162 / 183
第6章 春到来
第138話 VS江陵3
しおりを挟むどうも。フラグ建築はチーム一を自負する三波豹馬です。よろしくお願いします。
「俺は自らフラグを立てて折っていくスタイルだから良いんだけどさ」
俺のフラグの強制力のせいなのか、レオンがエラーした。これ、俺のせいですかね。
ベンチでは、監督が非難めいた目で俺を見てくるんだが。
「豹馬」
「え? マジで俺のせいです? 心の中で思ってただけで、声に出してないんですけど」
「顔が物語っとる」
そんな馬鹿な。
いくらなんでも暴論すぎでしょうよ。
「豹馬が伝令行ってこいや。三井の準備はいつでも出来てるからな」
「納得がいかぬ!」
やいのやいのと監督と言い合いながらも伝令に出る。
グラウンドに入る前にしっかりお辞儀して、みんなが集まってるマウンドへ向かう。
「そんななんでお前が来るんだみたいな顔しなくても」
「伝令係じゃないじゃん」
「監督からのご指名なんだから仕方ないだろ」
俺はそう言いながらも内野陣を見渡す。
エラーしたレオンの方を見てみると、俺は関係ありませんみたいな顔をしていた。
「いやいや、レオン君? 君がエラーしたんだよ? 分かってる?」
「バットで返します。申し訳ありませんでした」
お、おおう。
そこまで謝られるとは。なら、その関係ありませんみたいな顔はやめようよ。
俺が悪いみたいになってるじゃん。
「まぁ、たかだかノーアウトのランナーが出たぐらいでドタバタし過ぎ感はあるよね。1.2点取られたって、うちの打線なら取り返してくれるから。楽に投げろよ。一つ一つ丁寧にアウトを取っていこう」
「分かった」
金子も特に気にしてなさそうで良かった。
まだバテてる感じもないし。
俺はベンチに戻り、最前線で金子を応援する。
バッターは5番。外野は長打警戒で内野はゲッツーシフト。
金子はストレートとカーブを上手く投げ分けて、ツーストライクツーボールと平行カウント。
そして、5球目をセンターフライに打ち取った。
少しヒヤっとした当たりだったけど、ウルの俊足の守備範囲。華麗にランニングキャッチして、ワンアウト一塁。
そして、6番打者への初球。
インコースへと食い込んできたボールを引っ掛けてサードゴロ。
「二回目はいらんぞ」
そう思いながらサードに飛んだ打球を見るが、レオンは丁寧にセカンドへ送球。
セカンドはそのままファーストへ投げて5-4-3のダブルプレー。
エラーで出したランナーを難なく退けてガッツポーズをしながらベンチに戻ってくる金子。
「素晴らしい! 文句ない結果だな!」
「あそこで今日初めてのツーシームを要求してくるタイガにびっくりしたけどね。上手く引っ掛けてくれて良かったよ」
良い感じに動いてくれたんだろうな。
あそこでインコースに要求して、しっかり投げ切ったバッテリーに天晴れです。
「さっ! 良い流れきてるよ! この調子で先制点を取ってきてくれ!」
裏の攻撃は先頭のウルからだ。
ここまで頑張ってきた金子のためにも、なんとか先制点を取ってほしいもんだね。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる