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最終章
第18話 かわいすぎませんか、俺の恋人
しおりを挟むゆっくり意識が浮上して、目が覚める。夢の名残りが頭から抜けて、昨日の記憶が巡り始めた。なんだか満ち足りた気分。まだ夢の中にいるのかも。
総合祭で最後の舞台をやって、兄貴と姉貴が見に来てて、それから、陸と…。
ハッと、起き上がる。
そうだ、俺は、晴れて陸と恋人同士になった。あれは夢じゃない。
ゆげまる抱き枕の向こうを見る。
「陸?」
そこにあるはずの膨らみがない。
ていうか今何時?
窓の外は雨降りで薄暗く、時間がよくわからない。
スマホを手繰り寄せ画面を確認すると、アラームのスヌーズ履歴が表示される。時間は、なんと昼前。
「マジか。寝すぎじゃん」
まさか陸より遅く起きる日が来るなんて。
ベッドから降りると、少し身体が重い。昨日まで続いていた緊張の糸がゆるんだみたい。
今日は総合祭翌日だから、授業は休み。
つまり、一日中、陸と一緒に過ごせる!
勝手に顔がニヤける。喜びと期待に胸が震える。
さて、陸はどこだろう?もう下にいるんだろうな。
俺は、ふわふわした気持ちを胸の中に膨らませながら、寝室のドアを開けた。
「…なんか、焦げ臭いんだけど…」
──バンッ!!
「は!?」
派手な爆発音に、一瞬身が竦む。
慌てて廊下の手すりから身を乗り出して、階下の様子を覗き込んだ。
そこには、何かが飛び散り汚れた床。硫黄の匂い。電子レンジの扉が大きく開いて揺れている。
そろりそろりと近寄ってくる黒い頭。
「…卵が…」
陸の呟きに、状況を察した。
とりあえず陸が無事なことを確認できた俺は、胸を撫で下ろし、ため息をつく。
そして再び寝室に戻り、ドアを閉めた。
脳裏に蘇るキッチンの惨状。
目をギュッと閉じて目頭を押さえた。
「…やっぱまだ夢のなかかも…」
ダイニングに降りると、換気のために少し窓を開けて、電子レンジの中の掃除にとりかかる。
陸は床に飛び散った卵の掃除をしていたけど、手を止めて、おずおずと俺に近づいてきた。
「楓、片付けを手伝わせてしまってすまない。…今日は俺が、楓にご飯を作ろうと思ったんだが、こんなことに…」
食卓には、真っ黒なトーストと、粉々になった卵の欠片が置かれている。
「片付けはいーけどさ。料理は俺がやるって、前も言ったじゃん」
「…すまない」
振り向くと、眉尻を下げ、俺を見上げる陸。今日も綺麗な顔。でもツンとした目は、今は不安げに俺を見ている。少し頬が赤い。
「…」
「…」
台所に両手をつき、項垂れた。
クソ、かわいい。
俺のために料理?嬉しすぎるんだけど。
しかも、それで失敗してしょげているところも、いじらしくてキュンとくる。
こいつ、こんなに可愛かったっけ?
「楓、…怒って…いる、よな…?」
一歩近づき、体ごと傾けて俺を覗き込む陸。
黒い髪がサラリと流れる。
「…怒ってる」
「う…、そうだよな、すまな──」
「陸、」
また謝罪の言葉を口にしようとする陸に手を伸ばす。頬に落ちる髪を耳にかけると、滑らかな指通り。きめ細やかな肌。
「俺は、陸が怪我すると嫌だから、怒ってんの」
「…わっ!」
そのまま陸の手を引っ張り、身体を近づける。
「…抱きしめていい?」
「え、、」
答えを聞く前にふわっと腕を回し、包み込むように優しく抱きしめる。
昨日は「いきなりするな」って怒られたから、ちゃんと先に聞いた。今日は文句言わせねーから。
「…ご飯、ありがと。嬉しい」
「か、か、楓!」
「でも、危ないことはしないでほしい」
「…すまない」
「謝んなくていいけどさ、…もっと俺に頼ってよ。陸の苦手なことは、俺にやらせて?」
「でも…、」
「ねぇ、」
耳元に唇を近づける。
「陸が、大事だって言ってんの」
ふっ、と息がかかると、陸の体が小さく跳ねた。
「…だいすき、陸」
想いを乗せてそっと囁けば、固まって、耳まで赤くしている。
不思議。好きって口にすると、もっと陸を好きになる。こんな風に素直に気持ちを伝えられて、それを受け取ってもらえる。安心と、喜びと、愛おしい気持ちで、心の底がじんわり温かくなった。
