2 / 12
夢だったことにしよう。そうしよう。
しおりを挟む
私、ルーディン・ルールー18才(昨日までは純潔だった)は2つ下の弟レニーとともにハルトバレル候爵家の使用人をしている。
一応私たち姉弟は貴族の端くれだ。
親は国から男爵位を頂いている。
とはいえ貴族の中では下の下の地位。
田舎の山奥に超ちっちゃな領地を持ってはいるけど、跡継ぎな兄ちゃんはともかく私と弟は平民も同然である。
我が家には残念ながらお金もないし、長男以外に分けられる土地も何もない。
そんな私たち姉弟は父親の昔馴染な縁でハルトバレル候爵家に行儀見習いを兼ねて私はお嬢様付きのメイドとして、弟は厨房の見習いとして雇ってもらっている。
貴族間では厨房は平民の仕事、というイメージが強く、跡継ぎでないとはいえ貴族の子息が見習いに入るのは珍しい。大抵は執事とか、騎士見習いになるのが普通だ。
けどうちの弟は菓子作りが趣味で今流行りのパティシエールを目指している。
ちなみにパティシエールは菓子職人のこと。
王都でしか聞かないが、すっごく腕のいい貴族に認められた菓子職人だけがパティシエールを名乗れるらしい。
レニーの作るお菓子ーー特にケーキは絶品だから、絶対なれるとお姉ちゃんは信じてるよ!
そんな貴族の子息らしからぬ我が弟を馬鹿にすることもなく厨房の見習いにしてくれているハルトバレル家。
しかも跡継ぎに何かあったら領主になることも考慮してくれて、昼間は貴族の子息令嬢が通う学校にも通わせてくれている。なのでお仕事は朝と夕方以降だけ。
にも関わらずきっちりお給金は払ってくれているし、学費の援助までしてくれている。
私たち姉弟にとってハルトバレル候爵家とそのご当主である旦那様はまさに恩人であり神様のようなお人。
そして私がお仕えしているお嬢様は天使である。
嫡男の兄上様は氷の貴公子様(ぷぷ)。
そんな素晴らしきハルトバレル家に多大なる恩がある私。
なのに御曹司様を襲って気持ちよくして頂いちゃった不届き者な私。
そんな私は今、見るからに怪しい雰囲気を醸し出す黒や赤や紫のカーテンの檻の中にいる。
頭上に下がるのは仄かな灯りを灯す埃を被った小さなカンテラ。身じろぎするとギシギシ鳴くボロい椅子に腰をかけた私の前にあるのはやっぱり埃をたっぷりと被った大きな飴色のテーブルとヒビの入った湯呑とそれに注がれた湯気を立てるハチミツ入りのホットミルクとテーブルを挟んで向かい合って座るフード付きのローブを着た人物の長い裾からわずかにはみ出た色とりどりの爪とちょっと丸っこい指。
「ーーで?」
ローブの人物が口を開く。
深く被せられたローブで、顎の付近しか見えないけれど、ほんの少しちら見えした下唇の端が確かに笑うように持ち上がったと思う。
と、いうか、十中八九笑っている。
もう腹抱えて笑いたいところを堪えてるんじゃなかろうかと思う。
いつもは私相手なら外しているフードをいつまでも深く被ったままなのがそのことを物語っている。
「酔っぱらって雇い主の家の坊ちゃんを襲って?童貞頂いちゃったから?その事実を夢だったことにしたいと」
今度こそフードの奥から「ぶふっ!」という音が聞こえてきて、私はムッとする。
が、それよりも気になる言があったので、先にそちらに反論することにする。
「いやいやいやいやいや!童貞じゃないでしょ!!たぶん!あの人モテモテだよ?なんたって氷の貴公子様(ぷぷ)だよ?」
「えー?でも氷の貴公子(笑)って見た目もだけど寄ってくるご令嬢方を片っ端から冷たくあしらってるから氷の、なんでしょ?」
いやいやいやいやいや、と私は首をブンブン振りまくる。
「ないないないないない!それはないって!!」
というかあったら困る。
私なんかの処女を頂いてもらっちゃっただけでも申し訳ないのに、その上あっちのお初を頂いちゃてたとか?
そんなの私の罪悪感が頂点を超える。
もう旦那様にもお嬢様にも顔向けができないじゃないか!
旦那様はともかく、お嬢様に会えない。
馬鹿可愛いお嬢様の顔が見れない?
そんなの想像しただけで涙が駄々漏れるよ!!!!!
