ヤンデレBL作品集

みるきぃ

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◆どうしても点数つけちゃいます。

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受け:千波ハヤリ

攻め:唯川カイ



その他:唯川マリン



◇◇◇




誰しも自分の癖というものがあると思う。

俺には変な癖がある。いつからだったかわからないけど、小さい頃からの癖はなかなか直らない。



「…あの人は容姿30点、性格35点の合計65点。うーん、平均だな…」


その癖っていうのは人に点数を付けることだ。

小さい頃、ある番組でモデルのルックスに点数をつける格付け番組がやっていた。それになぜか感銘を受け、俺も人に点数を付けるようになった。自分でもやっていることは最低なことだと認知はしているがつい無意識に点数をつけてしまっている。もうこの癖は直らないと思う。そう諦めているのだった。


ちなみにこの採点は容姿50点、性格50点の100満点で決めていて、当然自分なんかが人に点数なんか付けれる立場ではないため、この癖のことは周囲には秘密だ。というか恥ずかしくて言えない。そういうとこはちゃんと自覚はしている。


ちなみに俺の採点に過去最高得点98点を叩き出した人がいる。それは隣のクラスのマドンナ唯川マリンちゃん。名前まで可愛いとかすごいわ~って感心した。

容姿は文句なしの50点!ドストライクです。性格は48点!2点引いたのは少しブラコンなところがあるため引かせてもらった。でも可愛いからたった2点だけマイナスにした。採点緩いとか言わないの。仕方ないだろ、タイプな女の子なんだからさ。

ちなみにマリンちゃんは女と男の双子である。俺のクラスにその双子の弟がいる。そいつマリンちゃんにあんなに愛されてんのに愛想が悪い。だから点数は容姿45点と性格5点の50点!採点鬼とか言わないの。マリンちゃんと双子なだけあって美形だ。くそぅ。もっとマイナスしたかったけど無意識にやっているため正直の採点だ。





「カイ~!帰りにカフェ行こっ」

放課後、いつものように隣のクラスからマリンちゃんが来た。もちろん双子の弟、唯川カイに会いに。羨ましいぜ本当。なのに奴の顔はあまり嬉しくなさそう。逆に嫌々な感じだ。贅沢者だとつくづく思う。ちなみに俺とカイの席は隣同士。嫌でも羨ましいやり取りを見ることになる位置にいる。


すると、カイはマリンちゃんを無視して俺の方を見た。




「なぁ、ハヤリ…」


「…え、な、なんだよ!!」


ちなみに俺、千波ハヤリは人と話すことが苦手なコミュ症。なのでついつい冷たく当たってしまう。人との接し方がよくわからない。



「俺、ハヤリと帰りたい」


「や、やだ!」


「なんで」


途端に真顔になるカイ。お、怒るなよ…。それに俺たちそんな仲良くないじゃん。



「い、いつも言ってるじゃんか。無理だって。それにお前にはマリンちゃんがいるじゃん…」


カイは面白がってか知らないが自分に不都合なことがあれば俺を盾にして逃げようとする。迷惑だと察してほしい。巻き込みは陰キャにとっては心臓に悪い。



「~っ!ハヤリ可愛い…。もしかして嫉妬?」


口元を押さえてニヤニヤするカイ。おい、どうしてそうなった?確かにマリンちゃんに愛されてるお前を羨ましいと思ってはいるが。



「カイいいなぁ~。…ね!ハヤリくん私とデートする?」


女神が俺の方を向いてる?

なにそれご褒美?それとも幻聴?


マリンちゃんが俺みたいな奴に話しかけるわけないよな。うん、多分俺の妄想が作り上げた錯覚。危ない危ない。変な奴リストに名を刻むところだった。





「…ふっ、またマリン無視されてやんの」


「次こそは…っ!」



双子がそんな会話を繰り広げている横で俺は放心状態だった。








【カイside】



隣の席の千波ハヤリが可愛い。

隣で時々ぶつぶつと呟いている。独り言だと思うけど、俺はハヤリの全部が知りたくて毎日隣に耳を集中させていた。


そして、わかったことがある。ハヤリは癖?なのか何やら人に点数をつけているらしい。


人に点数をつける割には、実際話して見ると慌てた感じで人と話すことが苦手みたいだ。必死な姿に余計に可愛いと思ってしまった。


双子の姉も毎回俺のクラスに来るのはハヤリを見るため。ハヤリは自覚ないみたいだが透き通った白い肌に整った顔立ち。少し自信なさげな所が男女問わず陰で人気だ。



あ~。隣にいるだけで勃起する。

俺の誘いを華麗に断るから、そろそろ本気で行動に出ないと他の奴らに先を越されそうだ。と内心焦る。





「なぁ…ハヤリ。斉藤先生って何点?」



「斉藤先生はもちろん70点くらいかな…って、え?今のはえっと…!」


無意識だったのか焦り出すハヤリ。うん、すっげぇ可愛い。



「ふっ、そんな焦らなくていいよ。俺も人に点数つけるし」



「え!!うそ!お、お前も人に点数つけるの?」


驚きに満ちた表情。そういう顔もたまんないな。

俺にはそういう癖ないけど同じ癖があるってことにしておこう。そしたらハヤリの興味が俺に向く。それだけで一歩でも近づけるなら何でもやる。




「お、お前も点数つけるのか…じゃあもしかしてマリンちゃんも付けた?」


「ん?マリン?あれはどう見ても10点だ」


「双子だとそうなるのか?俺はマリンちゃん98点だよ」



「うわ、そんな高いの?マリンはやめとけ。あいつお前見て『無いはずのチ○コが勃った』とか言ってたぞ。まぁ、俺はあるから余裕で勃つけど」



「ふっ!何それ」


ハヤリは冗談だと思ったのか笑った。

信じてない本当なのに。
































「ぁン…」


「ね、俺何点?まだ50点?」



「…ぁァッ、」



「悲しいな…俺はハヤリのこと100点じゃ足りないくらいなのに」



「んッ、ぁあッンんっ…!」



「まだ足りない?強情だね…っ」



「あぁンッ!!ひゃ…っ、ひゃくてん…ンぁ!もうゆ、許して…っ!んぁっ」



「よくできました…チュッ」




それから月日が経ち、ハヤリも俺を受け入れた。



やっと手に入れた。

満点の君。






【完】



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