伯爵令嬢は狙われている

屋月 トム伽

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久々の溺愛

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クライスの母リシュカの葬儀は身内のみでひっそりと滞りなく行われた。
それから一ヶ月たち日常が戻ってきた。

「リア、今日は仕事が早く終わるからランチの後二人で買い物に行かないか?」
「本当に?じゃあマティスさんのお店に行って良いですか?」
「ああ、早く帰って来るよ。」
クライスはリアに行って来ますのキスをして仕事に行こうとするとキースがやってきた。
「何だ、今から仕事なんだか。」
クライスはリアに会いにきたと思い不機嫌になった。
「そろそろ貸しを返して貰おうと思って。」
「ほしいものがあるのか?」
「リアがほしい。」
「ダメだ!」
クライスは即答だった。
「いい加減諦めろ、リアは渡さん!」
「なら今度デートさせてくれ。」 
「ダメだ。」
その時、リアがクライスの後ろからヒョコっと顔を出した。
「クライス、今度買い物位ならキースと出掛けても良いですよ?」
「ダメだ!」
クライスの反対をよそにキースはまたねとリアに手を振り帰った。

クライスはドアをバタンと勢いよく閉め、リアを抱き寄せた。
「キースと買い物はダメだ!」
「少しなら大丈夫よ。」
「キースはリアを狙ってる。」
「もう諦めていると思うけど、友達ですよ。」
「違う。」
「そうかしら。」
クライスはムッとしリアを壁にドンとし迫った。
「キースにこんな事されたら逃げられるか?」
「キースはしませんよ。クライス、仕事ですよね!」
クライスはそのまま力強くキスをした。

(クライスのスイッチがはいちゃった?どうしよう!?)

「…っ、クライス、息出来ない…」

「キースと行くなよ。」
「うん。」
「もう一回こっち向いて。」
「…んっ…」

クライスはリアを離したくなくなり仕事を休もうかと思い出した。

「このままベッドに連れて行こうか。」
「だ、ダメですよ。仕事行って下さい。」
「俺が部屋に帰るまでどこにも行かない?」
「行きません。」
「リア、赤くなってるな。」 
クライスは今度はリアのおでこにキスをし、行って来るよ、と言い仕事に行った。

リアは真っ赤になり顔を両手で覆いその場に座り込んだ。
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