それでも私を愛してくれますか

彩柚月

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2 春夏秋冬

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春には2人で種を植え、
夏には2人で畑を耕し、
秋には2人で栗を拾う。

出会ったころの冬が来て、
2人で寄り添い温めあう。

  「あんたの肌は冷たいな。
   体を壊すといけない。
   懐に入っておいで。」

  「ここは暖かい。
   おまえさんは温かい。
   ずっとここに居たい」

  「ずっと、ここに居たら良いさ。」

2人は夫婦になった。

時折口ずさむ歌を聴いて
  「綺麗な声だな」
髪をすく私を見て
  「綺麗な髪だな」
飯の支度をする手をみて
  「綺麗な指だな。」


    その言葉が嬉しくて。
    私はあなたに会いたかったの。
    私はあなたに会いにきたの。
    私はあなたに恋をしてしまったの。


春夏秋冬。
繰り返して、
3度目の冬。

男は病で床に臥した。


人里離れた山の奥。
貧しい暮らしで薬が買えない。


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