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86 これはやらかしですか? そうですか
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「そろそろ腹でもすくころじゃろ、差し入れじゃて……ん?」
その視線が、聖の肩口で止まると、くわっと見開かれる。
「あの、とりあえずスライムはどけて……」
「そなたは伝説の『スライマー』じゃったか!!」
「「……すらいまー?」」
思わず声がそろう。
ちなみにロティスは一切喋る気がないのか、無言でプルプルしている。
「じいさん、それってい」
「遥か昔、テイムすることができないと言われていたスライムを、数多くテイムしたとされる伝説のテイマー、略して『スライマー』じゃ!!」
「……えー」
略さないでほしいと思うのは間違っているのだろうか?
そんな、こちらの困惑など気づくことなく話は続く。
「スライムを心から愛し、愛された男! それ故にどれほど金銭や地位を提示されても決してスライムの秘密を漏らすことはなく、生涯スライムと共にあったとされておる! そんなスライマーの再来をこの目で見ることが出来るとはっ」
「……えーと」
聖も春樹も話について行けない。
感動したように拳を握りしめるその様子をただただ見ることしかできない。
とりあえず理解できたのは、偶然というか一方的というか、とにかくスライムをテイムできてしまったこの状況が、とても珍しいことだということだけである。
「今日はいい日じゃ! いいものを見させてもらった!」
どうやら己の中で何かを納得したらしい。目元をぐいっと拭うと、実に晴れ晴れとした表情で言った。
「達成祝いじゃ! いいものをやろう、ついてこい!」
□ □ □
いいもの、と言われとりあえずついて行く。というか全くこちらの話を聞かないのでついて行くしかなかった。
しばし歩くと、大きな牛舎っぽいものが見え、その中へと案内される。
「ほれ、これがわしの自慢のクロブタじゃ」
「「……ぶた?」」
「うむ、クロブタじゃ」
確かに、色は黒いし、豚である。顔は。
そう、聖と春樹から見ると豚要素は顔しかなく、その胴体はどう見ても牛である。
想像してみて欲しい、豚の顔に牛の胴体。何とも言えないもどかしさがそこにはある。
「……うん、異世界」
「……わかっちゃいたけどな、異世界」
「ん? なにを言っとるかはわからんが、まずはこれを飲んでみるがいい」
言って渡されたのはコップに入った黒い液体。何やら昨日の夕食にでた闇鍋ちっくなスープが頭を過る。
「「……いただきます」」
意を決して一口。
「美味しい!」
「うまっ! 甘い!」
「そうじゃろそうじゃろ」
うむうむ、と満足げに頷く老人の前で、聖と春樹はそれをごくごくと飲み干す。
ドロップアイテムで手に入れることができるミルクとは比べ物にならないほど、濃くて甘い。
だがしかし。
「……美味いけど、なんで黒いんだ?」
疑問はそこである。
普通、ミルクとくれば白いものである。
「ああ、お前さんたちドロップミルクしか飲んだことないんじゃろ? このクロブタは少し生産が難しくての、あんまり広がってないんじゃ」
この辺りだとわしくらいじゃろう、と言う。
つまり、ものすごく希少価値のあるものだということらしい。
「まあ、それでの。お前さんたちも冒険者なら収納アイテムを持っとるじゃろ? いくらかやるから持っていくといい」
「え? いいんですか!?」
「ああ、お祝いじゃからの。絞り方は簡単じゃ、みておれ」
牛のお乳搾りと同じようなやり方であったが、さすが異世界。それだけでは終わらない。
なんと、下になんの容器も置かずに絞り始めたかと思うと、黒いミルクは下に着く前に牛乳瓶の形に固まって浮いていた。
ある程度の大きさになったそれを手渡される。
「……なんか普通に瓶になってる?」
持った感触はまさしく瓶である。
「使うときはそのまま容器に傾ければ中身が出てくるでな。出なくなったら、加熱すると外側もそのまま料理に使える優れものじゃ」
本当に優れものだった。
しかもエコでもある。
「ほれ、やってみんかい」
「あ、はい」
「……おう」
