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『むらさき』

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大賞に向けて!

魔王が活躍するダークファンタジーを考えて小躍りしていたら「○○○○○○」だった。

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 前回までの『むらさき』

「第16回絵本大賞」に向けて、小賢しくも抱き合わせで人気小説を書こうとした。しかし、

 異世界追放系ざまあを書けば、「遠山の金さん」になり、

「葬送のフリーレン」のような異世界冒険ものを書けば、「水戸黄門」になり、途方にくれていた。



 わたしには王道は書けないのか...。

 王族の特務機動部隊「鬼」。彼らは秘密裏に王の命令を引き受けて、要人を暗殺していた。しかし、時代の変化とともに「鬼」は解体される。若くして「鬼」の党首になったヘーゾウは、田舎で隠居してスローライフを楽しんでいた。

 しかし、前王の招集により「鬼」は再び集まる。前王から「法でも裁けないやつらを裁いてほしい」と頼まれ...

「必殺仕事人」だ。こうなれば、一番遠いところで考えよう。

 舞台

 場所は異世界。これだけは外せない。そして、魔王の支配する魔界を舞台にしたダークファンタジーだ。魔界ということで色々な悪人がいる。

 そして、実際に起きた事件や政治ネタを風刺的に書いていこう。創作の悪人とは比べ物にならない悪人たちだ、ネタに困ることはない。

 悪人は権力を握ろうと、いろいろなことをする。例えば、美人局やパ〇活による有力者の脱却だ。

 いい感じだ。もはや、江戸のえの字すら出てこない。思わず、頬が緩む。


 主人公

 ここで、主人公だ。女性にしよう。女性の誘惑は彼女には効かない。

 そして、女性の強さや権力に屈しない姿を書こう。性格は...じゃじゃ馬な元気っこにしよう。そして、何を隠そう。彼女こそ魔王だ。第6代魔王。生まれながらの魔王だ。これなら、権力闘争に参加する必然性もある。完璧だ。

 彼女は武闘派で魔獣に乗って魔界を闊歩する女帝だが、普段は貧乏でみそぼらしい魔族に扮している。他人から下に見られたほうが情報を得られやすいからだ。

 いい感じだ。素晴らしいプロットが湧いてきて、笑みがこぼれる。

 展開

 序盤、主人公は家来から魔界貴族が不穏な動きをしていることを知る。そして、貧乏魔族に扮して、民衆から魔界貴族が悪行を尽くしていることを知る。そして、終盤の熱いバトルのために、魔界貴族の用心棒もしくは手下(将軍など)と戦闘をする。

 中盤にだれか味方もしくは民衆が敵に倒される展開をいれよう。仇討ちだ。魔王と知らずに、倒された者の家族や恋人などが悪態をつくのもよい。

 終盤、魔王が黒幕の城に乗り込むが、それに立腹した魔界貴族が「俺を誰だと思う」とか不謹慎発言をしまくる。

 ここで用心棒や手下が出てくる、「お前はこの間の...」。そして、クライマックスになったところで、魔王が「余の顔を忘れか」という言葉と、美しい顔を見せつける。敵は彼女が魔王だと気づく。

 そのまま解決パターンと、別で開き直りパターンを書こう。

 敵が「魔王を語る不届きもの」と言って、襲ってくるが、魔王は部下を召喚して彼らを討伐する。バトルも書けて理想的な作品だ。中盤のかたき討ちも話に深みが出ていい。

 完璧だ...それにしても、国中を暴れまわるとは、なんて暴れん坊な魔王だ。まあ、いい。素晴らしい話が出来て、思わずサンバのリズムで小躍りしてしまう。オーレーオーレー...。

「暴れん坊将軍」...。
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