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― 第四章・西陸行路 ―
第128話 六人目の。
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【騎士王】とも呼ばれている祖父からの説明を受けて、
「なるほど…。」
〝ふむ〟と頷いたグーランが、
「確かに、神どもは、いつまでもどこまでも、のさばらせてちゃあいけねぇ存在だとは思う。」
「だから、その考えは、悪くない。」
「いや、寧ろ……、面白そうだな!」
「アイツらをブッ倒して、世界が明るく楽しい方へと変わっていくんなら、万々歳だッ!!」
満面の笑みとなった。
「よし、“善は急げ”だ!」
「俺、準備してくっから、一階のエントランスで待っててくれ。」
紫蓮たちに告げたグーランが愉快そうに退室していく。
「あれは、儂の息子…、長男のところの“次男坊”でな。」
ビーゼェーンの国主が〝やれやれ〟といった感じで口を開き、
「まぁ、割かし楽観的な性格で〝ノリと勢い〟で行動しがちだが…、辛いとき、しんどい時、苦しいとき、悲しい時などに、あ奴が側におれば、そこまで塞ぎ込まずに済むじゃろう。」
「仲間内が暗くなってしまうと、次第にギスギスしていき、これが引き金となって解散しかねんからのぉ。」
「グーランの陽気さは、何かと助かるじゃろうて。」
「それに……、そなたらとは年も近かろうし、戦闘の腕前に関しては儂が保証する故、きっと上手くいく筈じゃ。」
「…、我が孫のこと、よろしく頼む。」
[GOD SLAYER’S]に会釈したのである……。
数十分が経過した1Fの正面大扉付近にて――。
「待たせたなッ!!」
ブルーの半袖ワイシャツと、ダークグレーのパンツに、キャメルのショートブーツといった服装のグーランが、自身のサーヴァント達を連れて、合流してきた。
ちなみに、シャツのボタンは上部の二個ほどを外しているみたいだ。
夏に入っているため、紫蓮らも、着物や、ワイシャツに、ワンピースであったりが、薄着である。
「へぇー、皆のサーヴァントも、なかなか強そうだなぁ。」
感心したグーランが、[PEACE MAKER‘S]に視線を送り、
「ん?」
「この子らも、同じグループなのか??」
と、質問した。
これに、撫子が、
「そうではなく…。」
「“南の大陸”で出会った者たちなのだが……、〝ハーリマー国に用事がある〟とのことなので、私らが、そこまで付き添う約束になっているのだ。」
そう答えたのである。
「そっか…。」
「で?」
「これから、どうすんだ??」
「すぐにでもハーリマーに向かうのか?」
グーランが尋ねたところ、
「いや……、どこかで昼飯にしてから、魔鉱石を売却して、新しい装備品を購入したり、ポーションや食料を補充しておきたい。」
紫蓮が、このように返した。
「じゃあ、俺が知っている優良店を紹介するぜ。」
「いろいろと、な!」
人生初の冒険に〝ワクワク〟しているグーランが述べ、
「お言葉に甘えさせていただくとして…、出発する前に、彼の登録を済ませておきましょう。」
タリアノが提案する。
促された紫蓮とグーランが互いに[画面]を開いて、送受信を行った。
これにて、グーランは、正式に、[ゴッド・スレイヤーズ]に加入したのである―。
「なるほど…。」
〝ふむ〟と頷いたグーランが、
「確かに、神どもは、いつまでもどこまでも、のさばらせてちゃあいけねぇ存在だとは思う。」
「だから、その考えは、悪くない。」
「いや、寧ろ……、面白そうだな!」
「アイツらをブッ倒して、世界が明るく楽しい方へと変わっていくんなら、万々歳だッ!!」
満面の笑みとなった。
「よし、“善は急げ”だ!」
「俺、準備してくっから、一階のエントランスで待っててくれ。」
紫蓮たちに告げたグーランが愉快そうに退室していく。
「あれは、儂の息子…、長男のところの“次男坊”でな。」
ビーゼェーンの国主が〝やれやれ〟といった感じで口を開き、
「まぁ、割かし楽観的な性格で〝ノリと勢い〟で行動しがちだが…、辛いとき、しんどい時、苦しいとき、悲しい時などに、あ奴が側におれば、そこまで塞ぎ込まずに済むじゃろう。」
「仲間内が暗くなってしまうと、次第にギスギスしていき、これが引き金となって解散しかねんからのぉ。」
「グーランの陽気さは、何かと助かるじゃろうて。」
「それに……、そなたらとは年も近かろうし、戦闘の腕前に関しては儂が保証する故、きっと上手くいく筈じゃ。」
「…、我が孫のこと、よろしく頼む。」
[GOD SLAYER’S]に会釈したのである……。
数十分が経過した1Fの正面大扉付近にて――。
「待たせたなッ!!」
ブルーの半袖ワイシャツと、ダークグレーのパンツに、キャメルのショートブーツといった服装のグーランが、自身のサーヴァント達を連れて、合流してきた。
ちなみに、シャツのボタンは上部の二個ほどを外しているみたいだ。
夏に入っているため、紫蓮らも、着物や、ワイシャツに、ワンピースであったりが、薄着である。
「へぇー、皆のサーヴァントも、なかなか強そうだなぁ。」
感心したグーランが、[PEACE MAKER‘S]に視線を送り、
「ん?」
「この子らも、同じグループなのか??」
と、質問した。
これに、撫子が、
「そうではなく…。」
「“南の大陸”で出会った者たちなのだが……、〝ハーリマー国に用事がある〟とのことなので、私らが、そこまで付き添う約束になっているのだ。」
そう答えたのである。
「そっか…。」
「で?」
「これから、どうすんだ??」
「すぐにでもハーリマーに向かうのか?」
グーランが尋ねたところ、
「いや……、どこかで昼飯にしてから、魔鉱石を売却して、新しい装備品を購入したり、ポーションや食料を補充しておきたい。」
紫蓮が、このように返した。
「じゃあ、俺が知っている優良店を紹介するぜ。」
「いろいろと、な!」
人生初の冒険に〝ワクワク〟しているグーランが述べ、
「お言葉に甘えさせていただくとして…、出発する前に、彼の登録を済ませておきましょう。」
タリアノが提案する。
促された紫蓮とグーランが互いに[画面]を開いて、送受信を行った。
これにて、グーランは、正式に、[ゴッド・スレイヤーズ]に加入したのである―。
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