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家族との時間
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アミカとのお茶会が終わって数日後、珍しく両親もお兄様も早い時間から帰宅していた。
夕食時、終わったら家族で団欒しようとお父様が提案してくれた。
お兄様も私も嬉しくてテンションが上ってしまう。
2人で顔を合わせてニッコリ。
お母様も嬉しそうだ。
夕食後、約束通りにサロンで団欒中。
消化に良いお茶を飲みながら、今日あったことやこの前のお茶会の成果を話していると、お父様がちょっといいか?と割って入った。
なんだろう??
人の話を聞くのが好きなタイプのお父様が話を遮るのは珍しい。
よほど大事な話なのだろう。
みんな佇まいを正して、お父様へ向き直る。
「話を遮ってしまってすまない、あとでまた続きを聞かせてくれるかい?」
私に向かって聞いてくれる。
「もちろんよ、お父様のお話もちゃんと聞きたいです」
「ありがとう・・話すか迷っていたんだが、クラナにペアの申し込みが来ているんだ、
お相手はマトワ・ルティ伯爵子息だ」
相手の名前を聞かされた瞬間・・クラナは身震いした。
マトワ・・あのパーティーで名ばかりの友人となった子。
何度も言うけど、友人といっても名ばかり。
だって、あのパーティー以来連絡だって取っていないし、
何より私もアミカもヒイロも、マトワに良い感情を持っていない。
彼はなんというか・・・怖いのだ。
一見平凡に見えて、あの目が。
あの子とペアなんて絶対嫌・・
婚約なんて余計嫌だ。
私は家族に良い機会だからと、パーティーでのことや私がマトワに持つ感情について話した。
そして、彼とペア・婚約者になることは絶対、絶対に嫌だと。
死んだほうがマシだと・・それほど嫌っていることを伝えた。
両親も兄もすごい剣幕で彼を拒否する私を見て驚いていたけど、
そこまで嫌がる相手と無理矢理繋げようとは思わないし、彼と縁続きになったところでうちに利益は何もないと言い、クラナの気持ちが第一だから嫌なら断るから大丈夫だと落ち着かせてくれた。
家族は彼とは面識がないとのことで、私が伝えた彼のイメージが真実なのかはわからないが、後々関わるのはクラナなのだからと、娘の意思を尊重してくれた。
寛大な家族に感謝しかない・・
取り乱す私の横で、一人妹の身の安全を考え始めた兄は瞳に怒りを宿していた。
「クラナ、何かおかしなことがあったら誰にでもいいから屋敷の者に相談すること、いいね?
妹の危機を回避したい僕の気持ち、分かってくれるだろう?」
いつになく真剣なお兄様に気圧されながらしっかりと頷く。
「ありがとう、本当に約束だからね」
と念を押された。
お兄様の後ろで両親も「そうだよ」と賛同している。
お兄様はマトワについて何か知っているのかな??
兄のいつもと違う顔に疑問は浮かぶけど、私は誰よりマトワの怖さを感じた一人。
大人しく家族の言う通りにするのが得策だと知っている。
その後、兄と両親は少し話すと言い、私は眠くなってきたこともあり先に就寝することにした。
私付きメイドのカリナと、護衛騎士のヨークが部屋に連れていってくれる。
ふぅー家族で揃って過ごせたことは楽しかったけれど、ちょっと心配かけてしまったかも。
と反省しながら、寝支度をした。
明日は少しゆっくりしたいなぁ~
ボソっと呟きながら、ふっと瞼が閉じる。
----
家族との時間、ホッとするはずなのにな。
夕食時、終わったら家族で団欒しようとお父様が提案してくれた。
お兄様も私も嬉しくてテンションが上ってしまう。
2人で顔を合わせてニッコリ。
お母様も嬉しそうだ。
夕食後、約束通りにサロンで団欒中。
消化に良いお茶を飲みながら、今日あったことやこの前のお茶会の成果を話していると、お父様がちょっといいか?と割って入った。
なんだろう??
人の話を聞くのが好きなタイプのお父様が話を遮るのは珍しい。
よほど大事な話なのだろう。
みんな佇まいを正して、お父様へ向き直る。
「話を遮ってしまってすまない、あとでまた続きを聞かせてくれるかい?」
私に向かって聞いてくれる。
「もちろんよ、お父様のお話もちゃんと聞きたいです」
「ありがとう・・話すか迷っていたんだが、クラナにペアの申し込みが来ているんだ、
お相手はマトワ・ルティ伯爵子息だ」
相手の名前を聞かされた瞬間・・クラナは身震いした。
マトワ・・あのパーティーで名ばかりの友人となった子。
何度も言うけど、友人といっても名ばかり。
だって、あのパーティー以来連絡だって取っていないし、
何より私もアミカもヒイロも、マトワに良い感情を持っていない。
彼はなんというか・・・怖いのだ。
一見平凡に見えて、あの目が。
あの子とペアなんて絶対嫌・・
婚約なんて余計嫌だ。
私は家族に良い機会だからと、パーティーでのことや私がマトワに持つ感情について話した。
そして、彼とペア・婚約者になることは絶対、絶対に嫌だと。
死んだほうがマシだと・・それほど嫌っていることを伝えた。
両親も兄もすごい剣幕で彼を拒否する私を見て驚いていたけど、
そこまで嫌がる相手と無理矢理繋げようとは思わないし、彼と縁続きになったところでうちに利益は何もないと言い、クラナの気持ちが第一だから嫌なら断るから大丈夫だと落ち着かせてくれた。
家族は彼とは面識がないとのことで、私が伝えた彼のイメージが真実なのかはわからないが、後々関わるのはクラナなのだからと、娘の意思を尊重してくれた。
寛大な家族に感謝しかない・・
取り乱す私の横で、一人妹の身の安全を考え始めた兄は瞳に怒りを宿していた。
「クラナ、何かおかしなことがあったら誰にでもいいから屋敷の者に相談すること、いいね?
妹の危機を回避したい僕の気持ち、分かってくれるだろう?」
いつになく真剣なお兄様に気圧されながらしっかりと頷く。
「ありがとう、本当に約束だからね」
と念を押された。
お兄様の後ろで両親も「そうだよ」と賛同している。
お兄様はマトワについて何か知っているのかな??
兄のいつもと違う顔に疑問は浮かぶけど、私は誰よりマトワの怖さを感じた一人。
大人しく家族の言う通りにするのが得策だと知っている。
その後、兄と両親は少し話すと言い、私は眠くなってきたこともあり先に就寝することにした。
私付きメイドのカリナと、護衛騎士のヨークが部屋に連れていってくれる。
ふぅー家族で揃って過ごせたことは楽しかったけれど、ちょっと心配かけてしまったかも。
と反省しながら、寝支度をした。
明日は少しゆっくりしたいなぁ~
ボソっと呟きながら、ふっと瞼が閉じる。
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家族との時間、ホッとするはずなのにな。
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