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幸せになります!
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うちはしがない子爵家。
セイリン子爵家といえば、国でも端っこの裕福でも貧乏でもない貴族だ。
領地も広くはなく、これといった特産品も無い。
それでも細々と生活していれば問題はないくらいのレベル。
隣には王都か??て思うくらい栄えた広大なイリム辺境伯領地・・反対側には海沿いを利用した交易と漁業で発展したノーブル伯爵領・・・その間にぽつんとあるのがセイリン子爵領だ。
何の嫌がらせ??って思うだろう。
そもそもは農村地だったところを、3代前ひいひい祖父様の代に世は戦場だったらしく、その時に諜報で成果をあげた褒美として賜ったのがこの小さな農村跡地であった地・・ということらしい。
褒美でも何でもないんだが?・・・と思うだろうけど、戦時中で領地を貰えるのは凄いことなのだ。
まぁ、その後の発展は見込めなくて、早々に細く長く続けばいいな程度に落ち着いたらしいけどね。
うちの父と母は政略結婚で本当にそれだけ、元々ビジネス夫婦だったのが弟が生まれてからは余計に・・義務は果たしたとばかりにお互いに愛人を作った。
おかしいのは、父と母の愛人のほうが私達姉弟を可愛がってくれて、父と母が仕事や社交で居ない時は愛人たちが2人で相手をしてくれた(笑)
父アリドールの愛人、ミモザはまだ20歳らしい・・それにしては見た目若くて10代に見えるんだけど。
ミモザは穏やかで読書好きで平民と聞いたけれど、教会で子どもたちに読み書きを教えてるって言ってた。
教会に来ていた父に偶然見初めれられて、教会に多額の寄付をしてくれる約束で愛人契約を結んだのだと。本人は嫌だったらしいが仕方なく・・
母レニエールの愛人、エドは23歳・・働き盛り。
見た目は年相応だが女性とも違わぬ中性的で綺麗な顔が母に気に入られたらしい。
自身も兄弟が多いらしく、世話好きで頭が良い。
平民だけどその頭の良さを商会長に気に入られ、商品管理担当者として働いていたところ、店に訪れていた母に目をつけられ、「あなたが愛人にならないなら、商会の悪い噂を社交界に流しますから」と脅されて仕方なく愛人になったのだとか。
父も母も、美しい者を侍らせて見せびらかす為の愛人だったらしく、体の関係はないのだと使用人の誰かが言っていた。
我が両親ながら、性格も悪ければ人を慮れない馬鹿・・最低な人格だと思う。
それは弟が生まれてから、更にそう思うようになった。
だって、弟が生まれてからは跡継ぎは出来たからという理由で、愛人2人を屋敷へ住まわせ私達の世話をさせるようになった。
使用人たちもそれはもう呆れて、最初は主人たちへ苦言を呈していたが、何度言っても「うるさい!私達が金を払っている愛人をどう扱おうが勝手だろう!」と返されて疲れてしまう、それからは2人には申し訳なさそうにしながらも放っておくことになったらしい。
屋敷へと住まうようになってから数日・・金払いが良いのは有難いのだが・・さすがに子どもたちの面倒を見るだけでは・・とたまらずに執事長と侍女長に訴えた。
ミモザ「・・愛人とはいえ私達は平民です、使用人の皆さんに傅かれるのも間違っていますし・・良ければ子どもたちの面倒を見る他に、何かお仕事を手伝わせていただけませんか?」
エド「すみません、俺は朝から夕方までは商会の仕事がありますので・・帰ってからになりますが、俺にも出来ることがあればお声がけください!」
2人の心意気に「気に入った!!」と執事長と侍女長を筆頭に使用人みんなが迎え入れてくれたらしい。
