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第6章 王都への帰還の前に
第五十八話 レッツ·クッキング‼
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作る前にまずは何があるか正確に把握するために、結菜は戸棚を開けたり、使う食材を確認した。
野菜はじゃがいもとかぼちゃとトマト、にんじんやキャベツなどがある。どれも新鮮だ。実際、採ったばかりの物がほとんどなのだからそりゃそうである。
お肉はオークとスパルナ、バイソン。上から順に言うと、オークは豚肉、スパルナは鳥肉、バイソンは牛肉といった感じだ。
まさかのスーパーで買うお肉勢揃いである。
流石、町と村から集めているだけある。町あげての祝勝会ではお肉も野菜もたいていが勢揃いしていた。素晴らしいね!本当に‼
ちなみに結菜はクランで料理当番をしていたので、お肉の種類などのそこらへんのことは把握している。
そもそもモンスターの肉は家畜の肉よりも断然旨味を多く含んでいるため、わざわざお金をかけて家畜を飼う必要があまりないのである。
家畜は卵や牛乳をとるためにだけの目的で育てられているだけにすぎない。
それらが取れなくなるとお肉にはされるが、市などでは二束三文で売られるのだ。まぁモンスターの方が美味しいから、それも当たり前なのかもしれない。
戸棚を確認すると、飲食店の調理場ということもあり、調味料は豊富であった。おそらく店主が料理マニアか何かであるのだろうか。民間ではないであろうバターやスパイス、香辛料やハーブなど様々なものが取り揃えられている。
これなら何でも作れそうである。結菜はぱぁと顔を輝かせた。
「うん、これなら何とかなるね‼お肉も野菜もだいたいはもう下処理終わってるみたいだし。それにしても早くて簡単でたくさん作れそうなレシピか~」
う~んと悩む結菜。何を作ろうか検討中である。
料理が上手な女性達だからある程度はできるだろうが、できるだけ簡単なものの方がいいだろう。何を作るにしろ、この世界では見たことがない料理なはずなのだから。
ならば、手っ取り早く小学生でも作れるレベルのものがいいに違いない。それなら女性達でも一気にたくさん作れること間違いなしだ。
「なら、ハンバーグとスープと唐揚げかなぁ……。これをメインにして後はポテトサラダとか素揚げとか………。うん、ローストビーフとかも作ってみるかな」
頭の中が大忙しである。結菜は脳みそをフルスロットルした。……うん、何とかなりそうである。
「ねぇ、そのはんばーぐとかろーすと何とかって何?」
「ん?私の故郷の料理、かな?どれも作り方は簡単だし、メインレシピはすぐにできるよ」
さてと。結菜は下の戸棚を開けて、ある調理器具を手にとった。そう。麺棒である‼
結菜は食材が置かれている山の中からいい感じに固くなっているパンを何個も台に運んだ。
パンはフランスパンを時間をおいた感じでラスクにも出来そうであった。
結構固い。かっちかちとまではいかないが水分はとんでいた。保存するには最適であろう。
結菜はそのかちかちパンを右手に、左手に麺棒をすちゃりと構えた。
「……ど、どうしたの?」
「これで今からパン粉を作ります」
「「「「……ぱんこ?」」」」
「そっ。パン粉だよ。水分の抜けたパンを袋に入れて叩いて粉々にするの。本当はおろし器があれば市販のパン粉に近くなるけど、こうやって作ったパン粉を使うと衣がサクサクになってくれるから。あっ、とりあえずパン粉作る人が二人くらいほしいかな」
「なら私にやらせてほしいわ」
「あっ、私もやりたい!」
「何か楽しそうだもの。ね?」
「うん。ねぇ、私達にそれやらせて」
ニーナともう一人の女性が立候補した。
すぐに二人は作業に取りかかる。嬉々として袋詰めされたパン粉をダンダンと思い切り叩き潰す二人。
