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七話 やっぱり私の彼氏は……
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ふと気づくと、ベッドの上に寝ていて、隣には何も着ていない結城くんがいたから一瞬びっくりしちゃったけど、そういえば、とさっきまでのことを思い出す。
……私、あれからどうなったんだっけ?
結城くんと付き合うことになって、えっちしてて、挿入されながらイッちゃったことまでは覚えてるけど、そこからの記憶があんまりない。
うーんと考え込んでいると、結城くんと目が合って、ふっと微笑まれる。
「気がつきました? おはよう」
「おは、……よう? え、今何時? 私もしかして寝てた?」
「少しの間だけですよ。今夜中の一時です」
「あっ、そっか。良かった……」
なんだ。おはようとか言うからもう朝かと思って焦っちゃったけど、まだそんな時間か。
安心したと同時に、少しずつ意識も覚醒してきて、昨日まで苦手だった後輩の結城くんとえっちしちゃったんだっていう実感が急に込み上げてくる。
でも、めちゃめちゃ気持ちよかった……。結城くん優しかったし……。あんなに優しくしてくれると思わなかった……。
「どうかしました?」
一人で浸っていると、不思議そうな顔で覗き込まれて、思わず苦笑いを浮かべる。
「……ん~、なんか私が思ってた結城くんと違っててちょっとビックリした。結城くんだったら、えっちの最中もダメ出ししてきそうかなって」
思っていたことをそのまま言ってしまうと、呆れたような顔をされてしまった。
「なんですかそれ。仕事じゃないんだから、さすがにそんなことしませんよ。というよりも、正直……」
「正直?」
なんだろう。何言われるのか全然予想できなくて、言いにくそうにしている結城くんの言葉の続きを待つ。
「ダメなところなんてひとつもなかったです?美優は、……最高に可愛かったです」
え、ちょ、うわあ、まって。
その反応はずるい。
結城くんはうつむきながら照れくさそうにしていて、まさかそんな反応をされるとは思わなかったので必要以上に動揺してしまった。そんな顔されると、私まで一気に恥ずかしさがこみ上げてきちゃうよ。
結城くんってこういう感じなんだ……。やっぱり私の思ってた結城くんとは全然違う。結城くん可愛い。好き。
「……そっか、ありがと……」
「むしろ俺の方が大丈夫だったのか心配なくらいです」
「えっ!そんな、全然大丈夫だったよ!」
なんで心配してるのか分からないけど、そんな心配するまでもなく何回もイッちゃったし、もうすっごく良かったから!
あわてて否定したけど、結城くんはなんだか微妙にしょんぼりしてる?
「そうですか……大丈夫なら良いんですけど……」
……あっ、大丈夫って言い方は良くなかったよね。無難だったよ、みたいな言い方になっちゃったかも。
「あ、大丈夫っていうか、……あの、なんだろう……、す、すごく良かったよ。私、ナカでイッたの結城くんが初めて……だよ?」
わわ、こんなことまで言わなきゃ良かった~っ。本当のことだけど、恥ずかしすぎるっ。
「え、そうなんだ。……そっか、嬉しいです」
正直に言い過ぎてしまってすぐに後悔したけど、結城くん喜んでくれてるからいっか。
へへって笑い合った後、どちらともなく唇を重ねて、そのうちにまた結城くんの手が私の胸に伸びてくる。
「あれ?結城くん?」
「なに?」
「もしかして、またするの?」
「うん、そうだけど」
ゆ、結城くん? 悪びれもせずにそんなことを言ってのける結城くんに顔が引きつる。
「でも、私、明日も仕事……」
「大丈夫、俺もですよ。
そもそも今日は徹夜で仕事片付けるつもりだったんですよね?じゃあ、いいじゃないですか。仕事がセックスに変わっただけですよ」
えええ。結城くんどうしちゃったの?
もしかして、ナカでイッたのは結城くんが初めてって言ったのが良くなかった?
「ぜ、全然違う~っ。明日までに終わらせなきゃいけない仕事だから、徹夜してでもって言ったけど、まさか結城くんとこんなことになるなんて思ってなかったから……」
「でしょうね。俺は最初からそのつもりでしたけど」
そう言って私の上に覆いかぶさった結城くんは、もういつもの冷静で辛辣な結城くんに戻っていた。……、なんで? さっきまでの優しくて可愛い結城くんはどこにいっちゃったの?
