人生2度目に愛した人は奪われた番の息子でした

Q矢(Q.➽)

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41 村上 和志は恋人を味わう (※R18描写あり)

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口の中で南井の白濁を受け止めた時、和志は恍惚としながらそれを舌の上で転がして味わった。

甘い。

Ωの体液はこんなにも甘いものなのだろうか。
喉を鳴らして飲み干した。南井のDNAが食道から胃に落ちていき、胃酸に溶かされ自分の身体に吸収されるのを思うと、興奮する。

射精の余韻で息が上がっている南井をひっくり返して、四つん這いにさせて両手で尻を割り開いた。
さっき迄散々舐めていたから唾液塗れで未だ乾いてはいない窄まりに欲情が留まるところを知らない。
でも念の為、もう一度、と唇を近づけると、唾液ではない何かがソコから溢れてきている事に気づく。

南井は、濡れていた。

通常、女性は男性を迎え入れる時に愛撫によって受け入れる場所が分泌液によって濡れるのだとは、和志も知識上知っている。
巨大なαの性器を受け入れなければならないΩは、それ以上に濡れる事も。

南井の尻穴は、潤滑液を自ら出して和志の挿入に備え始めているのだとわかると、余計にその場所が愛おしい。
こんな慎ましやかな窄まりで、それに耐えなければならないなんて。

和志はその窄まりに、そっと指で触れた。
ぴくりと白い双丘を震わせる南井の顔は、羞恥に耳が赤らんでいる。
しとどに濡れた窄まりの周囲を撫でて、つぷりと指を差し入れると、南井は んっ、と小さく鳴いた。
嫌がってはいない。戸惑っているようだが、腰は未だ逃げてはいない。
ふるふると震えながらもしっかり指の挿入に耐えている。
南井の内は熱く、狭かった。
実践でのセックスの経験が無い和志ですら、もう少し馴らす事が必要だとわかる程に、狭かった。

危惧する気持ちから、これで以前本当に陽司を受け入れられたのだろうかと無粋な事を考え、直ぐに打ち消す。

そんな過去は関係無い。

20年もセックスが無ければ処女も同然だと思って差し支え無いだろうし、とにかく念入りに、慎重に。南井に、少しの傷も痛みも与えないように。

和志は自分の猛りを耐えながら、ゆっくりと指を増やし、南井のソコを馴らした。


前戯の馴らしで感じ過ぎて、息も絶え絶えになっている南井の尻を上げさせて、左手でその腰を支え、和志は勃起に耐えていた自分のペニスを右手で擦った。
長く待たされたお陰で、南井の媚態と喘ぎ声にあてられて、先端から先走りを流し続けた和志のペニスは、今の今迄触れてさえいなかったのに滑りに塗れている。
右手全体でその巨大なものを握ると、自分のモノながら熱くて脈打っているのがわかった。
これからコレを南井の中に、と思っただけで、その硬度がまた増した。


つぷ、と亀頭を差し込んでみると、それから半ば迄は思いの外スムーズに挿入できた。

「かず…ぅ…、」

苦しげな涙声で名を呼ばれ、和志は南井の顔に視線をやった。痛かったのだろうか。
肩越しに和志を見ようとしている南井は、ふるふると唇を震わせている。

可愛い。このまま一気に貫いてしまいたい誘惑。
けれど、傷つけたくはない。

「どうしたの?」

挿入したまま顔を寄せると南井の背中と自分の体が密着するのが気持ち良い。
汗ばんで来た体からは、更に濃厚な誘惑の匂いがする。
そして、腰を止めてどうした、と問う和志に、南井は言った。

「…もっと、深くきて、はやく。」

はやく奥に、と。

まさか急かされるなんて考えてもみなかった和志は、戸惑った。
だが南井は今度は自分から尻を押し付けて来て、まるでまどろっこしいとでもいうかのような動きをする。

「よ、義希さん、無理しちゃ…。」

「むりじゃない、むりじゃないから、はやく…!ああっ…!」

グラインドするように尻を押し付けられて、和志はヴッと呻いた。

「義希さん、我慢できなくなる、刺激しないで…。」

童貞は最早涙目だ。

一方、南井の方も涙目だった。というか、半分泣いていた。
何故って、もう辛抱堪らなかったからである。

和志に経験が無いのは知っていたから、ある程度覚悟はしていた。
けれど、それはド下手糞であるか、でなければ童貞丸出しの身勝手な腰振りセックスに耐える覚悟であって、まさかこんなにもじっくり焦らされる方面でのものではなかったのだ。
しかも、和志は器用なタイプなのがセックスにも反映されており、とにかく丁寧。ヒートで感度が上がっている事も手伝ってか、やたらと気持ち良い。
普通、Ωのヒートにあてられたαは、日頃どんなに穏やかなαであっても、その獣のような顔が覗くものだ。なのに何故こいつはこんなに前戯でイかせてくるんだ…と、南井は焦れたのだった。

それでも途中迄は我慢していた。
やっと挿れてもらえた、と安堵もした。
なのに、何故挿入してからもそんなにゆっくりなんだよ!!

と、南井の我慢はとうとうキレたのだ。


「もう、もう、何でもいいから早くめちゃくちゃにしろってば!!」


喘がされ過ぎて涸れてきた声で叫んだ。
体全体で強請った。

それが功を奏したのか、やっと和志の長くて凶暴な迄に太いペニスが、南井の中に埋め込まれた。


「ああああああああ!!」

「…く、っ…は…、」


南井の味わった、腹の奥まで焼かれるような、内臓を抉られるような衝撃と圧迫感。
和志の味わった、熱い肉壁にゆるりと包まれ締め付けられる、目のチカチカするような快感。


運命のαとΩの長い3日間が始まった。





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