異世界で農業をやろうとしたら雪山に放り出されました。

マーチ・メイ

文字の大きさ
29 / 73

33日目-3

しおりを挟む



MP105/382

途中でコンロの火が消えたので焚きなおす。
ついでに台の上のサツマイモをひっくり返しておいた。

次はジャガイモとサツマイモの世話だ。

まずバケツと柄杓をインベントリに収納する。
コンロを運んで続いて壁に刺してた薪を手に持って移動した。

薪をそこら辺に刺しておく。

さてさてジャガイモの様子はどうかな?

ジャガイモの苗は順調に成長していた。
昨日は蕾だったが今は枯れかけている。
後から蕾を付けたものが咲いているようだ。

今日は土寄せしなくてもいいかな?大丈夫かな?

インベントリからバケツと柄杓を取り出す。
魔力水を注いで柄杓で4回水をやった。


続いてはサツマイモ。

成長速度上昇1がついていると成長が早い。良いことだ。

……早いのはいいが根も張るのも早いな。
葉を捲り見てみると根をしっかり張っていた。
ヘタに根を張らせると蔓ボケしてしまうんだよな? 確か。
しっかり抜いておかなければ。

大きくなった葉を一枚一枚めくっては根気よく抜いていった。
夕方にもう一回抜いた方が良さそうだな。
2週目周って抜き忘れが無いかを確認してバケツに魔力水を注ぎ柄杓で4回水をやった。



MP130/382

コンロからサツマイモを取ろうとした。
あっつあつだ。どうやって取り出そう。
……そうだ!
インベントリから箸を取り出す。
片手に持ちサツマイモを突き刺した。
中まで火が通ってるみたいだ。感触が柔らかい。

崩さないようにそおっと持ち上げてインベントリの中に落とした。
取り出すときも気をつけねば。火傷してしまう。

二本とも収納を終えて新しいサツマイモをコンロに置いた。
コンロ便利だな。

っとコンロの話題はさておきトマトの脇芽だ。
薪を手に持ち火置き場に置いておいた。
バケツと柄杓を移動させる。

バケツと柄杓は腐るものでも無いし外に置いててもいいか。

っとトマトトマト。
洗面台に置いてあるトマトの脇芽を手に取る。
変化は見当たらない。
4本で魔力水1回だと一日では根は出てこないのか。

まあ…これくらいの方が調整しやすいか?
脇芽を洗面台に戻し柄杓一回分の魔力水を注ぎ入れた。


MP140/382

休憩するか。

お腹が空いたな…。

インベントリから焼き芋を取り出して頬張る。
焼き芋は先入先出だ。
あっつあつのはまだお預け。
動き過ぎたからか塩分が欲しくなった。
インベントリから塩を取り出して焼き芋にかける。
一口頬張る。

……これはこれで旨いな。

一本ぺろりと食べ終えインベントリから水を取り出し喉を潤した。


MP155/382

コンロのサツマイモをひっくり返しておいた。
満遍なく火を通さないとな。

……これで良し。

次は壁の補強だ。
今回は火置き場がある右側だ。

その前に……新しく作ったバケツと園芸用のこてをインベントリから取り出す。
水が入ったバケツを隣に寄せた。

バケツの中にインベントリから土を入れる。
大体入れ物の半分くらい。
あとは柄杓で水を入れて硬さを調整していく。

塗っても垂れてこない硬さ……と。
これでいいかな?
出来た泥をインベントリに収納した。
これを10回繰り返した。

今度はインベントリから左官道具を取り出す。
鏝板(こていた)を左手で持ちインベントリから泥を乗せる。
右手に鏝(こて)を持って作業を始めた。

鏝で泥をぬぐい取り壁にべたっとくっつけた。
進行方向を少し浮かせながら塗っていくんだよな?
動かしてみる。
動かした後を見れば厚さで多少ゆがんではいるがまあまあな出来だった。
他の土むき出しの壁と比べると断然平らだ。

……これ面白い。

夢中になって土を塗っていった。

あれ……もう泥が無くなった。

右側の土壁1/3くらいでなくなってしまった。
もうちょっと楽しみたかったが、そうするときりがなくなりそうだ。


さて、魔力を込めて固めるか。

鏝と鏝板を地面に置いて魔力を込めていった。





……こんなものかな?

