉱でいつものように一心にツルハシを振るっていたドイルは、現場監督に声をかけられ、首をかしげながら、現場事務所へと向かった。
「お待たせしました。ドイルです」
雑然とした現場事務所とは明らかに不釣り合いな、中性的な美しさを持った少年がそこにいた。
「やあ、元メッシー伯爵。久しぶりだね。遠慮しないで、ここに座ってよ」
きらきら笑顔で挨拶すると、少年は向かいの椅子を薦めてきた。
「あ、あなたは、ドットールー侯爵令息様ですか……?」
「そうだよ。君をこんな所に押し込んだ張本人だよ」
ジャンはにこにこしながら言うと、ドイルに座るように重ねて促した。
だが、ドイルは入り口から動けないままだった。
「な、なぜ、今更こんな所に……」
「君に確認したいことがあってね。立ったままでは話しにくい。ドアを閉めて座ってくれないか」
ジャンの笑顔にドイルは慌ててドアを閉め、恐る恐る向かいに座った。
「あまり時間がないんだ。君がブートレット公国の医師の息子だというのは本当かな?」
ドイルは訳がわからないといった顔だったが、時間がないというジャンの言葉に切羽詰まったものを感じたのか、素直に答えた。
「はい。もとはヤーブ医院の息子で、平民でした」
「その君がどうして、カリーラン王国の伯爵に?」
「妻の……いえ、元妻のマリーネがそれを望んだからです」
「平民の君を、伯爵にと?」
「はい。私とマリーネは、マリーネが公国に物見遊山に来た時に出逢いました。いえ、正確には、馬車の窓から私を見かけたマリーネが一方的に私を欲しただけですが」
ドイルは淡々と告げた。
「だが、平民の君が伯爵家に婿入りするのは簡単ではなかっただろう」
「私も無理だと思いました。ですが、メッシー伯爵は半ば無理矢理のようにして、私を遠縁だという子爵家の養子にし、一年ほどそこで礼儀作法等を叩きこんだ後、マリーネと結婚させました」
ジャンの顔からはいつの間にか笑顔が消えていた。
「その子爵家の名は?」
「ダムシー子爵です」
「ダムシー子爵?聞いたことがないな。公国の貴族なのかな?」
「はい。ブートレット公国の貴族です」
「そう。ところで、君はメッシー伯爵の悪事を知っていたのか?」
「詳しいことは全く。何せ平民上がりのお飾り伯爵でしたから。執務に関しては何もやらせてもらえませんでした」
ドイルは少し自嘲気味に笑う。
「なら、何故あの時、自分は無実だと訴えなかった?」
「あの時……貴方達が屋敷に踏み込んできた時ですか。あの状況で私が何を言ったところで聞いてはいただけなかったでしょう」
「……」
ジャンは無言で、かつての美貌を失った、少し疲れた男の顔を見つめた。
「それに、詳しいことは知らなかったとはいえ、メッシー伯爵家がおかしいことには気づいていましたから。もちろん気づいた所で何もできませんでしたが」
「僕は無実の人間を罪人に仕立て上げてしまったのか……」
ジャンの呟きにドイルが不思議な表情で笑った。
「お偉い貴族様でも反省することがあるんですね。ですが、私は決して無実の清廉潔白な人間というわけではありませんから」
「どういう意味かな?」
ジャンが眉を顰める。
「平民だった頃、私は少し見目がよく、比較的裕福であったのを利用して、散々女性達を弄んでは捨ててきました。中には私の子を身籠った女性もいました」
「マリーネに捕まり、伯爵家という籠に閉じ込められてからも、私は女遊びがやめられず、屋敷の使用人に手を出してはマリーネの怒りを買っていました」
「マリーネは恐ろしく嫉妬深く、私ではなく、私の相手をした使用人達にひどく当たり、次々と屋敷から追い出しました」
「三人目の時、マリーネはその、若くて美しかったメイドの顔に火箸をあてて、焼きました」
「それを見て初めて、私は自分の罪を悔いました。これ以上犠牲者を出すわけにはいかないと、ようやく悟ったのです」
ドイルの告白をジャンは黙って聞いていた。
「ここに送られて、最初は何て辛い罰を与えらたのかと思いましたが、だんだんと身体を動かして働くことが楽しくなってきました」
「今までの人生で真面目に働いたことがなかったので、ちゃんと働いて少なくても報酬を得て、その報酬で日々の生活を賄うということが、こんなにいいものだとは思ってもみませんでした」
「ですから、貴方様が私をここに送ったのは結果として罰にはなっていません。むしろ、あの伯爵家から逃していただき、ありがとうございました」
そこまで一気に話し終えると、ドイルは立ち上がり、ジャンに深々と頭を下げた。
「ドイル殿。僕なら君をここから出すことも可能だが、君はそれを望まないんだね?」
「望みません。私はここで生きることを望みます」
「わかった」
ジャンは頷くと、気になっていたことを聞いた。
