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その町は小高い丘の上にあった。
すぐ側に森があるためか、小さいながらも石造りの外壁に囲まれその周りを堀が巡っている。
カティたちはまだ朝靄の残る時間帯にガルーダに乗って森を抜けると、迂回路から少し外れた藪の中に降りた。
ちなみに道中クリスは幼竜の姿でカティの頭に掴まり時折パタパタと羽を動かしては空中で器用にバランスを取っていた。
地に降り立ったところでクリスには目立たないように人の姿になってもらう。
ガルーダはといえば『さて疲れたわい』と長い首をコキコキさせて異空間に消えていった。
『小さい町のわりにえらく堅牢な造りだな』
佑樹の言葉をカティがリリスに伝えると、
「そりゃそうよ。ギザの森がすぐ近くにあるのもあるし、何よりここはリュートレートとの第二の国境で万一の時は第一防衛線になるんだから。町であると同時に砦でもあるのよ」
カティたちが通ってきた森向こうの国境の町はペルージからすればあくまで辺境であり、交易のための出張所的な扱いであり、実際のペルージの国はここからなのだ。
「へえ」
カティは軽く相槌を打って堀と外壁に囲まれた町を見上げる。
丘の向こうは小高い木々の並ぶ林道が先へ続いているらしいが、ここからは町に遮られて見えない。
「Bランク以上の冒険者は通行自由だけど、本来なら半日は列に並んで一時間は細かい手続きと検査を受けさせられるわ」
「・・・俺たちは?」
「同行者も免除されるわよ。ただし何か問題を起こしたら私がギルドから相当のペナルティーを負うんだけどね」
ギルドが身分を保証していることになるということか。
だとすれば何かがあった時はギルドの面子を潰すことになり、ランクの剥奪や冒険者資格を含むそれ相応のペナルティーが課せられるのだろう。
「気をつけるよ」
もちろん自分から問題を起こすつもりなどはないが、自分たちが目立つ一行である自覚もある。
男一人に女が3人プラス熊。
その上女子3人の内2人はまだ幼い子供であり、3人が3人共人目を引く美少女だ。
「ま、多少の小競り合い程度なら問題ないから大丈夫でしょ」
リリスはそう言って笑うと先に立って丘を登っていく。
「町に入ったらまず宿探し。それからギルドで森で討伐した魔物の売却ね」
「お肉は食べたいですー」
「わかってるわよ。肉は置いておきましょう」
『かなりの数を討伐したからな。ステータスチェックと、ガチャも忘れずにな!』
「レベルも相当上がってるはずだし、スキルもけっこう強奪してるしな。ガチャポイントもだいぶ貯まってるはずだし、楽しみだな」
「わーい!ガチャですー!?」
「そうよ!やっとゆっくり色々確認できるわ。・・・フフフ、ガチャ楽しみね」
「ガチャ?なんですか?」
「「見てのお楽しみー!」」
クリスが可愛らしく小首を傾げるのに、声を揃えるリリスとフラウ。
リリスも案外子供っぽいとこあるよな、とこっそりカティと佑樹は頭のなかで言い合った。
『ま、可愛いくていいじゃん?』
佑樹の言葉にカティはリリスに気付かれないように小さく頷く。
視線の先には堅牢な鉄の扉とそれに続く木製の橋、その周囲に並ぶ多くの馬車、検問所らしい小屋と、そこに列を作る人の群れが見えてきた。
すぐ側に森があるためか、小さいながらも石造りの外壁に囲まれその周りを堀が巡っている。
カティたちはまだ朝靄の残る時間帯にガルーダに乗って森を抜けると、迂回路から少し外れた藪の中に降りた。
ちなみに道中クリスは幼竜の姿でカティの頭に掴まり時折パタパタと羽を動かしては空中で器用にバランスを取っていた。
地に降り立ったところでクリスには目立たないように人の姿になってもらう。
ガルーダはといえば『さて疲れたわい』と長い首をコキコキさせて異空間に消えていった。
『小さい町のわりにえらく堅牢な造りだな』
佑樹の言葉をカティがリリスに伝えると、
「そりゃそうよ。ギザの森がすぐ近くにあるのもあるし、何よりここはリュートレートとの第二の国境で万一の時は第一防衛線になるんだから。町であると同時に砦でもあるのよ」
カティたちが通ってきた森向こうの国境の町はペルージからすればあくまで辺境であり、交易のための出張所的な扱いであり、実際のペルージの国はここからなのだ。
「へえ」
カティは軽く相槌を打って堀と外壁に囲まれた町を見上げる。
丘の向こうは小高い木々の並ぶ林道が先へ続いているらしいが、ここからは町に遮られて見えない。
「Bランク以上の冒険者は通行自由だけど、本来なら半日は列に並んで一時間は細かい手続きと検査を受けさせられるわ」
「・・・俺たちは?」
「同行者も免除されるわよ。ただし何か問題を起こしたら私がギルドから相当のペナルティーを負うんだけどね」
ギルドが身分を保証していることになるということか。
だとすれば何かがあった時はギルドの面子を潰すことになり、ランクの剥奪や冒険者資格を含むそれ相応のペナルティーが課せられるのだろう。
「気をつけるよ」
もちろん自分から問題を起こすつもりなどはないが、自分たちが目立つ一行である自覚もある。
男一人に女が3人プラス熊。
その上女子3人の内2人はまだ幼い子供であり、3人が3人共人目を引く美少女だ。
「ま、多少の小競り合い程度なら問題ないから大丈夫でしょ」
リリスはそう言って笑うと先に立って丘を登っていく。
「町に入ったらまず宿探し。それからギルドで森で討伐した魔物の売却ね」
「お肉は食べたいですー」
「わかってるわよ。肉は置いておきましょう」
『かなりの数を討伐したからな。ステータスチェックと、ガチャも忘れずにな!』
「レベルも相当上がってるはずだし、スキルもけっこう強奪してるしな。ガチャポイントもだいぶ貯まってるはずだし、楽しみだな」
「わーい!ガチャですー!?」
「そうよ!やっとゆっくり色々確認できるわ。・・・フフフ、ガチャ楽しみね」
「ガチャ?なんですか?」
「「見てのお楽しみー!」」
クリスが可愛らしく小首を傾げるのに、声を揃えるリリスとフラウ。
リリスも案外子供っぽいとこあるよな、とこっそりカティと佑樹は頭のなかで言い合った。
『ま、可愛いくていいじゃん?』
佑樹の言葉にカティはリリスに気付かれないように小さく頷く。
視線の先には堅牢な鉄の扉とそれに続く木製の橋、その周囲に並ぶ多くの馬車、検問所らしい小屋と、そこに列を作る人の群れが見えてきた。
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