私が好きなのはあなたじゃないですよ?

夜明シスカ

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作戦その② アミカの気持ち

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翌週、待ちに待ったアミカとのお茶会の日。
私はソワソワするのを隠せないでいた。

「アミカ~!いらっしゃい~」
「クラナ、お誘いありがとう!!」
2人とも久々に会ってテンションが上がっている。
「早速だけど、庭へ行きましょう~」
「楽しみ♪」
手を繋いで歩く2人を温かく見守る使用人たちに笑顔を向けながら庭へ急ぐ。

いつもの東屋、でも今日はいつもとはちょっと違う。
アミカのカラーであるミントグリーンとレモネードカラーで揃えたクッションやテーブルクロス、それを邪魔しないクリーム色のコロンとした食器を用意した。
「わぁぁぁ!!えぇ!?なにこれ~~私の色だわ!素敵っ~」
喜びのあまりプルプルしている(笑)
「ふふっ良かった~アミカが喜ぶ顔を想像しながら私が選んだの♪」
「そうなの!?え、これ私も真似してもいい??」
「何言ってるの、もちろんいいに決まってるでしょ♪」
「ありがと~~!!」

感動が落ち着いてから、2人で席に着いてお茶会を始める。
「わぁ、このマドレーヌレモンの味でとっても爽やかね、こっちのチーズケーキもレモン?
こちらのクリームはミントの香りがするわ」

ふむふむと1つずつ解説している(笑)
ぜーーーんぶ、アミカのイメージで準備したのよね♪

「ん~~~どれも全部美味しい!残したら勿体無いわ・・どうしよう」
そんなこともあろうかと。
「食べられる分だけ食べて、余ったものは包んで持ち帰っていいのよ」
「え!!いいの!?」
「うん、だってアミカのために用意したんだし、アミカのご両親にもいつもお世話になっているからそのお礼も兼ねて」
「え~~お父様もお母様も甘いもの好きだから、絶対喜ぶわ!!
しかも、クラナのお菓子のファンだから尚喜ぶ!」
「大袈裟だよー、でも気に入ってもらえて良かった♪」
「私は明日のおやつ時間にも出してもらうことにするわ♪
楽しみが増えちゃった~」
「うん、あ、このホワイトケーキは中はアーモンドクリームを挟んであるの。甘さ控え目だけど美味しいからオススメよ!」
「え、いただくわ!」
「もう~急がなくても誰も盗らないから(笑)」
「そ・・そうね・・」
モグモグと上品に食べだした。
「そういえば~アミカに聞きたいことがあるのだけど・・」
「んっおいしっ・・?え?何かしら?」
「隠してほしくないんだけど~アミカ、ヒイロのこと好きよね?」
グッ・・ゴッホ・・ケホケホ
近くに居たメイドが慌てて拭くものを持ってきた。
受け取って少し落ち着いたかな??と様子を見て。
「どう?私の考え当たってるかな?」
・・・
「クラナ、もしかしてあなたヒイロのこと・・」
ん!!??
「いやいや、私の好きな人は別にいるから、アミカとヒイロと出会う前からね・・」
誤解されそうになって焦って否定する。
「そ、そうなのね」
「それでどうなの?」
「・・当たってる・・」
「ヒイロが好きなのね?」
「そ・・そうよ」
「私応援するからね」
「クラナ・・」
「アミカにもヒイロにも幸せになって欲しいの」
「っ!!クラナもよ!あなたも幸せにならなきゃ嫌よ・・」
「ありがとっ」
「でも~クラナの好きな人のことも教えてほしいなぁ?」
「あ”・・ええーっと・・」
「私だってクラナのこと応援したいの」
・・
「わかった!教える。
ヒイロにはアミカから伝えてね?話すきっかけになるでしょう?」
「そうするっ!ありがと!」
「うん・・私の好きな人ね、リオル・トルディア様なの」
「!?まさかの年上!!
あら?リオル様って侯爵家ね?どこで知り合ったの?」
「実はお兄様の友人で、私が小さい頃からうちへ遊びにいらしてたの。
一緒に過ごすうちに好きになってしまって・・
でもね、リオル様はもうペアの方が
いるし私はただ想っているだけなんだけどね」
話すうちに少し凹む。
ずっと好き、いまも忘れられない・・

「そうだったの。
でも!!ペアは婚約者じゃないから諦めるの早いと思うわよ?」
「アミカ・・」
「私だってヒイロに断られるかもしれないし・・ううん、頑張る!
ペアがダメだったとしても16歳になって婚約者を決めるまで絶対諦めない!だから・・クラナも諦めないで・・」
アミカは小さな手をぎゅっと握りしめている。
ヒイロとアミカは両思いだから、断られるなんて無いのになぁ。
知らないって勿体無いことなんだ。

「アミカ・・私の恋応援してくれる??」
「当たり前よ!」

「アミカぁぁ」
一人で抱えてた秘密を話せた親友の存在が眩しくて、嬉しすぎて号泣した(笑)

最後はお互い泣き笑いになっちゃったけど、2人して抱きしめあった。

”ずっと親友よ”
どちらからともなく、囁いていた。

ーーーーーー
親友。
かけがえのない絆って願って得られるものじゃない。
大切にしないとですね。
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