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『むらさき』

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「BL」

シークレット・ラブ・ガーデン

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 とある大都市の片隅で、二人の男性が匿名のインフルエンサーとして暗躍していた。彼らの名は、公には知られていない。ひとりは「スクープハンター」と呼ばれ、もうひとりは「シークレットスナッパー」として知られていた。二人は異なるルートで有名人の秘密を掴み、その情報をネットの暗部に流していた。

 スクープハンターは、洞察力に優れ、有名人のスキャンダルを匂わせる情報を如何にしても手に入れるのが得意だった。一方、シークレットスナッパーは、隠れた場所からのショットが得意で、パパラッチ写真を撮るのに長けていた。彼らはお互いの作品を尊敬し合い、競争相手でありながらも、奇妙な友情を育んでいた。

 スクープハンターの投稿:

「光の中で輝く者たちも、影に隠れた真実には逃れられない。君のカメラのシャッターは、その影を捉える鋭い眼を持っている。表舞台に立つ私たちにとって、時には厳しい現実を突きつけられるが、その真実が私たちをより輝かせる。#真実の光」

 シークレットスナッパーの投稿:

「表面の輝きだけが物語ではない。照らす者がいるおかげで、世界はもっと奥深いものを見ることができる。彼の掘り出す物語は、隠された珠玉のエピソードを私たちに提供してくれる。彼の追い求めるスクープには、常に敬意を表する。#隠された物語」


 多岐沼瑛太は机の前に座り、古びたノートパソコンの画面を見つめていた。彼の指はキーボードの上で一時の静寂を保った後、ゆっくりと動き出した。

「僕と剛力良吾の出会いは、まるでドラマのワンシーンのようだった」

 そう書き始めた彼は、目を閉じてあの日のことを思い出す。彼がシークレットスナッパーとしての二重生活を送っていた頃、煌びやかな舞台の裏で、静かに汗を流すバックダンサーたちがいた。その中に剛力良吾がいたのだ。

 多岐沼は、テレビ局で働く放送作家として、表向きには地味な生活を送っていた。彼は誰もが知るアイドルグループのドキュメンタリーを手がけており、その中で剛力良吾と出会った。剛力はカメラの前では決して主役になることはなかったが、その熱意と舞台裏での努力は多岐沼の心を捉えた。

 あるイベントの後、二人は偶然にもバーカウンターで隣り合わせになった。多岐沼は剛力の姿を認識していたが、剛力は彼をただの放送作家としか見ていなかった。カクテルのグラスを傾けながら、彼らは業界の裏話に花を咲かせた。剛力は、スクープハンターとしての自分の成功をほのめかすような話をし、多岐沼はそれを聞き、内心で驚愕した。多岐沼が尊敬するライバルであることを、この時はまだ剛力は知らなかった。

 話が深まるにつれて、多岐沼は剛力がただのバックダンサーではないことを感じ取った。彼には何か秘密がある、それは多岐沼自身の秘密と通じるものだった。二人の間には、言葉に出来ない奇妙な共感が流れていた。それは後に、二人がそれぞれの秘密を共有する契機となった。

 多岐沼はノートパソコンを閉じて、深くため息をついた。彼らの友情は、もはや過去のものだ。しかし、あの出会いが彼の人生に与えた影響は計り知れない。それは彼の心の中で、いつまでも色褪せることのない思い出として残った。


「没理由」

 ・構想が壮大過ぎて書けずに終わりました...

「構想」

 ・アメリカ映画で、犯人同士が新聞に暗号を隠した記事を投稿して、お互いに賞賛し合う場面があります。あんな感じがいいなーと思い書きました。
 物語は終始、多岐沼視点で進んでいきます。剛力はマッチョなダンサー。かたや多岐沼は細身な文系男子。アンバランス二人だが、奇妙にもウマが合います。その中で、多岐沼は二重生活を剛力に打ち明けるタイミングを見計らいます。

 ・多岐沼は知能犯で決して尻尾は掴ませませんが、剛力はけっこう勢いでスキャンダルを流します。感覚的な天才に魅了される根暗なサイコパス多岐沼という構造です。途中、二人は付き合い始めますが、剛力(スクープハンター)の本当の目的を知って仲たがいします。

 ・剛力は嫉妬と誰かが落ちる様に快感を感じる〇態でした。それと反対に多岐沼は、人の秘密を匿名で投稿して正義を成す歪んだ?倫理観を持っています。過去にそれで人から感謝された多岐沼は、剛力の性癖を知り...。

 ・多岐沼の回想から始まるのもある理由があります。
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