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庭造り─植栽─
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「いよいよ、ですね」
「ようやく半分といったところか」
誕生日翌日の昼、二人は二階のバルコニーに並んで庭を見ていた。
荒野のようだった庭は柔らかな土へと変わり、既に道ができている。
それだけでも嬉しいのだが、今日から植栽が始まることで更に喜びが深まる朝に、エリンシアは笑顔だった。
しかし、これからが大変だった。
「木を植えるのに計算が必要だなんて知りませんでした」
ヴァレンは朝からマスターガードナーたちと綿密に打ち合わせをしていた。
日当たりの計算はヴァレンが直々にし、それを直々に庭で指示を飛ばそうとしたのをエリンシアが止めてここに連れてきた。彼がそこで見ていると彼らは緊張してしまう。木があらぬ方向へ倒れでもしたら大変だと。
「樹木は高さがあるから影を作る。どこに木を植えるかで日照条件が変わる」
「日照時間、ですか?」
「僕のイメージとしては、木を植えたら低木を植え、残りは花壇とするつもりだ」
ヴァレンはセンスがある。それは間違いない。だからきっととても美しい物になる確信はある。
「結婚式とどちらが先でしょうね」
「花が咲いてから結婚式をすればいい」
彼の頭の中には既にプランがあるのだろう。
それでいいのかと迷いながらもヴァレンはそうしたことは絶対に譲らない。
主張できなかった二十二年間の人生を取り戻すように彼はなんでも主張する。
それが強すぎることもあり、譲歩することもある。
ヴァレンは話し合うことを嫌がらないからこそ、エリンシアも言うべきことは言える。その環境をとてもありがたいと思っていた。
「木を植えるのを見るのは初めてです」
「樹木を運び込み、穴を掘り、根を広げて植え、支柱で固定する。その作業の繰り返しだ」
「一本植えるのにどのぐらいかかるのでしょう?」
「一本辺り数時間はかかるだろうな」
エリンシアは驚かなかった。驚く間もなく固まった。
「百二十本植える予定なのですよね?」
「大木、中木、低木とあるからな。ちなみに低木は数百本ある。花壇や生垣に使うからな」
エリンシアはあまり数字が得意ではない。一つずつならこなせるが、一気に並ぶと理解が追いつかなくなる。
子供のように両手を使って計算したくなるような巨大な作業を彼らは毎日こなしてくれているのだと思うと頭が下がる。
「陛下、彼らに食事を提供しませんか?」
「何故だ? 持参しているだろう」
「持参している物では足りないかもしれません」
「それは単なる準備不足だ」
「炊き出しの場を作るべきかと」
「彼らは給金を受け取って働いている。無償ではない。それは無駄遣いだ」
無駄遣いという言葉に眉を寄せたエリンシアが身体ごと向けるとヴァレンも同じように身体を向ける。
「彼らは私たちの理想を造ってくれているのですよ?」
「仕事を与えてやっているんだ」
「確かに仕事がなければお金は稼げません。ですが、お金があっても職人がいなければ庭は造れないのです」
「需要と供給が成り立っているのがここだ。空腹だからといつでも食事にありつけるようにしては作業効率が下がる」
「空腹でも作業効率は下がると思います」
「彼らはプロだ」
「プロはあくまでも仕事においてであり、人間はその日によって体調が変わるのです」
「体調管理も仕事のうちだ」
互いに淡々と語るが、どちらかといえばエリンシアのほうが熱が入っている。
いつもそうだ。ヴァレンは言葉に熱を持たず、話し合いでも強い言い方は一度もしたことがない。
だからこそエリンシアも冷静にと心がけてはいるのだが、熱が入ってしまうこともある。
「彼らは大変な作業をしてくれています」
「仕事だからな」
その言葉には彼の育ちが大きく関係していることをエリンシアは知っている。
ヴァレンは日付が変わっても仕事をすることもある。その際、エリンシアが労っても「仕事だからな」と決まり文句のように言葉にする。
