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コロッケ刑事
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満月の光で明るい25時。
とある会社のお掃除スタッフのじぃじは仕事を終え徒歩で家に向かっていた。
職場の福利厚生で入浴してから帰ることができる。
じぃじが入浴する頃はいつも貸切状態だった。
そんなじぃじのスマホにしりぃから通知がくる。
「あなたにおすすめのアプリはこちら、ん?」
見たことも聞いたこともないアプリがいくつか表示されていた。
いつもはそういうものに興味を示さないじぃじだったが、
満月の光のせいなのか?、今回はその中の一つが妙に気になった。
それは、サーモンピンクに怪しく輝く『まっちんぐ』というアプリだった。
じぃじは足早に帰宅するとパジャマに着替えて、アプリの評判を見た。
素敵な出会いに感謝!などという書き込みで溢れ、星4.8が付いていた。
じぃじは自分がアプリを使えるのか悩んだが、日本語表記であったのと、
何より自分と同じような年齢の人たちも利用しているようだったので、
インストールした。
そんなじぃじを空から満月が見ていた。
翌日からじぃじはアプリからの通知をやたら気にするようになった。
アプリの中では、国籍や年齢を問わずじぃじのことを
褒めちぎる異性からのコメントが殺到した。
初めこそ「怪しい」と警戒していたじぃじだったが、
やがて賞賛の嵐に飲み込まれていった。
その様子は職場の同僚たちも気になる程だった。
食堂スタッフは午後のひと時に賄いを食べていた。
フクコ
「私、電車の駅まで歩いているんですけど、駅近の深海(フカミ)カフェの前を通ったら、マスターに話しかけられたんです。うちの制服を着たおじいちゃんが最近よく来るようになって、誰かと待ち合わせているみたいなんだけど、いつもすっぽかされてるようだって。電話のやりとりを見ていたら、もしかして騙されてお金を取られてるんじゃないかって、いうんですよ。」
はな
「それが本当なら心配ですね。」
フクコ
「でも、マスターも自分の思い違いかもしれないし、間違ってたら悪いから、
と言いつつも心配してたんですよね。」
ナミ
「おじいちゃんだけでは誰だかわからないわね。」
マツ
「情報収集の必要があるね。」
食堂のおばちゃんたちは頷いた。
こうして捜査壱課が設置された。
社員寮のフロアの掃除をしているように見せかけて、
掃除道具の乗ったカートを停めてスマホを見ているじぃじ、
とそれを物陰から見ている視線。
営業が終わった後の食堂を掃除しながら手をとめてスマホを見ているじぃじ
とそれを見ながら一緒に作業している同僚。
休憩時間に同僚と食堂で食事をとっているじぃじ。
同僚が先に食事を済ませ席を立つ時に何か言うも、
空いている向かいの椅子に踵を乗せてスマホを見続け適当に返すじぃじ。
次第にひとりで行動することが多くなるじぃじ。
ご飯をよそう食堂のおばちゃんたちも、食事に来るお掃除スタッフが
「じぃじが仕事をしなくなった」と口にするのを聞くようになる。
その頃、じぃじはアプリの中のアツコさんという女性に夢中だった。
アツコさんはショートボブの小顔で笑顔の素敵な女性だった。
アツコさんという本命がいながら、若い女の子たちとも連絡を取っていた。
女の子とは値段の高い店で食事をした。
「お金を貸して欲しい」とよく言われた。
なぜかじぃじはお金は振込んだ。会って話がしたかったが、
お金は手渡ししたかったが、待ち合わせてもドタキャンされた。
美味しい深海カフェのコーヒーを誰も一緒に飲んではくれなかった。
それでも、じぃじは信じていた。
女の子たちは友達で、彼女たちは忙しいだけだと。
今日はきっと来てくれるはずだ。
今日もじぃじは友達のひとりと15時に深海カフェで待ち合わせていた。
「お疲れさまです。」
食堂スタッフも昼勤と夕勤の交代の時間がきた。
「ちょっとあたしゃコロッケ買いに行って来るわ。」
マツのこの一言にナミとはなはピン!ときた。
「お姉さんお手柔らかにね。」
「逃げ道用意してあげてくださいよ。」
マツは親指をピンと立てた。
「何?何ですか?」
事情を知らないスタッフが興味津々にキョロキョロする。
「愛のバズーカぶっ放してくるよ!」
マツは謎の言葉を残して食堂を出て行った。
職場を出たマツは近くの商店街へと向かった。
そして、肉屋に寄った。
「ヘイ!らっしゃい!」
「後で来るから、カニクリームコロッケ3つ取り置きしといてくれる?」
「いいよ。いつもうちの肉仕入れてくれてるからね。まかしときな!」
「じゃ、お願いね。」
マツは少し足をのばして、商店街の外れ、電車の駅近くの深海カフェへと向かった。
店内の日当たりの良い席にじぃじが座っていた。
マツはじぃじの向かいの席に腰かけた。
「なんだよ。他にも席は空いてるだろ?ここに来んなよ。」
「ここのコーヒー美味しいよね。一緒に飲もうと思ってさ。」
「ババァと一緒に飲んでも美味しくないさ。
だいたい、コーヒーの美味しさなんかお前にわかるのか?」
「豆の種類はわからないけど。
真心込めて淹れてくれたコーヒーの美味しさはわかるよ。」
じぃじは不機嫌そうにため息をついた。
「ブレンドでよろしかったですか?淹れてまいりますね。」
ふたりのそばにいたマスターは席を外した。
「あんた、今日待ち合わせだろ?アツコちゃんと。」
マツはニヤニヤしながらじぃじの顔を見た。
じぃじはハッとした。
『あなたに特別な出会いを!まっちんぐ』のことは職場の誰にも言っていないのに!
