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第一部
★介添え【4】
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「いつ触っても、貴女の髪は触り心地がいいですね。羨ましい限りです」
「マキウス様の髪もサラサラして綺麗ですよ」
「いつの間に触ったんですか?」
「一緒に寝ている時に何度か」
「全く気付きませんでした」
「いつも熟睡されている時に触っていたので」
夜眠れない時、マキウスの白に近い灰色の髪に触れていた。マキウスの髪も手触りが良いので、本人には内緒で三つ編みにしては解いて遊んでいたのだった。
タオルで水気を切ると、マキウスは髪を一つに纏めてくれた。
その手際の良さは、ティカたちメイドにも負けず劣らずの良さで、モニカは舌を巻いたのだった。
「さあ、次は身体を洗います。タオルを外して下さい」
「は、はい……」
モニカは胸元まで巻いていたバスタオルを外すと、バスタブに掛ける。
その間にマキウスは用意されていた別のタオルを使って、石鹸を泡立てていた。
浴室内にラベンダーの様な優しい香りが広がり、マキウスが泡立てたタオルから生まれたしゃぼん玉がふわふわと天井に向かって飛んで行った。
「モニカ」
しゃぼん玉が弾けて消えていくのを見ていると、不意に耳元で話しかけられて、心臓が飛び出そうになる。
「は、はい!」
「これから背中を洗いますが、痛い時は教えて下さい」
そうして、マキウスはモニカの首筋から背中に掛けて、タオルで傷つかないように優しく擦ってくれた。
あまりに優しい手つきに、くすぐったくて声を上げそうになる。
「痛くないですか?」
「痛いというよりは……くすぐったいです」
「声を上げてもいいんですよ。念の為、使用人たちには人払いを命じましたが、屋敷中に聞こえても、使用人たちは聞かなかった振りをしてくれるでしょう」
「そうなんですか……?」
「それも彼らの仕事ですから」
そう言って、マキウスは耳朶を甘噛みしてくる。
ただでさえ、耳と首の後ろを洗われて、くすぐったくて我慢しているところに、耳朶を甘噛みされ、更に吸われたことで、モニカの我慢は限界であった。
「んっ、あ……!」
耳朶を吸われたまま、両脇の下を洗われる。マキウスの細い指が泡で滑って、それがまたくすぐったくて、声を漏らしてしまう。
「う、ふふふ……」
「貴女はここが苦手でしたね」
確信犯なのかそうじゃないのか、耳朶から口を離したマキウスは両脇の下に泡だらけの指を這わせる。
「や、やめて下さい! くすぐったいです……! どうして、身体を洗うだけなのに、耳や脇を触るんですか……!?」
「貴女が可愛いからです」
脇の下を這っていた指先は、腰をなぞって僅かに椅子からせりあがっていた尻に触れたのだった。
「可愛い形をしていますね」
泡だらけのタオル越しに尻を愛撫されながら、形を褒められて複雑な気持ちになる。
モニカになって時間が経ったとはいえ、未だにこの身体は「モニカ」から貰い受けただけという意識が強かった。
未だに自分の身体だという意識が持てず、間借りしている様な気持ちであった。
それもあって、今の容姿を褒められても、それは今のモニカではなく、元となった「モニカ」の綺麗な容姿を褒められているので、喜んでいいのか分からなかった。
どう返事をしたらいいのか分からず、モニカが黙っていると、マキウスは眉を落としたのだった。
「臀部を褒めたのが気に障りましたか?」
「いえ、どう返事をしたらいいのか分からなかっただけです……。この身体はあくまでも『モニカ』から貰ったもので、私の身体ではないので……」
「今は貴女の身体でしょう。ここは素直に喜ぶところです」
「でも、この容姿の整った綺麗な身体は、元は『モニカ』のもので……」
私のじゃない、と続くはずだった言葉は、マキウスが可愛いと表した尻を軽くひと撫でしたことで、飲み込んでしまう。
「んっ……」
何度か愛撫されていると、泡だらけの指先がモニカの秘所にある蜜口を掠った。
その際に、自分で洗う時には感じたことのない、電気が走ったような感覚に身体中が小さく跳ねたのだった。
「っ……!」
声を漏らしそうになり、口を強く引き結んだ。
おそらく、原因はマキウスの手やタオルの感触だけではないだろう。
触り方にもある様な気がした。
ようやく尻を愛撫するタオルと手が引っ込められたので、脱力しつつ椅子に座り直すと、マキウスの手は身体の前へとやってくる。
そこで一度指を止めたマキウスは、詰めていた息を吐いて、肩で息を繰り返しているモニカの後ろから、腕を回して抱きしめるような格好になった。