何か楽しそうだ。………ストレスでも溜まってるのかな。結菜はそっと嬉々としている彼女達から目をそらした。見ない方がいいものも世の中あるのである。スルー、スルー。
「……え~と。はい。じゃあお次はお肉をミンチにしてほしいかな」
「みんち?何?それ」
「主にオーク肉を包丁で叩き潰すんだけど、」
「はい!はい‼私それやりたい!」
「……へ?」
「それも楽しそうだもん!ぜひとも私にやらせて‼」
「あっ、はい。どうぞ」
ミンチ作りに立候補した彼女は喜々としてまな板に向かい合い、オーク肉をダンダンとミンチし始めた。
結菜は遠い目をしながら、また目をそらす。……確かにストレス発散にはいいのである。いいのだが、なんとなくそれをスルーしたくなった結菜であった。
他の女性陣も参加したため、あっと言う間に大量のパン粉とミンチが出来上がる。
これならハンバーグはすぐに料理開始できそうだ。
喜々として楽しんでいる女性陣から少し離れてみじん切りしていた玉ねぎを、結菜はミンチに投入した。続いてパン粉と卵、塩胡椒を投入。
粘り気が出てくるまで素早く混ぜると、結菜は事前に温めていたフライパンにさっと油をひき、楕円形に成形したハンバーグのタネを焼きに入った。
一個のフライパンにつき四つはハンバーグが作れそう。
それに、火を使える範囲がかなり広いため一気に何人も調理できる。本当に最高の台所さんである‼
ちなみに油や塩胡椒などは戸棚から拝借しました。はい。
ジュワッと油が肉を受け入れてパチパチ音をたてる。
ジュウジュウと肉が焼ける音と、蓋したフライパンの隙間から香る胃を刺激するかのような美味しそうな匂いに、固唾を飲んで結菜が料理する様子を見守っていた女性陣はゴクリと喉を鳴らした。
「あっそうだ。あの、お酒ってあります?ワイン……えっとぶどうの果実酒とか」
「ちょっと待ってて。………これかしら?」
振り返った結菜にニーナがすかさずぶどう酒を渡した。
結菜はそれを小皿にほんのちょびっとだけ入れるとペロッと味見した。うん、地球の食用ワインとかの方が味は深いけど、これなら香り付けにちょうど良さそう。
「よし、やるか!」
蓋を開けて、片面にこんがりと焼き目が入ったのを確認すると、結菜はハンバーグをひっくり返し、ワインをかけて蓋した。
ジュワァァとなんとも言えない良い香りが調理場に広がる。
バチバチと油とワインが弾ける音が鳴った。
匂いだけでも美味しいとわかる。女性陣は初めて見るその料理に驚いた。そして思う。今まで自分達が料理と読んでいたものは、本当に料理だったのかと。
食べたいという気持ちが溢れ出すのを止められなかった。
そうこうしている内に、あっと言う間にハンバーグが完成した。
結菜がフライパンから大皿にそのハンバーグ達を移すのを女性達はじっと見つめていた。目がキラキラしている。
「えっと、食べる?」
「「「「「うん‼」」」」」
「オッケー。じゃあ、一個を皆でわけようね」
一口サイズに分けられたハンバーグを一斉に口にする女性達。もう我慢できなかった。
さっきから今までかいだことのないいい匂いがしているのだ。下手すれば屋台でも飲食店でもお目にかかれないほどの代物が今、目の前にある。
しかも出来たて。
これで我慢できると言う方が無理な話。
「「「「「っ⁉……美味しい‼」」」」」
口にした瞬間、肉汁がジュワリと溢れ出す。旨味が凝縮されたそれは彼女達の心をあっと言う間に奪った。
噛みしめるごとに旨味が溢れ、際限を知らない。ぶどう酒の香りがいいアクセントになり、さらに肉の旨味を引き立てていた。
子供から大人まで大好き料理ハンバーグ。これは万人受けすること間違いなしだ。
それは異世界でも同じだったようである。
「これと同じ感じで作っていってね。そしたらできるからさ」
「「「「「はい‼」」」」」
一同にその他の料理のレシピもきっちり教えると、皆一斉に動き出した。やる気も絶好調である。
キャッキャッとはしゃぐ彼女達を見て結菜は笑うと、すぐにスープ作りに取りかかった。