「ところで、先ほど『元』妻といったけども、元伯爵夫人とは離縁が成立したのかい?」
「書類上では今も夫婦のままだと思いますが、マリーネはここに連れて来られて早々に、炭鉱の仕事よりも娼館の仕事の方がましだと言って、娼館勤めになりました。最後に会ったのがいつだったか、もう覚えてもいません」
「そうだったんだね。最後にもう一つ教えて欲しい。君の実家のヤーブ医院だが、違法薬物を製造販売したことはあるかい?」
それまでとは方向の違う質問にドイルは一瞬戸惑ったが、首を横に振って答えた。
「いいえ。正直なところ、父はそれほど腕がいい方ではなく…難しい薬を作ることはできないと思います」
「そう。ありがとう。知りたかったことは全て聞けたよ。仕事中に突然すまなかったね」
ジャンはにっこり笑って立ち上がると、ドアへと足を向けた。
「いえ、お会いできてよかったです。ドットールー侯爵令息様、お越しいただき、ありがとうございました」
再び深々と頭を下げるドイルに手を振りながらジャンはドアをくぐった。
「あ、そうそう、何か困ったことがあれば、僕の名前を出してくれて構わないからね」
言って去って行くジャンの背中をドイルは頭を下げたまま見送った。
クロー伯爵家の嫡男として生まれたトマスは、一見母親に溺愛されて育っていた。だが、実際の子育ては乳母に丸投げされており、マチルダはトマスを可愛いと愛でるだけで、世話をしたことはなかった。
それでも、乳母が愛情を持って育ててくれたおかげで、トマスは優しい少年に育っていた。
だから、六つ下に妹が生まれた時は嬉しくて、たくさん可愛がろうとした。
だが、母であるマチルダは、トマスがメーダに近づくのを喜ばなかった。トマスとメーダの乳母やメイド達に、二人を接触させないようにと命じ、トマスがメーダの側にいるのを見つけた時は、乳母やメイドが折檻された。
ある時、母が自身の乳母をひどく打擲しているのを見たトマスは、乳母をかばい、母に声を上げた。
「やめてください、母上!どうしてこんなひどいことを!」
マチルダはその場では悔しそうな顔をし、引き下がった。だが、翌日、乳母は姿を消した。
それからも、母がメイドにきつく当たっている所に遭遇し、トマスが止めに入ると、母はその場では引くものの、後日、更にそのメイドにひどく当たるか、メイドが屋敷から姿を消すか、ということが続き、トマスは誰かを庇うことをやめた。
代わりに父に訴えたが、父も母には何故か頭が上がらないようで、状況が大きく改善することはなかった。
(メーダ、あいつも可哀想な奴だ。俺とは違い、乳母も何度も交替させられ、誰かと安定した関係を築くことができなかった)
マチルダはトマスに向ける愛情の百分の一も、メーダには与えなかった。
メーダが何か失敗すると、鬼の形相で怒り、泣いて謝ってもマチルダの気が済むまで許さなかった。
一度だけ、あまりの折檻のひどさに、トマスは耐えられず、メーダを庇った。それからだった。マチルダがメーダを地下室に閉じ込めるようになったのは。
(俺があの時、飛び出したりしなければ……あんな地下室に何度も閉じ込められることはなかったかもしれない……)
生徒会長名の書簡が届いた時、トマスも一緒にそれを読んだ。
(メーダ……なんてことだ…ここまで歪んでしまっていたなんて……)
地下室に引き摺られていくメーダの泣き声を何食わぬ顔で聞きながら、トマスは自分を責めた。
「もう十分だ。これで終わりにしよう」
両親と別れ、自室に戻ったトマスは独りごちた。
===========================
「おい、ドイル、お前に客だぞ。お偉い貴族様みたいだぞ。早く行ってこい」
炭鉱でいつものように一心にツルハシを振るっていたドイルは、現場監督に声をかけられ、首をかしげながら、現場事務所へと向かった。
「お待たせしました。ドイルです」
雑然とした現場事務所とは明らかに不釣り合いな、中性的な美しさを持った少年がそこにいた。
「やあ、元メッシー伯爵。久しぶりだね。遠慮しないで、ここに座ってよ」
きらきら笑顔で挨拶すると、少年は向かいの椅子を薦めてきた。
「あ、あなたは、ドットールー侯爵令息様ですか……?」
「そうだよ。君をこんな所に押し込んだ張本人だよ」
ジャンはにこにこしながら言うと、ドイルに座るように重ねて促した。
だが、ドイルは入り口から動けないままだった。
「な、なぜ、今更こんな所に……」
「君に確認したいことがあってね。立ったままでは話しにくい。ドアを閉めて座ってくれないか」
ジャンの笑顔にドイルは慌ててドアを閉め、恐る恐る向かいに座った。
「あまり時間がないんだ。君がブートレット公国の医師の息子だというのは本当かな?」
ドイルは訳がわからないといった顔だったが、時間がないというジャンの言葉に切羽詰まったものを感じたのか、素直に答えた。