モニカが戸惑っていると、また耳元で話しかけてきたのだった。
「マキウス様の髪もサラサラして綺麗ですよ」
「いつの間に触ったんですか?」
「一緒に寝ている時に何度か」
「全く気付きませんでした」
「いつも熟睡されている時に触っていたので」
夜眠れない時、マキウスの白に近い灰色の髪に触れていた。マキウスの髪も手触りが良いので、本人には内緒で三つ編みにしては解いて遊んでいたのだった。
タオルで水気を切ると、マキウスは髪を一つに纏めてくれた。
その手際の良さは、ティカたちメイドにも負けず劣らずの良さで、モニカは舌を巻いたのだった。
「さあ、次は身体を洗います。タオルを外して下さい」
「は、はい……」
モニカは胸元まで巻いていたバスタオルを外すと、バスタブに掛ける。
その間にマキウスは用意されていた別のタオルを使って、石鹸を泡立てていた。
浴室内にラベンダーの様な優しい香りが広がり、マキウスが泡立てたタオルから生まれたしゃぼん玉がふわふわと天井に向かって飛んで行った。
「モニカ」
しゃぼん玉が弾けて消えていくのを見ていると、不意に耳元で話しかけられて、心臓が飛び出そうになる。
「は、はい!」
「これから背中を洗いますが、痛い時は教えて下さい」
そうして、マキウスはモニカの首筋から背中に掛けて、タオルで傷つかないように優しく擦ってくれた。
あまりに優しい手つきに、くすぐったくて声を上げそうになる。
「痛くないですか?」
「痛いというよりは……くすぐったいです」
「声を上げてもいいんですよ。念の為、使用人たちには人払いを命じましたが、屋敷中に聞こえても、使用人たちは聞かなかった振りをしてくれるでしょう」
「そうなんですか……?」
「それも彼らの仕事ですから」
そう言って、マキウスは耳朶を甘噛みしてくる。
ただでさえ、耳と首の後ろを洗われて、くすぐったくて我慢しているところに、耳朶を甘噛みされ、更に吸われたことで、モニカの我慢は限界であった。
「んっ、あ……!」
耳朶を吸われたまま、両脇の下を洗われる。マキウスの細い指が泡で滑って、それがまたくすぐったくて、声を漏らしてしまう。
「う、ふふふ……」
「貴女はここが苦手でしたね」
確信犯なのかそうじゃないのか、耳朶から口を離したマキウスは両脇の下に泡だらけの指を這わせる。
「や、やめて下さい! くすぐったいです……! どうして、身体を洗うだけなのに、耳や脇を触るんですか……!?」
「貴女が可愛いからです」
脇の下を這っていた指先は、腰をなぞって僅かに椅子からせりあがっていた尻に触れたのだった。
「可愛い形をしていますね」
泡だらけのタオル越しに尻を愛撫されながら、形を褒められて複雑な気持ちになる。
モニカになって時間が経ったとはいえ、未だにこの身体は「モニカ」から貰い受けただけという意識が強かった。
未だに自分の身体だという意識が持てず、間借りしている様な気持ちであった。
それもあって、今の容姿を褒められても、それは今のモニカではなく、元となった「モニカ」の綺麗な容姿を褒められているので、喜んでいいのか分からなかった。
どう返事をしたらいいのか分からず、モニカが黙っていると、マキウスは眉を落としたのだった。
「臀部を褒めたのが気に障りましたか?」
「いえ、どう返事をしたらいいのか分からなかっただけです……。この身体はあくまでも『モニカ』から貰ったもので、私の身体ではないので……」
「今は貴女の身体でしょう。ここは素直に喜ぶところです」
「でも、この容姿の整った綺麗な身体は、元は『モニカ』のもので……」
私のじゃない、と続くはずだった言葉は、マキウスが可愛いと表した尻を軽くひと撫でしたことで、飲み込んでしまう。
「んっ……」
何度か愛撫されていると、泡だらけの指先がモニカの秘所にある蜜口を掠った。
その際に、自分で洗う時には感じたことのない、電気が走ったような感覚に身体中が小さく跳ねたのだった。
「っ……!」
声を漏らしそうになり、口を強く引き結んだ。
おそらく、原因はマキウスの手やタオルの感触だけではないだろう。
触り方にもある様な気がした。
ようやく尻を愛撫するタオルと手が引っ込められたので、脱力しつつ椅子に座り直すと、マキウスの手は身体の前へとやってくる。
そこで一度指を止めたマキウスは、詰めていた息を吐いて、肩で息を繰り返しているモニカの後ろから、腕を回して抱きしめるような格好になった。
モニカが戸惑っていると、また耳元で話しかけてきたのだった。
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