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第一章
7.国の宝
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「それで、全部ですか?」
ミネアさんは盗賊の男に尋ねる。男は涙目で頭を縦に振る。
「ほ・・・本当に俺が知ってるのはそれだけだ!頼む!殺さないでくれ!頼むから!!」
男は命乞いをする。ミネアさんはその男の腹部に自分の杖を思いっきり叩きつける。
「ふごぉ!?」
「ピーピーうるさいですよ?耳障りです。それともこちらの方が良いかしら?」
そう言ってミネアさんは杖を持っていない手に魔力を集める。それを感じ取ったのか男は無言で首を横に振る。
「そう・・・。まあ、その後の処分は王国軍に任せましょう・・・。彼女たちにあまり血なまぐさいところを見られたくないですから。アラン、ドロン。」
「はい。」
「おうよ!」
「この男をそこの鎖で簀巻きにして馬で引いて来てください。わたくしたちは一刻も早くランバルドに戻ります。」
「でも、お嬢。こいつの歩く速さに合わせていたら日が暮れてしまうぜ?」
「その男に合わせる必要はありません。全力で馬を走らせなさい。」
「了解だ!」
そう言って角をはやした大男のドロンさんは男を鎖でグルグル巻きにする。
「あの・・・。私達どうなるんですか?」
そう僕に聞いてきたのはポミュだった。その顔は青ざめていた。
「大丈夫です。ランバルドのわたくしの家であなた達を保護します。」
答えたのはミネアさんだった。
「ひっ!?」
ポミュは身体を固くして僕の後ろに隠れてしまう。
「・・・ポムさん、彼女たちのことはあなたに任せますね。」
「はい。」
ミネアさんは若干落ち込んでいるようだった。
「ポミュさん。ミネアさんは良い人だよ。だから安心して。」
「でも・・・。あの盗賊さんに酷いことを・・・。」
「・・・まあ、あまり怒らせちゃいけない人ではあるかもね・・・。」
「えっと・・・。ポムだっけ?この子達は私の馬に一緒に乗ってもらえばいいかな?」
そう聞いてきたのは猫耳少女のエレナさんだった。
「はい。僕はミネアさんの馬に乗せてもらいますので二人のことをお願いしますね。」
「任せてよ!」
「あの・・・。ポムさんは傍に居てくれないんですか?」
「大丈夫!エレナさんは優しい人だよ・・・たぶん。」
「たぶんは余計よ!あたしは優しいわよ!」
そう言ってエレナさんはポポを抱えて、もう片方の手でポミュの手を引く。
「急ぎましょう!こうしている間にも他のチビット族の身が危険にさらされているのですから!」
そう言ってミネアさんは馬を走らせる。
「盗賊の生き残りから聞いた話を報告します。これは、ランバルドの領主、ミネア・ランバルドとしての緊急クエストです。冒険者の皆さん、力を貸してください!」
『おおお!!!!』
ミネアさんがそう言うとギルド内の冒険者たちの声がこだまする。
「では、詳細を説明します。盗賊団は昨日の夜、ポレラ村を襲撃。ポレラ村のチビット族の女子供、怪我をした男衆を拉致したのこと。盗賊団の規模は100人。今回、私たちが壊滅させた盗賊たちは10人ですので、残りは90人です。」
「ミネア様、奴らは今どこに居るのでしょうか?」
そう聞いたのは、人間の少年だった。
「盗賊の生き残りの話だと、明日の夜まで、スミラミ平原で待ち合わせをしている様です。」
「では、そこを襲撃するということですね?」
確認したのは、エルフ族の女性だった。
「ええ。しかし、盗賊たちがチビット族を人質にする可能性もありますので、潜伏スキルを持った者達で先にチビット族を救出、保護してください。」
「・・・わかった。それは俺のパーティーが担当しよう。俺達、獣人なら暗い夜道も見えるからな。」
「お願いします。他に質問はありませんか?」
ミネアさんがそう聞くと、冒険者からは質問はなかった。
「では、ランバルドの冒険者の皆さん、チビット族の皆さんの救出作戦を開始してください!」
『おお!!!!!』
こうして、作戦は開始された。