彼にとって仕事は仕事。それはどれほど時間がかかり、大変であろうと「やるべきこと」で済ませてしまえるのだ。
だからこそ、エリンシアの提案を受け入れることができない。
「私の考えは甘いですか?」
貴族も王族もノブレス・オブリージュの精神を得ているはず。貴族よりも高貴な存在である王族なら尚更だ。
彼らは暑さも寒さも耐えながら作業を続けている。いつ終わるかもわからない広大な土地の中で、ただひたすらに仕事をこなしている。
その彼らを労いたいと思うのは甘い考えだろうかとヴァレンを見るが、表情は変わらない。
「満腹になれば人間は怠惰になる」
「それこそ彼らはプロなので調節できるのではないでしょうか?」
「何を肩入れする必要がある?」
「これからとても大変な作業になるからです」
その言葉にヴァレンはすぐに言葉を返さなかった。
樹木を植えるのは簡単なことではない。大人数で運び、大人数で作業をする。
ひとつひとつの作業に繊細さと慎重さが求められ、これまでよりもずっと気を張るものとなる。
それは見ていればわかることだ。
顔を庭へと向けたヴァレンは「ふむ」と短い声を漏らして考える。
「樹木の植栽が終わるまでは炊き出しがあってもいいかもしれないな」
「陛下」
嬉しそうに微笑むエリンシアの頬に手を添えるヴァレンは小さく息を吐き出す。
「これも必要経費ということか」
「そうお考えくださると嬉しいです」
ゆっくり頷くエリンシアの手を握って部屋に戻ったヴァレンが執事に、シェフを庭に呼ぶよう命じた。
そのまま庭へと向かい、マスターガードナーを呼ぶ。
慌てて駆けつけた二者の前でヴァレンは炊き出しの話をし始めた。現場の人間が何を欲しているのか、提供しやすい物は何か。二人で話し合うよう命じると二人の話し合いはさほど時間を要さなかった。
「できるか?」
「もちろんです、陛下」
マスターガードナーの希望はとても容易なものだった。
パンやチーズは自分たちで変わらず用意するからスープを用意してほしいと言った。
そして、週に一度でもいい。安い部位でいいから肉を出してほしいと。それが重労働の活力になると言った。
「充分な量を出せ。余るほどにな」
深く頭を下げたシェフが厨房へと戻っていく。
「夜も小屋で寝泊まりしている者は食事を出す」
「ありがとうございます、陛下。感謝します」
深々と頭を下げるマスターガードナーの目は少し潤んでいた。
楽な作業ではない。ひとつひとつに緊張が走る。失敗は許されない作業の中、王直々に気にかけてもらえたことに感謝していた。
「家族のもとに戻る人間は家で食べるが、小屋で寝泊まりする者は夕飯がない。明日の活力など出るはずがないことに思い至らなかった」
呟くように言葉にしたヴァレンにエリンシアは微笑み、握る手に少し力を入れた。
「金を払っているから、というのは傲慢だったか?」
「いえ、正しいのだと思います。ただ、ほんの少し、良いことをしてもよいのではないかと思ったのです」
「良いこと……」
「好きで困窮する者はいません。重労働だとわかっていてもその職に就くには理由があります。仕事と割り切るのは簡単でしょうが、私たちには彼らに食事を提供するだけの余裕があります。そうすることは決して悪いことではないと思うのです」
納得はできるが、自らそうしようとは思わなかった。
彼の中にそうした気遣いはない。彼の優しさはエリンシアにしか向けられなかった。エリンシアが自分の全てだからこそ、自分の全てを捧げようと思ったのだ。
しかし、エリンシアに言われて頷く部分もある。
「お前といると僕の世界がいかに狭かったかを思い知らされる」
「決めてくださったのは陛下です」
「お前が言ったからだ」
彼は決して根っからの頑固者ではない。頑固な部分はあれど、それは彼の中にない常識だからこそ拒むだけ。話せばわかる。
エリンシアはこの一年でヴァレンという男についてたくさん学んだ。
まだまだ読めないことは多々あれど、彼の妻として生きる覚悟はとっくについている。
「完成が楽しみですね、陛下」
