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踊ろう
しおりを挟む思い出は砂のようにぽろぽろ零れていくから
ひとつ残らず手ですくって
瓶に詰めて、時計にした
何回も繰り返して、思い出せるように
君に言われた言葉は、水で割っても酔ってしまうし
少し焦げ目がつくくらいに炙ってしまえばちょうどいい
あなたにしか捧げてこなかった
私自身はひどく純粋でなんにも持っていなくて
賞味期限が切れる前にどこかの誰かが買ってくれるのを待ってる
半額のシールを張られた
耳鳴りは愉快に鼓膜を叩いて踊ってる
調子に乗ってる
罰が当たれなんて思わなくても
もう彼は罪人
何の用もないけど冷蔵庫の中をのぞくのが好き
中にはなんにも入っていない
空っぽなのにね
他人の心をのぞきたい気持ちと一緒
心なんて霞と同じよ
目に見えないものをどうして信じようとするの
あぁ、なるほど
目に見えないからね
この役立たず
君の心が気管をふさいで
うまく呼吸ができません
なんだ、ちゃんとあるんじゃん
こんな薄い板に縛られていると思うと
気持ちが悪くなってくるね
一回リセットしてみようよ
感情の伝達は目から目、手から手
こころで触れて、確かめて
決して、電波なんかじゃないの
意味は無いの
当たり前に意味を求めるのは傲慢さね
最初から無いんだからそんなもの
いつだって目に見えない
何かに操られて踊ってる
私はあなたと踊りたいんだ
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