「はい。もとはヤーブ医院の息子で、平民でした」
「その君がどうして、カリーラン王国の伯爵に?」
「妻の……いえ、元妻のマリーネがそれを望んだからです」
「平民の君を、伯爵にと?」
「はい。私とマリーネは、マリーネが公国に物見遊山に来た時に出逢いました。いえ、正確には、馬車の窓から私を見かけたマリーネが一方的に私を欲しただけですが」
ドイルは淡々と告げた。
「だが、平民の君が伯爵家に婿入りするのは簡単ではなかっただろう」
「私も無理だと思いました。ですが、メッシー伯爵は半ば無理矢理のようにして、私を遠縁だという子爵家の養子にし、一年ほどそこで礼儀作法等を叩きこんだ後、マリーネと結婚させました」
ジャンの顔からはいつの間にか笑顔が消えていた。
「その子爵家の名は?」
「ダムシー子爵です」
「ダムシー子爵?聞いたことがないな。公国の貴族なのかな?」
「はい。ブートレット公国の貴族です」
「そう。ところで、君はメッシー伯爵の悪事を知っていたのか?」
「詳しいことは全く。何せ平民上がりのお飾り伯爵でしたから。執務に関しては何もやらせてもらえませんでした」
ドイルは少し自嘲気味に笑う。
「なら、何故あの時、自分は無実だと訴えなかった?」
「あの時……貴方達が屋敷に踏み込んできた時ですか。あの状況で私が何を言ったところで聞いてはいただけなかったでしょう」
「……」
ジャンは無言で、かつての美貌を失った、少し疲れた男の顔を見つめた。
「それに、詳しいことは知らなかったとはいえ、メッシー伯爵家がおかしいことには気づいていましたから。もちろん気づいた所で何もできませんでしたが」
「僕は無実の人間を罪人に仕立て上げてしまったのか……」
ジャンの呟きにドイルが不思議な表情で笑った。
「お偉い貴族様でも反省することがあるんですね。ですが、私は決して無実の清廉潔白な人間というわけではありませんから」
「どういう意味かな?」
ジャンが眉を顰める。
「平民だった頃、私は少し見目がよく、比較的裕福であったのを利用して、散々女性達を弄んでは捨ててきました。中には私の子を身籠った女性もいました」
「マリーネに捕まり、伯爵家という籠に閉じ込められてからも、私は女遊びがやめられず、屋敷の使用人に手を出してはマリーネの怒りを買っていました」
「マリーネは恐ろしく嫉妬深く、私ではなく、私の相手をした使用人達にひどく当たり、次々と屋敷から追い出しました」
「三人目の時、マリーネはその、若くて美しかったメイドの顔に火箸をあてて、焼きました」
「それを見て初めて、私は自分の罪を悔いました。これ以上犠牲者を出すわけにはいかないと、ようやく悟ったのです」
ドイルの告白をジャンは黙って聞いていた。
「ここに送られて、最初は何て辛い罰を与えらたのかと思いましたが、だんだんと身体を動かして働くことが楽しくなってきました」
「今までの人生で真面目に働いたことがなかったので、ちゃんと働いて少なくても報酬を得て、その報酬で日々の生活を賄うということが、こんなにいいものだとは思ってもみませんでした」
「ですから、貴方様が私をここに送ったのは結果として罰にはなっていません。むしろ、あの伯爵家から逃していただき、ありがとうございました」
そこまで一気に話し終えると、ドイルは立ち上がり、ジャンに深々と頭を下げた。
「ドイル殿。僕なら君をここから出すことも可能だが、君はそれを望まないんだね?」
「望みません。私はここで生きることを望みます」
「わかった」
ジャンは頷くと、気になっていたことを聞いた。
「ところで、先ほど『元』妻といったけども、元伯爵夫人とは離縁が成立したのかい?」
「書類上では今も夫婦のままだと思いますが、マリーネはここに連れて来られて早々に、炭鉱の仕事よりも娼館の仕事の方がましだと言って、娼館勤めになりました。最後に会ったのがいつだったか、もう覚えてもいません」
「そうだったんだね。最後にもう一つ教えて欲しい。君の実家のヤーブ医院だが、違法薬物を製造販売したことはあるかい?」
それまでとは方向の違う質問にドイルは一瞬戸惑ったが、首を横に振って答えた。
「いいえ。正直なところ、父はそれほど腕がいい方ではなく…難しい薬を作ることはできないと思います」
「そう。ありがとう。知りたかったことは全て聞けたよ。仕事中に突然すまなかったね」
ジャンはにっこり笑って立ち上がると、ドアへと足を向けた。
「いえ、お会いできてよかったです。ドットールー侯爵令息様、お越しいただき、ありがとうございました」
再び深々と頭を下げるドイルに手を振りながらジャンはドアをくぐった。
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