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アリーゼの本性
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気を失っていたクライスは、アリーゼの声で目が覚めた。
「ここは?」
(滝のような水の音がする。まさか滝の裏か?)
「クライス様、お目覚めになって良かったですわ。」
アリーゼはクライスの胸にもたれるように、抱きついた。
「アリーゼ様、ここはどこですか?何故俺達はここに?」
周りは岩壁の洞窟の中に何故アリーゼと二人なのか、クライスは疑問だらけだった。
「分かりません。城にいたら急に水に包まれたかと思うと、クライス様の側にいたんです。」
アリーゼは胸のあいたドレスを着ており、全身濡れていた。
(水に包まれた?さらわれたという事か?)
「アリーゼ様、俺のマントをどうぞ。」
クライスはアリーゼに自分のマントを差し出した。
アリーゼは嬉しそうに受け取り羽織った。
「城で何かあったのですか?」
「よく分かりませんが、皆が急に眠りについてしまって、」
「まさか、城が襲われた…?」
クライスはリアが脳裏によぎった。
「リアは!?リアはどうしました!?」
クライスの剣幕にアリーゼは表情を変えた。
「…もう少し弱い女を演じようと思いましたが、リアナの名前を貴方から聞くと、なんだか腹が立ちますわ。」
「まさか…」
クライスはアリーゼに身構えた。
「安心してね、クライス様。リアナはキースの元にいますから。」
「ふざけるな!」
「まあ、怖い。いいんですの?私に危害を加えると水のシードは手に入りませんよ。」
「何が目的だ!」
「私、貴方が欲しいのですわ。私のものになってくださったら、リアナに水のシードを使いますわ。」
「お前の相手なぞしない!」
「水のドラゴニアンシードを持っていると言っても?」
アリーゼはイラついた様子で話した。
「お前ごときがドラゴニアンシードの器とは思えない!」
クライスの足元から風が立ち上がり、洞窟ごと破壊した。
「私を拒否するのね!?絶対リアナは貴方に返さないわ!!」
「逃がすか!」
クライスの風の刃が飛ぶがアリーゼの前に間欠泉のように水が立ち上ぼり、アリーゼは消えた。
「くそ!」
(リアをどうする気だ!)
「風の翼よ!」
クライスは風を竜の形にし乗ると、アクアマリンの城へ飛んでいった。
「ここは?」
(滝のような水の音がする。まさか滝の裏か?)
「クライス様、お目覚めになって良かったですわ。」
アリーゼはクライスの胸にもたれるように、抱きついた。
「アリーゼ様、ここはどこですか?何故俺達はここに?」
周りは岩壁の洞窟の中に何故アリーゼと二人なのか、クライスは疑問だらけだった。
「分かりません。城にいたら急に水に包まれたかと思うと、クライス様の側にいたんです。」
アリーゼは胸のあいたドレスを着ており、全身濡れていた。
(水に包まれた?さらわれたという事か?)
「アリーゼ様、俺のマントをどうぞ。」
クライスはアリーゼに自分のマントを差し出した。
アリーゼは嬉しそうに受け取り羽織った。
「城で何かあったのですか?」
「よく分かりませんが、皆が急に眠りについてしまって、」
「まさか、城が襲われた…?」
クライスはリアが脳裏によぎった。
「リアは!?リアはどうしました!?」
クライスの剣幕にアリーゼは表情を変えた。
「…もう少し弱い女を演じようと思いましたが、リアナの名前を貴方から聞くと、なんだか腹が立ちますわ。」
「まさか…」
クライスはアリーゼに身構えた。
「安心してね、クライス様。リアナはキースの元にいますから。」
「ふざけるな!」
「まあ、怖い。いいんですの?私に危害を加えると水のシードは手に入りませんよ。」
「何が目的だ!」
「私、貴方が欲しいのですわ。私のものになってくださったら、リアナに水のシードを使いますわ。」
「お前の相手なぞしない!」
「水のドラゴニアンシードを持っていると言っても?」
アリーゼはイラついた様子で話した。
「お前ごときがドラゴニアンシードの器とは思えない!」
クライスの足元から風が立ち上がり、洞窟ごと破壊した。
「私を拒否するのね!?絶対リアナは貴方に返さないわ!!」
「逃がすか!」
クライスの風の刃が飛ぶがアリーゼの前に間欠泉のように水が立ち上ぼり、アリーゼは消えた。
「くそ!」
(リアをどうする気だ!)
「風の翼よ!」
クライスは風を竜の形にし乗ると、アクアマリンの城へ飛んでいった。
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