今日塗った分を固め終え出来を確認してみる。
手で叩いてみるコンコンと音が鳴った。
初めてにしては……いい出来なんじゃないか?

ニヤニヤしながら自画自賛した。

これで消費した魔力は113かちょっと残ったな……そうだ!

ピュリフィケイションを唱えて泥だらけだった道具を綺麗にする。
……まあ道具も元は土なんだけど。
インベントリに収納した。

代わりに園芸用のこてと土を取り出す。
目測で縦70cm×横50cm、高さ20cmくらいに土を盛る。
こてで表面を平らにし魔力を込め固めた。
半分くらいしか固められなかった。

今日だけで完成は無理だな。


MP1/382


コンロで焼いていたサツマイモが焼きあがった。
インベントリに収納しておく。
こちらも中まで柔らかくなっている。食べるのが楽しみだ。
タイミングよくコンロの火も消えたのでコンロをインベントリに収納しておいた。

どれMP上げをするか。

火置き場に向かってファイアーを唱えた。

MP1/409

今回は27上げることが出来た。


そういえばそろそろトマトが収穫出来る頃だ。

薪に火を付けてトマトの苗の様子を伺った。
採っても良さそうだ。
第五果房には実が10個生っていた。
プチプチと捥いではインベントリに落としていった。
ついでに第六果房に実が付き始めていたのでサツマイモの蔓で誘引しておいた。
脇芽ももちろん欠いておく。

MP11/409

ついでだからサツマイモの様子を見に行く。
成長速度上昇1が付いていると一日1回の世話じゃダメな気がする。
薪を手に持ち葉を捲って確認する。

……やっぱり。

もうすでに根を張りかけていた。
薪を土壁に刺して片っ端から根を抜いていった。


MP26/409

ピュリフィケイションを唱える。
やっぱり寝るときは綺麗にしたいよな。

……たとえ土の上に寝るとしても。

それでも余ったMPは魔力水に変えてインベントリに収納しておいた。

今日も一日頑張ったと休むことにした。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました

黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。 彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。 戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。 現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと! 「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」 ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。 絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。 伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進! 迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る! これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー! 美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。 人生、逆転できないことなんて何もない!

ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします

ランド犬
ファンタジー
 異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは ――〈ホームセンター〉 壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。 気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。 拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?

田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛

タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】 田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。

異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない

葉泪秋
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3) 「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー) ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。 神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。 そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。 ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。 早く穏やかに暮らしたい。 俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。 【毎日18:00更新】 ※表紙画像はAIを使用しています

ずっとヤモリだと思ってた俺の相棒は実は最強の竜らしい

空色蜻蛉
ファンタジー
選ばれし竜の痣(竜紋)を持つ竜騎士が国の威信を掛けて戦う世界。 孤児の少年アサヒは、同じ孤児の仲間を集めて窃盗を繰り返して貧しい生活をしていた。 竜騎士なんて貧民の自分には関係の無いことだと思っていたアサヒに、ある日、転機が訪れる。 火傷の跡だと思っていたものが竜紋で、壁に住んでたヤモリが俺の竜? いやいや、ないでしょ……。 【お知らせ】2018/2/27 完結しました。 ◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。

平凡冒険者のスローライフ

上田なごむ
ファンタジー
26歳独身、動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物や魔法、獣人等が当たり前に存在する異世界に転移させられる。 彼が送るのは、時に命がけの戦いもあり、時に仲間との穏やかな日常もある、そんな『冒険者』ならではのスローライフ。 果たして、彼を待ち受ける出会いや試練とは如何なるものか。 ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

処理中です...