「僕は庭が完成したときのお前の笑顔のほうが楽しみだ」
彼らしい言葉に頷くエリンシアの笑顔を見ながらヴァレンは彼女の手を引いて部屋へと戻っていった。
「ようやく半分といったところか」
誕生日翌日の昼、二人は二階のバルコニーに並んで庭を見ていた。
荒野のようだった庭は柔らかな土へと変わり、既に道ができている。
それだけでも嬉しいのだが、今日から植栽が始まることで更に喜びが深まる朝に、エリンシアは笑顔だった。
しかし、これからが大変だった。
「木を植えるのに計算が必要だなんて知りませんでした」
ヴァレンは朝からマスターガードナーたちと綿密に打ち合わせをしていた。
日当たりの計算はヴァレンが直々にし、それを直々に庭で指示を飛ばそうとしたのをエリンシアが止めてここに連れてきた。彼がそこで見ていると彼らは緊張してしまう。木があらぬ方向へ倒れでもしたら大変だと。
「樹木は高さがあるから影を作る。どこに木を植えるかで日照条件が変わる」
「日照時間、ですか?」
「僕のイメージとしては、木を植えたら低木を植え、残りは花壇とするつもりだ」
ヴァレンはセンスがある。それは間違いない。だからきっととても美しい物になる確信はある。
「結婚式とどちらが先でしょうね」
「花が咲いてから結婚式をすればいい」
彼の頭の中には既にプランがあるのだろう。
それでいいのかと迷いながらもヴァレンはそうしたことは絶対に譲らない。
主張できなかった二十二年間の人生を取り戻すように彼はなんでも主張する。
それが強すぎることもあり、譲歩することもある。
ヴァレンは話し合うことを嫌がらないからこそ、エリンシアも言うべきことは言える。その環境をとてもありがたいと思っていた。
「木を植えるのを見るのは初めてです」
「樹木を運び込み、穴を掘り、根を広げて植え、支柱で固定する。その作業の繰り返しだ」
「一本植えるのにどのぐらいかかるのでしょう?」
「一本辺り数時間はかかるだろうな」
エリンシアは驚かなかった。驚く間もなく固まった。
「百二十本植える予定なのですよね?」
「大木、中木、低木とあるからな。ちなみに低木は数百本ある。花壇や生垣に使うからな」
エリンシアはあまり数字が得意ではない。一つずつならこなせるが、一気に並ぶと理解が追いつかなくなる。
子供のように両手を使って計算したくなるような巨大な作業を彼らは毎日こなしてくれているのだと思うと頭が下がる。
「陛下、彼らに食事を提供しませんか?」
「何故だ? 持参しているだろう」
「持参している物では足りないかもしれません」
「それは単なる準備不足だ」
「炊き出しの場を作るべきかと」
「彼らは給金を受け取って働いている。無償ではない。それは無駄遣いだ」
無駄遣いという言葉に眉を寄せたエリンシアが身体ごと向けるとヴァレンも同じように身体を向ける。
「彼らは私たちの理想を造ってくれているのですよ?」
「仕事を与えてやっているんだ」
「確かに仕事がなければお金は稼げません。ですが、お金があっても職人がいなければ庭は造れないのです」
「需要と供給が成り立っているのがここだ。空腹だからといつでも食事にありつけるようにしては作業効率が下がる」
「空腹でも作業効率は下がると思います」
「彼らはプロだ」
「プロはあくまでも仕事においてであり、人間はその日によって体調が変わるのです」
「体調管理も仕事のうちだ」
互いに淡々と語るが、どちらかといえばエリンシアのほうが熱が入っている。
いつもそうだ。ヴァレンは言葉に熱を持たず、話し合いでも強い言い方は一度もしたことがない。
だからこそエリンシアも冷静にと心がけてはいるのだが、熱が入ってしまうこともある。
「彼らは大変な作業をしてくれています」
「仕事だからな」
その言葉には彼の育ちが大きく関係していることをエリンシアは知っている。
ヴァレンは日付が変わっても仕事をすることもある。その際、エリンシアが労っても「仕事だからな」と決まり文句のように言葉にする。
彼にとって仕事は仕事。それはどれほど時間がかかり、大変であろうと「やるべきこと」で済ませてしまえるのだ。