聖は牛の乳搾りの経験があるので問題なく次々と絞っていく。だが、こういうことを全くやったことのない春樹はおっかなびっくり触ってビシバシ指導されていた。
そして、絞り出した数は気付けばなんと50本。
ついつい面白くなってしまってとってしまったが、流石に多すぎである。
「すみません、ついやりすぎました」
「かまわん、今日の搾乳はおわっとるからの。それにクロブタはミルクの量が元から多いんじゃ。ちょっとすっきりした顔しとるじゃろ?」
「えーと……」
そう言われるも、表情の変化などまったくわからないので、苦笑いしかできない。
若干助けを求めるように春樹を見るも、何やらぐったりとしているので、会話に参加できそうもない。
「……えっと、じゃあこれ本当に全部頂いて構わないんですか?」
「おお、構わんとも。そもそも依頼料は多くはないじゃろ? まあ無理じゃと思とったのもあるんじゃが、もし仮に達成できたときはそのドロップアイテムがあるからいいかと思っとったんじゃ」
なるほど。
確かバルドの話では、偶然討伐に成功した時は、スライムの皮とやらがとれて高額取引されていたと言っていた。
それならば依頼料がそれほど多くないのも納得がいく。
「じゃが、お前さんたちはテイムしてしまったからの。それを踏まえての追加報酬じゃ」
だから遠慮なく持っていけ、と言われたので、聖は素直にお礼を言って収納する。
正直ものすごく美味しいものだったので、とてもありがたい。
「おい、じいさんいるか? ここに冒険者が2人きて……」
「なんじゃバルド。急に来るとは珍しいの?」
なにやら入口から聞き覚えのあるような声がしたと思ったら、見た顔があった。チートス支部のギルマスである、バルドであった。
そのバルドの視線が聖と春樹へ移り、そして聖の肩にいるロティスで止まる。
「……ちょっと、その2人に用があったんだが、そのスライムは……」
「おお、聞いとくれ! なんとスライマーじゃよ! スライマー!」
「て、テイムしたのか?」
「そうなんじゃ! 長年ダメもとで依頼を出し続けておったが、ついに達成じゃよ! しかもテイムしての!」
「……みたい、だな」
なぜだろうか。
バルドが「ああ、やっちゃった」と言わんばかりに頬を引きつらせている気がしないでもない。
「……依頼達成ってことは、あとはこっちの処理になるな。とりあえず連れて行ってもいいか?」
「うむ、もう終わったしの。構わんよ」
「そうか、じゃあ行くか」
「あ、はい。じゃあ美味しいミルクありがとうございました」
「じゃあな、じいさん」
「おう、頑張るんじゃよ」
笑顔で見送られて、歩くこと数分。
バルドがぴたりと止まってこちらを振り返る。
「あー、とりあえず元気そうだな?」
「はい、あのときはお世話になりました」
「あー、そうだな」
なにやら歯切れの悪い様子に首を傾げる。
「まあ、お前たちの情報は逐一入ってくるからな。元気なのは知ってたさ、だけどちょっと元気すぎてなー」
ちらりと聖の肩に乗ってるスライムを見て、そして頭を振る。
「ちょっと、面倒なことになってるぞ?」
「面倒?」
「え、何がですか?」
いろいろ巻き込まれてはいるが、面倒とはなんだろうか。というか、どれだろうか。今のところの心当たりはイースティン聖王国絡みぐらいなのだが。
なので、そろって首を傾げると、バルドは深く、それはもう深く溜め息をつく。
「まあ、おそらくお前たちが考えてることであってると思うが、詳しくはギルドに戻ってからだな。……ついでに、そのスライムに関しても」
やはりイースティン聖王国絡みで何かあったらしい。
それは面倒だなと、聖と春樹は顔を見合わせた。
ちなみに、ロティスは相変わらず何も言わずプルプルしているだけである。
その視線が、聖の肩口で止まると、くわっと見開かれる。
「あの、とりあえずスライムはどけて……」
「そなたは伝説の『スライマー』じゃったか!!」
「「……すらいまー?」」
思わず声がそろう。
ちなみにロティスは一切喋る気がないのか、無言でプルプルしている。
「じいさん、それってい」
「遥か昔、テイムすることができないと言われていたスライムを、数多くテイムしたとされる伝説のテイマー、略して『スライマー』じゃ!!」
「……えー」
略さないでほしいと思うのは間違っているのだろうか?