「そりゃいいとこのご令嬢には手ぇ出してないと思うよ?既成事実を盾に婚約やら結婚やら迫られるだろうし。けどあの人ももう22だよ?たぶん今一番性欲バリバリなお年頃だよ?それこそ酔ってたとはいえ私なんかに襲われてつい致しちゃうくらいに。きっとそういうお店にそれなりにお金落としてるはずだよ!そ、それに……その、手慣れてた、と思うし」
いかん。
なんか思い出してはいけないことを思い出しそうになった。
私はあきらかに熱の上がった頬を冷まそうと手でパタパタする。
ふぅん、とローブの人物ーー赫金の魔女は意味ありげに笑った。
見えないけど、絶対笑った。
なんだか悔しくて、私は腕を伸ばす。
フードをひっぺがすと、彼女の呼び名の謂れである赫金色の髪が溢れ落ちて白い頬を掠める。
赤い目、赤い髪、赤い唇の子柄な魔女は私と目が合うとケラケラと喉を鳴らして笑い声を上げた。
「ま、いいけどね。どっちでも私には関係ない話だし。で?夢だったって思い込むように暗示をかけてほしいって?」
「できるよね?」
私が意気込んで訊くと、魔女は幼い顔に似合わない妖艶な仕種で唇を指でなぞった。
「そりゃあ、魔女の秘薬があればできるはできるけど?ただし本当にただ「あれは夢だった」って思い込むだけだよ?やっちまった事実は消えない。いつまで保つかも保証はできない。所詮はただの暗示だからね。まあ上手くすれば一月は保つかな?」
「それだけ保てば充分だよっ」
一月もあればお互いなかったことにできる。
きっと、たぶん。
一月夢だと思っていたものを一月してからあれ?現実だったかも?なんてなってもわざわざぶり返そうとはしないよね?
だってそれがお互いのためだし。
その方がお互い都合がいいはずだし。
「報酬は?」
「いつも通りで。使用済みバスタオルとガウンでどう?」
それが私が持ち出せるMaxな品だろうと提案する。
さすがに使用済みパン○は持ち出しにくいし心苦しい。
「乗ったっ!!」
バンッ!とテーブルを両手のひらでぶっ叩いた魔女がいそいそと立ち上がると幾重にも立ち塞がるカーテンの檻の奥へと消えた。
さほど時間を置かずに戻ってきた魔女の両手には一本ずつ同じ色の液体の入った小瓶が。
「こっちは今ルーに使う分」
そう言って、私の前の湯呑に小瓶の中身を注ぐ。
トロリとした液体がミルクと混ざって消えた。
「無味無臭だから、味は心配しないで飲んで。飲んだら暗示をかけるよ。んでこっちが氷の貴公子(笑)に飲ませる分ね。それもルーに飲ませなきゃならないって暗示をかけておくから。で、貴公子がルーの瞳を見たら向こうも暗示がかかる。OK?」
「……うい!でも報酬はどうしよう?」
暗示はかけられたことを忘れてしまう。
当然、報酬のことも忘れて忘れてしまうのだ。
「それはコレの代金ってことにしよう」
コトン、と魔女はテーブルにもう一つ紙に包まれた何かを置いた。
「堕胎薬だよ。一月後にもし妊娠の兆候があったら使っても使わなくてもいい。何かよくわからないけど一月後に必要になる薬って認識で深くは考えないようにしておくから。ルーはコレの代金で私にレニー様のふふっ使用済みバスタオルとガウンを持ってくるんだ」
……あ、妄想してるな。
へニャリと崩れた頬を、私は見なかったことにする。
赫金の魔女こと、メリー・メリー・ポリンプ16才と私が出会ったのは今からニ年前。
お嬢様のお使いで魔女の庵を訪ねたのが最初。
それからというもの月2ペースで通い詰め、今では知己といえる間柄なのだが。
由緒正しき魔女の家系のメリーは、私の弟に惚れている。
初めて庵を訪ねた際、荷物持ちに連れてきたレニーに一目惚れしたらしいのだ。
おかげで高価な魔女の薬や美容品やらを己の懐を傷めずに頂ける。
イケメンな弟を持ってお姉ちゃんはウレシイよ。
これまでメリーにお支払いした代金はレニー使用済みハンカチにネクタイに靴下に羽根ペンにその他もろもろ。
使用済みを欲するところが変態臭い。
臭いつきならなお良しらしい。
それらを何にどう使っているかは考えてはいけない。
魔女なのに惚れ薬を無理矢理飲ませないでいるだけとっても安全で可愛らしい変態だと思うよ!
弟よ、ゴメンね。
お姉ちゃんは平穏のために弟を売ります。
本体じゃないから、別にイイよね!?
