星降る夜のガラス越し

KATARIBE

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世界にはまだ、見知らぬ星で溢れている
きっと彼もポップスターか何かの候補生だったに違いない。いやそれともバスケットボールのせんしゅだったか?
頭を悩ませた、とにかく頭を悩ませたのだった。

バーボンを一口飲んだ時のような、喉元の熱さと香りが抜けたようだった。「あの光はなぜ止まらんのだ。」そう行ったのは、これまた金ピカに着飾ったクリムトみたいなオヤジだった。
「本当に、その通りでございます」
この言葉が、このロボットのいつものやり口で、このクリムト風の親父が、きょうは、雨なのかとか、今日の飯は味が濃いなどと言うと、「本当に、その通りでございます。」と言って真摯に答えていたのであった。
「あの輝くものを手にしたいものだ。そしたらそいつを思い切り砕いて、星ピザのチーズとしてかけてやろう。」
ガハハハと大きな下品な声で笑うクリムト風のヒゲモジャオヤジ、楽しそうだった。
楽しそうだったので、ロボットも周りの静かな星たちもまぁいいかと、じゃますることまなかった。
するとある日そのヒゲモジャが真剣な顔をしていいだした。
「このままでいいんだろうか?」
すかさずロボが、「本当に、そのとうりでございます。」と無表情に3回繰り返した。オヤジはようやく焦り出した。ここが、ただ眺めるだけのガラスの中、要するにビーカーの中であることに気がついたのだ。
「茹でガエル」
そんな言葉が宙を舞った。
「オイロボット、どう言う事だ」
焦ったヒゲモジャは、とにかく当り散らした。
ロボットは、相変わらずである。
モジャは、また大きな口を開けて、ガハハハと豪快に笑った。
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