部屋の中は爆発した卵の匂いで充満してるのに、陸の首元は石鹸の匂いがする。陸の匂い。癒される。
「…俺も、好き、だ…、」
陸は、やっとという感じでそう呟くと、恐る恐る俺の背中に腕を回した。
昨日は固まっていただけの陸が、抱きしめ返してくれる。それに、そのぎこちなさが、また愛おしくてたまらない。全身が陸への愛で満たされる。
穏やかな雨降りの午前。
雨音と共に、金木犀がしっとりと香る。
卵と、石鹸と、花の柔らかな甘い匂い。
ここにある全てが、俺の幸せ。
キッチンを片付けた後、結局寮の食堂にやってきた俺たち。お昼時の食堂はいつも通り賑わっていて、総合祭の話題があちこちで聞こえる。芸能クラスは無事一位になれたらしく、百合羽先輩の名前が挙がるのも何度か聞こえてきた。
「あ、優勝したロミオと涼海じゃん~?うぃーす」
「ロミオ呼び、やめろって」
「篠岡も昼食か?…玉置は、一緒じゃないのか?」
「自習室~。副会長に勉強教えてもらうんだとー」
食堂奥の空いていた席でオムライスを食べていると、カツサンドと缶コーヒーを持った篠岡がやって来た。
「副会長って、生徒会の?」
「そそ。柊《ひいらぎ》 那月《なつき》先輩。2年生の主席とかいう、背高い人」
確かに、入学したばかりの部活説明会で、生徒会席に背の高い眼鏡の人がいた気がする。
篠岡は当たり前に、俺たちと同じテーブルに着き、カツサンドを食べ始める。
「そーいやさ、一年の共有スペースも121号室も、もう立ち入りできるようになるって言ってたぜ?お前ら寮に戻んの?」
琥珀色の瞳が俺たちを見る。
え、そうなの?何も聞いてないけど。
すると陸がハッとした顔で俺をみた。
「そうだ。俺も一昨日、理事長先生から聞いたんだ。それで…」
陸の視線が落ちていき、表情が曇る。リズムよくオムライスを口に運んでいたスプーンが止まった。
「…少し引っかかるような言い方で、『幽霊小屋はもう必要ない』と、言われた…」
とうとうスプーンはトレーの上に置かれた。プラスチックと金属が小さく鳴る。
「おー、やっぱ寮に戻ってくんだな~!」
「待って、必要ないってどーいうこと?」
「…分からない、そこまでは言ってなかった。けど…」
考え込んでいるのか、黙ったまま俯く陸。その頭をポンポンと撫でた。
「まあ、俺は陸といられるなら、どこでもいーけど」
「か、楓っ!」
「…は?おいおい、さてはお前ら、とうとうくっついたんだな!?いやー、良かった良かった」
缶コーヒー片手に、満足げに笑いながら冷やかす篠岡。「あ、そういえばよ、」と続ける。
「結局、『幽霊小屋』の噂はウソだったっぽいよな。雨の日に助けを求める狼煙が上がるってやつ。今日も雨だけど、入学してから一度も見ねぇし、見たってヤツもいねぇし」
「狼煙というのは、おそらく暖炉に火をつけたときの煙だと思うが…、俺たちが住んでいる間、勝手に暖炉に火がつくことは無かった。」
「半年くらいいるけど、幽霊にも怪奇現象にも遭遇してないもんねー。ボロにはボロだけど」
幽霊小屋にいるのは、俺と陸と、大量のゆげまるだけ。
俺たちが幽霊小屋に入った時、暖炉は既に整っていた。大方、小屋の手入れで暖炉が使われて、その時、煙を見た誰かが、面白おかしく伝えたんじゃないかな。
「ま、噂なんてそんなもんか~」
「そーそー」
「あ!待てよ?もしかしたら、誰かが幽霊小屋に何かを隠してて、近づかれないように、そんな噂を流したとか…!?」
ひらめき顔の篠岡の言葉に、喉の奥がひゅっと鳴った。
脳裏に浮かぶのは、引き出しにしまわれた2つの鍵と、あの扉。昨晩、陸と覗いたその扉の向こう───。
あまり反応するな、適当に流せ。口を開こうとした瞬間、陸が狼狽えた声を出した。
「そ!そそ、そんな、こと、は…」
陸、その反応、「心当たりあります」って言っているようなものだから。
ふう、と小さく息をつき、陸を横目に、動揺を隠して鼻で笑う。
「ハッ、そんなもんねーよ。でもまあ、逆に助かるかも。人が来ない方が、俺には好都合だし?」
「!?」
目を白黒させている陸の顎を掴み、俺の方を向かせた。
愛おしい人に、優しく、甘い微笑みを浮かべる。
「陸と、ふたりきりになれるから」
「なっ、楓!こんなところで何言って…!」