「ポムさん、わたくしは冒険者たちの指揮をしないといけません。そこで、ポムさんにはエレナと共に獣人のパーティーで救出作戦に参加してもらいたいのです。」
「僕がですか?」
「はい。チビット族であるポムさんなら捕まっているチビット族の方も警戒しないでくれると思いますので・・・。」
「そういうことなら、頑張ります!」
こうして僕は獣人のパーティーに参加することになった。
「今回、この救出作戦の指揮を執る、ガーリーだ。俺たちは捕まっているチビット族を安全な場所まで誘導することだ。戦闘はミネア様、強襲部隊に任せて俺たちは直ちに戦線を離脱する。いいな!」
『はい!』
「では、行動を開始する。行くぞ!」
僕たちは平原を静かに歩く。現在、日も沈み辺りは夜のとばりに包まれている。
「緊張していない?」
そう聞いてきたのはエレナさんだった。
「はい、少し・・・。初めてのパーティーのクエストこんな大規模なものになるなんて思いませんでしたから・・・。」
「あはは・・・。まあ、それはお気の毒に・・・。でも、ポム君も安心したでしょ?」
「安心って?」
「この国はチビット族を迫害しないってこと。」
「そうですね・・・。迫害しないというよりも物凄く大事にしている感じですよね?」
「うん。この国はチビット族を国の宝だと思っているの。」
「国の宝ですか?」
僕がそう聞くとエレナさんが説明してくれる。
「もう、ずっと昔の物語なんだけどね・・・。この国の英雄、セリア・ランバルドという大魔法使いがいたの。セリアは捨て子でそれを拾って育てたのはこの国の国母にもなっている聖ポクン様なの。当時、この国でもチビット族は迫害を受けていてね、迫害をしている人間の子供をポクン様は愛情をこめて育てたというの。そして、セリアはその恩を返すためにこの国を救った褒美としてチビット族の保護を訴えたの。チビット族は情に厚く、慈悲深い。そして、働き者で自分の事よりも他人を助ける種族なの。その事が広まってこの国ではチビット族を護るのがこの国に生きる種族の義務になったのよ。」
「へぇ・・・。」
「実際に、チビット族の人たちは思わず助けたくなる人たちばかりなのよね・・・。チビット族の人はどんな人にも優しくて、献身的で・・・。だから、他の国がチビット族の人を奴隷として扱っていることにはこの国の人たちは怒っているのよ。だから、今回の襲撃は私達の街だけじゃなくて、この国に対して喧嘩を売っているようなものね。」
「・・・なるほど。」
「見えてきたぞ・・・。」
そう言って先頭を歩いていたガーリーさんが僕たちに伝える。僕には赤い点が見えるだけだが周りの獣人族の人たちはみんな見えているようだ。
「今は宴会をしているようだな・・・。奥の方に捕まっているチビット族がいるな・・・。可哀そうに・・・。全員鎖につながれてやがる・・・。」
「ひでぇ事しやがるな・・・。」
「アレが人間のやることかよ・・・。」
みんな口々にそう言う。
「見張りは・・・。2人か・・・。宴会場からは500ⅿってところか・・・。」
「どうしますか、ガーリーさん?」
「よし・・・。ここは二手に分かれるぞ。俺たちは陽動で宴会してる連中を待機している強襲部隊の所まで誘導する。その隙にそこのチビット族と猫耳族の娘がチビット族を開放する。」
「わかった。」
エレナさんが頷く。僕も無言で頷く。
「よし・・・。一人はミネア様に報告へ行け!俺たちはそのまま突っ込む!猫耳族の娘とチビット族の坊主は少し遅れてから救出に向かえ。」
そう言ってガーリーさんは担いでいた大剣を引き抜く。
「では、行くとしよう!全員、突撃!!!」
『うおおおおお!!!!』
ガーリーさんを先頭に獣人族の人たちが突っ込んでいく。その速さは、馬並みの速さだ。
「さて、あたしらも行こうか・・・。」
そう言ってエレナさんが腰を落とす。
「ほら、あたしにおぶさりな・・・。ポム君の速さに合わせるよりもあたしが担いだほうが早いから・・・。」
「わかりました。」
そう言って僕はエレナさんにおぶさる。
「じゃあ、行くよ・・・。しっかり、捕まっていてね!!」
次の瞬間、物凄い速さで移動していった。
(は・・・早い!?これって馬よりも早いんじゃない!?)