私リーシャと弟ヴィアは、初対面からミモザとエドにくっついて離れようとしなかったのだとか。
父も母も子どもには見向きもしなかった人たちだったから、親の愛情に飢えていたのかもしれない。
2人は愛人だと説明されたが、わかっていたのかわからないのか・・
でも、リーシャとヴィアにとってはそんなことはどうでも良くて、愛情をたくさん注いでくれて、駄目なことは叱ってくれて、いつも寄り添ってくれる・・そんな2人が絶対的信頼しえる対象になることは必然。
まるで2人の子どもみたいって言われるくらいには、私達は2人に懐いていてどこに行くにも一緒でした。
次第にミモザとエドの2人は、想い合うようになって・・そりゃそうですよね(笑)
2人ともが父と母に関係解消を言い渡して、屋敷を出ていくことになりました。
もちろん、私と弟は大反対・・
2人が、自分たちが親だと思ってたきた人たちが居なくなるなんて、耐えられませんからね。
それに対して、”平民になるけどそれでもいいなら私達を引き取りたい・・”と言ってくれました。
私達も、2人に付いて行く!!って言いました。
だけどそこは貴族・・跡取りやらの問題もあって、実の両親が許してくれませんでした。
そうして泣く泣く私達は離れました。
使用人たちも事情を把握していたので、私達姉弟の境遇を思って憤ってくれていました。
2人が出ていってからというもの、
月に2.3通リーシャとヴィア宛の手紙が届くようになった。
差出人名は無記名。
だけど、封蝋にミモザがある。
それだけで2人にとっては、ミモザとエドからだとわかった。
使用人たちもそれがわかったからこそ、主人たちには内緒で子どもたちへと直接渡していたのだ。
手紙が届いた夜には必ずといっていいほど、リーシャかヴィアの部屋で2つの啜り泣く声が聞こえていたと・・
”いつまでもリーシャとヴィアは私達の子どもです、いつも想っています ミモザ&エド”
手紙の最後には、いつもその言葉が書かれていた。
それが私達姉弟にとってどれだけ支えになっていただろうか・・・
その言葉を見て抱き合って泣いた夜を幾度越えただろうか・・
そうして2人との文通をするようになってから5年・・
リーシャ12歳、ヴィア10歳のとき・・怪しいとは思っていたが父が投資で騙されて多額の借金をつくり返済が難しいということで、どうにもこうにもいかずに家は没落した。
贅沢三昧したい母は、やってられないと少し前から懇意にしていた伯爵の愛人としていってしまった。
父と母がどうしようが勝手だが、子ども居ることはすっかり忘れているようだ。
実は少し前から執事長が父の動きがおかしいと話を聞いていたため、リーシャとヴィアは商会に勤めているエドに手紙で相談していたのだ。
その際に、最悪の場合を考えてお金がまだ動かせるうちに使用人たちへの退職金と紹介状を用意しておくこと、それから領地民へ渡す用のお金をいまから取り分けて保管しておくことを提案してくれていた。
事前に動いておいてよかった・・
父はパニックになり、領地民や使用人たち払ったお金の動きなんてわかってもいなかった。
母が散財していた宝石類も前々から密かに質へ流して、リーシャとヴィアは自分たちが家を出てもやっていける計画を立てていたことも父と母は知らない。
貴族としての学習の合間に、使用人に平民の暮らしを学び、料理・洗濯・掃除・裁縫なども習ったものだ。
父と母はそんなことが行われている事も知らず、なんなら子どもの存在なんて覚えているかも怪しいくらいだ。
まぁ、私達には関係のないことだから・・
それで責められてもどうしようもないし、どうにも出来ないのだ。
馬鹿な自分を責めるしかないでしょう??
