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読み切り

大恐慌前の話

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 私の好きなはなしを一つ。

 1929年のアメリカの大恐慌の寸前の時の話になります。

 ジョセフというケネディ大統領の父は、ウオール街のオフィスに向かう途中で、靴磨きの少年に言われました。

「お客さん、どんな株を買えばいいですかね?」

 あとで、ジョセフは、

「こんな少年までもが株の儲け話をするこの状況は、おかしい」

 とジョセフは考えます。

 ジョセフはアメリカの大恐慌の暴落の前に全ての保有株を売り払いました。

 それにより、ケネディ家の資産を守りました。

 どんなことでも兆候はあるという話です。いつも注意深く物事を観察したいです。
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