マツは自分のスマホを見せた。
そこには、じぃじの大本命アツコさんの顔と今日の待ち合わせの予定が書かれていた。
じぃじの顔はみるみる真っ赤になっていった。
「お、お前、騙したな!」
「騙してなんかないさ。この写真、若い頃のあたしなんだよ。なかなかイケてるでしょ?」
じぃじとアツコさんのやりとりは、食堂の最年少スタッフ、ヅケちゃんが担当していた。
マツの若かりし頃の写真には少々加工がしてあった。
じぃじは怒り心頭で言葉にならない様子であった。
「いい加減気づきなよ。あたしらみたいなモンはさ、ネットの世界じゃ課金しなきゃ誰も相手になんかしてくれないのさ。課金したらその分だけ視界に入れてくれるんだよ。それっきりだよ。あんたのことなんか何とも思ってないよ。覚えてもいないよ。割り切りなよ。」
「黙れ!」
「あんたが友達だと思ってたみんなは実は一人でやってたかもしれないだろ?特別じゃなくてさ、普通でいんだよ。帰りに肉屋のコロッケでも買って帰りなよ。美味いよ。あそこのコロッケ。」
「誰がコロッケなんか買うか!」
「職場のみんなが言ってるよ。じぃじ最近仕事が手につかないようだって。言ってる意味わかるよね?」
じぃじは心にポッカリと大きな穴が空いたような気分だった。
恋の痛手はそう簡単には治りそうにない。
じぃじは無言でコーヒーを飲み干すと無言で店を出て行った。
「コーヒーお待たせいたしました。」
「うちのスタッフのこと気にかけてくれてたそうで。ありがとうございました。」
「いえいえ。私も、あの方のことが気になったものですから。
でも、これからしばらくは来なくなるかもしれませんね。ま、仕方ないですね。」
「暇人の来る所には来なくなるかもしれませんね。」
「暇人の来る所??」
人知れずマスターにも流れ弾が当たったようである。
「コーヒー美味しかったです。ごちそうさまでした。」
じぃじは深海カフェからの帰り道、肉屋の前を通りかかった。
店頭には可愛いい娘がいた。
じぃじは迷わず立ち寄りコロッケを買うと、スキップしながら帰った。
娘がお釣りを渡す時、小銭がこぼれ落ちない様にじぃじの手をギュッと握ったのである。
その瞬間、じぃじの心には新しい炎がともり、翼が生え空も飛べそうな気分になった。
数分後
マツがやってきた。
「マツさん、用事は済んだのかい?」
「うん。」
「マツさんが言ってた人、さっき来たよ。」
「やっぱり、来たんだね。悪かったね。無理言って。」
「いいってことよ。」
「大丈夫よ。マツさん、あの人来たらまた私声かけるね。」
肉屋のオヤジの後ろから娘が顔を覗かせた。
マツ 「ただいま。」
ナミ 「お姉さんおかえり。」
はな 「意外と早かったですね。」
マツ 「お土産のカニクリームコロッケだよ。」
はな 「うまく気をそらすことができましたね。」
マツ 「あーあ。アツコもじぃじにお小遣い振込んでもらえばよかったぁ。」
ナミ 「お姉さん!」
マツ 「冗談だよ。冗談。」
3人は笑った。
数日後
「じぃじが近づいてくるとポケットの小銭の音がしますね。」
「何でも、商店街の肉屋のコロッケにハマったみたいですよ。」
「肉屋の娘さんのファンらしいです。」
「推し活ですかぁ。」
社内の平和も戻ったので捜査壱課はひとまず解散した。
とある会社のお掃除スタッフのじぃじは仕事を終え徒歩で家に向かっていた。
職場の福利厚生で入浴してから帰ることができる。
じぃじが入浴する頃はいつも貸切状態だった。
そんなじぃじのスマホにしりぃから通知がくる。
「あなたにおすすめのアプリはこちら、ん?」
見たことも聞いたこともないアプリがいくつか表示されていた。
いつもはそういうものに興味を示さないじぃじだったが、
満月の光のせいなのか?、今回はその中の一つが妙に気になった。
それは、サーモンピンクに怪しく輝く『まっちんぐ』というアプリだった。
じぃじは足早に帰宅するとパジャマに着替えて、アプリの評判を見た。
素敵な出会いに感謝!などという書き込みで溢れ、星4.8が付いていた。
じぃじは自分がアプリを使えるのか悩んだが、日本語表記であったのと、
何より自分と同じような年齢の人たちも利用しているようだったので、
インストールした。
そんなじぃじを空から満月が見ていた。
翌日からじぃじはアプリからの通知をやたら気にするようになった。