そうして家が没落して2年が経とうとしている今日。
「おーい、母さんが呼んでるぞ!2人とも早くおいで~」
「はーい、いまいまくよー」
「姉さん待ってよ、僕もいくって~」
「リーシャ、そんな走ったら転ぶぞ?」
「パパってば心配性だよ~・・うわぁ・・っっ」
「姉さんっっ!!と、あぶなぁ~」
「・・・誰が心配性だって??ん??」
「う・・ごめんなさい・・」
「父さんも、姉さんのこといじるのやめなよ~(笑)」
「ちょ、ヴィア!父さんはいつでも2人のこと心配してだな・・」
「「はいはい!」」
ニカっと笑って、2人で手を繋いで母の元へといく。
「やっときたわね~待ってたわよ!さ、冷めないうちに食べましょう!エド~遅いわよ~?」
「うわー待ってくれ、うわぁ・・ミモザ特性のグラタンじゃないか!俺の大好物!」
「あ・な・た?手は洗ったのかしら?」
「あーーーごめん!すぐな、すぐ洗ってくるよ」
「パパってばおそーい(笑)」
「父さんってどこか抜けてるよなぁ・・な?」
「だ?」
「そ、だーだはまだ来ないって。待ってような~前掛けしないと!」
バタバタしながらも、繰り広げられるのはなんてことない普通の幸せな家庭風景。
料理上手な母
お転婆な姉
心配性の父
しっかり者な弟
1歳になったばかりの手のかかる妹
そんな普通の家庭。
それがどれだけ尊いか・・私達は知っている。
家が没落した。
けれど、賢いエドの提案を実行していたおかげで、使用人たちの今後と領地民の今後はどうにかなりそうだ。
リーシャとヴィアは早々に準備していたお金と荷物を持って、隣のイリム辺境伯領へと移住した。
平民のリーシャとヴィアとして。
まだ社交界にも出ていなかったため、2人が貴族の子どもだとわかる人は居ない。
すんなりと平民の暮らしへ溶け込んでいった。
そんな中、2人のアパートを尋ねる人がいた。
ミモザとエドだ・・
久しぶりに会った2人は少し疲れており、でも私達に会うと泣いてしまった。
ずっと探していたと・・
子爵家が没落したと噂を聞いて、2人はどうしたのかと・・
自分たちはいま結婚して夫婦だから、もしよかったら自分たちの子どもになって欲しいと・・
でも、リーシャは14歳、ヴィア12歳・・平民の子どもが独り立ちするのには早くない年齢だ。
それになのに・・
あの時出来なかったことを、いまからでも!本当の家族になろう!!と言ってくれた。
そうして家族になった4人は、新しい家で暮らし始めた。
父は変わらず商会勤め、母は専業主婦になり、リーシャは町の雑貨屋で働き、ヴィアは町の図書館に勤めている。
働き手が3人になった分、家計が潤い4人暮らしでも余裕があった。
4人で暮らし始めて1年後、新しい家族が出来た。
妹のエリンだ。
ミモザの綺麗なイエローの髪の毛と、エドの優しい紅茶色の瞳をしてる。
みんなで可愛がり、大事に大事に育ていく。
大好きな家族と過ごせるいまが、人生で一番最高だ。
これからも・・
出会ってくれてありがとうと伝えつづけよう。
ーーーーー
急に思いついて、書いてみました。
1時間くらいしかかけていないため、雑なところもありますが・・
暇つぶし程度に(笑)
セイリン子爵家といえば、国でも端っこの裕福でも貧乏でもない貴族だ。
領地も広くはなく、これといった特産品も無い。
それでも細々と生活していれば問題はないくらいのレベル。
隣には王都か??て思うくらい栄えた広大なイリム辺境伯領地・・反対側には海沿いを利用した交易と漁業で発展したノーブル伯爵領・・・その間にぽつんとあるのがセイリン子爵領だ。
何の嫌がらせ??って思うだろう。
そもそもは農村地だったところを、3代前ひいひい祖父様の代に世は戦場だったらしく、その時に諜報で成果をあげた褒美として賜ったのがこの小さな農村跡地であった地・・ということらしい。
褒美でも何でもないんだが?・・・と思うだろうけど、戦時中で領地を貰えるのは凄いことなのだ。
まぁ、その後の発展は見込めなくて、早々に細く長く続けばいいな程度に落ち着いたらしいけどね。
うちの父と母は政略結婚で本当にそれだけ、元々ビジネス夫婦だったのが弟が生まれてからは余計に・・義務は果たしたとばかりにお互いに愛人を作った。
おかしいのは、父と母の愛人のほうが私達姉弟を可愛がってくれて、父と母が仕事や社交で居ない時は愛人たちが2人で相手をしてくれた(笑)
父アリドールの愛人、ミモザはまだ20歳らしい・・それにしては見た目若くて10代に見えるんだけど。
ミモザは穏やかで読書好きで平民と聞いたけれど、教会で子どもたちに読み書きを教えてるって言ってた。
教会に来ていた父に偶然見初めれられて、教会に多額の寄付をしてくれる約束で愛人契約を結んだのだと。本人は嫌だったらしいが仕方なく・・
母レニエールの愛人、エドは23歳・・働き盛り。
見た目は年相応だが女性とも違わぬ中性的で綺麗な顔が母に気に入られたらしい。
自身も兄弟が多いらしく、世話好きで頭が良い。
平民だけどその頭の良さを商会長に気に入られ、商品管理担当者として働いていたところ、店に訪れていた母に目をつけられ、「あなたが愛人にならないなら、商会の悪い噂を社交界に流しますから」と脅されて仕方なく愛人になったのだとか。