僕は一生懸命エレナさんに捕まる。そして、盗賊たちのキャンプに着くとほとんどの盗賊はガーリーさん達を追っていきキャンプの中はガラガラだった。
「じゃあ、前衛は任せたね!」
「はい!」
そして、僕たちはチビット族の救出に乗り出すのだった。
ミネアさんは盗賊の男に尋ねる。男は涙目で頭を縦に振る。
「ほ・・・本当に俺が知ってるのはそれだけだ!頼む!殺さないでくれ!頼むから!!」
男は命乞いをする。ミネアさんはその男の腹部に自分の杖を思いっきり叩きつける。
「ふごぉ!?」
「ピーピーうるさいですよ?耳障りです。それともこちらの方が良いかしら?」
そう言ってミネアさんは杖を持っていない手に魔力を集める。それを感じ取ったのか男は無言で首を横に振る。
「そう・・・。まあ、その後の処分は王国軍に任せましょう・・・。彼女たちにあまり血なまぐさいところを見られたくないですから。アラン、ドロン。」
「はい。」
「おうよ!」
「この男をそこの鎖で簀巻きにして馬で引いて来てください。わたくしたちは一刻も早くランバルドに戻ります。」
「でも、お嬢。こいつの歩く速さに合わせていたら日が暮れてしまうぜ?」
「その男に合わせる必要はありません。全力で馬を走らせなさい。」
「了解だ!」
そう言って角をはやした大男のドロンさんは男を鎖でグルグル巻きにする。
「あの・・・。私達どうなるんですか?」
そう僕に聞いてきたのはポミュだった。その顔は青ざめていた。
「大丈夫です。ランバルドのわたくしの家であなた達を保護します。」
答えたのはミネアさんだった。
「ひっ!?」
ポミュは身体を固くして僕の後ろに隠れてしまう。
「・・・ポムさん、彼女たちのことはあなたに任せますね。」
「はい。」
ミネアさんは若干落ち込んでいるようだった。
「ポミュさん。ミネアさんは良い人だよ。だから安心して。」
「でも・・・。あの盗賊さんに酷いことを・・・。」
「・・・まあ、あまり怒らせちゃいけない人ではあるかもね・・・。」
「えっと・・・。ポムだっけ?この子達は私の馬に一緒に乗ってもらえばいいかな?」
そう聞いてきたのは猫耳少女のエレナさんだった。
「はい。僕はミネアさんの馬に乗せてもらいますので二人のことをお願いしますね。」
「任せてよ!」
「あの・・・。ポムさんは傍に居てくれないんですか?」
「大丈夫!エレナさんは優しい人だよ・・・たぶん。」
「たぶんは余計よ!あたしは優しいわよ!」
そう言ってエレナさんはポポを抱えて、もう片方の手でポミュの手を引く。
「急ぎましょう!こうしている間にも他のチビット族の身が危険にさらされているのですから!」
そう言ってミネアさんは馬を走らせる。
「盗賊の生き残りから聞いた話を報告します。これは、ランバルドの領主、ミネア・ランバルドとしての緊急クエストです。冒険者の皆さん、力を貸してください!」
『おおお!!!!』
ミネアさんがそう言うとギルド内の冒険者たちの声がこだまする。
「では、詳細を説明します。盗賊団は昨日の夜、ポレラ村を襲撃。ポレラ村のチビット族の女子供、怪我をした男衆を拉致したのこと。盗賊団の規模は100人。今回、私たちが壊滅させた盗賊たちは10人ですので、残りは90人です。」
「ミネア様、奴らは今どこに居るのでしょうか?」
そう聞いたのは、人間の少年だった。
「盗賊の生き残りの話だと、明日の夜まで、スミラミ平原で待ち合わせをしている様です。」
「では、そこを襲撃するということですね?」
確認したのは、エルフ族の女性だった。
「ええ。しかし、盗賊たちがチビット族を人質にする可能性もありますので、潜伏スキルを持った者達で先にチビット族を救出、保護してください。」
「・・・わかった。それは俺のパーティーが担当しよう。俺達、獣人なら暗い夜道も見えるからな。」
「お願いします。他に質問はありませんか?」
ミネアさんがそう聞くと、冒険者からは質問はなかった。
「では、ランバルドの冒険者の皆さん、チビット族の皆さんの救出作戦を開始してください!」
『おお!!!!!』
こうして、作戦は開始された。
「ポムさん、わたくしは冒険者たちの指揮をしないといけません。そこで、ポムさんにはエレナと共に獣人のパーティーで救出作戦に参加してもらいたいのです。」
「僕がですか?」