アプリの中では、国籍や年齢を問わずじぃじのことを
褒めちぎる異性からのコメントが殺到した。
初めこそ「怪しい」と警戒していたじぃじだったが、
やがて賞賛の嵐に飲み込まれていった。
その様子は職場の同僚たちも気になる程だった。
食堂スタッフは午後のひと時に賄いを食べていた。
フクコ
「私、電車の駅まで歩いているんですけど、駅近の深海(フカミ)カフェの前を通ったら、マスターに話しかけられたんです。うちの制服を着たおじいちゃんが最近よく来るようになって、誰かと待ち合わせているみたいなんだけど、いつもすっぽかされてるようだって。電話のやりとりを見ていたら、もしかして騙されてお金を取られてるんじゃないかって、いうんですよ。」
はな
「それが本当なら心配ですね。」
フクコ
「でも、マスターも自分の思い違いかもしれないし、間違ってたら悪いから、
と言いつつも心配してたんですよね。」
ナミ
「おじいちゃんだけでは誰だかわからないわね。」
マツ
「情報収集の必要があるね。」
食堂のおばちゃんたちは頷いた。
こうして捜査壱課が設置された。
社員寮のフロアの掃除をしているように見せかけて、
掃除道具の乗ったカートを停めてスマホを見ているじぃじ、
とそれを物陰から見ている視線。
営業が終わった後の食堂を掃除しながら手をとめてスマホを見ているじぃじ
とそれを見ながら一緒に作業している同僚。
休憩時間に同僚と食堂で食事をとっているじぃじ。
同僚が先に食事を済ませ席を立つ時に何か言うも、
空いている向かいの椅子に踵を乗せてスマホを見続け適当に返すじぃじ。
次第にひとりで行動することが多くなるじぃじ。
ご飯をよそう食堂のおばちゃんたちも、食事に来るお掃除スタッフが
「じぃじが仕事をしなくなった」と口にするのを聞くようになる。
その頃、じぃじはアプリの中のアツコさんという女性に夢中だった。
アツコさんはショートボブの小顔で笑顔の素敵な女性だった。
アツコさんという本命がいながら、若い女の子たちとも連絡を取っていた。
女の子とは値段の高い店で食事をした。
「お金を貸して欲しい」とよく言われた。
なぜかじぃじはお金は振込んだ。会って話がしたかったが、
お金は手渡ししたかったが、待ち合わせてもドタキャンされた。
美味しい深海カフェのコーヒーを誰も一緒に飲んではくれなかった。
それでも、じぃじは信じていた。
女の子たちは友達で、彼女たちは忙しいだけだと。
今日はきっと来てくれるはずだ。
今日もじぃじは友達のひとりと15時に深海カフェで待ち合わせていた。
「お疲れさまです。」
食堂スタッフも昼勤と夕勤の交代の時間がきた。
「ちょっとあたしゃコロッケ買いに行って来るわ。」
マツのこの一言にナミとはなはピン!ときた。
「お姉さんお手柔らかにね。」
「逃げ道用意してあげてくださいよ。」
マツは親指をピンと立てた。
「何?何ですか?」
事情を知らないスタッフが興味津々にキョロキョロする。
「愛のバズーカぶっ放してくるよ!」
マツは謎の言葉を残して食堂を出て行った。
職場を出たマツは近くの商店街へと向かった。
そして、肉屋に寄った。
「ヘイ!らっしゃい!」
「後で来るから、カニクリームコロッケ3つ取り置きしといてくれる?」
「いいよ。いつもうちの肉仕入れてくれてるからね。まかしときな!」
「じゃ、お願いね。」
マツは少し足をのばして、商店街の外れ、電車の駅近くの深海カフェへと向かった。
店内の日当たりの良い席にじぃじが座っていた。
マツはじぃじの向かいの席に腰かけた。
「なんだよ。他にも席は空いてるだろ?ここに来んなよ。」
「ここのコーヒー美味しいよね。一緒に飲もうと思ってさ。」
「ババァと一緒に飲んでも美味しくないさ。
だいたい、コーヒーの美味しさなんかお前にわかるのか?」
「豆の種類はわからないけど。
真心込めて淹れてくれたコーヒーの美味しさはわかるよ。」
じぃじは不機嫌そうにため息をついた。
「ブレンドでよろしかったですか?淹れてまいりますね。」
ふたりのそばにいたマスターは席を外した。
「あんた、今日待ち合わせだろ?アツコちゃんと。」
マツはニヤニヤしながらじぃじの顔を見た。
じぃじはハッとした。
『あなたに特別な出会いを!まっちんぐ』のことは職場の誰にも言っていないのに!
