僕はどうやら神様の手違いにより飛ばされたみたいです。 旧バージョン

わっしー

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45話 特訓

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僕はダグラスさんとシルビア、それに白人の翼のメンバーであるリーサンさんと共に訓練場に来ていた。
「さて、ショウマ殿の訓練を開始したいと思います。」
「あの・・・。どうして、リーサンさんが?」
「ダグラスに呼ばれたのよ・・・。」
リーサンさんはぽつりと答える。
「リーサン殿にはショウマ殿の訓練に協力してもらうようにお願いをしたのです。」
「そうなのですか?」
僕は首をひねる。
「リーサン殿は風の精霊と契約しています。今回の訓練では風の精霊の力を借りるのです。」
「風の精霊を使った訓練ってどういうことをするのですか?」
「まあ、モノは試しです。早速、訓練を開始しましょう。」
ダグラスさんの言葉にリーサンさんが頷き延唱する。
そして、現れたのは体長が50㎝ほどの妖精が三体現れる。
「行け・・・。」
リーサンさんの言葉によって妖精は僕に向かってくる。
「早い!?」
僕は盾を構えて妖精の体当たりを受け止めた。
「盾で受け止めてはだめです!精霊の体当たりを避けてください!」
「えっ?」
「ショウマ殿は打たれ弱いです!どんなに鍛えたところでショウマ殿の防御力よりも高い攻撃を受ければ簡単に戦闘不能にされてしまいます。なら、攻撃を受けなければいい。そうすれば怪我をすることはないです!」
「そんな・・・。こんなに早い攻撃を避けるなんて・・・。」
「心配しないでください。風の精霊に当たってもケガをすることはありません。安心して挑んでください。」
ダグラスさんの話を聞きながらも僕は精霊の体当たりを避ける。
しかし、一匹避けたとしても残りの二匹に当たってしまう。
僕はそのたびに突風に煽られたように尻もちをつく。
その間にも精霊たちは僕に向かってくる。
「くそっ!」
僕は体当たりしてくる精霊から逃げるように体を転がす。
そして、すぐに起き上がり迫って来る精霊を紙一重で避ける。
「やった・・・!」
そう思った瞬間、後ろから衝撃を受けて前のめりに転ぶ。
どうやら、別の精霊が僕の後ろから体当たりしたようだ。
結局、僕は精霊たちの動きに翻弄されたまま何度も地面に倒れるのだった。

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。」
僕は地面に大の字になって呼吸を整える。
精霊の体当たりで地面を転がったためかすり傷や打ち身はあるが大きな怪我はなかった。
「今日はここまでにしましょう。」
そんな僕を見てダグラスさんが言う。
「ま・・・まだ・・・です・・・。」
「いえ、今日はここまでです。ショウマ殿が思っている以上に疲れているはずですよ?」
そう言うダグラスさんの言葉に僕は首を振る。
「まだ、何も掴めていないのです。まだ、出来ます!」
正直、身体はキツイがここで止めるわけにはいかない!
「無理はいけないわ。」
しかし、リーサンさんは風の精霊を還してしまう。
「貴方の体力ではこれが限界。今日はご飯を食べてすぐに寝なさい。また、明日も訓練を受けたいのなら言うことを聞くこと。」
リーサンさんが諭すように言う。
有無を言わせない迫力があった。
「・・・わかりました。」
僕はその迫力に耐えられず頷いてしまう。
「では、今日の訓練はここまで。」
こうして初日の訓練は終わったのだった。
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