そんな、こちらの困惑など気づくことなく話は続く。
「スライムを心から愛し、愛された男! それ故にどれほど金銭や地位を提示されても決してスライムの秘密を漏らすことはなく、生涯スライムと共にあったとされておる! そんなスライマーの再来をこの目で見ることが出来るとはっ」
「……えーと」
聖も春樹も話について行けない。
感動したように拳を握りしめるその様子をただただ見ることしかできない。
とりあえず理解できたのは、偶然というか一方的というか、とにかくスライムをテイムできてしまったこの状況が、とても珍しいことだということだけである。
「今日はいい日じゃ! いいものを見させてもらった!」
どうやら己の中で何かを納得したらしい。目元をぐいっと拭うと、実に晴れ晴れとした表情で言った。
「達成祝いじゃ! いいものをやろう、ついてこい!」
□ □ □
いいもの、と言われとりあえずついて行く。というか全くこちらの話を聞かないのでついて行くしかなかった。
しばし歩くと、大きな牛舎っぽいものが見え、その中へと案内される。
「ほれ、これがわしの自慢のクロブタじゃ」
「「……ぶた?」」
「うむ、クロブタじゃ」
確かに、色は黒いし、豚である。顔は。
そう、聖と春樹から見ると豚要素は顔しかなく、その胴体はどう見ても牛である。
想像してみて欲しい、豚の顔に牛の胴体。何とも言えないもどかしさがそこにはある。
「……うん、異世界」
「……わかっちゃいたけどな、異世界」
「ん? なにを言っとるかはわからんが、まずはこれを飲んでみるがいい」
言って渡されたのはコップに入った黒い液体。何やら昨日の夕食にでた闇鍋ちっくなスープが頭を過る。
「「……いただきます」」
意を決して一口。
「美味しい!」
「うまっ! 甘い!」
「そうじゃろそうじゃろ」
うむうむ、と満足げに頷く老人の前で、聖と春樹はそれをごくごくと飲み干す。
ドロップアイテムで手に入れることができるミルクとは比べ物にならないほど、濃くて甘い。
だがしかし。
「……美味いけど、なんで黒いんだ?」
疑問はそこである。
普通、ミルクとくれば白いものである。
「ああ、お前さんたちドロップミルクしか飲んだことないんじゃろ? このクロブタは少し生産が難しくての、あんまり広がってないんじゃ」
この辺りだとわしくらいじゃろう、と言う。
つまり、ものすごく希少価値のあるものだということらしい。
「まあ、それでの。お前さんたちも冒険者なら収納アイテムを持っとるじゃろ? いくらかやるから持っていくといい」
「え? いいんですか!?」
「ああ、お祝いじゃからの。絞り方は簡単じゃ、みておれ」
牛のお乳搾りと同じようなやり方であったが、さすが異世界。それだけでは終わらない。
なんと、下になんの容器も置かずに絞り始めたかと思うと、黒いミルクは下に着く前に牛乳瓶の形に固まって浮いていた。
ある程度の大きさになったそれを手渡される。
「……なんか普通に瓶になってる?」
持った感触はまさしく瓶である。
「使うときはそのまま容器に傾ければ中身が出てくるでな。出なくなったら、加熱すると外側もそのまま料理に使える優れものじゃ」
本当に優れものだった。
しかもエコでもある。
「ほれ、やってみんかい」
「あ、はい」
「……おう」
聖は牛の乳搾りの経験があるので問題なく次々と絞っていく。だが、こういうことを全くやったことのない春樹はおっかなびっくり触ってビシバシ指導されていた。
そして、絞り出した数は気付けばなんと50本。