「はい。チビット族であるポムさんなら捕まっているチビット族の方も警戒しないでくれると思いますので・・・。」
「そういうことなら、頑張ります!」
こうして僕は獣人のパーティーに参加することになった。
「今回、この救出作戦の指揮を執る、ガーリーだ。俺たちは捕まっているチビット族を安全な場所まで誘導することだ。戦闘はミネア様、強襲部隊に任せて俺たちは直ちに戦線を離脱する。いいな!」
『はい!』
「では、行動を開始する。行くぞ!」
僕たちは平原を静かに歩く。現在、日も沈み辺りは夜のとばりに包まれている。
「緊張していない?」
そう聞いてきたのはエレナさんだった。
「はい、少し・・・。初めてのパーティーのクエストこんな大規模なものになるなんて思いませんでしたから・・・。」
「あはは・・・。まあ、それはお気の毒に・・・。でも、ポム君も安心したでしょ?」
「安心って?」
「この国はチビット族を迫害しないってこと。」
「そうですね・・・。迫害しないというよりも物凄く大事にしている感じですよね?」
「うん。この国はチビット族を国の宝だと思っているの。」
「国の宝ですか?」
僕がそう聞くとエレナさんが説明してくれる。
「もう、ずっと昔の物語なんだけどね・・・。この国の英雄、セリア・ランバルドという大魔法使いがいたの。セリアは捨て子でそれを拾って育てたのはこの国の国母にもなっている聖ポクン様なの。当時、この国でもチビット族は迫害を受けていてね、迫害をしている人間の子供をポクン様は愛情をこめて育てたというの。そして、セリアはその恩を返すためにこの国を救った褒美としてチビット族の保護を訴えたの。チビット族は情に厚く、慈悲深い。そして、働き者で自分の事よりも他人を助ける種族なの。その事が広まってこの国ではチビット族を護るのがこの国に生きる種族の義務になったのよ。」
「へぇ・・・。」
「実際に、チビット族の人たちは思わず助けたくなる人たちばかりなのよね・・・。チビット族の人はどんな人にも優しくて、献身的で・・・。だから、他の国がチビット族の人を奴隷として扱っていることにはこの国の人たちは怒っているのよ。だから、今回の襲撃は私達の街だけじゃなくて、この国に対して喧嘩を売っているようなものね。」
「・・・なるほど。」
「見えてきたぞ・・・。」
そう言って先頭を歩いていたガーリーさんが僕たちに伝える。僕には赤い点が見えるだけだが周りの獣人族の人たちはみんな見えているようだ。
「今は宴会をしているようだな・・・。奥の方に捕まっているチビット族がいるな・・・。可哀そうに・・・。全員鎖につながれてやがる・・・。」
「ひでぇ事しやがるな・・・。」
「アレが人間のやることかよ・・・。」
みんな口々にそう言う。
「見張りは・・・。2人か・・・。宴会場からは500ⅿってところか・・・。」
「どうしますか、ガーリーさん?」
「よし・・・。ここは二手に分かれるぞ。俺たちは陽動で宴会してる連中を待機している強襲部隊の所まで誘導する。その隙にそこのチビット族と猫耳族の娘がチビット族を開放する。」
「わかった。」
エレナさんが頷く。僕も無言で頷く。
「よし・・・。一人はミネア様に報告へ行け!俺たちはそのまま突っ込む!猫耳族の娘とチビット族の坊主は少し遅れてから救出に向かえ。」
そう言ってガーリーさんは担いでいた大剣を引き抜く。
「では、行くとしよう!全員、突撃!!!」
『うおおおおお!!!!』
ガーリーさんを先頭に獣人族の人たちが突っ込んでいく。その速さは、馬並みの速さだ。
「さて、あたしらも行こうか・・・。」
そう言ってエレナさんが腰を落とす。
「ほら、あたしにおぶさりな・・・。ポム君の速さに合わせるよりもあたしが担いだほうが早いから・・・。」
「わかりました。」
そう言って僕はエレナさんにおぶさる。
「じゃあ、行くよ・・・。しっかり、捕まっていてね!!」
次の瞬間、物凄い速さで移動していった。
(は・・・早い!?これって馬よりも早いんじゃない!?)
僕は一生懸命エレナさんに捕まる。そして、盗賊たちのキャンプに着くとほとんどの盗賊はガーリーさん達を追っていきキャンプの中はガラガラだった。
「じゃあ、前衛は任せたね!」
「はい!」
そして、僕たちはチビット族の救出に乗り出すのだった。
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