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【34.5話】 流血デート
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「どうしたんですかリリア?」コトロがバーに入ってきたリリアと小隊長の二人を見て声を上げた。
バーはわりと空いている時間帯。リリアとデート相手の小隊長がカウンターに座る。
「まぁ、ちょっと色々あってね…」リリアは座ると切り出した。
デートに出かけた女があっちこっち擦りむいて服も破けて帰ってきたらそれは驚くし、色々なければこんな事になるわけがない。
「それがね…」リリアはデート中の出来事を話し始めた…
夕方ハシェックと会って、お茶して劇を見に行ったらしい。
スケジュール:お茶➡劇➡夕食➡バー・ルーダの風➡解散
ハシェック、育ちが良いせいか、オーソドックスなデート。
劇は今話題の「シューレックホームズ」名セリフは“体はオーガ、頭脳はトロール、じっちゃんの名に懸けて真実は一つ”のあれだ。劇なんて高級な物は初体験のリリアだったので胸が躍ったが、すぐ前の席の貴族の髪の毛が盛り過ぎた綿菓子みたいなやつで全然劇が見れなかった… 腹立たしい。坊主にしてきやがれ!
それで、劇を見終わって劇場から出て来た時の事… 食事までまだちょっと時間がある…
「泥棒だ! 誰かそいつを捕まえてくれ!」と叫ぶ声。
リリアが振り向くと、みすぼらしい恰好の男が何かを手に走って逃げてくる。万引き犯のようだ。
“泥棒?リリアに任せなさい。国と国民の財産を守るのは勇者リリアのお仕事よ!男は皆小柄な女性が好みなの。長身リリアはデカ女呼ばわり、態度と身長のデカさでだいぶ損している。デカくて誇れるのは胸だけよ!大き目のお尻にいたってはすでに賛否両論。そのデカ胸でさえ、巨乳女はIQが低いと学術的に証明されているなどと言いたい放題散々なの!リリアは案外立場無いの。だけど、デカ女にも意地があるよ、さぁ来い万引き犯、このリリアがお相手いたす”すっかりデートを忘れるリリア。
万引き犯が走って来る。
「時は来たれり!デカ女アターーーク!」
「ぶごっ!」リリアはメッチャ弾き飛ばされ転倒。男性の全力疾走には敵わないらしい、中途半端デカ女。
「だ、大丈夫?なんか… アクロバティックに飛んだけど…」ハシェックが手を差し伸べるが明らかに半笑い。そんなに無様な転び方だったのか… 周りの人も明らかにちょっと笑いをこらえている。見せもんじゃねぇぞ、この野郎!
「それより、あいつ!あいつ追って、泥棒よ!」
二人で万引き犯を追いかける。ハシェック付き合いの良いやつだ。
市場、商店街の人込みを押しのけ逃げる万引き犯と追いかけるリリア、ハシェック。
「泥棒よ!その男泥棒!捕まえてぇ!」必死に叫ぶ。
泥棒!と叫ぶと一般人は泥棒を見ずに、泥棒と叫んでいるリリア達を見るのだ。こっちじゃない!今お前らの横をすり抜けていった奴を見ろ!ちっとも役に立たない一般人共め、税金を納める以外の事もしやがれ!リリアは歯がゆくてしょうがない。
ぶつかり、転び、商品の山につっこみ、市中を走り回るリリア達。デートとシャレ込んだ女性が必死の形相で擦りむき、果汁まみれで町中を猛ダッシュするのだ。どう考えても泥棒なんて見飽きた物より、リリアに視線が集まる。ようやく衛兵も加勢にくる。
「ハァ… ハァ… ハァ… ちょ、この辺… この辺に逃げ込んだわよ…」
気がつけば、貧民街の一画。トタン、バラックの家が並ぶ。この辺で見失った。
大汗をしたたらせて、肩で息を継ぐリリアとハシェック。
何を盗んだかしらないけど、リリアのひっかき回した町中の方が被害が大きい気も…
衛兵共はどこいったんだ、何をしている。
「… リリア… ど、どうやら… ここ、ここだ、逃げ込み先…」ハシェックがボロ屋を指差す。ハシェックもボロボロ、よくリリアに付き合っている。