やっぱり私の彼氏はドSです……っ!
……私、あれからどうなったんだっけ?
結城くんと付き合うことになって、えっちしてて、挿入されながらイッちゃったことまでは覚えてるけど、そこからの記憶があんまりない。
うーんと考え込んでいると、結城くんと目が合って、ふっと微笑まれる。
「気がつきました? おはよう」
「おは、……よう? え、今何時? 私もしかして寝てた?」
「少しの間だけですよ。今夜中の一時です」
「あっ、そっか。良かった……」
なんだ。おはようとか言うからもう朝かと思って焦っちゃったけど、まだそんな時間か。
安心したと同時に、少しずつ意識も覚醒してきて、昨日まで苦手だった後輩の結城くんとえっちしちゃったんだっていう実感が急に込み上げてくる。
でも、めちゃめちゃ気持ちよかった……。結城くん優しかったし……。あんなに優しくしてくれると思わなかった……。
「どうかしました?」
一人で浸っていると、不思議そうな顔で覗き込まれて、思わず苦笑いを浮かべる。
「……ん~、なんか私が思ってた結城くんと違っててちょっとビックリした。結城くんだったら、えっちの最中もダメ出ししてきそうかなって」
思っていたことをそのまま言ってしまうと、呆れたような顔をされてしまった。
「なんですかそれ。仕事じゃないんだから、さすがにそんなことしませんよ。というよりも、正直……」
「正直?」
なんだろう。何言われるのか全然予想できなくて、言いにくそうにしている結城くんの言葉の続きを待つ。
「ダメなところなんてひとつもなかったです?美優は、……最高に可愛かったです」
え、ちょ、うわあ、まって。
その反応はずるい。
結城くんはうつむきながら照れくさそうにしていて、まさかそんな反応をされるとは思わなかったので必要以上に動揺してしまった。そんな顔されると、私まで一気に恥ずかしさがこみ上げてきちゃうよ。
結城くんってこういう感じなんだ……。やっぱり私の思ってた結城くんとは全然違う。結城くん可愛い。好き。
「……そっか、ありがと……」
「むしろ俺の方が大丈夫だったのか心配なくらいです」
「えっ!そんな、全然大丈夫だったよ!」
なんで心配してるのか分からないけど、そんな心配するまでもなく何回もイッちゃったし、もうすっごく良かったから!
あわてて否定したけど、結城くんはなんだか微妙にしょんぼりしてる?
「そうですか……大丈夫なら良いんですけど……」
……あっ、大丈夫って言い方は良くなかったよね。無難だったよ、みたいな言い方になっちゃったかも。
「あ、大丈夫っていうか、……あの、なんだろう……、す、すごく良かったよ。私、ナカでイッたの結城くんが初めて……だよ?」
わわ、こんなことまで言わなきゃ良かった~っ。本当のことだけど、恥ずかしすぎるっ。
「え、そうなんだ。……そっか、嬉しいです」
正直に言い過ぎてしまってすぐに後悔したけど、結城くん喜んでくれてるからいっか。
へへって笑い合った後、どちらともなく唇を重ねて、そのうちにまた結城くんの手が私の胸に伸びてくる。
「あれ?結城くん?」
「なに?」
「もしかして、またするの?」
「うん、そうだけど」
ゆ、結城くん? 悪びれもせずにそんなことを言ってのける結城くんに顔が引きつる。
「でも、私、明日も仕事……」
「大丈夫、俺もですよ。
そもそも今日は徹夜で仕事片付けるつもりだったんですよね?じゃあ、いいじゃないですか。仕事がセックスに変わっただけですよ」
えええ。結城くんどうしちゃったの?
もしかして、ナカでイッたのは結城くんが初めてって言ったのが良くなかった?
「ぜ、全然違う~っ。明日までに終わらせなきゃいけない仕事だから、徹夜してでもって言ったけど、まさか結城くんとこんなことになるなんて思ってなかったから……」
「でしょうね。俺は最初からそのつもりでしたけど」
そう言って私の上に覆いかぶさった結城くんは、もういつもの冷静で辛辣な結城くんに戻っていた。……、なんで? さっきまでの優しくて可愛い結城くんはどこにいっちゃったの?
やっぱり私の彼氏はドSです……っ!
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