「うわー…。千秋、お前、舞台やってちょっと性格変わった?やっぱお前ら二人は、幽霊小屋に隔離しといた方がいいな。」
若干冷たい目で俺たちを眺めた篠岡は、最後の一口を放り込むと「じゃ、邪魔者は部屋戻るわ。お幸せにー」と言い、ニッと笑って、立ち去った。
「楓、あまり人前でそういうことは…その、恥ずかしい…。」
「ごめんごめん。気をつける」
顔を赤くする陸に、頬が緩む。わざとやったことなんて、陸は気付いてないかも。
軽く謝ってから、今度は低い声で、陸にだけ聞こえるように囁いた。
「陸のかわいい反応は、俺だけのものってことね?」
「~っ、楓!!お、俺は、先に帰るからな!」
首まで赤く染めた陸が、ツンとした目で俺を睨み、とっととトレーを片付けて逃げ帰ってしまう。
「フッ、あんな顔で睨まれても、怖くないっつーの」
恋人の後ろ姿を見送りながら小さく笑った。
置き去りにされた俺も、食事を終わらせ食堂を出る。
寮の出入り口を出ると、帰ったはずの陸が、傘を持ったままじっと俺を待っていた。
「…思ったより早かったな」
「待っててくれたの?」
「どうせ同じところに帰るんだし…、一緒に帰りたいって、思っただけだ」
俺を見上げていた黒い瞳がそらされる。胸の奥がぎゅんと掴まれたように痛んだ。
「………はぁ」
かわいすぎませんか、俺の恋人。
「陸、手、繋いで帰ろ?」
「断る。濡れるだろ」
「…そこ?」
ふたり傘をさして歩き出そうとしたところで、寮の管理室のドアが開く。中から小日向さんと20代くらいの、ちょっと髪の長い男性が出てきた。
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「ちょっとね。妻が体調を崩してしまって。しばらく看病をしたいし、退職することにしたんだ。」
「そうなんですね…」
東雲さんは、「では僕はこれで」と言って去っていく。小日向さんは、軽く挨拶をしたあと、俺たちにまた向き直った。
「君たち、あの小屋から、寮に戻るのかい?あの小屋も、今は劣化が目立つけど、悪くないところだよねえ」
「小日向さん、やっぱり昔あそこに住んでたんですか?」
陸の質問に、小日向さんは少し驚いた顔をして、それから困ったように微笑んだ。
「住んではいないよ。でもね、私の父が、昔、ここで寮の管理人をしていてね。当時はあそこに寝泊まりしていたんだ。寮の建て替えで管理人室はこっちに移ったから、父の退職後は、私がたまに手入れに行っていたんだよ」
言いながら、目を伏せる。昔を思い出しているかのように、でもどこか切なそうな声だった。
「小日向さんは、ここの先生だったんですよね」
「え!何故それを…、前野くんに聞いたのかい?」
「いいえ、30年前の卒業アルバムを、たまたま見たんです」
「…ああ、そうか…。」
呟くように言い、そっと幽霊小屋の方を見る小日向さん。
隣で、陸が「そうだ」と声を上げた。
「小日向さんのキーホルダーに似た、マグカップのようなものが小屋にあったんです。小日向さんのですか?今度持ってきましょうか」
小日向さんは、一瞬、口を固く結び、それからいつものような優しい笑顔を俺たちに向けた。
「ありがとう。もしよければ、私が直接取りに行ってもいいかな。辞める前にもう一度、あの小屋を見ておきたいんだ」
小日向さんとは、週末の午後に会う約束をして、俺たちは小屋に戻る。
小屋まで続く森の小道は、葉の緑が、雨に濡れて普段より深い。雨粒を受けては揺れ、爽やかな匂いを放っている。
「あのマグカップ、やはり小日向さんのものだったんだな」
「そーだね」
「小日向さんが退職する前に返せそうで良かった」
「うん」
ただの雑談。後ろを歩く陸の声。
雨が傘を打つ音と、枕木を踏むたびに交ざる砂利の音。
どこからか漂う、金木犀の甘さ。
なんだか、心地いい。
もし、幽霊小屋から寮に移ったら、この時間もなくなる。
陸といられるなら、どこでもいいっていう気持ちは本当だ。
だけど、半年通ったこの道も、幽霊小屋も、すでに思い出が積み重なっている。
だから、離れると思うと──少し、寂しい…かも。
「そういえば、『楓』という名前は、秋生まれだからか?」