父も母も、美しい者を侍らせて見せびらかす為の愛人だったらしく、体の関係はないのだと使用人の誰かが言っていた。
我が両親ながら、性格も悪ければ人を慮れない馬鹿・・最低な人格だと思う。
それは弟が生まれてから、更にそう思うようになった。
だって、弟が生まれてからは跡継ぎは出来たからという理由で、愛人2人を屋敷へ住まわせ私達の世話をさせるようになった。
使用人たちもそれはもう呆れて、最初は主人たちへ苦言を呈していたが、何度言っても「うるさい!私達が金を払っている愛人をどう扱おうが勝手だろう!」と返されて疲れてしまう、それからは2人には申し訳なさそうにしながらも放っておくことになったらしい。
屋敷へと住まうようになってから数日・・金払いが良いのは有難いのだが・・さすがに子どもたちの面倒を見るだけでは・・とたまらずに執事長と侍女長に訴えた。
ミモザ「・・愛人とはいえ私達は平民です、使用人の皆さんに傅かれるのも間違っていますし・・良ければ子どもたちの面倒を見る他に、何かお仕事を手伝わせていただけませんか?」
エド「すみません、俺は朝から夕方までは商会の仕事がありますので・・帰ってからになりますが、俺にも出来ることがあればお声がけください!」
2人の心意気に「気に入った!!」と執事長と侍女長を筆頭に使用人みんなが迎え入れてくれたらしい。
私リーシャと弟ヴィアは、初対面からミモザとエドにくっついて離れようとしなかったのだとか。
父も母も子どもには見向きもしなかった人たちだったから、親の愛情に飢えていたのかもしれない。
2人は愛人だと説明されたが、わかっていたのかわからないのか・・
でも、リーシャとヴィアにとってはそんなことはどうでも良くて、愛情をたくさん注いでくれて、駄目なことは叱ってくれて、いつも寄り添ってくれる・・そんな2人が絶対的信頼しえる対象になることは必然。
まるで2人の子どもみたいって言われるくらいには、私達は2人に懐いていてどこに行くにも一緒でした。
次第にミモザとエドの2人は、想い合うようになって・・そりゃそうですよね(笑)
2人ともが父と母に関係解消を言い渡して、屋敷を出ていくことになりました。
もちろん、私と弟は大反対・・
2人が、自分たちが親だと思ってたきた人たちが居なくなるなんて、耐えられませんからね。
それに対して、”平民になるけどそれでもいいなら私達を引き取りたい・・”と言ってくれました。
私達も、2人に付いて行く!!って言いました。
だけどそこは貴族・・跡取りやらの問題もあって、実の両親が許してくれませんでした。
そうして泣く泣く私達は離れました。
使用人たちも事情を把握していたので、私達姉弟の境遇を思って憤ってくれていました。
2人が出ていってからというもの、
月に2.3通リーシャとヴィア宛の手紙が届くようになった。
差出人名は無記名。
だけど、封蝋にミモザがある。
それだけで2人にとっては、ミモザとエドからだとわかった。
使用人たちもそれがわかったからこそ、主人たちには内緒で子どもたちへと直接渡していたのだ。
手紙が届いた夜には必ずといっていいほど、リーシャかヴィアの部屋で2つの啜り泣く声が聞こえていたと・・
”いつまでもリーシャとヴィアは私達の子どもです、いつも想っています ミモザ&エド”
手紙の最後には、いつもその言葉が書かれていた。
それが私達姉弟にとってどれだけ支えになっていただろうか・・・
その言葉を見て抱き合って泣いた夜を幾度越えただろうか・・
そうして2人との文通をするようになってから5年・・
リーシャ12歳、ヴィア10歳のとき・・怪しいとは思っていたが父が投資で騙されて多額の借金をつくり返済が難しいということで、どうにもこうにもいかずに家は没落した。
贅沢三昧したい母は、やってられないと少し前から懇意にしていた伯爵の愛人としていってしまった。
父と母がどうしようが勝手だが、子ども居ることはすっかり忘れているようだ。
実は少し前から執事長が父の動きがおかしいと話を聞いていたため、リーシャとヴィアは商会に勤めているエドに手紙で相談していたのだ。
その際に、最悪の場合を考えてお金がまだ動かせるうちに使用人たちへの退職金と紹介状を用意しておくこと、それから領地民へ渡す用のお金をいまから取り分けて保管しておくことを提案してくれていた。
事前に動いておいてよかった・・
父はパニックになり、領地民や使用人たち払ったお金の動きなんてわかってもいなかった。
母が散財していた宝石類も前々から密かに質へ流して、リーシャとヴィアは自分たちが家を出てもやっていける計画を立てていたことも父と母は知らない。
貴族としての学習の合間に、使用人に平民の暮らしを学び、料理・洗濯・掃除・裁縫なども習ったものだ。
父と母はそんなことが行われている事も知らず、なんなら子どもの存在なんて覚えているかも怪しいくらいだ。
まぁ、私達には関係のないことだから・・
それで責められてもどうしようもないし、どうにも出来ないのだ。
馬鹿な自分を責めるしかないでしょう??