「そ、そう… もう逃げられないわね、息整えて、慎重に…」リリアもボロ屋に近づく。穴だらけの壁から中の会話が聞こえる。窓から二人でそっと覗く。どうやら、逃げた男に間違いない。
「さぁ、母さんお薬だよ…」
「お前、ウチは薬何て…」
「母さん、大丈夫、慈善事業団体から分けてもらった物だから」
「…… お前にはいつもいつも苦労をかけて… 母さんがもうちょっとしっかりしていれば、お前も今頃自分の家庭くらいは…」
「お母さん、それは言わない約束だよ…」
見ると水で薄めたポーションを咳き込む母に優しく飲ます男。
「…………」
顔を見合わすリリアとハシェック。
「万引き犯は?」衛兵が追いついてきた。
「… あっちに行ったようですけど、見失いました…」二人はあらぬ方向を指さす。
衛兵は走って行った。
「そんなわけで、こんなわけなのよ…」リリアが説明し終わる。
「… リリアにかかると日常が日常ではなくなりますね」コトロが呆れる。
「リリたんの事だから普通じゃないデートだとおもったけど、想像以上ニャン」
「二人ともその恰好でレストラン入れたなら良かったピョン」
リリアだってお昼ごはんにBLTサンドイッチを食べている時にはこんな一日を想像していたわけではない。
が、実際はこんな事になっている。事実は小説より奇なり。
「小隊長さんも偉いですねぇ。私ならデート相手が泥棒追いかけてマジダッシュしだしたら、呆れて帰ってると思いますけどねぇ」コトロが言うと
「いや、なにそれほどでも」と郷士のセガレ小隊長は照れている。褒められていると思えないけど… まぁ、良い人だ。
「とりあえず、二人で乾杯… の前に、回復ポーションで乾杯してください」
リリアとハシェックにポーションを出すコトロ。
「はぁい」二人の返事。
「それ、ちゃんとお代貰いますからね」コトロ。
「はぁい」二人の返事。
バーはわりと空いている時間帯。リリアとデート相手の小隊長がカウンターに座る。
「まぁ、ちょっと色々あってね…」リリアは座ると切り出した。
デートに出かけた女があっちこっち擦りむいて服も破けて帰ってきたらそれは驚くし、色々なければこんな事になるわけがない。
「それがね…」リリアはデート中の出来事を話し始めた…
夕方ハシェックと会って、お茶して劇を見に行ったらしい。
スケジュール:お茶➡劇➡夕食➡バー・ルーダの風➡解散
ハシェック、育ちが良いせいか、オーソドックスなデート。
劇は今話題の「シューレックホームズ」名セリフは“体はオーガ、頭脳はトロール、じっちゃんの名に懸けて真実は一つ”のあれだ。劇なんて高級な物は初体験のリリアだったので胸が躍ったが、すぐ前の席の貴族の髪の毛が盛り過ぎた綿菓子みたいなやつで全然劇が見れなかった… 腹立たしい。坊主にしてきやがれ!
それで、劇を見終わって劇場から出て来た時の事… 食事までまだちょっと時間がある…
「泥棒だ! 誰かそいつを捕まえてくれ!」と叫ぶ声。
リリアが振り向くと、みすぼらしい恰好の男が何かを手に走って逃げてくる。万引き犯のようだ。
“泥棒?リリアに任せなさい。国と国民の財産を守るのは勇者リリアのお仕事よ!男は皆小柄な女性が好みなの。長身リリアはデカ女呼ばわり、態度と身長のデカさでだいぶ損している。デカくて誇れるのは胸だけよ!大き目のお尻にいたってはすでに賛否両論。そのデカ胸でさえ、巨乳女はIQが低いと学術的に証明されているなどと言いたい放題散々なの!リリアは案外立場無いの。だけど、デカ女にも意地があるよ、さぁ来い万引き犯、このリリアがお相手いたす”すっかりデートを忘れるリリア。
万引き犯が走って来る。
「時は来たれり!デカ女アターーーク!」
「ぶごっ!」リリアはメッチャ弾き飛ばされ転倒。男性の全力疾走には敵わないらしい、中途半端デカ女。
「だ、大丈夫?なんか… アクロバティックに飛んだけど…」ハシェックが手を差し伸べるが明らかに半笑い。そんなに無様な転び方だったのか… 周りの人も明らかにちょっと笑いをこらえている。見せもんじゃねぇぞ、この野郎!