幽霊小屋の玄関をくぐると、陸が俺に尋ねた。
「まーね」
「そうか。いつなんだ?俺に祝わせてほしい」
「マジ?10月1日!」
今年はちょうど日曜日だ。
ニコッと微笑む陸に、つられて俺の頬も緩む。
「そうか。何か欲しいものはあるか?」
「ほしいもの…ねぇ…」
靴を脱ぎ、リビングのソファに腰掛ける。
いつも友人から聞かれれば、「昼飯を奢れ」だの、「菓子を寄越せ」だの言っていたけど、隣に腰掛けて嬉しそうに尋ねるのは、俺の恋人。大好きな人。
超ベタだけど、正直に答えるなら、「お前」。
無意識のうちに、陸の唇を見てしまう。
「あまり、高いものは用意できないけど…」
眉を下げて断りを入れる律儀な陸。わかってるって、そんなこと。
俺の隣に腰掛けた陸の頬を撫で、見つめる。
もし、「キスしたい」って言っても、また怒られそうだしなあ。
「なんでもいーの?」
「もちろんだ!なんでも言ってくれ!」
任せろ、と胸を叩く陸。頼られるの好きだよな、こいつ。そういうところも、今は愛おしい。
「じゃあ、デートしよ?」
「デ!?」
「『デ』って、デートの略語?おもしろー」
「違う!…その…、デートって…どうやるんだ?」
陸が真面目な顔で尋ねるから、ちょっと笑っちゃう。正座して聞くくらいの真剣さなんだけど。
「飯食って、買い物して…、そんな感じ?」
「食事と買い物…、なるほど!」
なるほどって何だよ。何に納得したのか、明らかにホッとした表情になる陸。
「楽しみだな!」
「おー、楽しみにしてる。そういえば陸の誕生日はいつなの?」
「俺は7月だ」
「え!?過ぎてんじゃん!」
はー?何で言わねーの!?
好きな奴の誕生日祝い損ねるとか、無念すぎるんだけど?
「俺も陸の誕生日、祝いたかった…」
肩を落とし落胆を隠さず言う。なんでだよ、教えてくれたっていいじゃん。聞かなかった俺が悪い?
「そんな…!別に俺は祝ってもらわなくても構わない。それに、毎年夏休みに被るから、あまり友人に祝ってもらったことはないし…」
ジトっとした目で陸を見る。俺は恋人だっつーの。
「陸、誕生日何が欲しい?」
「え?」
「一緒に祝お?再来週。一緒に買い物行って、陸の欲しいもの、俺にプレゼントさせて?」
「…そっか。ありがとう、楓」
少し恥ずかしそうに笑う。陸の笑顔で、俺のいじけ心は簡単に持ち直す。
「ちなみに、欲しいものちゃんと考えておかねーと、俺からのプレゼントは、キ・ス、だから」
「なっっ!」
にひひーと笑って陸の顎を指で持ち上げると、顔を真っ赤にして硬直した。
どうせこいつは、ゆげまるグッズだろう。この前も、ゆげまるショップのホームページを熱心に見てたし。
すると、陸が震えた声で呟く。
「キ、キスは…まだ、だめ、だ…」
「は?」
「…でき、ない…っ」
羞恥に染まった顔。絞り出された言葉とは裏腹に、潤む瞳には熱っぽさがある。
…え、だめなの?
「…どうして?」
ゆっくり、優しい声で訊ねる。
でも内心、冷や汗かいてる。俺もう嫌われたの?そんなことないよね?
「だって…」
「だって?」
「し…、」
陸の視線が落ちる。
「し、んで…しまうかも、だから…」
「…………は?」
え?死ぬ?
予想外の答えに、頭がフリーズした。
陸は至って真面目で、耳まで真っ赤にしたまま、唇を尖らせている。
「死ぬって、どういうこと?…呪い?」
「違う!違くて…、」
瞼が微かに震えて、俺の口元を見る。
陸の喉が鳴った。
白い指先が俺の唇にゆっくり伸びるも、すぐに止まり、再び潤んだ瞳で俺をみた。
なにそれ…、なんか…エロい。
「と、とにかく離れろ!」
陸に強く押されて、倒れそうになる。
「この話は終わりだッ!」
「ちょっ、おい!」
俺から逃げるように立ち去る。後ろを向いていても、まだ耳が赤いのが見えている。
「意味わかんねーけど…、ワンチャンある…?」
取り残された俺は、ソファの背に顎をつけ、陸の後ろ姿を見送る。陸が座っていた場所は、まだ温かい。
窓の外では、雨がしとしと降り続けている。
2人だけの部屋は、少し暑くて、金木犀の香りが甘く漂っていた。
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