そうして家が没落して2年が経とうとしている今日。
「おーい、母さんが呼んでるぞ!2人とも早くおいで~」
「はーい、いまいまくよー」
「姉さん待ってよ、僕もいくって~」
「リーシャ、そんな走ったら転ぶぞ?」
「パパってば心配性だよ~・・うわぁ・・っっ」
「姉さんっっ!!と、あぶなぁ~」
「・・・誰が心配性だって??ん??」
「う・・ごめんなさい・・」
「父さんも、姉さんのこといじるのやめなよ~(笑)」
「ちょ、ヴィア!父さんはいつでも2人のこと心配してだな・・」
「「はいはい!」」
ニカっと笑って、2人で手を繋いで母の元へといく。
「やっときたわね~待ってたわよ!さ、冷めないうちに食べましょう!エド~遅いわよ~?」
「うわー待ってくれ、うわぁ・・ミモザ特性のグラタンじゃないか!俺の大好物!」
「あ・な・た?手は洗ったのかしら?」
「あーーーごめん!すぐな、すぐ洗ってくるよ」
「パパってばおそーい(笑)」
「父さんってどこか抜けてるよなぁ・・な?」
「だ?」
「そ、だーだはまだ来ないって。待ってような~前掛けしないと!」
バタバタしながらも、繰り広げられるのはなんてことない普通の幸せな家庭風景。
料理上手な母
お転婆な姉
心配性の父
しっかり者な弟
1歳になったばかりの手のかかる妹
そんな普通の家庭。
それがどれだけ尊いか・・私達は知っている。
家が没落した。
けれど、賢いエドの提案を実行していたおかげで、使用人たちの今後と領地民の今後はどうにかなりそうだ。
リーシャとヴィアは早々に準備していたお金と荷物を持って、隣のイリム辺境伯領へと移住した。
平民のリーシャとヴィアとして。
まだ社交界にも出ていなかったため、2人が貴族の子どもだとわかる人は居ない。
すんなりと平民の暮らしへ溶け込んでいった。
そんな中、2人のアパートを尋ねる人がいた。
ミモザとエドだ・・
久しぶりに会った2人は少し疲れており、でも私達に会うと泣いてしまった。
ずっと探していたと・・
子爵家が没落したと噂を聞いて、2人はどうしたのかと・・
自分たちはいま結婚して夫婦だから、もしよかったら自分たちの子どもになって欲しいと・・
でも、リーシャは14歳、ヴィア12歳・・平民の子どもが独り立ちするのには早くない年齢だ。
それになのに・・
あの時出来なかったことを、いまからでも!本当の家族になろう!!と言ってくれた。
そうして家族になった4人は、新しい家で暮らし始めた。
父は変わらず商会勤め、母は専業主婦になり、リーシャは町の雑貨屋で働き、ヴィアは町の図書館に勤めている。
働き手が3人になった分、家計が潤い4人暮らしでも余裕があった。
4人で暮らし始めて1年後、新しい家族が出来た。
妹のエリンだ。
ミモザの綺麗なイエローの髪の毛と、エドの優しい紅茶色の瞳をしてる。
みんなで可愛がり、大事に大事に育ていく。
大好きな家族と過ごせるいまが、人生で一番最高だ。
これからも・・
出会ってくれてありがとうと伝えつづけよう。
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急に思いついて、書いてみました。
1時間くらいしかかけていないため、雑なところもありますが・・
暇つぶし程度に(笑)
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