合田家特製自家製スープである。こればかりは結菜しか作れない味であった。
結菜は女性達に後の料理は基本的には任せておいて、さっそくスープ作りに取りかかった。
…………しかし、結菜は気づいていなかった。このスープが後々、とんでもない大きな影響を及ぼす代物になるということに………。
野菜はじゃがいもとかぼちゃとトマト、にんじんやキャベツなどがある。どれも新鮮だ。実際、採ったばかりの物がほとんどなのだからそりゃそうである。
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まさかのスーパーで買うお肉勢揃いである。
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ちなみに結菜はクランで料理当番をしていたので、お肉の種類などのそこらへんのことは把握している。
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家畜は卵や牛乳をとるためにだけの目的で育てられているだけにすぎない。
それらが取れなくなるとお肉にはされるが、市などでは二束三文で売られるのだ。まぁモンスターの方が美味しいから、それも当たり前なのかもしれない。
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これなら何でも作れそうである。結菜はぱぁと顔を輝かせた。
「うん、これなら何とかなるね‼お肉も野菜もだいたいはもう下処理終わってるみたいだし。それにしても早くて簡単でたくさん作れそうなレシピか~」
う~んと悩む結菜。何を作ろうか検討中である。
料理が上手な女性達だからある程度はできるだろうが、できるだけ簡単なものの方がいいだろう。何を作るにしろ、この世界では見たことがない料理なはずなのだから。
ならば、手っ取り早く小学生でも作れるレベルのものがいいに違いない。それなら女性達でも一気にたくさん作れること間違いなしだ。
「なら、ハンバーグとスープと唐揚げかなぁ……。これをメインにして後はポテトサラダとか素揚げとか………。うん、ローストビーフとかも作ってみるかな」
頭の中が大忙しである。結菜は脳みそをフルスロットルした。……うん、何とかなりそうである。
「ねぇ、そのはんばーぐとかろーすと何とかって何?」
「ん?私の故郷の料理、かな?どれも作り方は簡単だし、メインレシピはすぐにできるよ」
さてと。結菜は下の戸棚を開けて、ある調理器具を手にとった。そう。麺棒である‼
結菜は食材が置かれている山の中からいい感じに固くなっているパンを何個も台に運んだ。
パンはフランスパンを時間をおいた感じでラスクにも出来そうであった。
結構固い。かっちかちとまではいかないが水分はとんでいた。保存するには最適であろう。
結菜はそのかちかちパンを右手に、左手に麺棒をすちゃりと構えた。
「……ど、どうしたの?」
「これで今からパン粉を作ります」
「「「「……ぱんこ?」」」」
「そっ。パン粉だよ。水分の抜けたパンを袋に入れて叩いて粉々にするの。本当はおろし器があれば市販のパン粉に近くなるけど、こうやって作ったパン粉を使うと衣がサクサクになってくれるから。あっ、とりあえずパン粉作る人が二人くらいほしいかな」
「なら私にやらせてほしいわ」
「あっ、私もやりたい!」
「何か楽しそうだもの。ね?」
「うん。ねぇ、私達にそれやらせて」
ニーナともう一人の女性が立候補した。
すぐに二人は作業に取りかかる。嬉々として袋詰めされたパン粉をダンダンと思い切り叩き潰す二人。
何か楽しそうだ。………ストレスでも溜まってるのかな。結菜はそっと嬉々としている彼女達から目をそらした。見ない方がいいものも世の中あるのである。スルー、スルー。
「……え~と。はい。じゃあお次はお肉をミンチにしてほしいかな」
「みんち?何?それ」
「主にオーク肉を包丁で叩き潰すんだけど、」