「それより、あいつ!あいつ追って、泥棒よ!」
二人で万引き犯を追いかける。ハシェック付き合いの良いやつだ。
市場、商店街の人込みを押しのけ逃げる万引き犯と追いかけるリリア、ハシェック。
「泥棒よ!その男泥棒!捕まえてぇ!」必死に叫ぶ。
泥棒!と叫ぶと一般人は泥棒を見ずに、泥棒と叫んでいるリリア達を見るのだ。こっちじゃない!今お前らの横をすり抜けていった奴を見ろ!ちっとも役に立たない一般人共め、税金を納める以外の事もしやがれ!リリアは歯がゆくてしょうがない。
ぶつかり、転び、商品の山につっこみ、市中を走り回るリリア達。デートとシャレ込んだ女性が必死の形相で擦りむき、果汁まみれで町中を猛ダッシュするのだ。どう考えても泥棒なんて見飽きた物より、リリアに視線が集まる。ようやく衛兵も加勢にくる。
「ハァ… ハァ… ハァ… ちょ、この辺… この辺に逃げ込んだわよ…」
気がつけば、貧民街の一画。トタン、バラックの家が並ぶ。この辺で見失った。
大汗をしたたらせて、肩で息を継ぐリリアとハシェック。
何を盗んだかしらないけど、リリアのひっかき回した町中の方が被害が大きい気も…
衛兵共はどこいったんだ、何をしている。
「… リリア… ど、どうやら… ここ、ここだ、逃げ込み先…」ハシェックがボロ屋を指差す。ハシェックもボロボロ、よくリリアに付き合っている。
「そ、そう… もう逃げられないわね、息整えて、慎重に…」リリアもボロ屋に近づく。穴だらけの壁から中の会話が聞こえる。窓から二人でそっと覗く。どうやら、逃げた男に間違いない。
「さぁ、母さんお薬だよ…」
「お前、ウチは薬何て…」
「母さん、大丈夫、慈善事業団体から分けてもらった物だから」
「…… お前にはいつもいつも苦労をかけて… 母さんがもうちょっとしっかりしていれば、お前も今頃自分の家庭くらいは…」
「お母さん、それは言わない約束だよ…」
見ると水で薄めたポーションを咳き込む母に優しく飲ます男。
「…………」
顔を見合わすリリアとハシェック。
「万引き犯は?」衛兵が追いついてきた。
「… あっちに行ったようですけど、見失いました…」二人はあらぬ方向を指さす。
衛兵は走って行った。
「そんなわけで、こんなわけなのよ…」リリアが説明し終わる。
「… リリアにかかると日常が日常ではなくなりますね」コトロが呆れる。
「リリたんの事だから普通じゃないデートだとおもったけど、想像以上ニャン」
「二人ともその恰好でレストラン入れたなら良かったピョン」
リリアだってお昼ごはんにBLTサンドイッチを食べている時にはこんな一日を想像していたわけではない。
が、実際はこんな事になっている。事実は小説より奇なり。
「小隊長さんも偉いですねぇ。私ならデート相手が泥棒追いかけてマジダッシュしだしたら、呆れて帰ってると思いますけどねぇ」コトロが言うと
「いや、なにそれほどでも」と郷士のセガレ小隊長は照れている。褒められていると思えないけど… まぁ、良い人だ。
「とりあえず、二人で乾杯… の前に、回復ポーションで乾杯してください」
リリアとハシェックにポーションを出すコトロ。
「はぁい」二人の返事。
「それ、ちゃんとお代貰いますからね」コトロ。
「はぁい」二人の返事。
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