一応私たち姉弟は貴族の端くれだ。
親は国から男爵位を頂いている。
とはいえ貴族の中では下の下の地位。
田舎の山奥に超ちっちゃな領地を持ってはいるけど、跡継ぎな兄ちゃんはともかく私と弟は平民も同然である。
我が家には残念ながらお金もないし、長男以外に分けられる土地も何もない。
そんな私たち姉弟は父親の昔馴染な縁でハルトバレル候爵家に行儀見習いを兼ねて私はお嬢様付きのメイドとして、弟は厨房の見習いとして雇ってもらっている。
貴族間では厨房は平民の仕事、というイメージが強く、跡継ぎでないとはいえ貴族の子息が見習いに入るのは珍しい。大抵は執事とか、騎士見習いになるのが普通だ。
けどうちの弟は菓子作りが趣味で今流行りのパティシエールを目指している。
ちなみにパティシエールは菓子職人のこと。
王都でしか聞かないが、すっごく腕のいい貴族に認められた菓子職人だけがパティシエールを名乗れるらしい。
レニーの作るお菓子ーー特にケーキは絶品だから、絶対なれるとお姉ちゃんは信じてるよ!
そんな貴族の子息らしからぬ我が弟を馬鹿にすることもなく厨房の見習いにしてくれているハルトバレル家。
しかも跡継ぎに何かあったら領主になることも考慮してくれて、昼間は貴族の子息令嬢が通う学校にも通わせてくれている。なのでお仕事は朝と夕方以降だけ。
にも関わらずきっちりお給金は払ってくれているし、学費の援助までしてくれている。
私たち姉弟にとってハルトバレル候爵家とそのご当主である旦那様はまさに恩人であり神様のようなお人。
そして私がお仕えしているお嬢様は天使である。
嫡男の兄上様は氷の貴公子様(ぷぷ)。
そんな素晴らしきハルトバレル家に多大なる恩がある私。
なのに御曹司様を襲って気持ちよくして頂いちゃった不届き者な私。
そんな私は今、見るからに怪しい雰囲気を醸し出す黒や赤や紫のカーテンの檻の中にいる。
頭上に下がるのは仄かな灯りを灯す埃を被った小さなカンテラ。身じろぎするとギシギシ鳴くボロい椅子に腰をかけた私の前にあるのはやっぱり埃をたっぷりと被った大きな飴色のテーブルとヒビの入った湯呑とそれに注がれた湯気を立てるハチミツ入りのホットミルクとテーブルを挟んで向かい合って座るフード付きのローブを着た人物の長い裾からわずかにはみ出た色とりどりの爪とちょっと丸っこい指。
「ーーで?」
ローブの人物が口を開く。
深く被せられたローブで、顎の付近しか見えないけれど、ほんの少しちら見えした下唇の端が確かに笑うように持ち上がったと思う。
と、いうか、十中八九笑っている。
もう腹抱えて笑いたいところを堪えてるんじゃなかろうかと思う。
いつもは私相手なら外しているフードをいつまでも深く被ったままなのがそのことを物語っている。
「酔っぱらって雇い主の家の坊ちゃんを襲って?童貞頂いちゃったから?その事実を夢だったことにしたいと」
今度こそフードの奥から「ぶふっ!」という音が聞こえてきて、私はムッとする。
が、それよりも気になる言があったので、先にそちらに反論することにする。
「いやいやいやいやいや!童貞じゃないでしょ!!たぶん!あの人モテモテだよ?なんたって氷の貴公子様(ぷぷ)だよ?」
「えー?でも氷の貴公子(笑)って見た目もだけど寄ってくるご令嬢方を片っ端から冷たくあしらってるから氷の、なんでしょ?」
いやいやいやいやいや、と私は首をブンブン振りまくる。
「ないないないないない!それはないって!!」
というかあったら困る。
私なんかの処女を頂いてもらっちゃっただけでも申し訳ないのに、その上あっちのお初を頂いちゃてたとか?
そんなの私の罪悪感が頂点を超える。
もう旦那様にもお嬢様にも顔向けができないじゃないか!
旦那様はともかく、お嬢様に会えない。
馬鹿可愛いお嬢様の顔が見れない?
そんなの想像しただけで涙が駄々漏れるよ!!!!!