だからこそ、エリンシアの提案を受け入れることができない。
「私の考えは甘いですか?」
貴族も王族もノブレス・オブリージュの精神を得ているはず。貴族よりも高貴な存在である王族なら尚更だ。
彼らは暑さも寒さも耐えながら作業を続けている。いつ終わるかもわからない広大な土地の中で、ただひたすらに仕事をこなしている。
その彼らを労いたいと思うのは甘い考えだろうかとヴァレンを見るが、表情は変わらない。
「満腹になれば人間は怠惰になる」
「それこそ彼らはプロなので調節できるのではないでしょうか?」
「何を肩入れする必要がある?」
「これからとても大変な作業になるからです」
その言葉にヴァレンはすぐに言葉を返さなかった。
樹木を植えるのは簡単なことではない。大人数で運び、大人数で作業をする。
ひとつひとつの作業に繊細さと慎重さが求められ、これまでよりもずっと気を張るものとなる。
それは見ていればわかることだ。
顔を庭へと向けたヴァレンは「ふむ」と短い声を漏らして考える。
「樹木の植栽が終わるまでは炊き出しがあってもいいかもしれないな」
「陛下」
嬉しそうに微笑むエリンシアの頬に手を添えるヴァレンは小さく息を吐き出す。
「これも必要経費ということか」
「そうお考えくださると嬉しいです」
ゆっくり頷くエリンシアの手を握って部屋に戻ったヴァレンが執事に、シェフを庭に呼ぶよう命じた。
そのまま庭へと向かい、マスターガードナーを呼ぶ。
慌てて駆けつけた二者の前でヴァレンは炊き出しの話をし始めた。現場の人間が何を欲しているのか、提供しやすい物は何か。二人で話し合うよう命じると二人の話し合いはさほど時間を要さなかった。
「できるか?」
「もちろんです、陛下」
マスターガードナーの希望はとても容易なものだった。
パンやチーズは自分たちで変わらず用意するからスープを用意してほしいと言った。
そして、週に一度でもいい。安い部位でいいから肉を出してほしいと。それが重労働の活力になると言った。
「充分な量を出せ。余るほどにな」
深く頭を下げたシェフが厨房へと戻っていく。
「夜も小屋で寝泊まりしている者は食事を出す」
「ありがとうございます、陛下。感謝します」
深々と頭を下げるマスターガードナーの目は少し潤んでいた。
楽な作業ではない。ひとつひとつに緊張が走る。失敗は許されない作業の中、王直々に気にかけてもらえたことに感謝していた。
「家族のもとに戻る人間は家で食べるが、小屋で寝泊まりする者は夕飯がない。明日の活力など出るはずがないことに思い至らなかった」
呟くように言葉にしたヴァレンにエリンシアは微笑み、握る手に少し力を入れた。
「金を払っているから、というのは傲慢だったか?」
「いえ、正しいのだと思います。ただ、ほんの少し、良いことをしてもよいのではないかと思ったのです」
「良いこと……」
「好きで困窮する者はいません。重労働だとわかっていてもその職に就くには理由があります。仕事と割り切るのは簡単でしょうが、私たちには彼らに食事を提供するだけの余裕があります。そうすることは決して悪いことではないと思うのです」
納得はできるが、自らそうしようとは思わなかった。
彼の中にそうした気遣いはない。彼の優しさはエリンシアにしか向けられなかった。エリンシアが自分の全てだからこそ、自分の全てを捧げようと思ったのだ。
しかし、エリンシアに言われて頷く部分もある。
「お前といると僕の世界がいかに狭かったかを思い知らされる」
「決めてくださったのは陛下です」
「お前が言ったからだ」
彼は決して根っからの頑固者ではない。頑固な部分はあれど、それは彼の中にない常識だからこそ拒むだけ。話せばわかる。
エリンシアはこの一年でヴァレンという男についてたくさん学んだ。
まだまだ読めないことは多々あれど、彼の妻として生きる覚悟はとっくについている。
「完成が楽しみですね、陛下」
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