私が好きなのはあなたじゃないですよ?

夜明シスカ

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守りは万全

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*前回は病んでる出ませんでした。
申し訳ありません。
時間のある時に読み返して加筆・修正も随時しております。



結局衣装のことは、かなり頑張って色とドレスデザインを考えた。

全体 スカイブルー
袖・襟・裾のレース ミルキーホワイト
カフスボタンとドレスリボンにオレンジサファイアを使う。
白金でお揃いのブレスレットを作り、一粒のラズベリールビーを入れる。
ポケットチーフと髪飾りにミルキーホワイトと白い花を取り入れる。
ドレスに関しては、膝下丈で中に軽くパニエを入れてふんわり感を出す。
胸下から切り替えしでレース生地を被せる。
境界線で細いリボンを入れてメリハリをつける。
襟は高丈で首から鎖骨あたりまではスカートと同じレース生地で軽やかさを出す。
おかしいところやバランスの修正は、カナリアさんが仕上げてくれるはず!

とにかく、私とリオル様はやりきった!
2人は大満足でお茶の時間を終えて、夕食の時には息巻いて報告をしていた。

そんな様子を見て、ユスラン様にもミラ様にもクスリと笑われて、
「2人の納得いく衣装が出来上がるといいな!」
「ほんとうに頑張ったわねぇ~カナリアさんも文句無しなのではないかしら?」
と言ってくれた。

明後日にはまたカナリアさん率いる”アスターの手仕事”がやってきて、今日の衣装案を見ながらしっかりとした図案におこしてくれるらしい。
それもすごい楽しみ!

侯爵夫妻も一緒に衣装を新調するって言ってたから、そちらを見るのも楽しみだなぁ♪

あら?
そういえば、今朝手紙が来てたって渡されたわね。
夕食も済んだことだし、いま読んでもいいかな??
みんなに許可を得て、その場で読むことにした。
んー実家からだ。
なんだろう??
読み進めていくうちに、段々と気分が悪くなってきた。
冷や汗も出てきて・・たぶん顔色も最悪だと思う。
周りの様子もわからなくなってきた。
どういうことなの。
なんでよ・・

「「「クラナっ」」」
「クラナ、聴こえる??」
「どうしたんだいったい!」
「クラナ!こっちを見て」
「「お嬢様!!!」」
頭がぼーっとする、何も考えたくない・・
そう思っていたら、意識が沈んでいった。
体は冷えて、カタカタと小刻みに震えていたらしい。
後でその時の様子をカリナとミリーが教えてくれた。
またみんなに迷惑をかけてしまったのかと自己嫌悪した。


クラナが気絶したあと。
急ぎ、自室へ運びベッドへ寝かせてから看護は侍女に任せてサロンへ移動した。
さっきのクラナの様子がただごとではないことだとわかっていた。
失礼なことではあったけれど、クラナの読んだ手紙を拝借して読ませてもらった・・結果全員が凍りついて静かに怒りの炎を燃やした。

”うちの嫁をあんな風にしたのはコイツか” と。

手紙の内容はこうだ。
最初の方は、晩餐会で会えて久しぶりに楽しそうな姿を見られてよかった。
新しい趣味にも楽しく取り組めていると聞いて安心したと。

話すか迷ったが・・
昨日、マトワ・ルティから荷物が届いたから勝手だが開けて中身を確認したこと。
中身の詳細
ネックレス イヤリング ブレスレット 指輪
どれも特大の濃い紫色のアメジストと思われる宝石がついていたと。
それと一緒に手紙も。

ペアでもない相手に勝手にアクセサリーを贈りつけるなど、非常識もいいところ、無礼極まりないことだ。
コレはきっちり陛下へ証拠として提出出来るため、前回のものとまとめて置いておくことを許してくれというもの。

ただし、クラナの目に入ることはないから安心するようにと。

たぶん、クラナはマトワから届いたという部分だけでも青ざめていただろうに・・

「なんだと・・ふざけるのもいい加減にしろ・・もう待っていられんな。
明日にでも陛下へ謁見できるよう申請をしておこう。」
「あなた・・どうかクラナを守って」
「心配するな、キッシュ家や他の被害者家族もいる。
しっかりと罪人にしてやるさ」
「父上、どうか・・・」
息子の肩を軽くポンと叩く。
「あぁ、こういうのは私が得意だと知っているだろう?
うちの大事な嫁に手出しはさせんぞ!」
「お願いします・・」
「とりあえず、いまから明日の朝一番でキッシュ家に行くことと用件を記して早馬で届けさせよう。
あと、王城のほうにもな。」
父の言葉に頷いて、クラナの部屋へ向かった。
うちにいるからには、守りは万全だからな・・
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