「そりゃいいとこのご令嬢には手ぇ出してないと思うよ?既成事実を盾に婚約やら結婚やら迫られるだろうし。けどあの人ももう22だよ?たぶん今一番性欲バリバリなお年頃だよ?それこそ酔ってたとはいえ私なんかに襲われてつい致しちゃうくらいに。きっとそういうお店にそれなりにお金落としてるはずだよ!そ、それに……その、手慣れてた、と思うし」
いかん。
なんか思い出してはいけないことを思い出しそうになった。
私はあきらかに熱の上がった頬を冷まそうと手でパタパタする。
ふぅん、とローブの人物ーー赫金の魔女は意味ありげに笑った。
見えないけど、絶対笑った。
なんだか悔しくて、私は腕を伸ばす。
フードをひっぺがすと、彼女の呼び名の謂れである赫金色の髪が溢れ落ちて白い頬を掠める。
赤い目、赤い髪、赤い唇の子柄な魔女は私と目が合うとケラケラと喉を鳴らして笑い声を上げた。
「ま、いいけどね。どっちでも私には関係ない話だし。で?夢だったって思い込むように暗示をかけてほしいって?」
「できるよね?」
私が意気込んで訊くと、魔女は幼い顔に似合わない妖艶な仕種で唇を指でなぞった。
「そりゃあ、魔女の秘薬があればできるはできるけど?ただし本当にただ「あれは夢だった」って思い込むだけだよ?やっちまった事実は消えない。いつまで保つかも保証はできない。所詮はただの暗示だからね。まあ上手くすれば一月は保つかな?」
「それだけ保てば充分だよっ」
一月もあればお互いなかったことにできる。
きっと、たぶん。
一月夢だと思っていたものを一月してからあれ?現実だったかも?なんてなってもわざわざぶり返そうとはしないよね?
だってそれがお互いのためだし。
その方がお互い都合がいいはずだし。
「報酬は?」
「いつも通りで。使用済みバスタオルとガウンでどう?」
それが私が持ち出せるMaxな品だろうと提案する。
さすがに使用済みパン○は持ち出しにくいし心苦しい。
「乗ったっ!!」
バンッ!とテーブルを両手のひらでぶっ叩いた魔女がいそいそと立ち上がると幾重にも立ち塞がるカーテンの檻の奥へと消えた。
さほど時間を置かずに戻ってきた魔女の両手には一本ずつ同じ色の液体の入った小瓶が。
「こっちは今ルーに使う分」
そう言って、私の前の湯呑に小瓶の中身を注ぐ。
トロリとした液体がミルクと混ざって消えた。
「無味無臭だから、味は心配しないで飲んで。飲んだら暗示をかけるよ。んでこっちが氷の貴公子(笑)に飲ませる分ね。それもルーに飲ませなきゃならないって暗示をかけておくから。で、貴公子がルーの瞳を見たら向こうも暗示がかかる。OK?」
「……うい!でも報酬はどうしよう?」
暗示はかけられたことを忘れてしまう。
当然、報酬のことも忘れて忘れてしまうのだ。
「それはコレの代金ってことにしよう」
コトン、と魔女はテーブルにもう一つ紙に包まれた何かを置いた。
「堕胎薬だよ。一月後にもし妊娠の兆候があったら使っても使わなくてもいい。何かよくわからないけど一月後に必要になる薬って認識で深くは考えないようにしておくから。ルーはコレの代金で私にレニー様のふふっ使用済みバスタオルとガウンを持ってくるんだ」
……あ、妄想してるな。
へニャリと崩れた頬を、私は見なかったことにする。
赫金の魔女こと、メリー・メリー・ポリンプ16才と私が出会ったのは今からニ年前。
お嬢様のお使いで魔女の庵を訪ねたのが最初。
それからというもの月2ペースで通い詰め、今では知己といえる間柄なのだが。
由緒正しき魔女の家系のメリーは、私の弟に惚れている。
初めて庵を訪ねた際、荷物持ちに連れてきたレニーに一目惚れしたらしいのだ。
おかげで高価な魔女の薬や美容品やらを己の懐を傷めずに頂ける。
イケメンな弟を持ってお姉ちゃんはウレシイよ。
これまでメリーにお支払いした代金はレニー使用済みハンカチにネクタイに靴下に羽根ペンにその他もろもろ。
使用済みを欲するところが変態臭い。
臭いつきならなお良しらしい。
それらを何にどう使っているかは考えてはいけない。
魔女なのに惚れ薬を無理矢理飲ませないでいるだけとっても安全で可愛らしい変態だと思うよ!
弟よ、ゴメンね。
お姉ちゃんは平穏のために弟を売ります。
本体じゃないから、別にイイよね!?
9
あなたにおすすめの小説
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
旦那様、愛人を作ってもいいですか?
ひろか
恋愛
私には前世の記憶があります。ニホンでの四六年という。
「君の役目は魔力を多く持つ子供を産むこと。その後で君も自由にすればいい」
これ、旦那様から、初夜での言葉です。
んん?美筋肉イケオジな愛人を持っても良いと?
’18/10/21…おまけ小話追加
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜+おまけSS
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
アルファポリス恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
*他サイトでも公開中
なろう日間総合ランキング2位に入りました!
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる