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過去にも色々ありました
第89話 番外編その2
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※今回は本編から離れて番外編です!
※時系列が前後するのでお気をつけください!
[名前の呼び方]
ある日の仕事中のこと。
「なあシェリー」
「なんでしょうか、エリオット様?」
「なんでお前、俺のこと"エリオット様"って呼んでるんだ?他のやつは大体呼び捨てかさん付けだろ。」
「あー…いや、なんかやたらとグイグイ来るので、呼び方だけでも他人行儀にしてやろうかと思いまして。」
「地味に傷つくなそれ…」
「嫌ならさん付けで呼びましょうか?エリオットさん。」
「…いや、やっぱ様でいい。」
案外シェルシェーレから自分だけ"様"付けされていることに優越感を感じていたエリオットであった。
[オスカルとシェルシェーレ]
今日はオスカル殿下がリナに会いに来ている。リナとオスカル殿下は来賓室で談笑中だ。
「紅茶をお持ちしました。」
私は紅茶セットを載せたカートを押しながら言う。
「…なぜお前が茶をもってくるのだ。」
「貴方は大事な義妹の婚約者様なのですから、おもてなしするのは当然でしょう?」
私はにっこりとして答える。
「お前はいつも何を考えているか分からんな…」
「人聞きが悪いですね。ちゃんと私は2人の幸せを願っていますよ?」
「"2人"ではなく"リナの"ではないか?」
「…ささ、冷めないうちに紅茶をどうぞ。」
「はぐらかしたな…」
オスカル殿下はいざという時の権力行使の道具くらいにしか思っていないシェルシェーレであった。
※時系列が前後するのでお気をつけください!
[名前の呼び方]
ある日の仕事中のこと。
「なあシェリー」
「なんでしょうか、エリオット様?」
「なんでお前、俺のこと"エリオット様"って呼んでるんだ?他のやつは大体呼び捨てかさん付けだろ。」
「あー…いや、なんかやたらとグイグイ来るので、呼び方だけでも他人行儀にしてやろうかと思いまして。」
「地味に傷つくなそれ…」
「嫌ならさん付けで呼びましょうか?エリオットさん。」
「…いや、やっぱ様でいい。」
案外シェルシェーレから自分だけ"様"付けされていることに優越感を感じていたエリオットであった。
[オスカルとシェルシェーレ]
今日はオスカル殿下がリナに会いに来ている。リナとオスカル殿下は来賓室で談笑中だ。
「紅茶をお持ちしました。」
私は紅茶セットを載せたカートを押しながら言う。
「…なぜお前が茶をもってくるのだ。」
「貴方は大事な義妹の婚約者様なのですから、おもてなしするのは当然でしょう?」
私はにっこりとして答える。
「お前はいつも何を考えているか分からんな…」
「人聞きが悪いですね。ちゃんと私は2人の幸せを願っていますよ?」
「"2人"ではなく"リナの"ではないか?」
「…ささ、冷めないうちに紅茶をどうぞ。」
「はぐらかしたな…」
オスカル殿下はいざという時の権力行使の道具くらいにしか思っていないシェルシェーレであった。
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