「はい!はい‼私それやりたい!」
「……へ?」
「それも楽しそうだもん!ぜひとも私にやらせて‼」
「あっ、はい。どうぞ」
ミンチ作りに立候補した彼女は喜々としてまな板に向かい合い、オーク肉をダンダンとミンチし始めた。
結菜は遠い目をしながら、また目をそらす。……確かにストレス発散にはいいのである。いいのだが、なんとなくそれをスルーしたくなった結菜であった。
他の女性陣も参加したため、あっと言う間に大量のパン粉とミンチが出来上がる。
これならハンバーグはすぐに料理開始できそうだ。
喜々として楽しんでいる女性陣から少し離れてみじん切りしていた玉ねぎを、結菜はミンチに投入した。続いてパン粉と卵、塩胡椒を投入。
粘り気が出てくるまで素早く混ぜると、結菜は事前に温めていたフライパンにさっと油をひき、楕円形に成形したハンバーグのタネを焼きに入った。
一個のフライパンにつき四つはハンバーグが作れそう。
それに、火を使える範囲がかなり広いため一気に何人も調理できる。本当に最高の台所さんである‼
ちなみに油や塩胡椒などは戸棚から拝借しました。はい。
ジュワッと油が肉を受け入れてパチパチ音をたてる。
ジュウジュウと肉が焼ける音と、蓋したフライパンの隙間から香る胃を刺激するかのような美味しそうな匂いに、固唾を飲んで結菜が料理する様子を見守っていた女性陣はゴクリと喉を鳴らした。
「あっそうだ。あの、お酒ってあります?ワイン……えっとぶどうの果実酒とか」
「ちょっと待ってて。………これかしら?」
振り返った結菜にニーナがすかさずぶどう酒を渡した。
結菜はそれを小皿にほんのちょびっとだけ入れるとペロッと味見した。うん、地球の食用ワインとかの方が味は深いけど、これなら香り付けにちょうど良さそう。
「よし、やるか!」
蓋を開けて、片面にこんがりと焼き目が入ったのを確認すると、結菜はハンバーグをひっくり返し、ワインをかけて蓋した。
ジュワァァとなんとも言えない良い香りが調理場に広がる。
バチバチと油とワインが弾ける音が鳴った。
匂いだけでも美味しいとわかる。女性陣は初めて見るその料理に驚いた。そして思う。今まで自分達が料理と読んでいたものは、本当に料理だったのかと。
食べたいという気持ちが溢れ出すのを止められなかった。
そうこうしている内に、あっと言う間にハンバーグが完成した。
結菜がフライパンから大皿にそのハンバーグ達を移すのを女性達はじっと見つめていた。目がキラキラしている。
「えっと、食べる?」
「「「「「うん‼」」」」」
「オッケー。じゃあ、一個を皆でわけようね」
一口サイズに分けられたハンバーグを一斉に口にする女性達。もう我慢できなかった。
さっきから今までかいだことのないいい匂いがしているのだ。下手すれば屋台でも飲食店でもお目にかかれないほどの代物が今、目の前にある。
しかも出来たて。
これで我慢できると言う方が無理な話。
「「「「「っ⁉……美味しい‼」」」」」
口にした瞬間、肉汁がジュワリと溢れ出す。旨味が凝縮されたそれは彼女達の心をあっと言う間に奪った。
噛みしめるごとに旨味が溢れ、際限を知らない。ぶどう酒の香りがいいアクセントになり、さらに肉の旨味を引き立てていた。
子供から大人まで大好き料理ハンバーグ。これは万人受けすること間違いなしだ。
それは異世界でも同じだったようである。
「これと同じ感じで作っていってね。そしたらできるからさ」
「「「「「はい‼」」」」」
一同にその他の料理のレシピもきっちり教えると、皆一斉に動き出した。やる気も絶好調である。
キャッキャッとはしゃぐ彼女達を見て結菜は笑うと、すぐにスープ作りに取りかかった。
合田家特製自家製スープである。こればかりは結菜しか作れない味であった。
結菜は女性達に後の料理は基本的には任せておいて、さっそくスープ作りに取りかかった。
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