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学校

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 昨日の電話が嘘のようにいつもとかわらない。

机にうつ伏せになりだるそうだ
唯は、ひまりに話しかけたいつもの事だ、ただ違うのは少し意識してしまう。

「ひまり、ケイくんと別れてからまだ忘れられてないの?
まだケイくん好きなのか?」
ひまりは

「何で?」て返した

唯は

「いやあ、ひまりの手書きの手帳使ってるじゃんケイくんの写真挟んで合ったから」

ひまりは驚いて

「え?見たの」と早口で聞くと
唯は
「いや机の上に開いて出したままだったから
机の中に入れといたけど」
ひまりは

「あ、え、ありがとう」
と答えた

唯は
「ひまり彼氏つくらないの?」と聞く
ひまりは

「あー実は岡野くんに告白されて
その後に、順先輩に告白されて
2人とも保留中」と答えた

唯は
「ひまり地味にモテるよな?
で、どっちと付き合う予定?」と

ひまりは
「私を本気で愛してくれる方と」と答えた
唯は

「ケイくんとより戻りすなら納得行くんだけど、他の2人はなんか納得できないな?」と

ひまりは
「唯には関係ないじゃん」と言う

唯は
「あるよ、今ゲーム中
ひまりは俺の愛人だもの」
そう答えた
ひまりは
「なんかズルい、唯は彼女いるじゃん私はいない対等じゃないじゃん。ゲームするなら
スタートは同じがいい!
私彼氏つくる!」

唯は
「おいおい、それは違うだろ?
ひまり初体験もまだだろ?
ケイくんとキスしただけだろ?
ゲームの為に彼氏作るのはちがくない?」と話した

ひまりは
「だって唯に負けたくないもん」
と言った

唯は、
「ひまりがいつも付けてる香水
独特な香りだよな、、


気怠るそうに机にうつ伏せのまま
上目遣いで言った

「そうだ、放課後さ俺彼女と帰るけど、
桜ヶ丘駅で待ち合わせしよ!
彼女束縛半端ないから
たまには羽伸ばすからー
駅着いたらお互いLINEね」と唯は提案した

学校からの最寄り駅、同じ制服の子達で、溢れる、ひまりは数人の友人と歩いていた、たくさんの人で埋まる小さなホーム、女子高生達の香水の香りが漂う、流行りの香水の子が多い、少し遠くから

「ひまりちゃんじゃない?」とゆう高い声が聞こえてきた

振り向くと唯と美里ちゃんが手を繋いで歩いていた



ひまりはその2人を横目でチラッとみて人混みに埋もれる。

「岡野くんと付き合おうかな?
誠実そうだし。
あまり話した事ないけど、
なんか一生懸命告白してくれたしなー」とぶつくさつぶやく、

美里ちゃんの彼氏の愛人のフリをして、誰にも言わない。
意味わかんないな、だいたい罰ゲーム考えてないって何?
なにすんのかな?
仲いいけどさ、変なルールのゲーム、そんな事を考えてながら
ひまりは桜ヶ丘駅へ向かう、
【着いた】とだけLINEを入れた
彼女とすぐバイバイしないだろうから
待つだろうな、雑貨でも見てよう。
11月今年は少し暖かい
カーディガンだけ着て、少し寒いくらいだ、そろそろコート出すかな、など考え唯を待った
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