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37話 銀魔法
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「・・・真実を話すしかないようね。」
「姉さま?」
マリアさんはミーシャさんを見る。
「マリア、貴方には隠していたことがあるの・・・。貴方の魔力の色は何色か覚えているかしら?」
「は・・・はい。確か、姉さまと同じ黄色・・・土魔法の適性があったはずですが?」
「そうね・・・。貴方にはそう見えていたのよね・・・。」
そう言いながらミーシャさんはマリアさんの手を取る。
「彼の者の幻を解け・・・。」
その瞬間、マリアさんの身体から魔力が漏れ出した。
それは黄色い魔力であったが次第にその色は落ちてゆき次第に銀色の魔力に変わっていく。
「これって・・・。」
「貴方が顕現した魔法は土魔法ではなく“増幅魔法”。」
「増幅魔法?」
「古い文献にはこんなことが書いてあるわ・・・。」
ミーシャさんが語りだす。
諸悪の根源たる銀の魔女の力を恐れた賢者は“銀魔法”の封印を行おうとした。
その力は破魔と増幅に分けて創造神に返納した。
創造神は天界にて破魔と増幅を封印した。
「・・・という話よ。」
「つまり、僕とマリアさんの魔法は元は銀魔法だってことなんですか?」
「ええ・・・。お父様とお母様はマリアの魔法適性を見て一計を案じたの・・・。銀魔法の一種である増幅魔法が貴方の人生に大きな影響を与える。そう考えて当時の我が国の賢者が貴方の魔力の色を変質する魔法を掛けたの・・・。」
「・・・そうなのですね。」
「黙っていてごめんなさい。でも、これは貴方を守るために必要だったことなの・・・。」
「わかっています、姉さま。」
頭を下げるミーシャさんにマリアさんは頷く。
「増幅魔法は貴方たちが使う“強化魔法”に似ているから魔力の色を変える事で誤魔化すことは可能ね・・・。」
ジーラさんが感心したように言う。
「ジーラさん。その増幅魔法とはいったいどんなものなのですか?」
「・・・まあ、説明した方がいいわよね。」
そう言ってジーラさんは語りだす。
「まず、強化魔法について説明するわね。」
強化魔法とは自身の戦闘能力を上げる魔法だ。
この魔法は奴隷のような魔力を封じられた者以外なら農民でも発動は出来る。
その術者によってその恩恵はほんの少し力が強くなる程度から倍以上の力を引き出すものまで様々だ。
「でも、強化魔法はあくまで自身に対してのみ発動が出来る魔法なの。でも、増幅魔法は違う。」
増幅魔法は自分が心を開いた相手にのみ発動できる魔法と誓約はあるがそれをクリアすれば複数を強化することが出来る。
「肝となるのは強化魔法の上からも増幅魔法は有効ということね。増幅魔法の使い手がいるだけでその仲間は無双の力を手に入れることが出来る。」
「心を開いた相手のみ・・・。」
僕は思い出す。
兄さん達と戦っていた時、僕の身体に力が沸いた時のことを・・・。
アレはマリアさんの魔法だったのか・・・。
そう考えた瞬間違和感を覚える。
「あの・・・。その増幅魔法は魔力無効化の状況でも効果はあるんですか?」
「ええ・・・。増幅魔法と破魔魔法、元は同じ銀魔法だから破魔魔法によって増幅魔法の効果が消えることはないわ。」
「なるほど・・・。」
「まあ、説明はこれくらいで構わないかしら?」
そう言ってジーラさんが僕とマリアさんを見る。
「貴方たち二人にやって欲しいことがあるの・・・。」
「姉さま?」
マリアさんはミーシャさんを見る。
「マリア、貴方には隠していたことがあるの・・・。貴方の魔力の色は何色か覚えているかしら?」
「は・・・はい。確か、姉さまと同じ黄色・・・土魔法の適性があったはずですが?」
「そうね・・・。貴方にはそう見えていたのよね・・・。」
そう言いながらミーシャさんはマリアさんの手を取る。
「彼の者の幻を解け・・・。」
その瞬間、マリアさんの身体から魔力が漏れ出した。
それは黄色い魔力であったが次第にその色は落ちてゆき次第に銀色の魔力に変わっていく。
「これって・・・。」
「貴方が顕現した魔法は土魔法ではなく“増幅魔法”。」
「増幅魔法?」
「古い文献にはこんなことが書いてあるわ・・・。」
ミーシャさんが語りだす。
諸悪の根源たる銀の魔女の力を恐れた賢者は“銀魔法”の封印を行おうとした。
その力は破魔と増幅に分けて創造神に返納した。
創造神は天界にて破魔と増幅を封印した。
「・・・という話よ。」
「つまり、僕とマリアさんの魔法は元は銀魔法だってことなんですか?」
「ええ・・・。お父様とお母様はマリアの魔法適性を見て一計を案じたの・・・。銀魔法の一種である増幅魔法が貴方の人生に大きな影響を与える。そう考えて当時の我が国の賢者が貴方の魔力の色を変質する魔法を掛けたの・・・。」
「・・・そうなのですね。」
「黙っていてごめんなさい。でも、これは貴方を守るために必要だったことなの・・・。」
「わかっています、姉さま。」
頭を下げるミーシャさんにマリアさんは頷く。
「増幅魔法は貴方たちが使う“強化魔法”に似ているから魔力の色を変える事で誤魔化すことは可能ね・・・。」
ジーラさんが感心したように言う。
「ジーラさん。その増幅魔法とはいったいどんなものなのですか?」
「・・・まあ、説明した方がいいわよね。」
そう言ってジーラさんは語りだす。
「まず、強化魔法について説明するわね。」
強化魔法とは自身の戦闘能力を上げる魔法だ。
この魔法は奴隷のような魔力を封じられた者以外なら農民でも発動は出来る。
その術者によってその恩恵はほんの少し力が強くなる程度から倍以上の力を引き出すものまで様々だ。
「でも、強化魔法はあくまで自身に対してのみ発動が出来る魔法なの。でも、増幅魔法は違う。」
増幅魔法は自分が心を開いた相手にのみ発動できる魔法と誓約はあるがそれをクリアすれば複数を強化することが出来る。
「肝となるのは強化魔法の上からも増幅魔法は有効ということね。増幅魔法の使い手がいるだけでその仲間は無双の力を手に入れることが出来る。」
「心を開いた相手のみ・・・。」
僕は思い出す。
兄さん達と戦っていた時、僕の身体に力が沸いた時のことを・・・。
アレはマリアさんの魔法だったのか・・・。
そう考えた瞬間違和感を覚える。
「あの・・・。その増幅魔法は魔力無効化の状況でも効果はあるんですか?」
「ええ・・・。増幅魔法と破魔魔法、元は同じ銀魔法だから破魔魔法によって増幅魔法の効果が消えることはないわ。」
「なるほど・・・。」
「まあ、説明はこれくらいで構わないかしら?」
そう言ってジーラさんが僕とマリアさんを見る。
「貴方たち二人にやって欲しいことがあるの・・・。」
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