ついつい面白くなってしまってとってしまったが、流石に多すぎである。
「すみません、ついやりすぎました」
「かまわん、今日の搾乳はおわっとるからの。それにクロブタはミルクの量が元から多いんじゃ。ちょっとすっきりした顔しとるじゃろ?」
「えーと……」
そう言われるも、表情の変化などまったくわからないので、苦笑いしかできない。
若干助けを求めるように春樹を見るも、何やらぐったりとしているので、会話に参加できそうもない。
「……えっと、じゃあこれ本当に全部頂いて構わないんですか?」
「おお、構わんとも。そもそも依頼料は多くはないじゃろ? まあ無理じゃと思とったのもあるんじゃが、もし仮に達成できたときはそのドロップアイテムがあるからいいかと思っとったんじゃ」
なるほど。
確かバルドの話では、偶然討伐に成功した時は、スライムの皮とやらがとれて高額取引されていたと言っていた。
それならば依頼料がそれほど多くないのも納得がいく。
「じゃが、お前さんたちはテイムしてしまったからの。それを踏まえての追加報酬じゃ」
だから遠慮なく持っていけ、と言われたので、聖は素直にお礼を言って収納する。
正直ものすごく美味しいものだったので、とてもありがたい。
「おい、じいさんいるか? ここに冒険者が2人きて……」
「なんじゃバルド。急に来るとは珍しいの?」
なにやら入口から聞き覚えのあるような声がしたと思ったら、見た顔があった。チートス支部のギルマスである、バルドであった。
そのバルドの視線が聖と春樹へ移り、そして聖の肩にいるロティスで止まる。
「……ちょっと、その2人に用があったんだが、そのスライムは……」
「おお、聞いとくれ! なんとスライマーじゃよ! スライマー!」
「て、テイムしたのか?」
「そうなんじゃ! 長年ダメもとで依頼を出し続けておったが、ついに達成じゃよ! しかもテイムしての!」
「……みたい、だな」
なぜだろうか。
バルドが「ああ、やっちゃった」と言わんばかりに頬を引きつらせている気がしないでもない。
「……依頼達成ってことは、あとはこっちの処理になるな。とりあえず連れて行ってもいいか?」
「うむ、もう終わったしの。構わんよ」
「そうか、じゃあ行くか」
「あ、はい。じゃあ美味しいミルクありがとうございました」
「じゃあな、じいさん」
「おう、頑張るんじゃよ」
笑顔で見送られて、歩くこと数分。
バルドがぴたりと止まってこちらを振り返る。
「あー、とりあえず元気そうだな?」
「はい、あのときはお世話になりました」
「あー、そうだな」
なにやら歯切れの悪い様子に首を傾げる。
「まあ、お前たちの情報は逐一入ってくるからな。元気なのは知ってたさ、だけどちょっと元気すぎてなー」
ちらりと聖の肩に乗ってるスライムを見て、そして頭を振る。
「ちょっと、面倒なことになってるぞ?」
「面倒?」
「え、何がですか?」
いろいろ巻き込まれてはいるが、面倒とはなんだろうか。というか、どれだろうか。今のところの心当たりはイースティン聖王国絡みぐらいなのだが。
なので、そろって首を傾げると、バルドは深く、それはもう深く溜め息をつく。
「まあ、おそらくお前たちが考えてることであってると思うが、詳しくはギルドに戻ってからだな。……ついでに、そのスライムに関しても」
やはりイースティン聖王国絡みで何かあったらしい。
それは面倒だなと、聖と春樹は顔を見合わせた。
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