マツは自分のスマホを見せた。
そこには、じぃじの大本命アツコさんの顔と今日の待ち合わせの予定が書かれていた。
じぃじの顔はみるみる真っ赤になっていった。
「お、お前、騙したな!」
「騙してなんかないさ。この写真、若い頃のあたしなんだよ。なかなかイケてるでしょ?」
じぃじとアツコさんのやりとりは、食堂の最年少スタッフ、ヅケちゃんが担当していた。
マツの若かりし頃の写真には少々加工がしてあった。
じぃじは怒り心頭で言葉にならない様子であった。
「いい加減気づきなよ。あたしらみたいなモンはさ、ネットの世界じゃ課金しなきゃ誰も相手になんかしてくれないのさ。課金したらその分だけ視界に入れてくれるんだよ。それっきりだよ。あんたのことなんか何とも思ってないよ。覚えてもいないよ。割り切りなよ。」
「黙れ!」
「あんたが友達だと思ってたみんなは実は一人でやってたかもしれないだろ?特別じゃなくてさ、普通でいんだよ。帰りに肉屋のコロッケでも買って帰りなよ。美味いよ。あそこのコロッケ。」
「誰がコロッケなんか買うか!」
「職場のみんなが言ってるよ。じぃじ最近仕事が手につかないようだって。言ってる意味わかるよね?」
じぃじは心にポッカリと大きな穴が空いたような気分だった。
恋の痛手はそう簡単には治りそうにない。
じぃじは無言でコーヒーを飲み干すと無言で店を出て行った。
「コーヒーお待たせいたしました。」
「うちのスタッフのこと気にかけてくれてたそうで。ありがとうございました。」
「いえいえ。私も、あの方のことが気になったものですから。
でも、これからしばらくは来なくなるかもしれませんね。ま、仕方ないですね。」
「暇人の来る所には来なくなるかもしれませんね。」
「暇人の来る所??」
人知れずマスターにも流れ弾が当たったようである。
「コーヒー美味しかったです。ごちそうさまでした。」
じぃじは深海カフェからの帰り道、肉屋の前を通りかかった。
店頭には可愛いい娘がいた。
じぃじは迷わず立ち寄りコロッケを買うと、スキップしながら帰った。
娘がお釣りを渡す時、小銭がこぼれ落ちない様にじぃじの手をギュッと握ったのである。
その瞬間、じぃじの心には新しい炎がともり、翼が生え空も飛べそうな気分になった。
数分後
マツがやってきた。
「マツさん、用事は済んだのかい?」
「うん。」
「マツさんが言ってた人、さっき来たよ。」
「やっぱり、来たんだね。悪かったね。無理言って。」
「いいってことよ。」
「大丈夫よ。マツさん、あの人来たらまた私声かけるね。」
肉屋のオヤジの後ろから娘が顔を覗かせた。
マツ 「ただいま。」
ナミ 「お姉さんおかえり。」
はな 「意外と早かったですね。」
マツ 「お土産のカニクリームコロッケだよ。」
はな 「うまく気をそらすことができましたね。」
マツ 「あーあ。アツコもじぃじにお小遣い振込んでもらえばよかったぁ。」
ナミ 「お姉さん!」
マツ 「冗談だよ。冗談。」
3人は笑った。
数日後
「じぃじが近づいてくるとポケットの小銭の音がしますね。」
「何でも、商店街の肉屋のコロッケにハマったみたいですよ。」
「肉屋の娘さんのファンらしいです。」
「推し活ですかぁ。」
社内の平和も戻ったので捜査壱課はひとまず解散した。
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